Galaxy S24が正式発表。何が変わったのか進化したポイントまとめ

先日にはシンガポール版のGalaxy Z Flip 5を購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Galaxy Z Flip 5 開封レビュー。世界で最も売れる折畳式機種」をご参照下さい。

さらに今年Samsungにとって主力機種であるGalaxy Z Fold 5を購入しましたが、やはり折畳式機種の中でカスタマイズ性はピカイチという感じです。詳細「Galaxy Z Fold 5 開封レビュー。現行デザイン集大成に相応しい見事な完成度」をご参照下さい。

さて今回SamsungがGalaxy S24シリーズを正式発表したので進化した部分を中心にまとめたいと思います。

サイドフレームのデザイン変更。

スマホ市場が成熟期に入っていることに加えSamsung自身Sシリーズは主力機種ではないことに言及していることもあり近年保守的でGalaxy S24シリーズもマイナーアップデートです。

なので今回はスペック全体ではなく変化したポイントを中心に確認してきたいと思います。まず一つ目としてデザイン部分になりますがシリーズ通してサイドフレームが変更されている。

Galaxy S24とGalaxy S24+は従来丸みを帯びたデザインでしたがフラットに変更されました。本体サイズがほとんど変わらないことからもサイドフレームがフラットになったことで手にフィットしないというべきか手に刺さるような持ち味に変わった可能性があります。

ただデザイン的にはより洗練された印象で個人的にフラット化されたのは嬉しいところです。またバックパネルはマット仕上げですがサイドフレームが光沢仕上げなのも踏襲されている。

デザイン全体で見るとほとんど変わっておらずサイドフレームの変更くらいと変化に乏しい。ただサイドフレームがフラットになるだけでデザイン全体が引き締まったように見えるのは良い。

Galaxy初のチタンを採用。

そしてGalaxy S24 Ultraに関してGalaxy初となるサイドフレームにチタンを採用している。ちょっと確認しきれていませんがフレーム自体はアルミで表面をコーティングしている感じ。

サイドフレーム自体は従来と同じく丸みを帯びたデザインでフラット化されていません。ただ個人的にマイナスだったサイドフレームの光沢仕上げはチタンを採用したことで改善。

またチタンを採用した影響なのか不明ですが物理ボタンやスピーカーグリルのデザインが変更に。一方で気になる部分として横幅が79mmと前モデル対比で幅が広くなっているのでユーザーを選ぶ。

少なくとも自分の手の大きさだと横幅が79mmになってしまうと片手操作は厳しい感じです。チタンを採用するのに合わせて僅かにデザインが変更されたことが影響したのか不明ですが横幅が増したことで持ちにくくなりチタンを採用しても本体の重さはほとんど一緒なのが微妙。

ただサイドフレームの質感が変わるだけでGalaxy S24のフラット化とはまた違う印象です。

フラット化と耐久性の改善。

次に2つ目としてディスプレイ関連ですが一つ目としてGalaxy S24 Ultraがフラット化。Sシリーズの最上位は長らくEdgeディスプレイを採用してきましたがGalaxy S22 Ultraで実質歴代Noteシリーズのデザインを採用してからS-Penを使う上で一つのマイナス要素に。

ディスプレイが湾曲しているとベゼル付近が描きにくいということもあり世代を重ねるごとにフラット化していましたがGalaxy S24 Ultraではついにフラット化したという感じです。

S-Penを愛用しているユーザーからすれば朗報であり使い勝手がより改善すると思います。また海外の検証結果待ちですがS-Penを使わないユーザーにとっても耐久性の改善がメリットに。

ディスプレイが湾曲しているよりもフラットの方が割れにくいことは歴代モデルの落下テストですでに証明されており最上位である歴代Ultraは割と簡単に破損するという感じでした。

ただディスプレイもバックパネルもほほフラット化されたことで改善している可能性があります。筐体サイズに重さとほぼ一緒のGalaxy S23 Ultraと比較しても改善している可能性がある。

またGalaxy S24とGalaxy S24+は従来と同じくGorilla Glass Victus 2を採用していますがGalaxy S24 UltraのみGorilla Glass Armorを採用しており耐久性をより強化。
ただ残念なことにGorilla Glass Victus 2からどの程度改善されているのか不明です。

一応従来対比で4倍割れにくいとされておりディスプレイの反射率は75%カットされ視認性の改善。

輝度の改善。

そしてシリーズ共通で改善されている部分としてはディスプレイ輝度で2600nitsのピーク輝度。従来はHDR表示で1200nitsでしたがGalaxy S24シリーズでは1500nitsに底上げされておりピーク輝度も1750nitsから2600nitsに対応したことでディスプレイがより明るくみやすい。

特にHDR表示が底上げされたことで元々見やすかったディスプレイがさらに見やすい可能性。ちなみに海外サイトを参考にするとGalaxy S23 Ultraは手動調節で800nitsオーバーと明るめで自動調節でも1200nitsを超えてくることもあり平均的に明るいディスプレイを採用。

そのためスペック的には微妙ですが平均値が高いからこそ常に明るて見やすいという印象です。実際に試してみないと分からないですがディスプレイ輝度にほぼ不満が出なくなった可能性。

iPhone 15 Proシリーズには及ばないと思いますがAndroidの中でもかなり見やすい方かも。あとGalaxy S24とGalaxy S24+が1Hzからの可変式120Hz表示に対応したことでようやくシリーズで統一された感じで単純に考えれば従来の段階式よりは燃費が良くなったはず。

