2023年は当たり年。Xperia 1Ⅴと5Ⅴ 結局どちらがおすすめか

先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。

詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回はXperia 5ⅤとXperia 1Ⅴのどちらがおすすめなのか比較レビューをしてみたいと思います。

デザインを比較。

差別化されたとはいえXperia 1ⅤとXperia 5Ⅴは似ている部分も地味に多いという感じです。なので気になる部分をざっくりと比較していきたいと思いますが一つ目としてデザインです。

Xperia 5Ⅴが前モデル対比で本体の厚みが増した上で重くなったことでXperia 1Ⅴのサイズ感の優秀さがより目立ったという印象。

本体がより薄いXperia 1Ⅴの方が手にフィットしやすく単純に筐体サイズが大きい分重さが近いので軽いなという印象です。Xperia 1Ⅴはグリップ力が増すようにサイドフレームにスリット形状が採用されています。

なので手によく馴染むという感じで横幅が71mmと大型モデルの中では横幅がスリムな方。そのため個人的にはXperia 1Ⅴのサイズ感でも十分に取り回しがしやすいという印象。

縦幅が大きく異なるためポケットに入れるなど物理的なサイズはカバーできませんがXperia 1Ⅴがスペック的に大きいからといって取り回しが悪いと思わない方がいいです。

実際に店頭で比較してほしいところですが個人的にはXperia 1Ⅴの方が持ちやすく軽いです。Xperia 1Ⅴが前モデル対比でサイズ感を維持したからこそ際立ったという感じだと思います。

サイズ感でXperia 5Ⅴと考えている人はぜひ店頭でXperia 1Ⅴを触ってほしいところです。繰り返しになりますがXperia 1Ⅴのサイズ感でも意外と許容範囲な人が多いと思います。

カラバリに関しては好みの問題もあると思いますが自分はXperia 1Ⅴのグリーンが好きです。バックパネルは共通してGorilla Glass Victus 2を採用していますがXperia 1Ⅴは独自コーティングを採用したことで独特の質感となっているのがやはりかっこいいです。

今までは単純にXperia 5シリーズの方が軽いからこそ絶対的な強みがあったと思います。ただ2023年モデルは質感に差をつけた上で取り回しの良さはそこまで変わらないという印象。

少なくとも今までのようなサイズ感だけで判断せず一度店頭で触ることをおすすめします。ちなみに縦幅の違いは自分の手の大きさだとXperia 5Ⅴでも持ち直しなしでは届かない。

なので結局サイドセンスを使ったりしているので操作する上ではあまり気にならないです。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイですがコンテンツの見やすさとしては横幅が広いXperia 1Ⅴの方が優秀です。ただそこまで差があるという感じではなくYouTubeで16:9の動画を再生すると黒帯がどちらの機種もしっかりとあるためそこまで大きく表示されないのはちょっと残念かも。

海外サイトを参考にするとXperia 5Ⅴは手動調節で587nitsでXperia 1Ⅴは589nitsでXperia 5Ⅴは自動調節で875nitsでXperia 1Ⅴは自動調節で866nitsという感じ。ちなみにクリエイターモードだとXperia 5Ⅴは746nitsでXperia 1Ⅴは936nitsです。

スペックだけで見るとクリエイターモードで差がつく感じですが手動調節でほぼ差がない。実際に比較してみても差をほとんど感じないのでそこまで気になる必要はないかなと思う。

あとは拘りの部分でもありますがXperia 1Ⅴは4Kに対応しているので色鮮やかに感じる。個人的には黒の表現力がXperia 1Ⅴの方が上に感じるので綺麗な印象を受けるのかも。

取り回しの良さがそこまで変わらないことからも少しでも大画面がいい人はXperia 1Ⅴだと思う。そしてディスプレイにあまり拘りがなく視力が悪くない人はXperia 5Ⅴでも十分かもしれない。

ネットだとXperia 5Ⅴの視野角が悪いとかベゼルが太いとかディスプレイ関連の批判が多い。ただ自分の手持ちの個体で見ればどちらも気になる感じではなく特段劣っている印象もない。

