国内では1TBのストレージを初めて発売するなどかなり気合が入っているように感じるGalaxy S23 Ultraですが上半期に登場した機種の中では抜群の安定性を誇ると思います。
詳細は「Galaxy S23 Ultra 短期レビュー。最も安定した最も保守的なGalaxy]をご参照ください。また先日にはシンガポール版のGalaxy Z Flip 5を購入したので開封レビューをしてみました。
詳細は「Galaxy Z Flip 5 開封レビュー。世界で最も売れる折畳式機種」をご参照下さい。さて今回シンガポール版のGalaxy Z Fold 5を購入したので開封レビューをしてみたいと思います。
開封。
まず開封をしていくとお馴染みですが黒を基調とした化粧箱となっており重厚感があります。化粧箱にはGalaxy Z Flip 5と同じく本体のデザインがプリントされておりちょっとポップに。
そして特許の問題からとも言われていますが以前サブディスプレイにも保護フィルムが装着されていましたがGalaxy Z Fold 4からカットされています。Gorilla Glass Victus 2に対応しているとはいえ不安な人にはフィルムをおすすめします。
Samsungは良くも悪くも動きがないので今後これ以上付属品が減ることは考えにくいのかも。ちなみに一部市場のモデルは電源アダプターが同梱されているのであくまでも地域によります。
デザインを確認。
ただおそらくですが国内で限定色が発売される可能性も低くレギュラー色が3色発売されるかも不明。ちなみにGalaxy Z Fold 4の時はキャリア関係なく1色のみだったのでかなり寂しかった印象。
そして今回ヒンジがフレックスヒンジに改善されたことで大幅な薄型化に成功しています。
厚みが最大13.4mmと2mm近く薄型化されており隙間から埃や塵が入りにくくなったのは嬉しい。ポケットに入れておくと上下ベゼル部分に埃やチリがついていることが多かったです。
あとデザイン上の違いとしてカメラ部分でLEDフラッシュがカメラ横に移動した程度です。なのでぱっと見は変わりませんがユーザービリティ中心の改善が行われたという感じです。
もともと折り畳んだ状態で持ちやすかったですが薄く軽くなったので取り回しがさらに改善。
ディスプレイを確認。
発色の良さや電力効率が改善している可能性がありますがユーザーが識別できる程ではないかも。
屋外でメインディスプレイでバンバン使うユーザーでなければ恩恵をあまり受けないかも。少なくとも屋内では十分に明るいディスプレイで前モデルより僅かに明るい程度に感じます。
Corningが具体的な数値を発表していないため何ともですが耐久性の改善より環境への配慮。そして2つ目としてメインディスプレイと同じですが最大1750nitsに強化されたことで見やすい。
ただ残念なことにGalaxy Z Fold 5では改善されておらず改善にはデザイン全体の変更が必要。
スペックで見てもメインディスプレイは1Hz~からの可変式120Hz表示に対応しているのに対してサブディスプレイは48HzからとなっていることからもSamsungとしてはあくまでもメインを使ってほしくサブディスプレイは通知などのライトな作業で使ってくれということなのかも。
個人的にはGalaxy Z Flip 5のサブディスプレイの方が割り切っていて好印象です。Galaxy Z Fold 5は中途半端に全部できてしまうからこと余計に好みが分かれるのかも。
折畳式機種特有の機能。
また自分はゲームをあまりやらないので何ともですがタイトルによっては折り目部分が邪魔との声。音ゲーなどタップ入力が多いゲームをやる際は爪に気を付けないと傷がつく可能性があります。
もちろんですがユーザー自身でフィルムの交換はできないので正規店で修理対応になります。
先ほどの話と重複しますが折り畳んだ時のヒンジ周辺部分の隙間がなくなったことも大きいです。
全体的に折畳式機種らしい使い方をすると一つ一つの画面が小さめになるのがデメリット。ユーザー次第ですが出来るだけコンテンツを大きく表示するなら本体横向きで使うことが前提。
縦向きの状態で画面分割するとコンテンツ自体が横に潰れたように見えるのが好みの分かれどころ。
とはいえユーザーにしっかり選択肢も用意してくれておりアプリごとにアスペクト比の設定が可能。設定できるからと言ってコンテンツが適切に表示されるわけではありませんが拡大表示で見にくいと感じた時に16:9などに変更することで余白が出るとはいえコンテンツは見やすくなる。
またメインディスプレイとサブディスプレイで異なるホーム画面に設定することも出来ればメインディスプレイからサブディスプレイへの連動性を持たせることもできカスタマイズ性は優秀。
アプリの最適化はSamsungだけではどうにもならないからこそ最適化はできずともユーザーに選択肢を用意することでユーザービリティを全体的に向上させているという印象を受けます。
基礎スペックを確認。
そして基礎スペックを確認していくとAndroid13を標準搭載しておりメジャーが4回にセキュリティが5年とアップデートサポート期間が長いことが魅力の一つになると思います。
あとはメジャーアップデートに力を入れているのでグローバル版は年末頃にAndroid14がくるかも。おそらく国内で発売される場合はバンド潰しなしでeSIM対応で実質Dual SIMだと思います。
