海外サイトがPixel Flipの展望を指摘。キーはサブディスプレイで何を優先するか

ネット上の評判はあまり良くありませんが後出しだからこそGoogle Pixel FoldはGalaxy Z Fold 5など他の折畳式機種と比較しても違うコンセプトを採用した良機種に仕上がっている印象を受けます。

詳細は「Pixel Fold 1ヶ月レビュー。本当にネットで言われるほど悪い機種なのか?」をご参照下さい。一方で先日にはGoogle Pixel 8シリーズのほぼフルスペックがリークしており想定以上に進化していることを確認できます。

詳細は「Pixel 8のほぼフルスペック判明。想定以上の進化でめっちゃやばい」をご参照下さい。さて今回9To5GoogleがGoogle Pixel Flipの展望について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

デザインがどうなるのか。

先日にGoogleは同社初となる折畳式機種であるPixel Foldを国内でも発売しましたが売れ筋となるのはやはりクラムシェル型でありGoogleとしてはコンセプトを優先した形に。

Pixel Foldはサブディスプレイの使いやすさをかなり重要視した上で開発されています。一方でSamsungはメインディスプレイでタスク処理することが前提なので真逆の考え方です。

何よりGoogleとしてはPixel Flipを出すならサブディスプレイをどれだけ使いやすくできるかここが全てになってくる可能性があります。

少なくともPixel Foldを見るとサブディスプレイは中華メーカーのように21:9でもなくGalaxy Z Fold 5のような23:9でもなく横長タイプです。

Pixel 7aやPixel 7のアスペクト比は20:9であることからもGoogleとしてはこれ以上の縦長アスペクト比を採用すると視認性が下がると考えている可能性があり採用されても20:9以下かも。

ちなみにクラムシェル型のメインディスプレイにおけるアスペクト比を見てみるとvivo X FlipにOppo Find N2 Flipなどは21:9を採用しておりGalaxy Z Flip 5は22:9を採用しています。

ブック型とクラムシェル型で形状は大きく異なりますが現時点で発表されている製品で見れば中華メーカーはクラムシェル型のメインディスプレイとブック型のサブディスプレイは21:9。

Galaxy Zシリーズは21:9以上の縦長でPixel Flipが出れば21:9以下になる可能性もあります。Pixel Foldは閉じた状態でも横幅が広いことからもPixel Flipも似たようになっても妥当。

また海外サイトはPixel Flipのデザインを推測しておりPixel 7シリーズやPixel Foldの様なカメラバーは継承される可能性があると指摘。

仮にそうなればGalaxy Z Fold 5のようにサブディスプレイを大型化することは難しくOppo Find N2 Flipやvivo X Flipみたく何方かと言えば縦長のサブディスプレイを採用するかも。

とはいえサブディスプレイの使いやすさをかなり意識してくるためディスプレイサイズを優先するのかデザインの統一性を優先するのか何とも。

またPixel Foldでは薄型化するためにヒンジのコンポーネントをディスプレイの下ではなく上下ベゼル部分に搭載した結果上下ベゼルがかなり太めのデザインとなっています。

ただ同じ方法をPixel Flipで採用すると上下のベゼルが太いのではなく左右のベゼルが太くなるというわけが分からないことになりかねないのでヒンジも一から見直す必要があるかも。

少なくともGoogleがPixel Foldで採用したコンセプトや歴代Pixelのコンセプトから大きく逸脱した製品を開発するとは思えないのである程度はPixel Foldに似ているのかも。

サブディスプレイで何を重要視するのか。

またGoogleがPixel Flipのサブディスプレイで何を表示するかも重要な要素になることを指摘。ブック型であればサブディスプレイが通常のスマホに近いものがあるため特段変わりはないです。

一方でクラムシェル型になるとサブディスプレイで表示できるものはサイズ的にも限界があります。現状クラムシェル型のサブディスプレイでコンテンツを表示出来ますが最適化はできていない。

この現状に対してGoogleはアプリ開発者に対してガイドラインを提供する可能性があると指摘。もちろんガイドラインが規定されればアプリの最適化が進みますが開発者の負担は増えます。

ブック型など大型ディスプレイを搭載している機種であればタブレット用含めて流用が可能かも。一方でクラムシェル型のサブディスプレイのみとなると限定的でどうしても最適化が遅れるかも。

