Pixel 6aの中期レビュー。長く使っていたくなる不思議なミドルレンジ

今年の後半に2世代目のGoogle Tensorを搭載して正式発表されると予測されていたGoogle Pixel NotePadが再び延期されたと予測されています。詳細は「もう嫌だ。Google Pixel NotePad。また延期されたかも」をご参照下さい。

また先日にはGoogleの売れ筋である廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしてみたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

さて今回Google Pixel 6aを購入してから2週間以上使ってきたので中期レビューをしてみたいと思います。

長く使いたくなるミドルレンジ。

1週間レビューの時にもお伝えさせて頂きましたが実際に使うまで分からなかった懸念点が多かった。ただこの懸念点が実際に使ってみてそこまででなかったからこそかなり満足度が高いのかもしれません。

自分はレビュー期間が終わればすぐにハイエンドに戻しますがPixel 6aはちょっと別な感じです。このまま次のメイン機種として使ってみたいと思う機種が出てくるまでこのままでいいかなと思う。

前回の動画と出来るだけ被らないように良かったこと/悪かったことについてまとめたいと思います。

ハードの限界。

まず気になったのがカメラのフォーカス精度です。ミドルレンジとして見れば個人的には十分だと思う。ただPixel 6 ProやXiaomi 12S Ultraなどを使った後だとちょっと物足りなく感じる。

最上位モデルを中心に被写体をより正確に認識するためにレーザーオートフォーカスやTOFセンサーを搭載している機種が多くPixel 6 Proで見ればレーザーオートフォーカスを搭載。

そしてXiaomi 12S UltraやiPhone 13 Pro MaxはTOFセンサーを搭載しています。普段最上位モデルを使っている時はその恩恵を受けているという印象はありませんがたまにミドルを使うとセンサーの恩恵を受けていると実感。

コストカットや上位モデルとの差別化のためにミドルレンジが搭載しないのは仕方ないと思います。ただPixel 6 Proと比較すると被写体の認識精度が甘く感じることが多く特に顕著に差が出るのがポートレートモードを使っている時です。

上記の画像において毛先部分がうまく認識できずボケてしまっている。他の機種でもハードルが高いがまだPixel 6 ProやXiaomi 12S Ultraなどの方が上手く認識できる確率が高い。

娘の髪型にもよりますがPixel 6 Proよりも雑に認識されていることがありちょっと気になります。同じGoogle TensorにGoogle Cameraアプリを採用していることからもPixel 6aとPixel 6 Proの差はハード的限界にも感じます。

また流行りの1.0型センサーなどを搭載して欲しいと思いませんがせめて1/1.5インチ程度になればポートレートモードで撮影しにくい時もちょっとした逃げ道になる。

ただPixel 6aのメインカメラセンサーはサイズが小さいため逃げ道としても使いにくい感じです。あくまでも上位モデルと比較すればの話であり見劣りするのは正直当たり前だと思います。

ただPixel 6aを改めて使ってみて思うのがGoogleがPixel 6シリーズでセンサーを変更したのはGoogleがやりたかったことはGoogle Tensorだけでは厳しくカメラセンサーの刷新も必要だった。

比較するとそんなに差がある印象は受けませんが悪条件になるとその差がはっきりする印象です。ただ来年登場するPixel 7aのメインカメラセンサーがGN1なら面白いことになるかもしれません。

指紋認証の不具合。

そして良かったこととはちょっと違いますが前回の1週間レビューの補足もしたいと思います。まず指紋認証に関してネットで騒がれているような他人の指紋でもロック解除ができる不具合はなし。

海外サイトが把握している限りだとグローバル市場で同様の現象が発生している個体は10件以下。

実際には不具合が発生したからといって全てのユーザーがSNSなどで発信するとは限らないのでもっと発生件数はあるかもしれませんがほんの極一部の個体で発生している不具合という感じです。

仮にその不具合にあたるとしても相当確率は低いと思います。ちなみに参考にしている海外サイトはPixel 6aが手元に4台あるが再現することは出来なかったとしておりそこまで心配する必要はなし。

発売直前にYouTuberの個体に発生したこと。またPixel 6シリーズが発売当時に同様の現象が発生していたことがフラッシュバックしてかなり大きな話題になったという感じだと思います。

認証速度や精度は良くも悪くもない感じで手が濡れている時以外は基本失敗しない感じで屋外でも問題なく認証できます。光学式のため指紋に対して光を放射してその反射で認証。

