貴重な情報。Pixel Foldに早くも致命的な不具合報告

Google Pixel 7aを購入して軽く使ってみましたが、6万円という価格でこの完成度はやはり満足度が非常に高く感じます。詳細は「Pixel 7a 開封レビュー。6万円で購入できる神機種がやってきた」をご参照下さい。

ただ一方で上位モデルであるPixel 7とはスペック上で差別化できておらず、ユーザーにとって非常に分かりにくいので分かりやすいラインナップがGoogleの今後の課題に感じます。

詳細は「Pixel 7aは本当にコスパ最強?価格崩壊中Pixel 7と比較レビュー」をご参照下さい。さて今回日本では7月下旬の発売予定となっているPixel Foldに割と深刻な不具合が判明したので簡単にまとめたいと思います。

深刻な不具合判明。

海外において発売日前に一部レビュアーに対して実機の配布があったみたいでしたが今回の情報によるとレビュー用の貸し出し機が使い始めて僅か4日程度で故障したことを報告していることが判明。

もちろんデバイス自体を雑に扱っていたわけでもなく突如ディスプレイの様子がおかしくなったとの話。

海外サイトによるとまずディスプレイの下部の一部の表示がおかしくなり次にディスプレイの左側部分のタッチ入力がきかなくなり1時間後にはディスプレイに白いグラデーションが発生して画面全体に広がる。

最初の異常が発生してから1時間ちょいでディスプレイ全体がおかしくなったと報告しています。また今回の情報によると原因はベゼル部分から侵入した塵がディスプレイを破損させた可能性があること。

当初はちょっと意味が分からなかったのですがPixel FoldはUTGに加えディスプレイ表面はプラスチックの保護レイヤーがあります。他の折畳式機種もディスプレイ表面部分にTPUのようなフィルムが装着されており用途としては同じ可能性。

ただ問題なのがプラスチックの保護レイヤーがディスプレイ部分だけをカバーしておりベゼル部分をカバーしていないためちょっとした隙間から塵が保護レイヤーの下に入った可能性があること。

また同サイトによるとディスプレイ部分とベゼルとの間に少し露出した部分があるとしているのでディスプレイ全体を完全にカバーしていない。

ちなみに初代Galaxy Foldも表面の保護レイヤーをユーザーが勘違いして剥がしてしまいディスプレイが破損する原因になった過去があり発売直前のタイミングで発売が延期されたことも。

結局4月下旬発売予定だったのが9月まで延期されましたが改善点の一つとして保護レイヤーを簡単に剥がせないように改良しています。そしてもう一つの原因としてはディスプレイ部分とベゼル部分の高さが一緒であることと推測。

多くの折畳式機種はディスプレイよりベゼル部分の方が僅かに高い。

これだけを聞くと不恰好に感じるかもしれませんがメインディスプレイにチリや埃がついた状態で折り畳んだとしてもベゼルとディスプレイの高さの違いから内部で僅かにスペースが生まれます。

チリや埃を生活から完全には排除するのは難しいからこそ多くのメーカーはこのような仕様を採用。

ただPixel Foldはベゼル部分とディスプレイの高さが完全に一緒のため折り畳んだ時の内部スペースに余裕がなく塵や埃が入った状態で折り畳むとディスプレイに負荷がかかる可能性。

同サイトによるとディスプレイの故障原因は虫眼鏡を使わないと推測すら出来なかったとしています。

最初にディスプレイの異常が発生した下部部分に非常に小さな傷跡があることが判明したとしています。

あくまでも推測ですがプラスチック保護レイヤーがカバーしきれていないディスプレイとベゼルの僅かな隙間から塵が侵入した状態で折り畳んだ結果チリがディスプレイを破損させた可能性。

とはいえPixel FoldはUTGを採用しているのにこれだけで本当に破損するのか正直疑問もあります。動画撮影時点では確認できていませんが今後ユーザーが増えてきて不具合が発生するのか気になる。

ユーザーが出来る対処方法。

多くの折畳式機種がヒンジのコンポーネントをディスプレイ下に搭載している結果本体の厚みがどうしても増してしまう中Pixel Foldはコンポーネントの多くを上下ベゼルに設置したことで本体の薄型化に成功しています。

ただ一方でベゼルが太いからこそデザインとのバランスを考えるとプラスチック保護レイヤーが中途半端になり今回の報告にあった不具合に繋がった可能性があります。

これを構造上の問題と捉えるかはユーザー次第ですが個人的には実際に使ってみないと判断出来ない。例えばレビューなどではあまり触れられていませんがプラスチック保護レイヤーの触り心地が初代Galaxy Foldの時のような感じなのか。

