Tensor G5のテストがまもなく開始。Pixel 10で大刷新へのカウントダウンへ

先日には今年の10月に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9シリーズのほぼ確定的なデザインがリークしておりフラット化が特徴見えますがiPhoneのデザインに非常に似ています。

詳細は「カメラが超強化?Pixel 9シリーズのほぼ確的的なデザイン判明」をご参照下さい。一方でGoogle CloudにGemini Proを使って強化されたGalaxy AIを搭載したGalaxy S24 Ultraを購入したのでPixel 8 Proと比較してみました。

詳細「AIにほぼ差がない。Galaxy S24 UltraとPixel 8 Pro 徹底比較」をご参照下さい。さて今回Phone ArenaによるとGoogleはGoogle Tensor G5のテストをまもなく開始する可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。

テストをまもなく開始。

Googleの元幹部からのリークとしてGoogleは独自SoCに莫大な投資をしていることが判明。初代Google Tensorを開発する時にQualcommから優秀な人材を引き抜きつつ開発を継続。

ただ一方で初代Google Tensorから現在に至るまでなぜSamsungと共同開発しているのか不明。独自SoCと言いながらもExynosをベースにしたカスタマイズSoCなので完全な独自SoCとは言えず。

一方で先日の情報からもGoogleはGoogle Tensor G5でTSMC製に切り替えるとの予測。当初は2024年を目処にしていたみたいですが開発スケジュールに大幅な遅れが出ていることからもTSMCの試験生産するための期日に間に合わず結果2025年が目標に変更されたとも言われています。

そして今回の情報によるとウェーハプロービングやバーインテストやアセンブリサービスなどを半導体のテスト関連のサービスを行っているKYECにGoogle Tensor G5を引き渡したとの情報。

もちろん今後変更される可能性はありますがようやくテストする段階に進んでいると思われます。今回Google Tensor G5を引き渡したことが判明しましたがテスト自体は今年の半ばから開始。

そして約1年かけて開発を進めて来年の6月頃には最終確定版の大量生産を開始する可能性がある。Samsungと比較するとTSMCに切り替えることでコストが大幅に増加する可能性があり現にGoogleはコストの問題や生産量の問題から一度見送ったとの話もありましたが現実味が増した。

仮に今回の情報通りであればイレギュラーなことがなければGoogle Tensor G5で切り替えに。ちなみに一部情報によるとGoogle Tensor G5はTSMCの3nmプロセスルールを採用との予測。

さらにAppleが利用している高度なパッケージング技術を採用することでSoC自体を薄型化させ電力効率を改善することができると言われておりPixelの発熱や電池持ちも改善する可能性。

ちなみにSamsungはExynos2400で新しいパッケージング技術が採用されたことに加え第3世代の4nmプロセスルールの採用などで電力効率やパフォーマンスが改善したとされています。

ただExynos2400で採用されたパッケージング技術はあくまでもSamsungにとって新しいだけでTSMCはすでに採用しているなどやはりSamsungはちょっと遅れているという印象を受けます。

少なくともSamsungよりTSMCの方が技術力が高いことからもGoogle Tensor G5で期待できる。ただ繰り返しになりますがコストはSamsung製と比較するとかなり増す可能性があります。

AI強化に必須の存在。

先日の情報からもGoogleは2024年に達成させるべき野心的な目標に言及しておりこの目標を達成させるために組織構造の見直しや投資の見直しが必要で結果大きな痛みが必要との話。

つまりGoogleは経営効率を改善させるためにも今年はさらにレイオフを進める可能性があります。一方で海外サイトによるとGoogleはPixelを次のレベルに持っていくにはExynosから離脱して完全な独自SoCに進化させる必要があると考えている可能性があるとしており投資もより必要。

半導体に関して完全な素人なので何ともですがAIを強化するには半導体の強化が必須です。一般層からすればSoCのパフォーマンスを図るにはベンチマークでテストするのが一番分かりやすい。

ただAI関連のパフォーマンスはベンチマークではなかなか見えない可能性があります。Samsungがどのような意図なのか把握していませんがGalaxy AIを通して写真の編集機能を強化。

被写体を動かしたり大きさを変えたりできる一方でネックになるのはオンライン接続が必要です。一方でPixel 8シリーズの編集マジックは類似機能ですがオフラインで処理することができます。

