RAMやストレージのコスト増加が著しいこともありメーカーからすると最新機種を出すにもコスト増加に直面して値上げ回避が厳しいことに加え既存製品であっても製造を継続する限りコスト増加に直面するなど製品を出している以上値上げに直面する可能性があります。
今回はSonyやGoogleにSamsungなどメーカーが毎年最新機種を発表する理由を推測してみたいと思います。
買い替えのタイミング。

すでにスマホ市場が成熟期に入っていることからも10年前のように分かりやすい進化はなくよくある声として高くなるのであれば毎年無理に最新機種を出すべきではないと言われます。
ただ推測に過ぎませんが仮に毎年出さないとすればデメリットの方が多い可能性があります。まず一つ目として全てのユーザーが同じタイミングでスマホの買い替えをするわけではないです。

つまり自分が機種変更のタイミングで自分が欲しいメーカーの最新世代がない可能性もあります。直近の統計がどうなっているのか不明ですが国内でみれば直販版市場は全体の8%程度です。
そしてキャリアに関して少なくとも一括で端末を購入するユーザーは全体の1割程度との話です。つまりプログラムを利用するかどうかは別としてほとんどの人はキャリアで分割で購入します。

なので支払い方法に買い替えのタイミングが固定されていると言うこともできいざ買い替えのタイミングで最新世代がないのであればデメリットになる可能性はあるのかなと思います。
ちなみに今は毎年のように最新世代が出ることからも型落ち機種を在庫処分のために値下げしたりしますが数年に1回しか世代交代がないのであれば頻繁な安売りはないかもです。

今年の9月にAppleが新型iPhoneを発表した際にiPhone 18は噂通り発表されませんでした。
現にXなどでも買い替えのタイミングで最新世代が出なかったので買い替え先に困っているとの声もあったくらいで毎年最新世代が出ることがわかっているからこそ買い替えしやすいです。
買い替えのタイミングがある意味固定されないのはスマホを一括で購入している人です。

ちなみにプログラムは規定のタイミングで返却せずとも再延長できるとの指摘もありますがドコモの決算から分かるように延長して使うほどユーザーは損してキャリアが得します。
なので延長をするのであれば最初から分割して購入した方がまだマシなのかなと思います。何より毎年最新世代が出ないとなるユーザーからすれば選択肢が減る可能性もあると思います。
キャリアによる販促。

そしてここからはメーカーの都合の面が強くなりますが2つ目としてはキャリアの販売施策を活かしにくくなる可能性があり先ほどの話とも重複しますが後継機種がいつ出るか不明になるとキャリアとしてもプログラムなど買い替え施策でアピールしにくくなる可能性があります。
キャリアとしは自分のところでユーザーに定期的に買い替えてもらう必要があることからも後継機種の存在は重要でプログラム自体もある意味後継機種が出ることが前提になっています。

少なくとも国内においてメーカーはキャリアの販売に依存している部分があることを考えるとキャリアが積極的に売ってくれなくなるのはリスクが高く結果売れにくくなる可能性が高いです。
またキャリアとしても契約ユーザーを増やしたいことからも繁忙期に目玉商品が欲しいです。少なくともキャリアにとって決算期はメーカーが最新世代を毎年出すかどうかに関わらず毎年くるので毎年出さないメーカーの機種ではなく毎年出すメーカーの機種を優先します。
そして久しぶりに新製品を出したとしてもキャリアは他のメーカーの機種を優先します。
棚の確保が重要。

国内でPixelのシェアが高い理由としてはaシリーズがキャリアを通じてしっかり売れるからと言われており特にキャリアで売りやすい機種がラインナップに存在しているのは大きいです。
自分は以前別業種とはいえ小売店で働いていましたが棚の確保は非常に重要かなと思います。やはりゴールデンゾーンと呼ばれる位置の棚をいかに確保できるかで売れ行きにも影響します。
毎年最新世代を発表することでショップにおける販促スペースを確保することは重要ですそれを不定期に発表することでスペースを確保出来ないとなると結局売れなくなるかもです。
製造におけるコストカット。

そして3つ目として製造などコストの問題で一般的には年単位の契約であると言われています。メーカーはコンポーネントのコストを下げるために複数年で契約していることが多いです。
まだコンポーネントは最新世代で刷新することもあるので臨機応変な対応をしやすいように短期での契約になっている可能性もありますが組み立てに関しては複数年との話です。

少なくともコンポーネントを刷新しようと最終的に組み立てが必要なことは変わらないです。そして当たり前ですが組み立てに関しても長期契約をすればコストが下がる可能性があります。
一方で例えば同じ機種を3年契約すればいいじゃんという話にもなりますが例えば製造の終了が近いコンポーネントを継続で採用しようとなれば結果コストが高くなる可能性があります。

