Xperia 1 VIII 短期レビュー。ハマる人は超ハマる究極の「脇役」

Xperia 1 VI以降Sonyの中で徐々にコンセプトが変わりつつあるのか一般受けを意識した仕様となってきており従来の機材的側面が強い癖が緩和されスマホらしくなった印象です。

今回は先日購入した香港版のXperia 1 VIIIを短期間使って感じたことについて主観的にまとめたいと思います。

カメラの挙動。

先日にはXperia 1 VIIIの香港版を購入して短期間使ってきましたがかなり良さげです。ただ今回の記事は最適化などが十分に終了していない可能性がある上での評価なので予めご了承をお願いしたいところで一つ目としてはカメラの挙動と発熱がちょい気になります。

最近は外気温が高くなってきたこともありスマホにとっては厳しい季節になってきましたがその中で先日Oppo Find X9 Ultra/Galaxy S26 Ultra/Xperia 1 VIIIをポケットに入れてカメラのサンプルを撮影してきた時はXperia 1 VIIIのみ発熱がちょい気になりました。

発熱と聞くと悪いイメージがあると思いますがパフォーマンスを持続するために放熱をしていることなので本体にとっては決して悪いことではなく重要なのは発熱がしないことよりも挙動に問題がないかどうかでサンプルを撮影している時に何度かフリーズ気味になりました。

ポケットに入れていると発熱していることが分かるくらいの温度感の中で撮影をしている時はフリーズ気味の挙動はなかったのですが逆に発熱が気にならない時にちょっとフリーズしました。

正直発熱とフリーズにどれだけの因果関係があるのかこの短期間ではちょっと判断出来ないです。ちなみに4K/60fpsの連続撮影テストは室内で行ったとはいえ1時間経過しても発熱で強制終了になることはなかったので単純に発熱が原因で挙動が不安定とは言い切れない状態です。

発熱と画像処理が関係?

また実際に撮影していて気になった部分としては画像処理の遅さで通常の撮影モードでは特段気にならないですがボケモードで撮影した時にタイムラグが地味に発生する印象です。

少なくともサンプルを撮影している時は複数の機種で順番に撮影するので気にならないです。ただ例えば家で娘を複数のパターン試すために連続で撮影しているとラグが発生しています。

機種ごとの違いは都度チェックしているわけではありませんが例えばOppo Find X9 Ultraは画像処理が間に合ってない場合は単純に撮影した画像に反映されていないだけで撮影自体にはほとんど影響がないですがXperia 1 VIIIの場合は撮影/画像処理/撮影の流れを強く意識しているのか次の撮影よりも画像処理を優先している傾向が強いように見えます。

そのためか連続で撮影した時にラグが発生する結果ちょっとフリーズ気味になることがあります。またこのラグが発生している時に発熱しやすい印象でボケモードにおける画像処理が自分たちが思っているより重い可能性があり現状だと連続撮影にはあまり向かない印象です。

一方で限度はありますが秒30コマのバースト撮影は問題なくHDR版で撮影すると画像処理が追いつかなくなるのも従来通りでXperia 1 VIIIで気になったのボケモードという感じです。

ボケモードにおける背景処理。

次に2つ目としてちょっと話が重複してしまいますがボケモードの背景処理がちょい気になります。これは好みの問題もあるのかなと思いますが背景処理がちょっとキツすぎに感じます。

娘を撮影した時にデフォルトのままだと背景処理がかなりキツイ時がありその場合だ被写体と背景の境界部分の処理が雑に見えます。またXperiaの特性と捉えるべきなのか何ともですが境界部分の処理が雑に見える時ほど娘の髪が変に黒く濃くなっている印象で他社の機種と比較するとちょっと癖が強めに感じます。

とはいえっても簡単に被写界深度を調整できるので自分はデフォルトより浅くしています。

前モデルと比較してフォーカスは合わせやすくなった印象で最短撮影距離に関してもだいぶ被写体に寄りやすくなった印象なので全体的に見れば取り回しは良くなったと思います。

もちろん被写体の距離含めて撮り方で被写界深度をデフォルトのままでも綺麗に撮れると思いますが自分の撮り方には合わないことが多いのでちょっと調節してあげる感じです。

ちなみに前モデルではボケモードだと動体撮影は全然駄目でしたがXperia 1 VIIIはではラグが発生することがありますが強制的にブレがないように補正してくれることもあります。

ただその場合だとシャッターを押した時の画角と地味に違うので副産物に近いのかもです。

電池持ちは「普通」

そして3つ目として電池持ちですが海外サイトのバッテリーテストにおいて17時間半と前モデル対比で2時間近くスコアが改善しているのはすごいところですが自分の使い方だと寝る前の電池残量が60%近くのことが多いという印象でスコアほどの改善は見られないです。

申し訳ないですがバッテリーをチェックした期間だとカメラのサンプルを撮影しに行ったり動画用のサンプルを撮ったりなどいつもと比較すると消費電力が多い使い方をしていますまた最適化も十分に終わっていない感じで日に日に安定してきている印象を受けます。

項目 Xperia 1 VII Xperia 1 VIII
1日目 スクリーンオンタイム 3時間44分 3時間32分
電池残量 56% 54%
2日目 スクリーンオンタイム 4時間7分 3時間57分
電池残量 55% 62%
3日目 スクリーンオンタイム 2時間28分 3時間1分
電池残量 69% 70%

そのためまだ様子見が必要であくまでも現時点での評価になっちゃいますが前モデルと比較すると寝る前の電池残量は5%前後改善という感じで現時点だと正直何とも言えないです。

