PixelにGalaxy。直販版ではなくキャリア版をおすすめしたくなる理由

国内においては前モデルが安すぎたのか高価格化して批判されているGoogle Pixel 8 Proですが以前よりターゲット層が分かりやすく、さらにGoogleの拘りも明確になっています。

詳細は「使ってみて分かった。Pixel 8とPixel 8 Pro。どちらを買うべきか」をご参照下さい。また先日には12月のFeature Dropが配信を開始しており、これでようやくPixel 8 Proがスタートラインに立てたという感じです。

詳細は「まさに神アプデ。Pixel 8 Proが12月のアプデでゲームにカメラを強化」をご参照下さい。さて今回はGoogle PixelにGalaxyと直販版ではなくキャリアモデルを買った方がいい機種について主観的にまとめたいと思います。

補償が重要

まず今回の記事の前提として直販版などを自分で購入できる最低限のリテラシーがあることです。その上でキャリアで購入するかどうかの判断基準は保証とアップデートだと思っています。

一つ目に保証ですがキャリアが有料の補償プランを用意している上に実店舗でも相談しやすい。特にスマホに疎い人にとっては実店舗でしっかりと相談できるのは大きな強みになると思います。

メーカーも不具合が出来るだけ出ないように開発した上で発売していると思いますが実際には厳しい。何か不具合があった時や故障した時に実機を元に相談できるのは相手に情報も伝えやすいです。

一方でメーカーの直販版などは基本はオンラインでのサポートになるため情報を伝えにくいです。その上で保証の観点からもキャリアモデルを買った方がいいと思う機種はGoogle Pixelです。

Google Pixel

Google Storeでの大型セールでの大幅値引きや下取りの大幅強化にストアクレジットとキャリアにはちょっと真似出来ない施策であり何より実質負担金を抑えて購入できるのが魅力です。

ただGoogle Storeにおける直販版はメーカー保証の1年のみでユーザーに過失があった場合は保証対象外になることがほとんどで基本は初期不良以外は対応してもらえないと思った方がいい。

メーカー保証自体はどこもこんな感じだと思いますがキャリアモデルとの大きな差につながるのが有料の補償プログラムがないことで何かあった場合の実質負担金はかなり高くなることが多い。

Googleは他社と比較すれば安い方ですがPixel 8シリーズでは一気に高価格化しています。またコンポーネント自体のコストも増加しているため修理代もどんどん高くなっています。

キャリアの補償プランで見れば機種にもよりますが毎月1000円前後の月額料金を支払った上で何かあった場合は1万円前後の費用を払うことによって交換機と交換してくれるので楽です。

また交換機は負担金が発生しますが店頭で無償の範囲で対応してくれるのか相談できるのも強み。何もなかった時は補償プログラムの利用料金の分高く端末価格自体も直販版と比較するとキャリアモデルの方が高いのでトータルで見ればかなり高くつきますが安心を買っている感じです。

自分は何かあった場合は全額自己負担でいいかなと思っているので直販版を間違いなく購入する。ただ多くのユーザーにとっては安心は必要だと思うのでキャリアモデルの方がおすすめしやすい。

ハードの品質にソフトの不具合と安定性が欠けるPixelだからこそ現時点ではキャリアがおすすめ。

アップデートとスペック

次に2つ目の判断基準としてアップデートで基本きにするべきはAndroidという感じになります。国内で発売されているAndroidの多くはメーカーが最新のアップデートを公開してからキャリアが調節を入れてキャリア経由で配信するためグローバルとタイムラグがあります。

逆に言えばメーカーが直接配信しているメーカーの機種は気にする必要はなくiPhoneとPixelです。そしてキャリアモデルと直販版でアップデートのタイムラグがあるかどうかで確認するとXperiaやGalaxyにAQUOSなどは直販版だからといってアップデートが早いということもないです。

むしろXperiaやGalaxyはキャリアモデルの方が優先されていると思うくらいで逆転現象に。アップデートで差がないとなってくるとキャリアモデルと直販版でスペックの差を確認すべき。

その上で現時点で無理に直販版を買う必要がないのがGalaxyのフラッグシップという感じです。

Samsung Galaxy

Samsungはキャリアとべったりだったということもあるのか直販版の導入が他社より遅れ気味。2023年にはかなり力を入れてきましたがスマホでみればストレージにカラバリが限定的です。

フラッグシップでみると初の直販版はGalaxy S23 Ultraでクリームに1TB限定です。ちなみに1TBモデルはキャリアのオンラインショップ限定でカラバリはブラックに限定されています。

なので明らかにキャリアで販売しているモデルに影響が出ないように選んでいるように見える。またGalaxy Z Fold 5は1TBでGalaxy Z Flip 5は512GBと最大容量のみの取り扱い。

Galaxy Zシリーズはオンラインショップ限定のカラバリであるグレーが導入されたのでまだマシ。とはいえ最大容量のためGalaxy Z Fold 5でみればギリギリ30万円以下とかなり高いです。

