TensorがSamsung依存の理由。Tensor G5で真のPixelが爆誕

Pixel 6aの時に感じたデメリット部分がしっかり改善された上で、円安の影響の中僅か1万円程度の値上げに踏みとどまったGoogle Pixel 7aを購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Pixel 7a 開封レビュー。6万円で購入できる神機種がやってきた」をご参照下さい。

また早くも話題の中心は今年の後半に発表が予測されているPixel 8シリーズであり、先日の情報からもPixel 8シリーズは4色展開でそれぞれ限定色が用意されている可能性があります。詳細は「今年のGoogleは奇想天外。Pixel 8のカラバリ判明に加え廉価版SoCも」をご参照下さい。

さて今季The informationがGoogle Tensorの開発状況について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

開発進捗はあまり良くない。

2021年にGoogleはGoogle Tensorを正式発表しており約4年かけて開発してきたことを明らかに。一方でリーク段階から判明していたことではありますが完全に独自SoCとは言えない状況に。

Samsung側でもそのコードネームを確認することがGoogle TensorはExynos2100がベース。そしてGoogle Tensor G2がExynos2200でGoogle Tensor G3はExynos2300がベースに。

あくまでもSamsungのExynosをベースにカスタマイズしたSoCでAppleのように完全独自ではない。ただ今回Googleの関係者の話によるとGoogle初の完全独自SoCの発表は1年延期されたとの話。

GoogleはExynosをベースにノウハウを得つつ完全な独自SoCを開発していたことになります。

今回の情報によるとレドンドというコードネームを採用して開発が進められてきており当初の予定では2024年に発表予定でExynosベースとはおさらばする予定だったみたいですが延期。

そのためSamsungともう一年協力しつつラグナというコードネームを採用した独自SoCを2025年に正式発表する可能性。つまり来年登場するGoogle Tensor G4ではExynos2400がベースに開発される可能性がありGoogle Tensor G5で完全に切り替わる可能性があります。

もちろん現時点で計画通りに行けばの話になりますが2025年に登場するPixel 10シリーズから完全な独自SoCを採用したPixelが登場することになり非常に期待が高まります。

また現状Samsungのプロセスノードを採用した上で製造もSamsungとなっていますが今回の情報によるとプロセスノードに製造がTSMCに切り替わる可能性がありまじで期待の星です。

近年SamsungがやからしまくっているのでTSMCに期待しているユーザーもかなり多い印象。その中でTSMCに切り替わるとなれば現時点でGoogle Tensorが抱えている問題も改善かも。

結局AppleやIntelにAMDなど主要メーカーはTSMCに製造含めて委託していることがほとんど。逆に言えばSamsungに委託しているメーカーが少ない中でGoogleも一流に仲間入りできるかも。

開発が遅れている理由。

今回の情報ではかなり期待値が高まる一方で独自SoCの開発自体が遅れている理由に言及。まず一つ目としてはGoogle内部の離職率が高いことから人員が安定しないこと。

そして2つ目としてGoogle Tensorのエンジニアがアメリカとインドで開発研究を進めている。ただ拠点が分かれていることで進捗がなかなか上がらないことを問題視しています。

一方で別の情報源によるとGoogleはGoogle Tensorの開発において新たなクラウドシステムを導入。その結果両方での拠点での進捗状況をリアルタイムで共有できるようになり今後改善するとの話。

ただ現状では遅れが出ていることに違いはなくレドンドが実際に延期になっています。

さらに開発進捗の遅れもあるのか過去2年において複数のTensorの開発を中止しているとの話。一時期Pixel BookにもGoogle Tensorが搭載されるとの噂がありましたがGoogle内部ではそれぞれの製品に合わせてGoogle Tensorをカスタマイズしようとしたけど製品化にはならず。

結局チーム内からも不満の声が出てきておりチーム内で歪みが発生している可能性もあります。何より試作のためのレドンドの設計をTSMCに期限内に渡すことが出来ず今年の始めに設計図をTSMCに納品することは出来たみたいですが2024年の量産には間に合わないとしています。

そのためかレドンドはGoogleのエンジニアが学習するためのテストチップとして生産され今後本格的にラグナの開発に進んでいく可能性があるとしており開発自体は遅れ気味。

結局のところ完全な独自SoCとして登場する予定だったレドンドは延期の上にテストチップに格下げ。次の期限にラグナの開発が間に合えば2025年に発表される可能性があるとギリギリな感じです。

最新技術を採用。

Googleの現状は以前のAppleと非常に似ておりAppleは3世代目のiPhoneまでに搭載していたAチップはSamsungのプロセスノードを採用した上でSamsungに製造を委託していました。

