Pixel 6aの時に感じたデメリット部分がしっかり改善された上で、円安の影響の中僅か1万円程度の値上げに踏みとどまったGoogle Pixel 7aを購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Pixel 7a 開封レビュー。6万円で購入できる神機種がやってきた」をご参照下さい。
また早くも話題の中心は今年の後半に発表が予測されているPixel 8シリーズであり、先日の情報からもPixel 8シリーズは4色展開でそれぞれ限定色が用意されている可能性があります。詳細は「今年のGoogleは奇想天外。Pixel 8のカラバリ判明に加え廉価版SoCも」をご参照下さい。
さて今回Google Pixel 7aを始めとして今年コスパ最強機種として注目を集めそうな4機種について簡単にまとめたいと思います。
Nothing Phone (2)
個人的にはかなりプレッシャーがあった中で進化したと思うのがNothing Phone 2です。その特徴的なデザインで昨年に注目を集めましたが2世代目でも踏襲しています。
正直初代をそこまでチェックしていなかったこともありますがデザインは何が変わったのか。ただ逆に言えばこのデザインが特徴的過ぎて下手にデザインを変更するべきではないのかも。
価格を確認すると3モデル構成でRAM8GB/ROM128GBが7万9800円でRAM12GB/256GBが9万9800円で最上位となるRAM12GB/ROM512GBでさえも10万9800円と安いこと。
また前モデルは搭載SoC的に見ればミドルレンジでしたがNothing Phone 2では型落ちとはいえSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しているのでハイエンド相当に進化。
今年の上半期にはSnapdragon 8 Gen 2搭載機種が登場しており下半期に海外でSnapdragon 8 Gen 3搭載機種が発売されると思うのでパフォーマンス的には見劣りします。
ただSnapdragon 8+ Gen 1の時点でほとんどの人にとってオーバースペックでよほどゲームなどをガチでやりたい人以外は十分なSoCを搭載しているように感じます。
ちなみに国内で発売されており同じくSnapdragon 8+ Gen 1を搭載している機種はGalaxy Z Flip 4やGalaxy Z Fold 4など折畳式機種がメインとかなり高めの製品。
逆にSnapdragon 8+ Gen 1搭載機種がこの価格で購入できると考えれば安いかもです。その他ディスプレイは可変式120Hz表示に対応しておりHDR表示で最大1600nitsにも対応。
SDカードスロットはありませんがストレージオプションがしっかり用意されているのもあり。抑えておいてほしいスペックはしっかり抑えているからこそコスパが良いと感じるかも。
またメジャーアップデートが3回にセキュリティアップデートが最大で4年と比較的長めです。
一方でコストカットしているなと思う部分もあり一つ目としてはIP54と防水性能は弱いです。前モデルから改善しているとはいえ万が一沈めたりしたら故障する可能性が高いこと。
そしておサイフケータイは非対応でdocomoのn79やB21などに非対応と最適化されず。またユーザー次第ですが本体サイズが162.1×76.4×8.6mmで201gと大型モデルと一緒。
あと気になる部分としてバッテリー容量は200mAh増えて4700mAhとなりましたが電池持ちが読めないところ。
前モデルはSnapdragon778+を採用した上で海外サイトのバッテリーテストで108のスコアを獲得していますがSoCが変更されたことで電池持ちが悪化する可能性もあり100以下になってくるとちょっとバランスが悪くなるかも。
まだ発売されていない機種であることからもコスパが良いのか判断することは出来ません。ただこれで電池持ちや発熱含めて上手くまとまっているのであればかなり魅力的かも。
最上位は不要だけどカメラもそこそこ拘りがあってゲームもそこそこしたい人向け。そして何よりデザインに拘りたい人向けの製品で完成度次第で化けるという感じです。
Google Pixel 7a
次に2つ目の機種としてGoogle Pixel 7aで他の機種の完成度次第では王者になるかも。すでに発売されている機種でありGoogle Tensor G2搭載機種が6万円ちょいで買える。
同世代のSnapdragonと比較するとパフォーマンスは劣り発熱もしやすく電池持ちも悪い。発熱対策が不十分でトップパフォーマンス自体が低いことから原神などガチのゲームに向かない。
使用頻度が高い人こそ発熱がしやすく電池持ちが悪いと感じる可能性が高いですが一方で今までミドルレンジを使ってきた人は使用頻度が少ないと思うので評価が真逆に。
待機状態における消費電力が少ないためXperia 10Ⅴのような圧倒的な安定性はないですが電池持ちがそこまで悪いかという感じでもなく負荷をかけなければ発熱もそこまでしない。
また他社のフラッグシップモデルに近く90Hzのリフレッシュレートにワイヤレス充電に対応。そしてRAM8GBに対応に防水防塵はIP67とミドルレンジとしてみればちょっと贅沢な感じ。