ベンチマークで見ればPixel 8は120万点前後に対してExynos2400は180万点前後でSnapdragon 8 Gen 3は200万点前後とGoogle Tensor G3は大きく見劣りしますがそれでもオフラインで処理できていることを考えるとAIに必要なパフォーマンスを備えていることに。

SamsungはExynosとSnapdragonと2つのモデルが存在しており共通の体験ができるようにあえてオンラインで提供している可能性がありますが実際のところはよく分からないという感じ。

何よりGalaxy AIの一部機能はGoogl CloudにGemini Proを使用しているのでGoogle Tensor G3でより効率的に動作するように設計されているサービスをSamsungがある意味借りているからこそPixel 8シリーズほど最適化ができていないという感じなのかも。

少なくともSnapdragon 8 Gen 3にしろDimensity9300にしろAI関連機能の強化をアピール。それだけ各社AIを意識しておりAIをより強化するにはSoCの底上げが非常に重要になる。

この中でGoogleがAIをより強化するにあたってSamsung依存では限界があると判断した可能性。

SoCを底上げすることが出来れば今後のPixelのAI機能はさらに飛躍する可能性がありPixel 8シリーズをみていると発熱や電池持ちとのバランスをとるためにパフォーマンスをかなり抑制しているように見えるのでPixel 10では一気に解放される可能性も十分にあり得る。

少なくともスマホ分野だとPixelがAIでもっとも先行している感じで強みを活かすには莫大なコストがかかったとしてもTSMCと協力するのが一番だと判断した可能性があります。

Samsung離れが加速する可能性。

そしてやはりというべきではありますがGoogle Tensor G4は最後のSamsung製かも。Google Tensor G5のテスト準備をしていることを考えるとGoogle Tensor G4の開発はすでにある程度目処がついている可能性があり何よりTSMC製の話ないのでSamsung製が継続。

リークしているコードネームからもGoogle Tensor G3のマイナーアップデートモデル。Google Tensor G2の時のように基本アーキテクチャは変更せずクロック数のみ変更。その上でGPUを強化するという最低限のマイナーアップデートモデルに留める感じなのか。

Google Tensor G3はExynos2300がベースと言われている中Google Tensor G4はExynos2400をベースにした割とそれなりに進化するマイナーアップデートなのかは現時点で不明。

何より前者の場合は電池持ちや発熱が改善されることはあってもパフォーマンス自体はほぼ変わらないと思うのでこの場合Pixel 9シリーズはベンチマークでかなり批判されるかも。

ただ逆に最も安定化を意識したPixelという感じでゲームをやらないユーザーにはいいかもです。

一方でGoogle Tensor G5でTSMC製に切り替われば半導体以外のSamsung離れも加速するかも。おそらくですがストレージやディスプレイはSamsung製を継続で採用する可能性があります。

一方で個人的に気になる部分としてはカメラセンサーが以前のようにSony製に戻ることがあるか。GoogleはPixel 6シリーズでGoogle Tensorを搭載した時からカメラもSamsung製を採用。

そしてPixel 7シリーズではSamsung製の比率が高くなっており一つの狙いとしてはコンポーネント全体でより多くSamsung製を採用することでコストカットした可能性がある。

ただおそらく一番コストがかかっているSoCがSamsungから離れるとなればそれ以外のコンポーネントをSamsung製に固執しても今までのようなコストカットが出来ない可能性がある。

面白いと思うのはフラッグシップモデルほどSamsungへの依存度が高くなりPixel 7aやPixel Foldなどフラッグシップ以外になるとSony製への依存度が高くなるという感じです。

Pixel 10シリーズではSony製のカメラセンサーを採用して5GモデムもSamsung製から変更に。全体的にコンポーネントの品質が改善する可能性もありPixel 10は大刷新になる可能性も。

ただ一方で推測通りなら今までのような価格のアドバンテージは全くなくなるかもしれません。

まとめ

今回はGoogle Tensor G5がようやくテスト段階に入ったみたいなのでまとめてみました。TSMC製に切り替わることで全てが改善するというわけではありませんが期待はしたくなります。

何よりPixel 10ではどのような進化遂げるのか今から非常に楽しみです。

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