Pixel 8 Pro 4ヶ月レビュー。ゴミと呼ばれるような機種ではない

先日には今年の10月に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9シリーズのほぼ確定的なデザインがリークしておりフラット化が特徴見えますがiPhoneのデザインに非常に似ています。

詳細は「カメラが超強化?Pixel 9シリーズのほぼ確的的なデザイン判明」をご参照下さい。一方でGoogle CloudにGemini Proを使って強化されたGalaxy AIを搭載したGalaxy S24 Ultraを購入したのでPixel 8 Proと比較してみました。

詳細「AIにほぼ差がない。Galaxy S24 UltraとPixel 8 Pro 徹底比較」をご参照下さい。さて今回はGoogle Pixel 8 Proを約4ヶ月使ってきたので長期レビューをしてみたいと思います。

Pixel 8 Proの良さを実感。

自分は折畳式機種が好きなのでメインはPixel Foldを使っていますが厳し目の評価が多いです。Googleにとって初代折畳式機種ということもありGalaxyなどと比較すると完成度が低いです。

またPixel 7aと同時に発表されたことも余計にあるのかPixelにしてはかなり高く感じます。折畳式機種なので20万円を超えてくるかなと思っていましたがGalaxy Z Fold 4と比較するとほぼ一緒でGalaxy Z Fold 5に関してはキャリアモデルでみると逆に安いという現象に。

PixelがGalaxyに対してのアドバンテージが価格だったからこそPixel Foldの方が高いと批判的な声が増えるのは仕方ないのかもしれませんが全ての機能が劣っていると思えません。

そして日常的にPixel Foldを使っているからこそPixel 8 Proを改めて使って感じる良さを。

動体の撮影に強い。

確認していきたいと思っており一つ目としては同じPixelでも動体の撮影により強いです。両機種ともスペック的に見れば広角と超広角で撮影し顔のブレを修正する顔フォーカスに対応。

ただGoogle Tensor G3の影響なのか搭載しているカメラセンサーの差なのか不明ですが子供を撮影している時にPixel 8 Proの方が明らかにブレを少なく撮影できることが多いです。

顔部分の補正がPixel 8 Proの方がしっかりしているため撮れる写真の質が上がります。今年に入ってvivo X100 ProにOppo Find X7 UltraにGalaxy S24 Ultraと各社の最上位機種を使ってきましたが動体の撮影という部分で見ればPixel 8 Proが圧倒的です。

自分の撮り方が下手なだけかもしれませんが各社のプロモーションのように上手く撮れない感じ。

強いていうならvivo X100 ProがマシでOppo Find X7 UltraとGalaxy S24 Ultraは厳し目。動体の撮影といっても規則的に動いていて何度もシャッターチャンスがあるのであれば別の話。

ただ子供を撮影する時は規則的に動いているわけではなくシャッターチャンスが何回もあるわけではないのでそうなってくると子供を撮りたい時はPixelがより重宝する感じです。

さらに今回は同じPixelでもPixel FoldとPixel 8 Proに違いをしっかり感じます。動体をそこそこ撮れる機種はシーソーなど上下の動きはブレを最小限で撮れる感じですが苦手な機種は上下はもちろん左右の動きにも弱いので基本動体の撮影が難しいという感じです。

子供がご飯を食べている時にちょっとでも動くと苦手な機種は本当に簡単にブレるという感じ。ただPixelのカメラを知っているからこそ他社の機種に求めるハードルが上がっている可能性も。

今回旅行先で使ってみて改めて思うのは動体の撮影に強くないと子供の写真をしっかり撮れない。

AIの補正能力が高い。

次に2つ目としてPixel 8 ProのAI補正機能は人が多いところで撮影した時こそ真価を発揮する。今回は娘をつれて夢の国に行ってきましたが娘が好きなランドの方はめっちゃ人が多かったです。

どこで写真を撮るにしてもかなり人が多いのでどうしても写り込んでしまいます。この時に便利なのが消しゴムマジックです自分はなにか削除したい時は編集マジックを使用します。

知識不足で申し訳ないのですが消しゴムマジック単体で使うより編集マジックでいらない部分を削除した方が精度が高いことが多いので逆に消しゴムマジックを使うことはあまりないです。

とはいえPixel Foldは編集マジックに対応していないため普段撮影した写真で加工した場合はPixel 8 Proで編集することが多い。

編集前の画像。

Pixel 8 Proで編集マジックで加工後。

また自分の撮り方としてPixelが動体に強いとはいえ出来るだけシャッターチャンスを逃したくないので同じシーンでも何枚も撮ることが多いです。また他の機種と比較してPixelはポートレートでも動体をある程度撮れることが多いので基本はポートレートで複数枚重ねて撮ることが多く少しでも満足できる写真を撮れるにしている。

今回旅先にGalaxy S24 Ultraを持ち運んでいたので改めてAI性能を試してみました。

スペックで見ればGemini Proをオンライン経由で使用しているGalaxy S24 Ultraに対してGoogle Tensor G3経由でオフライン処理しているPixel 8 ProにGalaxy S24 Ultraが最新で精度が高いと思っていましたが削除したい被写体が大きければ大きいほど苦手です。

