RAMやストレージのコスト増加に伴いミドルレンジやエントリーなど低価格帯の機種ほど厳しい状況となっておりPixel 10aなど価格改定もありミドルレンジが10万円の時代です。
今回はarrows Alpha2をお借りすることが出来たのでXperia 10 VIIIとの比較レビューをしたいと思います。
デザインを確認。

ちょっと記憶が定かではありませんがarrowsをレビューするのは初めてかもしれません。今回お借りした際に化粧箱に入っていませんでしたが同梱物は説明書のみと非常にシンプルです。
ちなみに40分のフル充電を実現するには90Wの電源アダプターを別途購入する必要があります。キャリアに合わせている結果なのかコストカットのためなのか不明ですがちょい寂しいです。

まずデザインを確認していきたいと思いますが思っていたよりも質感が高めの印象です。

まず本体上部はマイクで本体左側面にはアクションキーを搭載しておりあると便利です。

アプリやarrows AIを任意で設定しておくことでワンタッチで起動することが可能です。また単押しなのか二度押しなのか長押しでそれぞれ設定出来るのは汎用性が高いと思います。

そして本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンを確認することが出来ます。

最後に本体下部を確認するとUSB-CにスピーカーグリルにSIMトレイを搭載しています。ちなみにSIMトレイに関してはSIMピン不要でSDカードスロットがあるからこそだと思います。

サイドフレームはリサイクルアルミを採用していますがヘアライン加工で質感は高めです。ぱっと見は割と太く見えますがディスプレイとバックパネルにかけて湾曲しているので実際に持ってみると本体の厚みに対して手のフィット感がいいのはポイントだと思います。

そして本体背面は垂直型のデュアルレンズカメラ構成かつフラット形状でスッキリです。ちなみに背面はグラスファイバーなのでざっくりといえばプラスチックになると思います。

とはいえマット仕上げを採用していることからも安っぽさは全然感じないのかなと思います。あとは販路にもよりますがカラバリは4色展開で今回手持ちにあるのはレッドになります。
Xperia 10 VIIIと比較。

そしてここからは同じ価格帯となるXperia 10 VIIIとざっくりと比較したいと思います。
| 比較項目 | Xperia 10 VIII | arrows Alpha 2 (M10) |
|---|---|---|
| サイズ(H×W×D) | 約 153 × 72 × 8.3 mm | 約 155 × 71.7 × 8.6 mm |
| 重量 | 約 168 g(軽量) | 約 187 g |
| カラー | グレー、ホワイト、ライラック | インディゴ、ホワイト、レッド、ブルーグリーン |
| 防水・防塵 | IPX5 / IPX8 / IP6X | IPX6 / IPX8 / IPX9 / IP6X(完全防水・耐高圧水) |
| 耐衝撃・洗浄 | 標準的な耐衝撃性 | MIL規格23項目準拠 / 泡ハンドソープ洗浄 & アルコール除菌対応 |
横幅はスペックでみるとほぼ一緒でXperia 10 VIIIの方が本体も薄いことからも持ちやすいかなと思っていましたが実際に持ち比べるとarrows Alpha2の方が優秀です。

一方で物理ボタンに関してXperia 10 VIIIの即撮ボタンよりはアクションキーの方が汎用性が高くXperia 10 VIIIはマッピングが出来れば印象が違ったのかなと思います。

あとは筐体がプラスチックのXperia 10 VIIIに対してarrows Alpha2の方が全体的に高級感を感じますが悪く言えば国内メーカー特有の古臭さはちょっと感じるかなと思います。

あくまでも背面だけをみるとXperia 10 VIIIの方がまだ垢抜けしている印象を受けます。とはいえ質感という部分でみるとarrows Alpha2の方が高く所有欲を満たしてくれます。

あとは耐久性の部分に関してarrows Alpha2はかなり力を入れており分かりやすいのは耐水性能で中華系と同じくIP69に対応していることから水中撮影にも対応しています。
簡単に言えば一定の条件下でジェット水流をかけても問題ないくらい密閉率が高いです。