さらに執筆時点で発売されているPixelの中で唯一国内のフルバンドに対応しています。キャリアで販売される機種は別ですが直販モデルしかないような機種だとdocomoのn79やB21に非対応であることが多いですがPixel 7aはdocomoが取り扱ったことで完全に対応。
おサイフケータイに対応など日本人が求めるスペックはしっかり満たしておりそれで6万円。また今後セールなどでは6万円以下で購入することが可能になるかもしれないのでブラックフライデーやホリデーセールなどはかなりのビックチャンスになるかもしれません。
自分もそうですが多くの人がレビュー動画や記事を公開しているので情報を集めやすい。少なくとも現時点で買い時というタイミングではないのでじっくり調べるのがありです。
メジャーアップデートが3回にセキュリティが最大5年と長く使えるのは魅力でカメラは同価格帯の機種の中では頭一つ抜けている印象で多くの人にとって使いやすい機種だと思います。
昨年はPixel 6aが王者という感じで今年も王者の最有力候補かなという印象です。
ASUS Zenfone 10
3つ目として国内でいつ発売されるのか不明ですが海外で発売されたZenfone 10です。最上位モデルは必要ないけどハイエンドは可能な限りほしいと思う人におすすめしやすいです。
そして絶対的な特徴とも言えるのがサイズ感でこのサイズ感に拘るなら他に選択肢がないです。片手操作もしやすく収納性に優れた上で軽くて取り回しがしやすいとわかりやすい特徴。
一方でコンパクトモデルは内部スペースの問題からもスペックが削られやすいですがSnapdragon 8 Gen 2を搭載しておりパフォーマンスの持続性は相変わらず優秀です。
高負荷のゲームでもしっかり出来ると思いますが排熱が苦手なのは相変わらずという感じで負荷をかけると本体がめちゃくちゃ熱くなりますがこの筐体サイズなら仕方ないという感じ。
今年購入した機種でここまで熱くなるのはXiaomi 13 UltraとZenfone 10くらいでそれだけ不快に感じるほど熱くなりますがパフォーマンスはめちゃくちゃ安定しています。
容量構成はRAM8GBもしくはRAM16GBでストレージは最大512GBモデルと贅沢な感じ。また前モデルの時の残念ポイントだったワイヤレス充電がZenfone 10からようやく対応。
防水防塵はIP68でイヤホンジャックに対応しておりスピーカーも地味にいい方という感じです。カメラは何方かと言えばミドルレンジ寄りという感じですが癖がなくて使いやすい印象です。
パフォーマンスが高くて電池持ちもかなり安定しているのでカメラの優先度がそこまで高くなくゲームはしっかりやりたいし操作性は出来るだけ安定していた方がいい人にわかりやすい。
一方で国内版が未発表のため何ともですが国内フルバンドに対応するのかどうか。おサイフケータイは対応すると思いますがn79などにはしっかり対応してほしいところです。
そして価格ですが海外版で見れば安いという感じでこれで10万円前後ならかなり強いと思う。ベースモデルが13万円近くまでいってしまうと微妙ですが11万円前後なら安いと思います。
海外での発表が約1ヶ月早かったので日本での発表も9月頃に期待したい感じです。特にハイエンドコンパクトモデルがほしい人は必ず検討した方がいい機種に感じます。
Google Pixel 8
最後に4つ目として未発表ですがフラッグシップモデルとなるPixel 8です。前モデル対比で小型化する可能性が高く他社の標準モデルと同程度のサイズ感になる可能性。
Google Tensor G3を搭載すると予測されていますがExynos2300がベースの可能性。つまり世代で見ればSnapdragon 8 Gen 1以上Snapdragon 8 Gen 2以下のイメージに今回選んだ他の3機種と比較して分かりやすい特徴となるのがおそらくカメラだと思います。
無印では最大クラスとなるSamsungのGN2を搭載する可能性があるので現行モデルより進化。センサーサイズが大きくなればなるほど癖が出ますがGoogleの高い技術力があれば今までとそこまで使い勝手が変わらないようにしつつクオリティーを強化する可能性。
事前情報通りであれば$649になると予測されており現行モデル対比で$50の値上げ。日本で見れば為替の影響もあると思うのでさらに高くなりそうですが10万円以下になるかも。
出来ればカメラに拘りたいけど10万円以下に抑えたい人にとっておすすめできそうな機種です。発表されてから吟味する必要がありますがハイエンドが10万円以下ならその時点で安いです。
まとめ
今回は今年コスパ最強機種に選ばれそうな4つの機種を選んでみましたが実際にどうなるのか。スペックだけで判断しきれない部分があるのでコスパがいいか判断することは出来ません。
ただ使った機種の中でZenfone 10はかなり面白いなという印象を受けます。今年の10月にはおそらく全部揃うと思うので機会があれば比較レビューをしたいと思います。
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