先日にSamsungは新製品発表会を開催してGalaxy Z Fold8シリーズを正式発表しました。競合を意識した結果なのかトレンドを先読みした結果なのかブック型を強化した感じです。
今回Galaxy Z Fold8をお借りすることが出来たので開封レビューをしつつGalaxy Z Fold7との比較レビューをしたいと思います。
開封。

今回SamsungさんからGalaxy Z Fold8をお借りすることが出来たので確認していきます。まず化粧箱は従来通り黒を基調としていますがデザインは変更され新鮮味があります。
付属品はUSB-CにSIMピンに説明書と最低限の印象で中華系と比較すると寂しく感じます。ちなみにGalaxy Z Fold8は最大45Wの有線充電に対応しているので久しぶりにスマホを買い替える人は合わせて充電環境を見直しておいた方がよく分かりやすいのは純正です。

またサブディスプレイ用にスクリーンプロテクターも別途購入した方が安心だと思います。

メインディスプレイに関しては反射防止コーティングが採用されたスクリーンプロテクターが標準装着されていますがこれはアクセサリーというよりはディスプレイの一部なので注意です。
なので自分で勝手に張り替えてしまうと保証対象外になる可能性があるので注意が必要です。AppleやGoogleとも一緒ですが付属品はかなり寂しく感じる一方で本体価格が高いからこそ充電環境含めてアクセサリーにもしっかり投資した方が満足度は高くなるのかなと思います。
デザインを確認。

そして次に大きな特徴の一つとなっているデザインを確認していきたいと思います。まず本体を閉じた状態で本体上部にはスピーカーグリルにマイクにSIMトレイを確認できます。
次に本体側面には指紋認証が統合された電源ボタンに音量ボタンを確認することが出来ます。
そして最後に本体下部はUSB-Cにマイクにスピーカーグリルとお馴染みなのかなと思います。気になった部分としてサイドフレームはアルミにも関わらずミリ波用のスリットがないです。
さらにフラット形状かつマット仕上げということもありかなりスッキリとした印象を受けます。
そして本体背面はフラット形状かつGorilla Glass Victus 2でコーティングされたガラスがマット仕上げとなっておりカラバリはラベンダー/グラファイト/クリームが定番色として用意されておりSamsungオンラインショップ限定としてピスタチオがあります。
注意点として販路やストレージオプションによって取り扱いのカラバリが異なります。
Galaxy Z Fold7との比較。
そしてここからは名称的には前モデルとなるGalaxy Z Fold7と比較していきたいと思います。とは言ってもデザインがあまりにも違うので詳細な比較をしてもあまり意味がないと思います。
なので気になる部分を確認していきたいと思いますが一つ目としては本体の横幅の違いです。よくiPhoneやGalaxyの無印はコンパクトで持ちやすく片手操作しやすいとの声を聞きます。

そして6.3インチ前後の機種の横幅は72mm以下のことが多くGalaxy Z Fold7はピッタリです。一方でGalaxy Z Fold8は81.9mmとなっておりこの1cmの差は比較するとかなり大きいです。
あくまでも自分の手の大きさで見れば片手操作は無理で両手操作もしくはバンカーリングなどアクセサリーでカバーしてあげないと厳しい感じで取り回しがいいとは正直言えません。
ただ本体を開いた時に恩恵を感じやすいのが201gというブック型では驚異的な軽さです。
本体を開いている時はどの機種であっても片手操作は基本無理で折畳式機種は開いてなんぼの世界だと思っているからこそ開いた状態で快適に使えるように配慮されている印象を受けます。
また本体を閉じた時の厚みに0.8mmの差がありますが正直そこまで気にならない感じです。さらに本体を開いている時の厚みにも0.4mmの差がありますが個人的には気にならないです。
個人的にGalaxy Z Fold7で優れていたと思う部分は本体の薄さよりも軽さだと思っておりGalaxy Z Fold8はそれ以上に軽いからこそ満足度が上がるのかなと思っています。
何より閉じている時と開いている時で全く取り回しが変わるので使い方のイメージは必須です。個人的には閉じている時の取り回しが悪くてもこのサイズ感は堪らないという印象を受けます。
メインディスプレイを確認。
次に大きな特徴の一つとなっているメインディスプレイを確認していきたいと思います。
ディスプレイサイズは7.6インチで画素密度でみれば歴代Zシリーズでトップクラスになります。
そして大きな特徴となっているのがアスペクト比で4:3とワイドデザインの採用と異質です。ただこれは歴代iPadで採用されてきたアスペクト比でありイメージしやすいかなと思います。
コンテンツの表示を比較。
とりあえずYouTubeを本体縦向きで再生してみるとGalaxy Z Fold8の方が圧倒的です。
また本体の向きをそのままの状態で全画面表示にしてもGalaxy Z Fold8の方が大きいです。
そしてGalaxy Z Fold7を本体横向きにして比較してみるとGalaxy Z Fold8の方がコンテンツは大きいですがそこまでめちゃくちゃ気になるような差があるかと言えば微妙です。
むしろネックな部分があるとすればパンチホール部分がコンテンツと重なってしまうことです。
次にマンガUPで無料のコンテンツを表示してみると拡大表示ならGalaxy Z Fold7です。
一方で見開き表示にするとGalaxy Z Fold8の方が無駄なく表示されているのを確認できます。
ディスプレイの視認性を確認。
次にディスプレイの視認性に直結する部分として輝度ですがピーク輝度は3000nitsに強化されており実際に屋内で比較してみると本当に僅かですが明るくなった印象を受けます。
とはいえスペックほど明確な差があるとからと言われればちょっと難しいのかなと思います。
一方で屋外で比較してみると明らかにGalaxy Z Fold8の方が明るく感じることが多いです。あくまでも今回試した感じだとGalaxy Z Fold8の方が屋外では視認性が優れています。
またGalaxy Z Fold8は反射防止コーティングが採用されたフィルムを標準装着している恩恵もあるのか輝度の改善と合わせて屋内外での視認性はしっかり底上げされている印象を受けます。
サブディスプレイを確認。

