次期Tensorの情報。Pixel 9はハズレでPixel 10が当たり

今年のフラッグシップモデルとなるGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proを購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Pixel 8 & 8 Pro 開封レビュー。この機種の魅力はまだまだ語りきれない」をご参照下さい。

一方で既存機種に関してAndroid14へのアップデートで電池持ちと発熱が改善されたとの報告も多く、また先日にはPixel 7aなどの電池持ちを改善させる方法を共有して頂きました。詳細は「Pixel 7aなど。電池持ちを劇的に改善させる簡単な方法が判明」をご参照ください。

さて今回海外サイトがGoogle Tensor G4やGoogle Tensor G5に言及しているので簡単にまとめたいと思います。

Google Tensor G4の存在が改めて確認。

近年のGoogleの動きを見るとその年のフラグシップモデルが搭載する最新のGoogle Tensorは6月頃には大量生産を開始していると言われておりGoogle Tensor G3も同様の流れの可能性。

逆に言えばPixel 9シリーズが搭載するGoogle Tensor G4は生産開始まであと半年程度で現時点で開発も最終局面に入っている可能性がありPixel 9の方向性もすでに決定しているかも。

そして今回の情報によるとGoogle Tensor G4の存在が改めて確認されたことに言及。知識がなくて申し訳ないですが今回リークした表が何の表なのかよく分からないです。

ただ情報源によると表の下部分にZuma Proの記載を確認することができることに言及。ちなみにZuma ProはGoogle Tensor G4の開発用のコードネームと予測されています。

また表記様式からも上の段はGoogleの可能性が高く下の段はSamsungの可能性があること。事前情報からもGoogleはGoogle Tensor G4の開発の遅れからTSMCへの生産委託を失敗。

そして今回の情報と合わせて考慮するとGoogle Tensor G4はSamsungによって製造されるかも。このことは以前からも指摘されていたことですが今回の情報でより現実味が増したという感じ。

ちなみに初代Google TensorのコードネームはWhitechapelでGoogle Tensor G2のコードネームはWhitechapel ProでGoogleTensor G3のコードネームはzumaです。Google TensorとGoogle Tensor G2はコードネームだけではなくアーキテクチャも似ている。

メインコアはもちろん構成しているコアの多くが一緒で一つ目の違いとしてクロック数です。そして2つ目としてはGPUがGoogle Tensor G2ではしっかり強化されていることです。

全体で見るとSamsungの5nmプロセスルールを踏襲しておりCPUの構成はほとんど一緒という流れ。Googleによると発熱を抑制するためとしていますが発熱と電池持ちが僅かに改善した程度。

結果的に超マイナーアップデートという感じですがコードネームからもGoogle Tensor G3とGoogle Tensor G4もアーキテクチャが非常に似た超マイナーアップデートになる可能性。

ちなみに今回の情報によるとiPoP仕様のパッケージング技術が継続採用されていることに言及。今回の情報ではアーキテクチャの詳細は不明ですがSamsungの4nmプロセスルールを継続採用。

さらにメインコアはCortex-X3を継続採用でクロック数を上げてGPUの強化に留まるかも。そうなるとベンチマークで見ればA17 ProやSnapdragon 8 Gen 3と大きく差が出るかも。

またプロセスノードが一緒でアーキテクチャも似ていれば電池持ちに発熱の改善も期待できず。実際にGoogleがどのようなチューニングをするのか不明ですがちょっと期待出来ない状況に。

Google Tensor G5は刷新へ。

また別のリーカーは歴代Google TensorとこれからのGoogle Tensorに言及しています。歴代Google TensorはSamsungのExynosをベースとしたカスタマイズSoCであることは有名。

Googleがどこまで設計に携わっているのか不明ですが今回の情報を確認していくと初代はバックエンドのみGoogleが行っておりあとはSamsungが設計。そしてGoogle Tensor G2とGoogle Tensor G3においてはバックエンドに加えGPUもGoogleがデザインしているとの話。

次にGoogle Tensor G4はCPUに関してもGoogleがデザインする可能性があります。先ほどの話と重複しますがGoogle Tensor G4はSamsungのプロセスノードに加え製造もSamsungであることに違いはないと思いますがそれ以外はGoogle独自になる可能性もある。

一部情報によるとGoogleはSamsung依存を少しでも減らすためSamsung製のコンポーネントの採用比率を減らすため尽力しているとも言われていますがコストの問題などを考慮すれば5GモデムはSamsung製を採用している可能性があり大きな変化には繋がらないかも。