それとも通常のスマホのガラスのような触り心地なのかまたプラスチックレイヤーに指紋や塵や埃などはつきやすいのかなどは使ってみないとわからないです。

ただ通常のガラスと比較してプラスチックレイヤー表面に埃や塵がつきやすいのなら対処が必要です。

ユーザー自身で出来る対処方法の一つとしてはシンプルですが折り畳む前にディスプレイを柔らかい布などで塵や埃を出来るだけ排除してあげること。Galaxy Z Fold 4など折畳式機種のメインディスプレイにおける保護レイヤーも経年劣化や埃などの侵入によって浮いてくることがある。

これを防ぐ方法として単純で面倒ですがディスプレイを出来るだけ綺麗な状態にしてあげることです。

次に2つ目としては推奨できるものではなく仮にやるとしても完全に自己責任になりますがPixel Fold用の保護フィルムを貼ってあげること。ただ貼るとしてもプラスチック保護レイヤーと同じカバー領域のものでは意味がなくせめてベゼル部分とのギャップを完全になくせるもの。

もしくはベゼル部分含めて完全にカバー出来るものが理想という感じですがそもそも貼るのに失敗したら保護レイヤー自体が破損する可能性があるのでリスクがかなり高い対処方法になります。

ただ今回の情報にあるように保護レイヤーのカバー領域の問題から塵が侵入して破損しているなら保護レイヤー含めてカバーしてあげることで塵や埃が侵入する可能性を少しでも減らしてあげることです。

そして3つ目としては故障することを前提に考えてより手厚い補償プログラムがある場所で購入。故障のリスクを下げるのは難しいですが補償を手厚くすることで故障した際の実質負担金を下げることはそこまで難しくないです。

ちなみにGoogle Storeにおける保証は1年ですが保証内容が不透明でどこまでがユーザー負担でどの程度までが無償なのかちょっと不明という感じです。またディスプレイが破損した場合の修理費用がどの程度になるのかも現時点では不明な状態です。

ただキャリアの補償プログラムに加入しておけば毎月利用料金がかかるとはいえ交換プログラムを使えば1万円程度で収まる可能性がありPixel Foldが長く使いたい人ほど保証が手厚いキャリアのプログラムを利用した方が結果本体価格に差があっても安く済む可能性があります。

自分は来年後継機種が出ないとかイレギュラーなことがなければ1年以上使うことはありません。また故障した場合に良くも悪くもネタになるので一括価格が安い直販版を選択しますがユーザー次第です。

不具合報告は貴重な情報。

不具合報告があると不安になる気持ちは分かりますがかなり否定的に見る人はそもそも折畳式機種など技術が完全に成熟していないプロダクトに向かないです。逆にPixel Foldが欲しいと思う人は発売前の不具合情報は貴重で購入したらどう対処するかなど考える時間があるのが嬉しいところです。

なので自分は不具合情報などは積極的に収集して出来るだけ情報として発信するようにしています。不具合報告=ネガティブと捉える人が多いですが万が一遭遇した時の対処方法の情報などがあれば重要。

結果その不具合報告によって助けられたと思う人もいるので情報としての価値が高いと思います。Pixel Foldは初代ということもあり特にハードでの荒さは目立つかもしれませんがそれが楽しみ。

もちろんGoogleが発売できると判断したからこそ発売されたのであって発売したことに大きな意味。どんなに開発段階で詰めたとしても全てのユーザーの使い方をカバーを出来るわけではない。

なので発売以降不具合報告などのフィードバックを元に後継機種ではより改善されて欲しいです。自分はPixelが好きなので例え不具合が多いとしても今後に繋がるなら喜んで買う感じです。

というか個人的には約3年待ってここで不具合情報が出たからといって買わない選択肢はないです。一方で今回の情報からもメインディスプレイ用の何か対策をする必要があるのでフィルムを購入してみるか。

あえてそのまま使ってみるかちょっと迷っている感じで発売までに決めたいと思います。またdocomoから発売されるのでおそらくドコモショップでPixel Fold用のWhite Stone Dome Galassが発売される可能性があるのでちょっと試してみるのもありかも。

自分はまだいいのですが妻のスマホは娘に持ってかれることもあるのでちょっと不安という感じです。とりあえず日本での発売まであと1ヶ月近くあるのでしっかり情報を収集していきたいと思います。

まとめ。

今回は早くも海外でPixel Foldの割と深刻な不具合報告が出てきたので簡単にまとめてみました。とりあえず今後どうなるのか不明ですが発生事例が多少増えても誤差の範囲かなと思います。

金額が金額ですがアメリカでは品切れ状態で国内でも地味に注目度が高い感じなので今後どうなるのか。

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