編集前の画像。

Galaxy S24 Ultraで編集後。

Pixel 8 Proで編集後。

編集マジックとジェネレーティブエディットでは出来ることはほぼ一緒ですが差が地味にあります。被写体が大きければ大きいほど消した後の背景処理が大変になりますがPixel 8 Proの方がそれっぽく仕上がることが多く改めてPixel 8 Proの凄さを実感したという感じです。

もちろんPixel 8 Proで処理した画像も違和感がないわけではありませんが消しゴムマジックやジェネレーティブエディットで編集した時と比較すればかなりマシということを実感しました。

ベンチマークスコアで見ればGoogle Tensor G3は大したことがありませんがGoogleがやりたいことを実現するためにチューニングしていることを比較してみると実感できます。

ちなみにAIで補正しているとはいえアラが目立つ時もありますがポートレードで撮ることが多いからこそ割と上手く補正された部分も馴染んでいることが多いのかなと思っています。

またPixel 8シリーズの新機能の一つでもあるベストテイクも地味に使えることが多いです。ちなみにベストテイクは類似した写真を元におすすめの表情に加工するAI機能となっています。

先ほどの話と重複しますが一つのシーンで何枚も重ねて撮ることが多いからこそベストテイクで編集する条件を満たしていることが多くなんか微妙な写真しかない時に使うことが多いです。

また旅先の動画などはLINEなどで共有することが多いので短尺にすることが多いです。そのため音声消しゴムマジックの2分制限にひっかることもほぼないという感じで使いやすい。

一方で動画ブーストですが編集前と編集後の2本の動画が保存されている感じになりますが編集前のオリジナル動画は動画ブーストをオフにした通常の動画撮影より色々と劣る印象。

なので高照度の環境では動画ブーストをオフで低照度の環境では動画ブーストをオンで撮影と使い分けするのがいいかなと思っており何より動画ブーストは仕上がり後がどうなるか不明。

なので撮影した動画をすぐその場で確認出来ないのはちょっとリスクがあるかなという印象です。

使い方が合わない=ゴミではない。

何より自分がスマホに求めている最優先事項としては子供をどれだけ綺麗に撮れるかです。PixelはGalaxyやiPhoneと比較するとハードの品質も低ければ不具合やバグも多めです。

そのため動画でもPixelを褒めるとゴミとか批判されることが多いですが全方位で優れている機種なんてないと思ってりどの機種であっても必ずメリット/デメリットがあります。

なので自分の使い方にマッチしていない機種をゴミ呼ばわりしている人の気持ちが分からない。最近だとGalaxyの動画にPixelをゴミ呼ばわりしているコメントがつきましたが自分からすれば動体の撮影が安定していないGalaxyはゴミで使う価値もないとなってしまいます。

ただGalaxyに動体の撮影に強くなってほしいと思う一方で動体の撮影は割り切っているので決してゴミだと思わない感じでPixel 8 Proに関しても同様に割り切っている部分があります。

12月のFeature Drop以降なのか正確に把握していませんが待機状態における消費電力が増加。そのため自分の使い方では十分に1日は持ちますが電池持ちが悪化している印象を受けます。

特に最近vivo X100 ProやGalaxy S24 Ultraなど電池持ちがめちゃくちゃ良い機種を使っていたからこそギャップを感じますが電池持ちは正直最初から期待していないので大丈夫です。

とりあえず今の自分の使い方でPixel 8 Proはかなりマッチする部分が多いのでお気に入りです。

物足りない部分は他の機種でカバーすればいいと思っており例えばポートレート動画やポートレート撮影はvivo X100 Proの方がしっかり撮れることもあるのでvivo X100 Proで撮影した画像をPixel 8 Proで編集する時もあるのでカメラも完璧だとは思っていないです。

ただ動体の撮影という部分ではかなり強いと思っているので自分のように子供を撮りたい人は現状Pixel 8 Proが一番おすすめしやすい印象で16万円なら投資する価値はあるかなと思う。

Galaxy S24シリーズで搭載されたGalaxy AIは個人的な印象として広く浅くという感じですがGoogleの場合先行してやってきたこともあり広く深くなってきており特にカメラ関連は写真や動画の質を一段階あげてくれ身近だからこそ良さを実感しやすいのかもしれません。

ただ使う人は使う機能で使わない人は全く使わない機能だと思うので一般ウケはしにくいかも。とはいえその中でも消しゴムマジックというフレーズの認知度が高いのは単純にすごいと思います。

まとめ。

Pixel 8 Proを使ってきて思うのは日常的に恩恵を受けるのが動体の撮影に強いこと。一方で頻度は高くないですがAI機能を使って写真や動画の質を上げられるのが大きな魅力です。

ただここに魅力を感じるかどうかはユーザー次第で自分の場合はマッチするという感じです。iPhoneやGalaxyの方が満足度が高いと感じるユーザーが圧倒的に多いと思います。

ただ自分の求めていることをGalaxyやiPhoneでは満たせないのでPixelの方がお気に入りです。

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