そして合わせてサブディスプレイを確認していくと5.5インチのフラットディスプレイです。ちなみにGorilla Glass Ceramic 3を採用しておりディスプレイ自体を薄型化しつつも耐久性を担保している素材でGorilla Glass Victus 2といい勝負なのかなと思います。
表示解像度でみればFHD+といった感じで解像感で困ることはないので心配は不要です。
コンテンツの表示を比較。
そして本体縦向きでYouTubeを再生してみると横幅に大きな違いがあることからもGalaxy Z Fold8の方が圧倒的にコンテンツが大きく表示されていることを確認出来ます。
また本体横向きで全画面表示にしてみてもGalaxy Z Fold8の方がコンテンツが大きめです。
次にマンガUPで無料のコンテンツを表示してみるとやはりGalaxy Z Fold8の方が見やすいです。ただ本体横向きにして見開き表示にする最適化が不十分なのか残念なことにちょいバグります。
Galaxy Z Fold8は16:10のアスペクト比を採用しているのでGalaxy Tabと一緒です。なので主要アプリは最適化されていることが多く無駄な余白や黒帯も発生しにくい印象です。
ディスプレイの視認性を確認。
また合わせてディスプレイの視認性に直結するディスプレイ輝度を確認するとスペックほどの違いは屋内だと確認しにくい感じで反射防止コーティングも採用されていない感じです。
一方で屋外で比較してみるとGalaxy Z Fold7対比で明らかに見やすくなった印象を受けます。
何よりスペックで見れば目新しさはありませんがコンテンツの消費を最大化するためのアスペクト比を採用した上により見やすくするために輝度を強化したという印象を受けます。
基礎スペックを確認。
そして次に基礎スペックを確認していきたいと思いますがOneUI9.0を標準搭載しています。事前情報ではGemini intelligenceを標準搭載していると言われていますが現時点では追加された新機能がOneUI9.0の恩恵なのかGemini intelligenceの恩恵なのか不明です。
Galaxy AIが進化。
先日の実機レポでも紹介させて頂きましたが新機能の一つ目としてNow Nudgeの最適化です。Now Nudgeは先回り提案をしてくれる機能ですが今回Galaxy Zシリーズに最適化されており提案した内容に合わせてアプリも合わせて表示されるようになったのが特徴になります。
さらに表示されたアプリをタップすることでマルチタスクに切り替わるので都度アプリを切り替えたり自分でマルチタスクに切り替える必要がなくなったのは便利だと思います。
そして2つ目としてはマイファンカムで多人数で写っている動画においてフォーカスしたい被写体を選べば切り取って再編集してくれる機能で個人的には汎用性が高いかなと思います。
Xperiaでは最初に被写体を選択した上で追尾しながら撮影してくれる機能がありますがマイファンカムは撮影後の動画を編集してくれるので子供の運動会など多人数が映る行事で活躍してくれる機能だと思っており切り取る際のアスペクト比を選択できるのも魅力です。
Galaxy Z Fold8専用というわけではありませんが消しゴム機能を使った際の編集前と編集後を同時に確認できるなど折畳式機種だからこそAIの編集機能とは相性がいいと思います。
アップデートサポート期間は最大7年となっておりこれは今やお馴染みなのかなと思います。ただSamsungは新機能の遡求に消極的になっているので新機能を使いたいかセキュリティ面で長く使いたいかで同じ7年でも意味が変わってくるのでここは注意が必要なのかなと思います。
容量構成を確認。
そして容量構成に関して最上位構成であれば1TBモデルのみRAM16GBに対応しています。
マルチタスクでGalaxy AIをバンバン使いたい人はRAM16GBの方が安心なのかもしれません。
発熱とパフォーマンスの持続性を確認。
そして発熱とパフォーマンスの持続性を調べるためにベンチマークを3回連続回してみました。先日話題になった通りベンチマークスコアはあくまでも参考程度にするようにお願いします。
スコア的にみれば300万点弱なので同じSoCを採用しているGalaxy S26シリーズより劣ります。
ただ強めの制御をしている恩恵が強いのか思っていたより発熱しないのはポイントです。流石にこの季節だと外でカメラ撮影をしているだけでもかなりの発熱を感じてしまいますが屋内でベンチマークで負荷をかけてこの程度であれば日常使う上で問題ないのかなと思います。
次にパフォーマンスの持続性を調べるためにWild Life Stress Testをしてみました。