おそらくキャリアに忖度しているのでこのようなラインナップになっていると思います。

なのでユーザーからすれば直販版を待望していたとはいえとても買いやすい状況ではないです。Samsungは直販版のために有料の補償プランを用意していることに加え原宿の直営店に加えドコモと協力することで一部実店舗ではGalaxyの修理サービスを提供するなどサポートを強化。

ただ肝心のスマホ自体が買いにくいからこそ現状では無理して選ぶ必要はないかなと思います。販路によってカラバリやストレージは制限されるとはいえキャリアモデルの方が選択肢があります。

2024年に流れが変わってくるのであれば別ですが現状だとキャリアモデルでも十分に感じる。

直販版がおすすめのメーカー。

あくまでも主観ですがPixelとGalaxyに関しては現状で見るとキャリアモデルの方がおすすめ。自分は保証をあまり気にしないのでPixelは直販版を選びますがGalaxyに関しては直販版の発売がかなり遅いこともあるのでわざわざ直販版を買いたいと思えないのが本音です。

まさに数年前のSonyの展開を見ているような感じなので今後改善していくのかもしれません。

Apple iPhone

そして逆に直販版でいいと思うメーカーの一つ目がiPhoneでキャリア版はここ数年購入していない。新製品の在庫を確保するためにキャリアでも予約することがありますが基本は直販版が優先。

直販版の方が優先的に在庫が供給されることに加えApple Care+としっかり補償プランもある。またアップデートの配信時期に差があるわけではなくiPhoneに関してはキャリアの独自カスタマイズがあるわけでもないので中身は実質一緒なのでキャリアモデルにメリットがない。

Appleの実店舗は少ないのがデメリットですが補償プランはしっかり用意されているので困らない。なのでキャリアモデルでわざわざ安心を買う必要もなく直販版と数万円の価格差は許容できず。

iPhoneに関してはキャリアモデルを最後に買ったのを覚えていないくらい買っていないです。

Sony Xperia

次に2つ目のメーカーとしてXperiaでここ数年のマーケティング強化でだいぶ良くなった。以前はキャリアモデルとのタイムラグが4ヶ月から半年はある感じで正直微妙という感じでした。

ただXperia 1ⅤやXperia 5Ⅴで見ればタイムラグが1ヶ月程度までに改善しており許容範囲に。自分はレビュー用に海外版を購入することが多いので以前は海外版/キャリア版/直販版と最大同じ機種を3台購入していましたが2023年で見れば海外版/直販版の買い替えで済んでいる。

またキャリアモデルと比較してスペックが底上げされていることが多くXperia 1ⅤとXperia 5Ⅴはキャリアモデル対比でストレージが2倍で512GBと256GBになっているのは嬉しい。

さらにXperia 1Ⅴに関してはRAMが16GBに強化されているのも魅力でカラバリも直販版限定でグリーンが用意されるなど直販版の方が強化されておりミリ波に非対応なことくらいです。

もちろん直販版なのでアンインストールが不可なキャリアアプリもなければキャリアロゴもない。またXperia 1Ⅴの直販版は19万5000円に対してキャリアモデルは21万円ちょいと安いです。

なのでXperiaのフラッグシップモデルがほしい人は直販版でも十分かなと思っています。

ほとんどの人はキャリアで購入する。

またキャリアが扱ってはないけど直販版は販売しているメーカーも増えており分かりやすいのがZenfoneやNothing Phoneなど今後いろんなメーカーの直販版の展開に期待したいところ。

現状だとキャリアは端末価格が高くても売れると判断しているからこそ余計に高いです。なので直販版の方が買いやすく魅力的だと思う流れにならないとキャリアモデルは高くなる。

ただ残念なことに国内市場において直販版のシェアは全体の8%と年々悪化しています。直販版で見れば選択肢が増えていますがやはりキャリアで買う人が圧倒的に多いことになる。

ちなみにauの発表によると分割支払いをする人の85%近くはプログラムを利用しているみたい。

そもそも分割支払いは全体の9割のユーザーが使っているといわれているのでほとんどの人がキャリアでプログラムを利用して購入していることになるので市場を刺激しにくい状況に。

現状だと直販版を購入する人は完全に物好きでAppleですら苦戦している可能性があることに。基本ほとんどのユーザーが2年使って返却して買い替える流れであればアップデートサポートもいつになっても積極的になるはずもなく端末もキャリア以外で売れないという負の連鎖です。

とはいえメーカーに頑張ってもらうしかないのでGoogleにほ補償体制をより強化してもらうこと。そしてSamsungにはスマホのラインナップをより強化してほしいという感じです。

まとめ

今回は直販版ではなくキャリアモデルを買った方がいいメーカーについてまとめてみました。何よりGoogleやAppleのように他のメーカーもキャリアモデルと直販版の発売日を一緒に。

またラインナップもある程度同じにすることでようやく直販版の注目度が高くなるのかも。

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