ただ海水やプールなどはNGであくまでも真水や淡水など制限があるので注意が必要です。改めて比較してみてターゲット層の違いがデザインの方向性にも出ているんだと思います。
ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認していきたいと思いますがarrows Alpha2はフラッグシップに対してXperia 10 VIIIはエントリー寄りのミドルレンジと立ち位置が違うので注意です。
その上でざっくりとarrows Alpha2の方が単純に縦長であることを確認できます。

一方で公式サイトではベゼルが1.15mmとスリムであることをアピールしていたので実機を見た時は想定していたよりは太く感じ上下左右で太さが違うから余計に気になる感じです。
もちろんXperia 10 VIIIよりはスリムですがアピールが逆効果に感じてしまいます。

個人的にXperia 10 VIIIははベゼルをスリム化して単純にディスプレイサイズを大きくしてみやすくした方がターゲット層にとって分かりやすいメリットになるかなと思っています。
コンテンツの表示を確認。

そして表示解像度はXperia 10 VIIIがFHD+のため低くとりあえずYouTubeを再生するとXperia 10 VIIIの方が部分的に色が白く抜けているように見えるのかなと思います。
ただ全体的にみると色のバランス自体はXperia 10 VIIIの方がとれている印象を受けます。
輝度を確認。

次に視認性に直結する部分として輝度ですがarrows Alpha2は最大3000nitsに対応です。
| 比較項目 | Xperia 10 VIII | arrows Alpha 2 (M10) |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 約 6.1インチ 有機EL Full HD+(120Hz対応) |
約 6.4インチ 有機EL Super HD(1200×2670 / 最大144Hz / 最大輝度3000nit) |
一方でXperia 10 VIIIは毎度のことですがSonyからの発表がないため詳細は不明です。

ちなみにXperia 10 VIIIは海外サイトを参考にすると自動調節で1500nitsとなっており実際に屋内で比較してみるとXperia 10 VIIIの方が僅かですが明るく感じます。

また屋外で比較してみましたがXperia 10 VIIIの方が見やすいと感じることが多いです。

あくまでも今回試した感じだとXperia 10 VIIIの方がシーン問わず明るい印象です。その他リフレッシュレートに関してarrows Alpha2は最大144Hzとなっていますがスペックの差を実感できるかと言われると厳しいところで耐久性の部分は一緒となっています。

アスペクト比の違いもありますが単純にXperia 10 VIIIの方が横幅がある分見やすいです。また輝度などオールシーンでストレスに感じにくいのはXperia 10 VIIIだと思います。
基礎スペックを確認。

そして基礎スペックに関してarrows Alpha2はサポート期間がちょっと短めです。低価格帯になるほどコストの問題からサポート期間を拡張しにくいことを考えるとXperia 10 VIIIはかなり頑張っている印象ですが立ち位置の違いからAIに差があります。

Geminiを使えるのは共通ですがarrows AIとして通知の要約やオリジナル画像の作成にAmazon Musicと連携した上でおすすめのプレイリストを作成してくれるなど頑張っています。
一方でXperia 10 VIIIはかこって検索くらいでGoogle頼みのAIにしか対応していません。
容量構成を確認。

そして容量構成に関してarrows Alpha2は256GB/512GBの2択に対してXperia 10 VIIIは一択で仮装メモリは共通ですがarrows Alpha2は最大24GBと余裕がある感じです。
| 比較項目 | Xperia 10 VIII | arrows Alpha 2 (M10) |
|---|---|---|
| OS | Android™ 16(最大4回OSアプデ / 6年セキュリティ) | Android™ 16(最大3回OSアプデ / 5年セキュリティ) |
| SoC(CPU) | Snapdragon® 6 Gen 3 | Dimensity 8350 Extreme (3.35GHz + 3.2GHz + 2.2GHz) |
| RAM / ROM | 8GB(+最大6GB仮想RAM)/ 128GB | 12GB / 512GB または 8GB / 256GB |
| 外部メモリ | microSDXC(最大2TB対応) | |
一方で両機種とも最大2TBのSDカードに対応しており立ち位置の違いがRAMに出た感じです。次に搭載SoCに関してarrows Alpha2はDimensity8350 Extremeと変わらずです。
とりあえず発熱とパフォーマンスの持続性を調べるためにベンチマークを回してみました。
パフォーマンスの持続性を確認。

