超待望の存在に?Pixel 10は最もスペック強化に注力したPixelに

先日には今年の10月に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9シリーズのほぼ確定的なデザインがリークしておりフラット化が特徴見えますがiPhoneのデザインに非常に似ています。

詳細は「カメラが超強化?Pixel 9シリーズのほぼ確的的なデザイン判明」をご参照下さい。一方で先日に海外サイトはGoogle Pixel 8シリーズで強化された顔認証に加え生体認証が唯一正しく機能する機種だと絶賛しています。

詳細は「Pixel 8。Androidで唯一生体認証で正しいロック解除を行う機種」をご参照下さい。さて今回CNBCによるとGoogleが今後のAndroidにおけるAI関連機能の展望について言及していることが判明したのでまとめたいと思います。

より高度な言語モデルを統合へ。

GoogleはPixelにAIをブレイクスルーためにPixel 6シリーズからGoogle Tensorに移行。昨年末から年初にかけての新製品ラッシュを見ると各社AIに力を入れてきた印象を受けます。

ただGoogleはAIに先行して投資してきたこともありPixel 8シリーズにアドバンテージがある。そして今回のGoogleのスマートフォン部門の幹部が今後のAIについて言及したことが判明。

同氏によるとGoogleのより高度な大型言語モデルが来年からAndroidに組み込まれることに期待。Androidと表現していますが自社のサービスを最初に搭載するとなればPixelになると思います。

ちなみにGoogleは言語モデルとしてGemini Nano/Gemini Pro/Gemini Ultraを発表。そしてGemini Nanoに関しては昨年の12月のFeature DropでPixel 8 Proに統合されました。

このことからもおそらくですが来年登場するPixelではGemini ProかGemini Ultraが統合という流れになると思いますがGemini Ultraの統合はちょっと現実的ではないと思う。

そうなるとGoogleはPixel 10シリーズでGemini Proの統合を目指している可能性がある。

先日SamsungはGalaxy AIを正式発表しましたがジェネレーティブエディットなど一部機能はGoogleクラウドとGemini Proを使用してオンラインで処理しておりPixel 8の編集マジックもおそらくですがGemini Proを使用してオンラインで処理している可能性があります。

まだまだ不透明な部分もありますが今はオンラインでしか出来ないことがPixel 10シリーズではオフラインで処理できる可能性があり合わせてより高度なAI関連の新機能が追加されることに。

少なくとも今回の幹部の発言からもGoogleは今後もオフライン処理をメインにする可能性。

ちなみにSamsungは今後Galaxy S23シリーズやGalaxy Z Flip 5などにもGalaxy AIを拡張することを明らかにしておりGoogleと比較してオンライン処理が多い狙いの一つしては端末のスペックに過度に依存しないため既存機種や今後ミドルレンジでも対応機種が増えるかも。

一方でGoogleの場合はオフラインがメインになるのであれば端末のスペックにかなり依存します。そのためPixelのスペックの底上げが今後より重要になってくる可能性がありGemini Proをオフラインで動かす場合にどれだけのスペックが必要になるのか現時点では不明という感じです。

ただPixel 8とPixel 8 ProでAI関連機能に差があることを考えるとRAMは現状でも8GBでは足りないと判断することができ最低でも12GB以上は必要になってくる可能性があります。

今回の話と繋がるのか不明ですがPixel Fold 2のプロトタイプのRAMは16GBであることが判明。仮にプロトタイプ通り製品化されればPixel 9 ProもRAM16GBの対応はありえると思うので今年のPixel 9シリーズから来年に向けての準備が始まっている可能性があります。

TSMC製に切り替える理由。

あくまでも今回の内容は推測の部分が多いですがPixel 10シリーズの噂と整合性がある部分も。Pixel 10シリーズが搭載するGoogle Tensor G5では初のTSMC製を採用する可能性があるとの予測。

従来のGoogle TensorはSamsungのExynosをベースにしたカスタマイズSoCと言われておりサプライヤーもSamsungとなっているため逆に言えばSamsungの出来に大きく左右されます。

一方でGoogle Tensor G5はGoogleの完全な独自SoCとなりARMのアーキテクチャに加えTSMCの3nmプロセスルールを採用した上で設計されサプライヤーもTSMCになるとの予測です。

ちなみに先日の情報からもGoogleはGoogle Tensor G5のテストを今年の中盤から開始するため台湾のテスト機関にGoogle Tensor G5のプロトタイプを預けたと言われており開発は順調かも。