トップスコアでみればGalaxy Z Fold8の方が僅かに高いにも関わらず安定率はほぼ一緒です。また計測終了後に外部温度を計測したところGalaxy Z Fold8の方が僅かに控えめな温度です。
なので発熱に対する制御はGalaxy Z Fold8で上手く対処されているのかなと思います。
バッテリー関連を確認。
そしてバッテリーに関してGalaxyで初となるシリコンカーボンバッテリーを搭載した機種です。ただ中華系のようにバッテリー容量に全振りしているわけではなく品質重視となっています。
電池持ちに関しては今後様子見をする必要がありますが歴代Galaxy Zシリーズの中では最大クラスの容量でさらにSoCやディスプレイの進化による電力効率の改善で前モデルよりは改善していてほしいかなと思っており逆にGalaxy Z Fold7と同等だと残念な感じになります。
そして充電速度に関して繰り返しになりますが有線充電の場合は最大で45Wで充電が可能です。またワイヤレス充電は間違っていないければ最大20Wだと思いますがQi2は非対応です。
なのでマグネット対応アクセサリーを使いたい場合は別途ケースを購入する必要があります。
その他を確認。
そしてIP48で生体認証はインカメラを利用した2D顔認証と側面に指紋認証を搭載しています。最近Galaxy Sシリーズの超音波式がまったり気味なのでこっちの方がスムーズに感じます。
そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量にしろ音質にしろGalaxy Z Fold7と比較するとちょっと物足りない印象を受けます。
折畳式機種特有機能を確認。
次に折畳式機種特有機能を確認していきたいと思いますが一つ目としてディスプレイの折目です。従来のディスプレイと異なりディスプレイ下部の衝撃吸収層に2層のチタンを採用したことでディスプレイ自体の耐久性が改善しつつも折目自体が目立ちにくくなったのが特徴になります。
とはいえ正直なところ現時点で折目が目立ちにくいと判断するのはちょっと難しいところです。いくら貸出機とはいえほとんど使っていないことを考えるとディスプレイにそこまでの負荷がかかっていないので折目が目立ちにくいのは当たり前で最低でも1ヶ月は様子見が必要です。
ただ現時点で評価するなら購入して約1年経過したGalaxy Z Fold7よりは目立たないです。
ヒンジとフレックスモード。
次に2つ目としてヒンジですがGalaxy Z Fold7の時にネックだった本体の開閉自体はかなりしやすくなっている印象でこれであればケースなどなくても十分に快適だと思います。
ただヒンジ構造の見直しの影響なのかフレックスモードに非対応になったのは残念なところです。
従来であれば90度を超えてもある程度調整が出来ましたがGalaxy Z Fold8では厳しいです。なのでフレックスモードを多用している人にとってはちょっと何とも言えないのかなと思います。
またメインディスプレイを使ってビデオ通話をしていた人にとっても不便になったかもです。その他マルチタスク自体は今までと大きな違いはなく強いていうならGalaxy Z TriFoldが対応していた画面3分割に対応したことですがこれだと本体の縦幅がもっとほしくなります。
アプリの最適化を確認。
次に3つ目としてアプリの最適化ですがそもそも最適化されていたアプリは心配が不要です。
またショート動画をみる時に左右に無駄が発生しそうですがコメントを表示することが可能で一覧性という部分ではかなり魅力的でコンテンツをより楽しみやすくなっている印象です。
一方で難しい部分として本体縦向き(横長)の状態だとスピーカーが上下となります。スピーカーが左右に配置されてなくても音質は気にならないですが大画面を生かすために縦向きのままでスタンドで楽しもうとするとスピーカーに干渉してしまうので難しいです。
また一般的なスマホ向けアプリを表示してみると強制的に向きが変わるのは何ともです。もちろん全てのアプリを試したわけではなくオプションやGood Lockで逃げ道があるのかもです。
ただ本体の向きを変えずにちょこんと表示にするのではなく強制的に向きを変えてしまうのは個人的にはマイナスでこうなってくるとサブディスプレイの使用頻度が高くなりそうです。
ちょっとまだ試し切れていないので今後様子見をして改めて評価をしてみたいと思います。
何より表示するコンテンツに合わせて本体の向きをかえて使うのが一般的なのかなと思いますが個人的にはワイドデザインだからこそ向きを変えずに使いたいと思う気持ちが強いです。
また折畳式機種はマルチタスクに向いているとはいえマルチタスク前提となるとちょっと不便に感じる部分もありやはりアプリの最適化は現時点で不十分に感じてしまうのかなと思います。
もちろん使うアプリ次第だと思いますがスマホ向けアプリは工夫が必要になるかもです。
カメラを確認。