屋外で認証できないということは認証の際にしっかり指をあてきれていない可能性もあります。あとは個体差と個人差だと思います。

特段不具合なく安定。

また自分の手持ちで見た場合通信関連の不具合は特段なし。ただWi-Fiのルーターが悪いのか定かではありませんが電波の掴みがちょっと悪い時はあります。

また自分が不具合と認識していないだけかもしれませんが特段不具合という不具合はない印象。

記事執筆時点ではアップデートがセキュリティパッチの更新と小規模のしかなく今後配信される8月のアップデートやAndroid13ではどうなるか定かではありませんが問題なく使えています。

自分の手持ちだとPixel 6 Proもそうでしたがネットで話題の不具合に遭遇したことがない。少なくとも不具合に関してユーザーはゼロであることが理想ですがこればかり運の側面もあります。

比較的バグや不具合が少ないとされているGalaxyやiPhoneでも発生している個体があります。Galaxyで最近で話題になったのはPixel 6aと同様に誰の指紋でもロックが解除できる。

ただ不具合が発生する条件としてサードパーティのスクリーンプロテクターを使っている場合。またiPhoneはiPhone 11シリーズ以降通信関連の不具合が発生している個体が多い印象です。

少なくともPixel 6シリーズが発売された当時と比較するとPixel 6aは不具合報告も少なめの印象。自分が使っていない範囲で不具合が発生しているかもしれませんが自分は特段問題なしの状態。

発熱と電池持ち。

そして気になるユーザーが多い電池持ちですがようやく海外サイトがバッテリーテストの結果を公開。

スコアは94となっておりほぼ予測通りでした。Pixel 6シリーズと同じくGoogle Tensorを搭載。ただバッテリーセーブの状態だとPixel 6対比で24時間伸びていることから待機状態における電力効率の改善。

またバッテリー容量が僅かに減少したとはいえリフレッシュレートが60Hzであること。

さらにディスプレイサイズが6.1インチなのでPixel 6のスコア86よりは少し改善すると思っていたので今回の94は妥当の範囲で前モデルのスコアとスペックから推測しやすい電池持ちという感じでした。

なので採用しているスペックから見れば順当な電池持ち。ちなみにPixel 6aのスコアは歴代で3位で2位が僅差で95のスコアを獲得しているPixel 5で1位が122のスコアを獲得しているPixel 5aです。

同サイトはPixel 4a 5Gのバッテリーテストのスコアを公開していないなど全てのPixelのスコアを公開しているわけではありませんが上位2機種がミドルレンジ向けのSoCを搭載している中Pixel 6aはGoogle Tensorを搭載しながらも3位というのは結構健闘しているようにも感じます。

また単純に考えればSoCの進化などからPixel 7やPixel 7 Proも前モデル対比で改善するかも。ただ評価するサイトによって電池持ちの評価も違うのであくまでも指標の一つでお願いします。

実際に使っているとスコアが100くらいの機種と同じ感じで個人的には十分に1日は持ちます。

またGoogle純正の18W対応電源アダプターで充電した場合充電開始30分で42%まで充電できる感じ。

ただPixel 6シリーズと同じくバッテリーへの負荷を避けるために電池残量が増えるにつれ充電速度が遅くなり海外サイトによるとフル充電に要した時間は1時間53分と結構時間がかかります。

ただライトユーザーをターゲットとした機種であり1日は持つ電池持ちであることからも寝る時に充電すればいい感じで多くのユーザーにとって充電速度はそこまで問題にならないと思います。

むしろワイヤレス充電に対応していない方が面倒で自分はPixel Standのスタンド部分をPixel 6a充電するときは外してワイヤレス充電対応機種を充電するときはスタンドで充電という感じ。

個人的にはワイヤレス充電前提での充電環境を作ってしまっているので面倒といったら面倒です。

また発熱がPixel 6シリーズと比較してしにくいのは実感できますが海外サイトによると持続性の改善。

Pixel 6aも負荷をかければ熱くなるがパフォーマンステストにおいてテスト開始で80%になりテスト開始1時間までその状態を維持したのに対してPixel 6は60%以下に低下することから安定性が大きく改善。

Pixel 6シリーズに関してはバグのあるソフトときつめのソフト制御から安定性に欠けていたのでPixel 6aでは大きく改善されたのは嬉しいところですよね。

何より廉価モデルであるPixel 6aの方がPixel 6シリーズよりパフォーマンスが持続させやすい。

まとめ

今回は購入してから2週間以上使ってきたので改めて気になったポイントと前回の動画の補足をしました。

個人的にはかなり満足度が高い機種で次に国内版を購入するとしたらiPhone 14 Pro MaxかPixel 7シリーズという感じなのであと1ヶ月近くはメイン機種として使うかもしれません。

約5万円という価格を考えるればかなり満足度が高い機種だと思います。

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