両機種とも120Hz表示に対応しておりサクサク動作するのでどちらもでも十分に快適です。個人的にはストリーミングサービスで映画を観る人はXperia 1Ⅴを選んだ方がいいと思う。

動画はYouTubeが多いという人はXperia 5Ⅴでも事足りるかなという印象です。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックで見るとXperia 5Ⅴの方が発売時期が遅いため単純にサポート期間が長い。アップデートサポート期間自体はおそらく一緒でメジャーが2回にセキュリティが3年の可能性。

容量構成に関してRAMに差がありますがXperia 5ⅤはXperia 5Ⅳの時にあった不具合がない。少なくともここ1週間近く使った感じではアプリが落ちるなどの挙動はありませんでした。

自分はマルチタスクでバンバン使うわけではないのでRAM8GBでも十分かなという印象です。ちなみにXperia 1Ⅴの直販版はRAM16GBもあるのでゲームをやる人はXperia 1Ⅴがいい。

ストレージに関しては差がありXperia 1Ⅴは直販版のみ512GBに対応しています。SDカードスロットを搭載しているとはいえRAW撮影など全てのデータをSDカードに移行できるわけではないので自身の使い方で判断した方がいいかなと思います。

ただ最近のスマホはどんどんデータ容量が嵩みやすいので多いに越したことはないと思う。そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

搭載SoCはSnapdragon 8 Gen 2と同じでXperia 1Ⅴの方が発熱対策をアピール。ただベンチマークで見ると内部温度はXperia 1Ⅴの方がわずかに高いかなという印象です。

ちなみに自分の使い方だとXperia 1Ⅴの方が暖かくなるのが早いかなという印象です。

海外サイトのストレステストの結果を参考にするとXperia 5ⅤはCPUが45%でGPUが35%でXperia 1ⅤはCPUが60%でロックされておりパフォーマンスの持続性に地味に差がある。

Xperia 5Ⅴは排熱が苦手なのかスロットルダウンがきつめにかかるため不安定になりがち。ちなみに計測終了後に外部温度を計測しましたがXperia 1Ⅴは36.8/38.6/40.2度でXperia 5Ⅴは35.4/37.2/38.2度とやはりXperia 5Ⅴの方がちょいマシです。

単体で使うことが前提でゲームをそこまでやらないならXperia 5Ⅴの方が快適だと思う。一方でXperia 1Ⅴは出費が嵩みますがXperia Streamがあればかなり安定します。

Xperia 5ⅤにはXperia Streamのような存在がないのがゲーマーにとって大きな差です。

そしてバッテリー関連を確認するとバッテリー容量に最大充電速度は一緒です。ただ海外サイトを参考にするとXperia 5Ⅴは充電開始30分で50%でフル充電に要した時間は1時間33分でXperia 1Ⅴは充電開始30分で50%と一緒ですがフル充電は1時間37分と僅かに遅いです。

ただ本体が発熱している状態だと充電速度が変わってくるのでほぼ誤差の範囲だと思います。そして何よりの差に感じるのが電池持ちで海外サイトのテスト結果でも大きな差。

また自分の使い方だとXperia 1Ⅴは寝る直前で大体40%前後のことが多いのに対してXperia 5Ⅴは60%前後なので印象が全然違います。電池持ちに関しては明らかに
Xperia 5Ⅴの方が優秀であることを実感。

ただゲームをして発熱してくると簡単に減るのは両機種とも共通という感じでゲームをやらない人ほど電池持ちの良さを実感しやすいかも。

生体認証に関しては指紋認証と共通で認証速度や認証の際のフィードバックも同じ感じ。どちらが優れているとかは正直なくいつものXeriaの指紋認証という感じです。

そして音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。自分の聞こえ方だとXperia 1Ⅴの方が音量も大きく音の輪郭がはっきりしている印象でステレオ感がどちらも薄いという感じですがXperia 5Ⅴの方が音が籠ったように聞こえる。

