国内でも今後人気爆発?Google Pixelの3つの絶対的な強み

先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。

詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回は今後日本市場でより注目度が高くなる可能性があるGoogle Pixelの強みについて簡単にまとめたいと思います。

直販モデルの存在。

今回は主観に基づいてまとめているので予めご了承下さい。GoogleはAppleやSamsungと比較すると発売対象地域はかなり限定的で逆にGoogleがPixelを積極的に発売している地域はiPhoneのシェアが高い地域でAndroidのシェアを少しでも高めるために展開との話。

実際のところGoogleがPixelを発売している地域の全てでその条件に当てはまる印象はない。とはいえ個人的に好きなPixelが日本でも積極的に展開してくれるのは嬉しいところです。

まずPixelの一つ目の強みとして直販モデルの取り扱い。日本で初めてPixel 3シリーズを発売した時から直販モデルも併売されていました。今思うと全キャリアが揃ってPixelを扱ったことはありませんがそれでも直販モデルがあるからこそある意味好き勝手できる。

Pixel 7シリーズでの予約特典はストアクレジットに下取り金額の強化でPixel 7が実質0円でPixel 7 Proが約3万円で購入できるなど安さが目立ちましたが直販モデルがあるからこそ。

キャリアモデルに関してはプログラムや店舗独自の割引を組み合わせることで叩き売りが可能。とはいえ直近で見れば不当な大幅値引きと評価されており公正取引委員会が調査に乗り出し。

電波法の改正で料金とセットかつ最新機種の場合は割引条件が2万円ちょっとと規制。そのため端末返却前提のプログラムや白ロムでも同様の割引を受けることができる。

独自割引などを組み合わせて電波法を上手くすり抜けていますがいつ規制が厳しくなってもおかしくない状況ですがGoogle Storeでいかに安くPixelを販売したとしても料金とセットになっているわけでもないため電波法の規制にひっかかるわけではない。

なので言ってしまえばGoogleがある程度好き勝手できるからこその強みがあります。

他にも直販モデルを販売しているメーカーはありますがここまでインパクトがあることはなかなかやらない印象でキャリアモデルで人気があるGalaxyやAppleは派手なことはしない。

ちなみにGoogleにとって本家本元であるアメリカで上手くシェアを拡大できない一つの理由としてGalaxyの幅広いラインナップかつ立ち位置が似ているからこそ苦戦しているとされています。

一方で国内で見ればGalaxyは基本キャリアモデルのみでPixelほど自由がきかないです。

キャリアから販売してもらえれば販売台数は稼げるかもしれませんがPixelもSoftBankとauから発売されておりキャリアモデルは価格の高さがネックになりますが直販モデルは違う。

なので国内で見ればGalaxyよりPixelの方が有利な立場で今後シェアを拡大しやすいです。何より予約特典も魅力的でキャリアモデルと同日発売などこれだけでもかなり魅力的です。

キャリアとつながりが強いSonyやSHARPにGalaxyはなかなか難しい芸当に感じます。なのでGoogleは今後もGoogle Storeでの直販モデルに力を入れていく可能性。

絶妙な価格帯。

そして次に2つ目として空いた価格帯を絶妙にカバーしていること。国内で元々iPhoneが強いのはSoftBankが実質0円でばら撒いたことに加えその後取り扱いを始めたauとdocomoに関しても同様の値段でばら撒いたこと。

そして端末自体が非常に安定していたことからもシェアが安定。

近年シェアがピーク時の70%と比較すれば50%前後まで低下しているとはいえ端末が高価格化している中フラッグシップモデルが8万円から15万円とカバーが非常に広い。

今年で構成が変更されたとはいえ従来は無印は10万円以下で物足りない人はProモデルを選びまた6万円の価格帯でiPhone SEも用意されている。

国内で圧倒的な人気があるからこそAndroidは真っ向勝負するのが難しく結果5万円以下のエントリーモデルと15万円以上の最上位モデルと出来るだけAppleの価格帯からずれた位置で勝負していた印象を受けます。

ただ円安の影響にiPhone 14シリーズのラインナップ変更で従来は8万円程度で購入できたのが今や最低価格が10万円からとなっており上位モデルの最低価格が15万円と全体的に高めです。

iPhoneの高価格化によって空いた隙間に上手く入り込んだ印象を受けるのがPixelという感じ。

ちなみにPixelは安さを売りにしている機種ではなく他のメーカーが5G対応や世界情勢からも高価格化している中Pixel 7は約3年前に発売されたPixel 4シリーズから値段が変わっていない。

またこの円安の状況の中でもPixel 6aやPixel 7シリーズは値上げを最大限抑えている。

Pixel 7はiPhoneの無印モデルがいた8万円のゾーンに上手く入り込んでろいPixel 7 ProはiPhoneの上位モデルより3万円近く安く12万円ちょいに抑えたことで上手く価格で差別化。