例えばXperia 5シリーズが終了した理由の一つとしてディスプレイの製造とも言われています。
アスペクト比21:9を採用した機種は限定的でSamsungとしてもSonyのために閉鎖予定の工場を継続するにもコストがかかりSonyとしても追加コストを払う余裕はなかった結果工場の閉鎖に伴いxperia 5シリーズは売れ行きを見て終焉したと言われています。

またXperia 1シリーズとXperia 10シリーズはアスペクト比をより普遍的なものに変更したとも言われています。
一方でAppleは複数世代を同時に開発していると言われておりコンポーネントによっては3〜4年分をまとめて契約をしてコスト削減に努めてきたからこそ値上げを回避してきました。
フラッグシップがあるからこそのミドルレンジ。

またフラッグシップモデルをやめてミドルレンジだけに集中した方がいいとの声もありますがメーカーによってはミドルレンジとフラッグシップで一部コンポーネントを共通して採用することでコストカットしている可能性があります。
またフラッグシップモデルを開発する際に培った技術をミドルレンジを採用していることもあるのでミドルレンジモデルが安いのはフラッグシップモデルのおかげもあり短年でラインナップが限定的の方がコストが上がります。

コンポーネントを複数年で契約しているからこそのリークもあったりしますがメーカーがコストカットをしてくれるのはユーザーにメリットがあり不定期での販売になればユーザーとしてはコストカットしにくい影響で値上げされ結局は買いにくくなるだけかもです。
同じSoCでも問題ない。

直近でみればXperia 10 VIIIやarrows Alpha2にPixel 10aなど同じSoCを2年連続で採用したことはデメリットだとの指摘もありますがターゲット層はあまり気にしないと思います。
ちなみに余談ですがPixel 10aやXperia 10 VIIIのSoCが連続だったのは猛批判だったのにメーカーと関わりがあるarrowsだけは賞賛している人がいてそれこそ忖度だと思いました。

自分のようなオタクであれば搭載SoCやベンチマークの確認は当たり前かもしれませんがライトユーザーはSoCを把握していない可能性がありそもそも多くの人は気にしていないです。
現にPixel 10aは今年の第二四半期において国内で最も売れたAndroidとなっており結局売れるか売れないかはSoCを刷新しているかどうかは全く重要ではないことが明らかです。
数年ぶりの買い替えが普通。

何よりライトユーザーほど機種変更サイクルは長くなりがちで一部統計だと4.5年との話です。
ちなみに人気のあるメーカーほど機種変更サイクルは短くなりがちだと言われていますが昨年にiPhone 17シリーズがバカ売れしたのは前回のスーパーサイクルであったiPhone 12のユーザーが積極的に買い替えた結果とも言われておりiPhoneでもざっくりと5年です。
つまりほとんどのユーザーにとって重要なのは毎年進化していることではなく数年ぶりに買い替えて進化していることであって逆にほとんどの機種は5年ぶりなら進化を実感出来ます。

何よりユーザーとしては毎年出しても大した進化がないのであれば買う意味がないと判断しがちですがメーカーとしてはユーザーによって買い替えのタイミングが異なることからもユーザーが買い替えようとなった時に自社の機種を選んでもらえるように選択肢を出すことに意味があります。
なので毎年分かりやすい進化をすることはさほど重要ではないと判断出来ます。
フラッグシップはちょっと別。

ただ進化に関してライトユーザー向けの機種ならまだしもフラッグシップはちょっと別でフラッグシップモデルを購入するユーザーは機種変更サイクルが短くなる傾向が強いです。
なのでユーザーに選択肢を用意するという意味でも最低でも毎年出す必要があるかもしれません。

というか多くのユーザーがプログラムを利用して2年周期で買い替えていることを考えると最低でも2年に一回出す必要がありさらに全てのユーザーが同じタイミングで買い替えないので結局は毎年出す必要があります。
結局毎年出さないとしても全てのメーカーが同じタイミングで切り替える必要があり結局それはほぼ不可能でメーカーも周期を伸ばすメリットがないです。
まとめ。

結局今までの前提であれば最新機種を出さないのであれば値上げを回避しやすくなる可能性もありましたが最新機種を出しても出さなくてもコストが上がっているので変わらないです。
むしろ先ほどの話と重複しますが長期契約ではなく短期契約になるためコストカットしにくく結果ユーザーは今までよりも値上げに直面しやすく何より複数年分の値上げが一気に反映されるので価格のインパクトがやばくメーカーとしてもそれは出来るだけ避けたいです。
結局値上げになるのであれば毎年ちょこちょこ値上げしてインパクトを和らげたいはずです。何より毎年出さないことは現状でみればユーザーにとってデメリットかなと思います。
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