あくまでも自分の使い方だとPixel 10とほぼ一緒でOppo Find X9 Ultraなど電池持ちがかなり優秀な機種と比較すればXperia 1 VIIIの方が10%以上悪いという印象を受けます。

やはりいつも参考にしている海外サイトのスコアと自分の使い方では徐々にずれてきており最近だとスコアが優秀な機種ほど電池持ちが悪く感じたり逆にスコアがかなり悪いのに自分の使い方であれば電池持ちが優秀に感じるなど地味にずれてきた印象を受けます。

何よりXperia 1 VIIIは最適化に時間がかかる印象で初期設定をしてから最低でも1週間以上は見てあげた方がよく発熱に関しても同期間は見てあげた方がいいと思います。

あくまでも現時点でみればスコアほどの良さは実感出来ないけど電池持ちは普通という感じです。少なくとも自分の使い方であれば2日はギリギリ充電なしで持つので心配はしていないです。

「望遠」の進化以上に重要なこと。

まだまだ見えていない部分もあると思いますがここ短期間使って気になったことはボケモードにおける画像処理のラグとたまにカメラアプリががフリーズ気味になることです。

不具合なのか不明ですが不具合であれば今後アップデートで修正される可能性はあります。あとは直近で使った機種と比較すると地味に発熱を感じることは多いのかなと思います。

とはいえ繰り返しになりますが最適化が完全に終了すればまた印象が変わるかもしれません。

一方で実際に使っていて良かったと思うのがカメラソフトが強化されていることです。ここ数年のXperiaを使ってきた人なら共感してもらえるのかなと思いますが画角差で写真の品質に差があることに加え広角に関しても他社と比較して白飛びしやすかったです。

Xperia 1 VIIIでは望遠が刷新されたことで望遠は注目すべき進化ポイントだと思います。

ただ個人的にはSonyが言及していないため何ともいえないですがアルゴリズムが強化されたのか前モデルと比較すると広角と超広角がより安定したのが嬉しかった感じです。

特に超広角はセンサーサイズを考えると他社と比較するちょっと物足りないと感じることがありましたがXperia 1 VIIIではだいぶ白飛びやフレアも抑制されている印象を受けます。

また広角に関してもあまりにも天気がいいとちょっと白く抜ける時が地味にありましたがXperia 1 VIIIではより安定して撮れるようになっており実際に不明とはいえカメラソフトが底上げされているように見えるからこそ刷新された望遠の満足度も地味に高いんだと思います。

これがカメラソフトがあまり変わらずであれば超広角の時と同じ印象だったと思います。センサーサイズが大型化したこともありボケモードを使わずとも背景にボケ感が出ます。

なので動き回る娘を撮る時はボケモードを無理に使わず望遠でバースト撮影した方が楽です。前モデルまでは望遠が微妙だったからこそ動体撮影もだいぶしやすくなったのかなと思います。

そして刷新された望遠を支えているのがカメラソフトでスペックだけではなくソフトでもだいぶ画角差なく楽しめるようになったからこそ個人的には満足度が高いのかなと思います。

究極の「脇役」

ちなみにカメラに関しても前モデルより良くなったとはいえ完璧だとは思っていません。望遠に関しても10倍程度までであれば頑張っていますが最大倍率が17.5倍ということもありそもそも長距離撮影を重視した設計ではなくあくまでも中距離撮影を主軸にしていると思います。

ただ言ってしまえば完璧なスマホなんて存在しないと思っておりこの価格帯の機種を購入する人はスマホを複数台持っている可能性があり足りない分をカバーすればいいと思います。

言い方は良くないかもしれませんがXperiaは名脇役という感じで例えばGalaxyのようなカスタマイズ性がなければPixelのようにAI機能が充実しているわけではなくOppoのようにApple製品との連携性があるわけではなく特にソフト関連はちょっと寂しいのかなと思います。

個人的にはソフトに依存しておらず結局複数台持ちしているので他の機種でカバー出来れば十分だと思っておりソフトが物足りないならカバーする機種はフラッグシップである必要もないと思っておりAIが物足りないならPixel 10aでもある程度カバーできると思います。

メイン機種と当面使う予定。

自分は基本屋内にいることが多くXperia 1 VIIIを使っていて物足りないと感じることはAIと長距離撮影でAIに関してはPixel 10シリーズに任せればよく長距離撮影に関してはOppo Find X9 Ultraがあるので十分にカバーでき低照度における手ブレのしやすさも十分にカバーできると当面はXperia 1 VIIIをメイン機種に使って足りない部分をフォローするために都度にカバーできる機種を一緒に持ち運べがいいかなと思っています。

結局今の自分の生活だとそれなりに出かける時は最低でも3台は持ち運ぶので負担ではないです。

一方でXperia 1 VIIIはエンタメにかなり強いことからもサブ機として使った方が分かりやすいのかなと思っており色んな機種と組み合わせて使った方が楽しいと思います。

ちなみに誤解がないようにXperia 1 VIII単体ではだめだからサブ機というわけではなく自分はどの機種をメインにしたところで一台で完結出来ないので複数台持ち歩いています。

まとめ。

今回はXperia 1 VIIIを短期間使ってきて気になったことについて主観的にまとめてみました。Sonyの拘りとスマホとしての使いやすさのバランスがまた良くなったのかなと思います。

何よりSonyの拘りに共感を持てる人におすすめでスペックや価格だけで判断する人にはおすすめできる機種ではなくハマる人にはめちゃくちゃハマる機種なのかなと思います。

このハマるという感覚はバランス優先の機種が多い中でなかなか体験出来ない楽しみです。

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