ただディスプレイ輝度が底上げされたことで電池持ちにどう影響しているのか現時点で不明。

パフォーマンスの底上げ。

そして3つ目として基礎スペックの部分ですがSnapdragon 8 Gen 3に底上げされたこと。TSMCの4nmプロセスルールを採用しておりパフォーマンスも高く安定性に優れたSoCです。

Galaxy S24とGalaxy S24+のグローバルモデルはExynos2400を搭載しているみたいですが発売地域によってバラバラで国内モデルはおそらく共通してSnapdragon 8 Gen 3を採用かも。

なのでExynos2400はそこまで気にする必要はありませんが正直あまり期待できない感じです。Samsungの4nmプロセスルールが採用されておりExynos2300はパフォーマンス不足でスキップ。

一方でGoogle Tensor G4はExynos2400がベースになっている可能性があるのでPixel 9シリーズが気になるという人は試しにExynos2400を使うのはありなのかもしれません。

Snapdragon 8 Gen 3はSnapdragon 8 Gen 1の時のような爆熱SoCではありませんがベイパーチャンバーがより大型化しておりGalaxy S24は冷却性能が1.5倍改善しておりGalaxy S24+は1.6倍でGalaxy S24 Ultraに関しては1.9倍とそれなりに改善しています。

放熱性能がより強化されたことでパフォーマンスの持続性はより安定している可能性があります。またタッチレスポンスが12%改善したことで前モデル対比で劇的とはいえませんがゲーム体験が改善されている可能性がありゲームにしろカメラにしろオールマイティに使いやすい可能性。

電池持ちは不明。

一方で気になる部分として電池持ち含めた安定性の部分でGalaxy S24とGalaxy S24+は前モデル対比でバッテリー容量が増加しましたがGalaxy S24 Ultraに関しては変わらずです。

ディスプレイ輝度の改善をSoCや発熱対策の強化でどこまでカバーできるかが非常に重要。特にGalaxy S24とGalaxy S24+は発売地域によってSoCが違うので十分な最適化ができているのか不安で実際に試さないと分からないですが安定性が悪化している可能性がある。

Galaxy S23 Ultraの安定性がピカイチだったこともあり逆に後継機種が踏襲できるか不安です。ちなみに容量構成はGalaxy S24+がRAM12GBに底上げされたくらいでほぼ変わらずです。

安定性の部分がしっかり維持できているのであればかなり魅力的な機種になるかもしれません。

ズーム性能の強化。

次に4つ目としてカメラですがGalaxy S24とGalaxy S24+はハード面でほぼ変わらずです。光学3倍にデジタル30倍に対応しておりメインカメラのクロップで実質光学2倍に対応。

一方でGalaxy S24 Ultraは2つある望遠レンズの一つが刷新されており50MPに高画素化。現時点でセンサーの詳細などは不明ですが新たに光学5倍撮影に対応しておりクロップすることで実質光学10倍撮影に対応しているとしていますが画質は実際に試してみないと分からないです。

また存在感がほぼありませんでしたが8K撮影が従来と異なり5倍でも撮影することが可能にハードの進化はGalaxy S24 Ultraくらいでソフトの進化で見るとAIを駆使しています。

Galaxy S23 Ultraは20倍以上の撮影をする際にマルチフレーム処理が採用されていましたがGalaxy S24 Ultraは全てのズーム範囲で採用されておりズーム画質が底上げされています。

個人的には15倍程度までのズーム範囲でどこまで綺麗に撮れるのか非常に気になるところです。あとは実際に試してみたいところですがSoCが刷新されたことで画像処理も底上げされた可能性。

AIの強化。

そして先日のイベントでSamsungはGalaxy AIを大々的にアピールしており確認すると一つ目としてはCircle to Searchで画面上の検索したいものを囲むことでGoogleから検索。

次に2つ目としてはジェネラティブエディットでPixel 8の編集マジックのように被写体の場所を移動させたり大きさを変えたりする機能ですが注意点としてオンライン処理であること。

そして3つ目としては撮影した動画をAIがフレーム補完することでスローモーションビデオに加工。4つ目としてはSamsung Noteの文章を要約してくれる機能で5つ目としてはボイスレコーダーを経由して文章を書き起こしたり翻訳や要約もしてくれる機能で最後に電話のリアルタイム翻訳。

予め連絡帳でユーザーの言語設定をすることが可能でよりシームレスな環境を整えることも可能。何よりGalaxy AIはGoogle Cloudを搭載しておりGemini Proを利用していることが判明。

そのためGoogle Pixel 8シリーズと類似機能が多いのも仕方ないのかもしれません。

まとめ

今回はGalaxy S24シリーズが正式発表されたので変わった部分をまとめてみました。価格の据え置きが限界となっていることからもハード面でみるとあまり進化が見られません。

ただソフト面が得意なSamsungがAIを主軸に仕上げてきたので早く使ってみたいところ。カスタマイズ性能はもちろんそのままでも今まで以上に使いやすくなっている可能性があります。

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