SoCはCPUやGPUなど中央プロセッサーだけではなくメモリやグラフィックスなどを統合。

従来は別々のコンポーネントとなっていましたが一つに統合することでコンポーネントのサイズや重量をスリム化できた上で電力効率も改善する流れになっておりAppleは以前コンポーネントを自社製に置き換えることができるまではSamsungとARMの技術を使いながら開発を進めた。

そしてiPhone 7の時から製造のみTSMCに切り替えており現状は完全にTSMCに切り替えています。また今後5G用のアンテナモジュールなどもQualcomm製から自社製に切り替える可能性。

なのでGoogleも全てをいきなり独自SoCに切り替えるという流れではなく通信やオーディオにグラフィックスなど世代を重ねるごとにSamsung製から自社製に切り替えているとしています。

分かりやすい例としてリアルタイム翻訳機能や自動文字起こし機能などに使われているTPUです。

なのでGoogle Tensor G4も設計自体はSamsungのプロセスノードに依存しつつもCPUやGPUはARMのアーキテクチャを使用しつつ他の部分で自社製に切り替えられる部分はさらに切り替えていくと思われます。

そしてラグナはSamsungのプロセスノードを採用せず完全に独自設に切り替えSamsung製のコンポーネントとも完全に決別する可能性があります。ちなみに今回の情報によるとラグナはTSMCの3nmプロセスルールが採用される可能性が高い。

さらにPixel 7aの時はより廉価なパッケージング技術を採用したGoogle Tensor G2を搭載していると話題となっており通常のGoogle Tensor G2よりコストが下がりやすい分発熱がしやすいと言われていますがラグナはAppleがほぼ独占的に使用しているパッケージングを採用する可能性がありSoCより薄型化した上で電力効率を改善させることができるとしています。

このラグナが今後計画通りにいけばGoogle Tensor G5という名称でPixel 10シリーズに実装。

Samsung離れを加速。

ただ今回の情報源となっているGoogleの元幹部はGoogleで独自SoCの製造に莫大なコストをかけることに疑問があるとしています。海外の市場調査会社によると2022年においてPixelの出荷台数は780万台だったのに対してAppleの出荷台数は2億3200万台と大きな差。

数億ドルの利益をもたらないものに対して数億ドルの開発コストをかけている苦言を呈している。少なくとも現状のPixelの販売台数では独自SoCの開発に拘る必要性はないのかもしれません。

ただ今後ARやVR製品で独自SoCを採用してGoogle製品での採用率が高まれば長期的にみて莫大な開発コストをかけて意味があると言えるのかもしれませんが現状ではなんとも言えない感じ。

一部情報によるとGoogle Tensor G4からTSMC製に切り替わる可能性があるとの予測。ただSamsung製と比較してコストが増加することからTSMC製の切り替えは断念との話でしたが今回の情報ではコストの問題ではなく開発進捗が大幅に遅れていることが原因という感じ。

逆に言えばコストが増加してでもGoogleは完全な独自SoCに切り替えたいと考えているのかも。

今年の後半に登場が予測されているPixel 8シリーズでは現行モデルと同じくExynos5300を継続採用すると予測されていますがGoogle Tensor G4はQualcomm製に切り替えて欲しい。

Google Tensor G4では完全な切り替えは無理でもSamsung離れは加速させてほしいところです。Samsung製のコンポーネントを多く採用していることからもPixelは実質Galaxyと言われます。

この道理で見ればSony製のディスプレイにSony製のセンサーを20個近く搭載しているAppleのVision Proは実質Xperiaなのかといえば否定する人がほとんどだと思います。

現にGalaxyがSamsung製のコンポーネントを積極的に採用しているわけではなく品質が優れているディスプレイやストレージやバッテリーなどを採用している感じです。

今後もPixelに品質が高いSamsung製のコンポーネントは採用して欲しいですがSoCは離れるべき。TSMC製になったから完璧になるとは言えませんがPixel 10シリーズでようやく始まりなのかも。

まとめ

今回はGoogle Tensor G5に関する情報が出てきたので簡単にまとめてみました。今後登場するExynos2400がどんなに仕上がりになるか次第の面もありますが現状では明らかにTSMCの方が高い技術力を持っており信頼性もかなり高いかなという印象です。

Snapdragon 8 Gen 4やSnapdragon 8 Gen 5ではサプライヤーにSamsungが復活との話も。Google TensorがTSMC製に切り替わったタイミングでSnapdragonがSamsung製になったらちょっと面白い展開になりそうで何より今からPixel 10シリーズが非常に楽しみです。

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