アプリの最適化ももちろん重要ですが回避策としてGalaxy Z Flip 5のようにウィジェットを採用。ただGalaxy Z Flip 5でもデフォルトでウィジェットに対応しているアプリはかなり限定的で日本では配信されていないですがGalaxy専用のアプリを使うことで汎用性が改善しています。

アプリの最適化と比較すればウィジェットの方が最適化という意味では広く採用される可能性。ただGoogle自体がサブディスプレイについて通知の確認など簡易的なアクセスを目的にするのか。

それともブック型のように基本全てのことを出来るようにするかで大きく変わってきます。現時点でGoogleがどのような考え方をしているのか不明ですがPixel Flipを今後開発する上でAndroidがどのような進化をしていくのかは大きなヒントになる可能性があります。

少なくともPixel Flipのために開発される機能などはAndroidの中で基盤の構築に繋がる。全てのメーカーが同様に採用しなくても一つの道標みたいなものが出来ると考えることができます。

Pixel Foldを使っていて思うのはやはりアプリの最適化と折畳式機種特有の機能が重要です。アプリの最適化は特に深刻に感じますがGoogleだけでどうすることもできないのでユーザーとしては待つ必要があり待ったとしても全てのアプリが最適化されるとは言えないです。

その中でクラムシェル型のメインディスプレイは通常のスマホとほぼ一緒なので心配ないですがサブディスプレイに関してはかなりニッチなのでGoogleがどのような判断をするのか楽しみです。

個人的にはサブディスプレイがそこまで大きくないのであればクイックアクセスの重視でGalaxy Z Flip 5のように大きいのであれば基本全てができるようにしてもらった方がいい。

Pixel Flipのスペック。

事前情報通りであれば2025年にPixel Flipが登場すると予測されていますが開発状況次第では2024年に登場する可能性もあり今後が楽しみ。ただPixel Foldより内部スペースが限定的でスペックのバランスが非常に難しい。

メインディスプレイは可変式120Hz表示に対応して1500nits前後のピーク輝度に対応すると推測できます。ただカメラに関してはおそらく2眼構成でセンサー自体はPixel Foldと併用することでコストカットする可能性もあります。

コストの問題なのか内部スペースの問題なのか不明ですがPixel Foldはリーク段階ではPixel 7aと同じくIMX787を採用すると予測されていましたが実際にはさらに小型センサーを採用。

結局折畳式機種は内部スペースの問題からもカメラはフラッグシップと比較して弱いことが多い。

Googleのカメラソフトがあるからこそセンサーが弱くてもある程度カバーが出来るのでマシですが本体価格が高いのにミドルレンジクラスのカメラセンサーとなるので厳しめの評価になりがち。

またバッテリー容量も限定的になる可能性があり4000mAhが一つの目安になる可能性もあり。何よりEUでのバッテリー規制法案を考慮すると2025年なら換装式も検討しないといけない時期になります。

現状のGoogle Tensorだと電池持ちがあまり良くないのでどうバランスをとるのか。結局クラムシェル型はハードに依存することが出来ないのでソフトが非常に重要になります。

ソフトが強いSamsungのGalaxy Zシリーズはだからこそ安定しているように感じ。今後Appleが折畳式機種を出すなら同様に強みを発揮できますがGoogleはちょっとイマイチです。

そして価格に関してはGalaxy Z Flipを意識してくると思うので現状で見れば$999程度かも。Galaxy Z Flip 6などで値上げされるのであればその時点での価格が目安になるかもしれません。

少なくともPixel Foldよりは安くなる可能性がありますが通常のPixelより高いことに違いはない。マルチタスクを考慮すればPixelのフラッグシップにも見劣りしない魅力がある可能性。

ただ単純にスペックだけでみればPixel a以上Pixel Pro以下という感じで中途半端になりがち。仮に国内で発売されるのであれば最低でも15万円程度は見ておきたい製品に感じます。

まとめ。

今回は海外サイトがPixel Flipの展望について言及していたので簡単にまとめてみました。個人的にはクラムシェル型を使ったことがないこともありイマイチ魅力が分からないです。

ただGoogleが出すとなれば今後のAndroid発展にとっても必要な存在という意味なのか。何より一般受けしやすいと思うのがクラムシェル型で今後どれだけシェアが拡大するのか。

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