最後にカメラを確認していきたいと思いますが広角は50MPになったのは残念です。
ちなみに広角はGalaxy Z Flip8と一緒で、超広角はGalaxy S26 Ultraと一緒となっています。とりあえず写真と動画のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
センサーの差かGalaxy Z Fold8の方が彩度が高めの印象を受けます。
正直そこまでの差はない印象を受けます。
広角で撮影。
一方で広角になるGalaxy Z Fold8の方が色がちょっと抜けている印象を受けます。
センサーサイズの差かGalaxy Z Fold7の方が被写体に寄りにくい印象を受けます。
全体的にGalaxy Z Fold8の方が明るく補正されている影響もあるのか、加工感はちょい落ち着いた印象を受けます。
ポートレートで撮影。
Galaxy Z Fold8の方が被写体に寄りやすい印象です。
別にGalaxy Z Fold7も高解像度モードで撮影しているわけではありませんが2倍になると解像度が高く感じます。ちなみにGalaxy Z Fold8はポートレートだと最大2倍までです。
マクロで撮影。
超広角を利用したマクロ撮影に関してはGalaxy Z Fold7の方がフォーカスが合わせやすいです。
望遠で撮影。
Galaxy Z Fold8はちょっと色が抜けている印象です。
デジタルズームということもありGalaxy Z Fold8はちょっとノイズが多い印象です。
決してGalaxy Z Fold7の望遠は強いとは言えないですが、まだ安定している印象を受けます。
望遠でマルチに撮影。
Galaxy Z Fold7は加工感が強めに感じます。
2倍程度であればそこまでの違いはありません。
Galaxy Z Fold7は光学倍率ということもあり、全体的に引き締まっている印象を受けます。
Galaxy Z Fold8は倍率が上がると白飛びしやすいです。
超広角(低照度)で撮影。
次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。ちなみにカメラアシスタントを使えばナイトモードを固定化することが出来ますが、今回は自動で撮影しています。
Galaxy Z Fold7の方がノイズが多い印象を受けます。
広角(低照度)で撮影。
Galaxy Z Fold8の方が白飛びやフレアが発生しやすい印象です。
Galaxy Z Fold8の方が臨場感があります。
低照度の環境だとGalaxy Z Fold7の方が安定している印象を受けます。
まとめ。

今回はGalaxy Z Fold8をお借りすることが出来たので開封レビューをしてみました。価格に関してSamsungオンラインストアだとベースモデルが27万円からと正直高いです。
今の市場状況を考えると頑張ってくれた印象ですが高く感じてしまうことに違いはないです。
また本体価格を頑張ってくれたからこそだと思いますが以前のように下取りの強化もなく実質負担金を抑制する施策がないのは多くのユーザーにとってネックなのかなと思います。
一方でまだまだ試し足りないですが端末自体はめちゃくちゃ面白いのかなと思っています。特に自分のようにコンテンツの消費がメインになっている人にはドンビシャだと思います。
製品貸出: Samsung Japan
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