ちなみにPixel 6シリーズ以降Samsungの5Gモデムが原因で通信関連の不具合が発生していますがExynos2400を搭載するGalaxy S24シリーズでも5GモデムはExynos5300を採用する可能性。

つまりPixel 7シリーズで発生していた不具合がGalaxy S24シリーズで発生する可能性も。そして事前情報でも本命と予測されているGoogle Tensor G5では完全にGoogleがデザイン。

今後の開発進捗次第だと思いますがSamsungから独立してTSMCの3nmプロセスルールを採用。さらにサプライヤーもTSMCになると予測されており大きく飛躍する可能性があります。

また一部情報によるとAppleのAチップで採用されている最新のパッケージング技術が採用かも。少なくとも事前情報でも今回の情報でも大きな転換期となるのはGoogle Tensor G5の時。

開発が順調にいけばGoogle Tensor G5を搭載して登場するPixel 10は当たりかも。ただ注意点としてSamsung製からTSMC製に切り替わったとしてもGoogleの方向性は変わらない。

つまりベンチマークでハイスコアを獲得するようなチューニングはしてこない可能性がある。なので電力効率の改善で発熱や電池持ちは改善してもベンチマークはそこまででないかも。

Snapdragon 8 Gen 5が登場する時にはどのようなスコアになっているのか不明ですがGoogle Tensor G5でも200万点を超えるスコアを獲得できるようなパフォーマンスに期待できず。

またTSMCは今後3nm含めた半導体の歩留率が改善すればコストを下げることに言及しています。Google Tensor G5でSamsungからTSMCに変更すれば間違いなくコストが増加する可能性。

ただTSMCがコストを下げてくれるのであれば本体価格の値上がりを避けることができるかも。一方で現状のままだとしたらGoogleが利益率を削るか値上げするかの2択になる可能性。

Pixel 9はあまり期待出来ず?

結局Snapdragon 8+ Gen 1からはTSMCのプロセスノードを採用してサプライヤーもTSMC。Snapdragon 8 Gen 1の時のような爆熱という感じでもなく電池持ちや発熱も安定している。

なのでこの先Samsungに戻った時にどうなるのか不明ですがGoogle Tensor G5もTSMCに戻るなら期待したい部分もある反面Pixel 9シリーズに期待できるのか不明です。

よく分からなくなってきたのがGoogleのメジャーアップデートをするタイミングで事前情報ではティックトック戦力を採用していることからもメジャーとマイナーを交互に繰り返す可能性。

つまりPixel 6でメジャーアップデートだったのでPixel 7はマイナーアップデートに。となるとPixel 8はメジャーアップデートのタイミングですがメジャーと捉えていいのか不明。

ある海外サイトによるとカメラセンサーの一部は変更されたとはいえ刷新はされていない。つまりティックトック戦略におけるマイナーアップデートのタイミングだったと指摘しています。

ただこれだとPixel 7にPixel 8と2年連続でマイナーアップデートが続いたことになり崩壊。また今回の情報にあるようにGoogle Tensor G5で大きな動きがあるのであればカメラなど他のスペックの刷新もPixel 10シリーズのタイミングに合わせるのではと思っちゃいます。

Pixel 8シリーズがメジャーアップデートと捉えるべきなのかそうではないかで考え方が変わる。

個人的な印象としてはAIが強化されたことでカメラ機能はかなり底上げされた印象を受けますがその他のスペックでみるとディスプレイ輝度とリフレッシュレートの強化などで順当なマイナーアップデートと捉えることも出来ればメジャーアップデートと捉えることもできる。

少なくともPixelファンからみてどのような印象を抱いているのか非常に気になるところです。ただPixel 8シリーズがメジャーアップデート扱いであれば次はPixel 10シリーズの時です。

つまりPixel 9シリーズはマイナーアップデートになる可能性がありSoCと同じ感じになる。SoCもそうですが本体のスペックもそこまで期待しないでおくのが一番いいと思います。

ちなみにマイナーアップデートでスペックが大して進化していないと感じても値上げの可能性。もちろん為替の影響もありますが原材料や人件費に輸送費などがインフレで高騰しています。

つまり同じ為替なら原材料などの高騰でコストが増加するので値上げになる可能性もあります。なので価格の据え置きでラッキーくらいで値上げは妥当と考えておいた方がいいかも。

まとめ

今回はPixel 9シリーズが搭載するGoogle Tensor G4の情報が出てきたのでまとめてみました。個人的にはどんな仕上がりであっても購入しますが折畳式機種の今後も非常に気になります。

何より今後Googleがどのような方向性でいるのか非常に興味があります。

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