個人的にはXperia 1Ⅴの方がスピーカーが優秀という印象です。

カメラを確認。

最後にカメラですがメインカメラセンサーと超広角はハード的にも一緒です。すごく分かりやすい違いとして2倍以上のズーム撮影をしたいかどうかという感じです。
まず高照度における写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはXperia 5Ⅴ/Xperia 1Ⅴの順番で撮影しているので予めご了承下さい。

申し訳ないですが違いがほとんどわからないという感じです。

 

広角で撮影。

Xperia 1Ⅴの方がより青がはっきりしているように感じるのは気のせいでしょうか。

オートフォーカスの問題なのかXperia 5Ⅴの方が全体的に明るく感じます。

基本超広角にしろ広角にしろセンサーが一緒で世代も一緒なので差がほとんどないように感じます。

ポートレートで撮影。

ボケ感はXperia 5Ⅴの方が強めでフォーカス精度も優秀。ただ逆光の環境ということもありXperia 5Ⅴは窓枠の部分が白飛びしています。

やはりフォーカス精度はXperia 5Ⅴの方が優秀に感じます。

次にXperia 5Ⅴは2倍でXperia 1Ⅴは3.5倍とそれぞれの光学ズームで撮影してみました。画角違うのが申し訳ないですがXperia 1Ⅴはちょっとノイズが気になります。

Xperia 1Ⅴはかなり明るく補正されたこともあり、同じ場所で撮ったのかと思うくらいの違いがあります。

望遠で撮影。

次にサクッとズーム撮影をしてみました。最初は1倍ということもあり差を感じません。

次にXperia 5Ⅴが光学となる2倍でXperia 1Ⅴはデジタルズームになりますが、Xperia 1Ⅴの方がノイズが僅かに多いという印象でしょうか。

次にXperia 1Ⅴにとって光学となる3.5倍で撮影してみましたが、Xperia 5Ⅴもノイズが多いとはいえ頑張っている印象です。

最後にXperia 1Ⅴにとって光学ズームとなる5.2倍で撮影してみましたがノイズに大きな差を感じます。ただユーザーの使い方次第ですが自分の用途だと24mmの次が85mmまで飛ぶの開きすぎに感じる。

一方でXperia 5Ⅴをクロップしているとはいえ48mmなので使いやすいと感じます。

また今後アップデートでXperia 1Ⅴはポートレートのアップデートが配信予定ですが現時点だとポートレートにするために2回タップしなければいけないのは地味に不便。

今までは何とも思いませんでしたがXperia 5Ⅴが1回で切り替えれるの楽に感じます。次に低照度の環境でサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角(低照度)で撮影。

最初に超広角で手持ちで撮影してみました。

手ブレなどがなければほとんど同じという感じでしょうか。

ちょっと色温度が違うという感じでしょうか。ただ手持ちだと前モデルよりはマシですが手ブレが発生してしまいます。

僅かにXperia 1Ⅴで撮影した画像の方が明るく感じます。

照度がある程度ある条件だと周囲が真っ暗でもXperia 5Ⅴの方のポートレートが優秀に感じます。今回は低照度におけるズーム撮影のサンプルがないので何ともですが広角にしろ超広角に関してはそこまで差がない印象です。

改めて思うのはポートレートと2倍までの撮影にどれだけフォーカスしているかだと思います。

まとめ。

最後に価格ですが直販版でみるとXperia 5Ⅴは13万9700円に対してXperia 1Ⅴは19万4700円なので6万円近くの価格差があり価格差をどう捉えるかなだと思います。個人的にはカメラの用途的にバースト撮影とポートレートが主軸なのでXperia 5Ⅴでも十分。

一方で少しでもディスプレイが大きい方が良くデザインを考慮するとXperia 1Ⅴになります。今後Xperia 1Ⅴがアップデートでポートレートの改善に加えXperia 5Ⅴのように光学2倍撮影にも対応するのであれば価格差が6万円あってもXperia 1Ⅴが良いと思う。

逆に対応しないのであれば電池持ちの良さを考慮するとXperia 5Ⅴの方がいいかも。ネットでは散々悪く言われているXperia 5Ⅴですが想定以上に良いからこそ悩ましいです。

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