さらに直販モデルが出るのか気になりますが1TBモデルのみとかだとめっちゃ高いかもしれません。せっかく国内でも直販版が発売されるようになったのにキャリアに忖度しているのかカラバリが限定で大容量モデルしかないとなるとユーザーからすれば手を出しにくいところです。
とりあえずGalaxy Z Fold 5でも直販版が発売されることにまずは期待したいところです。そして負荷をかけるために本体を閉じた状態でベンチマークを3回連続でまわしてみました。
まだ購入したばかりということもあるのか今後様子見ですが現時点では発熱しやすくなった印象。
ただ当たり前ですがGalaxy S23 Ultraのような抜群の安定性は感じられないです。あと気になる部分としては本体が熱くなりやすいことも影響しているのか負荷をかけた場合の電池がかなり速い印象を受ける一方で待機状態における消費電力はかなり少ない印象。
今後使っていけばまた評価が変わってくると思うのでしっかり試していきたいと思います。その他イヤホンジャックはなしで生体認証はインカメラを利用した2D顔認証と指紋認証。
顔認証はメインディスプレイでもサブディスプレイの両方で使えるので分かりやすいと思います。
スピーカーが良いからこそステレオ再生できるように本体は結局面倒でも横向きがいいのかも。
カメラを確認。
光学3倍ズームに対応しており最大で30倍のデジタルズームに対応していますがスペックは弱め。写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
広角で撮影。
望遠で撮影。
最大となる30倍ズームで撮影してみましたがGalaxy Z Fold 5の方が僅かにマシに感じる。少なくともGalaxy Z Fold 5がSnapdragon 8 Gen 2を搭載して画像処理が強化されたとはいえそこまで明確な差があるという印象は受けません。
解像感やノイズよりも色味の違いが明確で、Galaxyのコテコテの色味が好きではない人にとっては嬉しい進化をしているように感じます。
低照度(超広角)で撮影。
広角(低照度)で撮影。
望遠(低照度)で撮影。
最後に5倍で撮影してみましたが低照度の環境になると明らかに進化していることを確認することができます。また今回サンプルはありませんが動作撮影時のプレビュー画面でもGalaxy Z Fold 5の方が明るく見やすいので撮影しやすくなっています。
昼間でも曇りだと差を分かりにくいですが高照度になると色味に違いがあり、夜に関しては明らかに改善されている感じで、色味が気になる人や低照度の撮影をよくする人にとってはGalaxy Z Fold 5を選んだ方がいいかもしれません。
純正ケースを購入。
一方で自分の使い方がよくなかったのかポケットから取り出す際にS-Penがはずれた。一応ストッパーをスライドさせないと外せない仕様になっていますががっちり固定ではない。
執筆時点で国内における価格は不明ですが今回購入した時は約1万7000円でした。S-Penとセットだから安いと考えるべきかケースで2万円弱と考えるかは微妙なところ。
まとめ
予約受付中
Galaxy Z Fold 5
Galaxy Z Flip 5
シンガポール版と香港版Galaxy Watch 6 香港版
Galaxy Tab S9 香港版どちらも受付中です
シンガポール版(初便完売、2便目は7日以降入荷次第)
香港版(10日発売)
ようやく落ち着いてきましたので告知を準備しております pic.twitter.com/hAPZvH3MO4— まめこmobile(まめこ) (@Mameko_Mobile) August 2, 2023
ざっくり使った感じだと現在のフォームファクターでは集大成という感じで満足度はかなり高い。逆に言うとハードではこれ以上進化するのはデザインを刷新しない限り厳しいように感じます。
折畳式機種の現状の不満点を直接的に解決は出来ていませんがユーザーに選択肢を用意することでトータル的な満足度がかなり高めでいかにもAndroidらしいという完成度だと思います。
一方でdocomoとauの一括価格は25万円なのでちょっとキャリアの方が高い感じです。そしてEtorenにおけるGalaxy Z Fold 5の256GBモデルの価格を確認すると30万8000円です。
仮に昨年と同じ流れであればキャリアモデルも30万円を超えてくる可能性があり難しいところ。全体的にブラッシュアップされているとはいえこの価格帯になってくると何とも言えないです。
正直カスタマイズ性に拘るのであれば安くなってきたGalaxy Z Fold 4でもいいように感じる。少なくとも使いやすさを重視する人にはおすすめしやすいですが使いやすさのために30万円近くの投資を出来るかという感じでハード的な楽しさを求めるなら他社を選んだ方がいいように感じます。
思っていた以上に進化を感じて初めての折畳式機種にはおすすめですがあとは価格次第だと思います。
購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!
DoCoMoはこちらで! | auはこちらで! |
SoftBankはこちらで! | 楽天はこちらで! |
![]() ![]() ![]() ![]() |
|
LINEMOはこちらで! | ahamoはこちらで! |