またAppleのAチップで採用されている高度なパッケージング技術が採用されるとの予測もある。より優れたパッケージング技術を採用することでSoC自体を薄型化することができ消費電力の抑制に電池持ちの改善と現行のGoogle Tensorのデメリットをしっかり改善できるかも。

もちろんGoogleがどのように設計したのかが重要でTSMC製に切り替えて成功とは限らないです。

ただ最新世代で見るとSnapdragon 8 Gen 3のベンチマークは200万点を超えてくる中Exynos2400は170万点前後とExynos2400を搭載したGalaxy S24+よりもGalaxy S24 Ultraは発熱しにくく電池持ちも優れた上でパフォーマンスが高いことが判明しています。

もちろんQualcommの功績も大きいと思いますがSamsungよりTSMCの方が基礎技術が高い印象です。MediaTekのDimensityもTSMCのプロセスノードを採用しておりExynos2400よりは優秀です。

このことを考えるとGoogleがTSMCと組むだけでもしっかり底上げされる可能性が高いと思う。何よりゲーム性能などを求めているようには見えないPixelがなぜTSMC製に切り替えるのか疑問でしたが今回の情報通りならAI機能を強化するためにSoCの底上げが必要だった可能性。

現状のGoogle Tensor G3をみる限り発熱や電池持ちとのバランスを考えるとGoogleは仕方なく制御しているようにも見えTSMC製に切り替えることで開放したい可能性があります。

先ほどの話とも重複しますがGemini Proあたりを統合するとなった時にSoCはどの程度のパフォーマンスが必要になってくるのか不明ですが現状Samsung製だと統合するのは無理かも。

Snapdragon 8 Gen 3でAI機能が大幅に強化されていることを考えるとAI強化にもSoCが重要。ここをGoogleが一番身に染みているからこそコストが増加してもTSMCと組みたい可能性がある。

最もスペックを意識したPixelに。

Pixel 9シリーズではよりパーソナライズされたAIアシスタントが統合される可能性があります。

現状だとGoogle AssistantとGeminiの統合を進めているようにも見え今後Geminiが実質AIアシスタントとしてPixelを支えていく存在になる可能性がありますが結局Geminiは現状オンラインでの処理がメインになると思うのでGoogle Assistantのようにオフラインでしっかり処理できるAIアシスタントを搭載したいと考えれPixelの底上げに注力しているかも。

現状だとPixel 10シリーズに関するリークはほとんどなく今後いくらでも変更される可能性がある。少なくとも現時点で可能性が高いのはTSMC製に切り替わったGoogle Tensor G5の搭載でパフォーマンスが底上げされた上でAIのオフライン機能がより強化される可能性があること。

また情報が錯綜していますが現時点で2024年モデルとなる爬虫類のコードネームを採用した機種は3機種見つかっており先日リークしたデザインはPixel 9とPixel 9 Proと言われていますがトリプルレンズカメラを共通して採用していることからもPixel 9 Proの小型モデルとPixel 9 Proの大型モデルに加え現時点でデザインがリークしていないPixel 9の3モデルかも。

ちなみに以前リークしたロードマップからも今年は小型のProモデルが追加されるとの予測。このロードマップと今年のラインナップは一致している可能性があり2025年のロードマップはPixelが4モデル構成になると予測されており無印に大型モデルが追加される可能性があります。

まさに現行のiPhoneのラインナップと同じ感じでPixel 9シリーズでは小型のProモデルを追加。そして2025年では無印に大型モデルを追加することでより多くのニーズに応えるように強化。

またAppleのようにSoCで差別化してくる可能性があり無印の価格を出来るだけ抑えることでProモデルの価格はTSMC製のGoogle Tensor G5を搭載からも値上げしやすくなります。

AI関連機能にあまり興味がない人はPixel 10シリーズをそこまで気にする必要はないかもです。ただPixel 10シリーズはAI関連機能を強化するためにスペックが最大限強化された機種かも。

おそらくパフォーマンスが底上げされたとしてもゲームを快適に出来るようなチューニングはせずあくまもでAI関連機能が中心であとは電池持ちや発熱とのバランスをとってくると思います。

何よりPixel 10シリーズはGoogleがスペックで攻めてくるシリーズになりそうで楽しみです。

まとめ。

今回はGoogleがPixel 10シリーズのヒントに言及していたので簡単にまとめてみました。AIが必要かどうかはユーザー次第で現状のAI関連機能は日常生活とちょっと距離があります。

ただ今後高度な言語モデルを統合できれば身近な新機能が追加されてくる可能性があります。その最初の機種がPixel 10シリーズになりそうなので今から非常に楽しみです。

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