トップスコアでみればarrows Alpha2の方が上ですがスコアにあまり意味はないです。
| 計測項目 | Sony Xperia 10 VIII (Sony XQ-GH74) |
arrows Alpha2 (FCNT M10) |
|---|---|---|
| 📊 1回目 計測結果 | ||
| 総合スコア | 1,010,352 | 1,658,109 |
| CPU / GPU | CPU: 355,542 GPU: 143,872 |
CPU: 497,704 GPU: 416,136 |
| MEM / UX | MEM: 253,842 UX: 257,096 |
MEM: 379,151 UX: 365,118 |
| 内部電池温度変化 / 消費 | +9℃ (最大 37℃) / -5% | +17.9℃ (最大 42.9℃) / -9% |
| 外部計測温度 | 34.6 ℃ | 42.5 ℃ |
| 📊 2回目 計測結果 | ||
| 総合スコア | 942,788 | 1,266,142 |
| CPU / GPU | CPU: 334,027 GPU: 115,634 |
CPU: 324,773 GPU: 268,421 |
| MEM / UX | MEM: 249,359 UX: 243,768 |
MEM: 341,421 UX: 331,527 |
| 内部電池温度変化 / 消費 | +1℃ (最大 38℃) / -6% | +0℃ (最大 43.9℃) / -9% |
| 外部計測温度 | 35.4 ℃ | 43.4 ℃ |
| 📊 3回目 計測結果 | ||
| 総合スコア | 929,738 | 1,427,893 |
| CPU / GPU | CPU: 332,696 GPU: 111,728 |
CPU: 456,453 GPU: 266,390 |
| MEM / UX | MEM: 248,953 UX: 236,361 |
MEM: 346,814 UX: 358,236 |
| 内部電池温度変化 / 消費 | +1℃ (最大 38℃) / -5% | +0℃ (最大 43.9℃) / -9% |
| 外部計測温度 | 36.5 ℃ | 43.5 ℃ |
一方で計測してみて気になった部分としては計測終了ごとの外部温度でarrows Alpha2は明らかに発熱している上にサイドフレームも熱くなるので不快に感じるかもしれません。
次にパフォーマンスの持続性を調べるためにWild Life Stress Testをしてみました。

スコアで見ればarrows Alpha2の方が上ですが安定率で見ればXperia 10 VIIIです。一方で計測終了後の外部温度でみるとほとんど差がないのでAntutuと挙動が違います。
何より短期間触った感じだとロック解除してからのカメラの起動やアプリの切り替えなどかなり細かい部分でみるとarrows Alpha2の方がスムーズでストレスが少ない印象です。
どうしてもXperia 10 VIIIはSoCの差なのかもたつきを感じることが多いです。
バッテリー関連を確認。

バッテリーに関してarrows Alpha2はシリコンカーボンバッテリーを採用しています。
| 比較項目 | Xperia 10 VIII | arrows Alpha 2 (M10) |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 5,000 mAh(いたわり充電対応) | 5,370 mAh(PD 3.0急速充電対応) |
| 充電速度 | 30W? | 90W(40分で完了) |
ちなみに公式サイトをみると両機種とも2日間持つ電池持ちに加え4年間は劣化しにくいバッテリーとしていますがarrows Alpha2は充電サイクルが1000回に対してXperia 10 VIIIは1400回となっているのでよりバッテリーは劣化しにくいと思います。
電池持ちに関しては今後試してあげる必要がある一方でarrows Alpha2はフル充電に40分に対してXperia 10 VIIIは99分と充電速度に関しては圧倒的な差だと思います。
arrows Alpha2の方が電池持ちが良ければXperia 10 VIIIがぐうの音も出ないです。
その他を比較。