また廉価モデルであるiPhone SEは約6万円に対してPixel 6aは約5万5000円と低めの価格設定。

さらにAppleは下取りはしっかりおこなってくれますがGoogleのような予約特典は特段なし。

またAppleにとってGoogleは眼中にないと思いますがGoogleはかなり意識しておりiPhoneの下取り金額を強化するなどiPhoneからのシェアを奪うことに積極的です。

GoogleもそうかもしれませんがiPhoneがこれ以上安くなるのは厳しいと言われています。

日本では高くなりましたがアメリカでは前モデル対比で価格が据え置きで据え置きだけでもかなり厳しいかったとされており今後高くなることはあっても安くなることには期待できない。

単純に為替の影響で安くなる可能性があるくらいです。そうなるとPixel 7の8万円のゾーンとPixel 7 Proの12万円のゾーンは今後もiPhoneが手を出しにくい価格帯になるため強いです。

GoogleがどれだけAppleのことを意識して価格優先をしたか不明ですがかなりの強みです。あとは逆にAndroid勢がこの価格帯を今後せめてくる可能性があるのでPixelが死守できるかです。

アップデートサポート期間と独自SoC

そして3つ目としてはスペックのバランスとカメラです。多くのユーザーは少しでも長く端末を使いたい傾向にありiPhoneだと当たり前のように5年以上はサポートしてくれますがAndroidで見れば3年が一つの目安。

最近は3年以上のアップデートに対応している機種も増えてきましたがPixel 6シリーズ以降はAndroidでは最長となる5年に対応しています。さらに強みに感じるのがアップデート自体の管理をGoogle自らを行っていることです。

基本キャリアモデルはキャリアがアップデートの管理を行なっておりメーカーが例えば最大5年のアップデートに対応と発表してもキャリアモデルが対応するかはキャリア次第です。

また海外でアップデートが配信されてもキャリアモデルはキャリアでの調節が入るため海外版と比較してもアップデートの配信が遅れ気味です。

ただPixelの場合は直販モデルにキャリアモデル関係なくGoogleが基本管理しているためアップデートの配信は海外版も国内版も一緒でタイムラグがなくキャリアモデルのようにキャリアの判断でアップデートが途中で打ち切られるということも考えにくい。

なのでGoogleが新製品を発表した際に必ずアップデートサポート期間も発表するのでその期間内はほぼ必ず対応することになります。

基本毎月セキュリティアップデートが配信されるためアップデートの配信回数で見ればiPhoneよりも多くなる可能性がありキャリアモデルのAndroidは太刀打ちができません。

現状Android最長となるメジャーアップデート4回にGalaxyの一部機種が対応していますがキャリアモデルが対応するかは現時点で不明でPixelの一つの強みになっています。

スペック全体で見るとGoogleはPixelを開発する際に80%のユーザーが満足できるようにと80%ルールを採用しているので奇抜性よりはトータルバランスを意識したスペック構成。

なので立ち位置的にはGalaxyやiPhoneなどに近く使いやすさが意識されています。また今後トレンドになるか不明ですがGoogleはAppleと同じく独自SoCを搭載しています。

基本ハイエンドに搭載するために設計されているため型落ちでもミドルレンジに搭載すると価格は安いけど動作性がかなり安定してコスパがいいと評される機種が生まれやすい。

Google Tensorは実質Exynosとも言われますが既製品を採用しているメーカーと独自SoCを採用しているメーカーでは自由の幅が違う。ちなみにPixel 6シリーズで搭載された消しゴムマジックですが実装されたのはPixel 6シリーズなので新機能に違いはありません。

ただそのベースの技術が発表されたのは2018年頃でGoogleは独自SoCに切り替えたことでようやく実装することができたことを明らかにしています。その他オフライン状態での文字起こし機能や翻訳機能など既成のSoCでは難しく独自SoCだからこそ対応したスペックです。

またカメラは非常に使いやすく自分が好きなモードを選んでシャッターボタンを押せばいいだけ。

他のメーカーの機種のように最短撮影距離など考える必要もなくフォーカス精度も優秀なためタップしてフォーカスを合わせなくてもある程度自分のイメージ通りに撮影してくれます。

カメラソフトの技術の高さはもちろん使いやすさはPixelの強みになっている印象を受けます。

まとめ

今後認知度がどんどん拡大していけば売上はより拡大する可能性がありiPhoneを抜かすことはなくても国内のAndroidの中では上位に食い込める可能性は十分にありえると思います。

あとはPixelは不具合やバグが多いという不安定なイメージをどれだけ払拭できるか。またSamsungやAppleと比較すると周辺アクセサリーに加えエコシステムもまだまだなので今後どれだけエコシステムの部分を強化することが出来るのかが課題に感じます。

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