その他Xperia 10 VIIIのみイヤホンジャックに対応した上でデュアルフロントスピーカーを搭載しており生体認証に関してarrows Alpha 2は顔認証と指紋認証に対応しています。
| 比較項目 | Xperia 10 VIII | arrows Alpha 2 (M10) |
|---|---|---|
| イヤホンジャック | 3.5mm オーディオジャック搭載 | なし(USB Type-C変換等が必要) |
| スピーカー | フルエンクロージャー構造スピーカー | ハイレゾ対応(Bluetooth:LDAC, LHDC, LC3等対応) |
| USB端子 / 出力 | USB Type-C(Google Cast対応) | USB Type-C (USB 3.1 Super Speed / DisplayPort v1.4 映像出力対応) |
| Wi-Fi / Bluetooth | Wi-Fi 6 (ax) / Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 6E (ax) / Bluetooth 5.4 |
| 生体認証 / おサイフ | 指紋認証 / おサイフケータイ(FeliCa) | 指紋認証 + 顔認証 / おサイフケータイ(FeliCa) |
| SIM構成 | nanoSIM + eSIM(DSDV対応) | |
両機種とも電源ボタンに統合された指紋認証ですがarrows Alpha2の方が快適です。またarrows Alpha2は全部の指を登録することが出来るのか面白い印象でした。

そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。arrows Alpha2の方が音量が大きいですが音の広がりはXperia 10 VIIIが優秀です。ただ高音域や低音域が不安定なのでarrows Alpha2の方がまだ安定して聞こえる印象です。
カメラを確認。

そして最後にカメラですがセンサーサイズでみればarrows Alpha 2の方が大きいです。
| 比較項目 | Xperia 10 VIII | arrows Alpha 2 (M10) |
|---|---|---|
| アウトカメラ | ・広角:約5000万画素 (1/1.56″, F1.9, 光学2倍相当対応) ・超広角:約1300万画素 (1/3″, F2.4) |
・広角:約5030万画素 (1/1.5″, F1.88) ・超広角:約4990万画素 (1/2.7″, F2.05) |
| インカメラ | 約800万画素 (F2.0) | 約4990万画素 (1/2.7″, F2.0) |
| ズーム(最大) | 6倍 | 10倍 |
Xperia 10 VIIIは広角だといい勝負ですが超広角に関してはちょっとひどい感じです。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。

逆光に近いシーンで撮りましたがXperia 10 VIIIはかなり暗めです。

arrows Alpha2はかなり明るめに補正される一方で彩度も高めです。
広角で撮影。

Xperia 10 VIIIは中途半端な照度だと派手に黒潰れしてしまう印象です。

色味で好みが分かれそうです。
望遠で撮影。

明るさに違いを確認出来ます。

Xperia 10 VIIIは色潰れしている印象を受けます。

Xperia 10 VIIIにとって最大ズームで、やはり余裕がない印象です。

arrows Alpha2はちょっと白く抜けています。

やはり明るさと色味の違いで好みが分かれそうです。
ポートレートで撮影。

Xperia 10 VIIIは最短撮影距離が長めです。

arrows Alpha2は最大50mmで撮影することが可能です。

またマクロ撮影にも対応していますが画質はちょっと微妙です。
超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。

arrows Alpha2の方が白飛びが抑制されています。
広角(低照度)で撮影。

一方でシーンによってはXperia 10 VIIIの方が僅かに明るく補正されています。

雰囲気がある写真が撮れるのはXperia 10 VIIIの方です。
望遠で撮影。

ほとんど変わらない印象を受けます。

意外にもほぼ一緒です。

arrows Alpha2の方がノイズが多い印象を受けます。何より写真全体で見た場合arrows Alpha2の方が分かりやすい写真が撮れるのかなと思います。
まとめ。

今回はarrows Alpha2をお借りすることが出来たのでXperia 10 VIIIと比較してみましたが立ち位置が違うこともありarrows Alpha2の方が全体的に強いです。
ただ価格もかなり頑張ってくれている感じで256GBなら10万円以下で購入可能です。RAMやストレージのコスト増加の中でよくこの価格設定に出来るなという印象を受けます。
実際に触っている感じだとXperiaに拘りがない限りはarrows Alpha2の方がいいです。ざっくりとXperia 10 VIIIはスペックに対して割高に対してarrows Alpha2は割安と真逆でSonyもXperia 10シリーズの立ち位置を見直した方がいいのかなと思います。
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