歴代最高クラスの完成度。Xperia 1Ⅴはどこで購入するべきなのか

先日にはSonyの新製品体験会に参加させて頂き、短時間とはいえXperia 1Ⅴの進化をしっかり感じることが出来たので今から発売が非常に楽しみです。詳細は「実際を触ったら超やばかった。Sony新製品体験会でXperia 1Ⅴをチェック」をご参照下さい。

さらに先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

さて今回国内版の価格と発売日がようやく出揃ったのでXperia 1Ⅴはどこで購入するべきなのか簡単にまとめたいと思います。

キャリア版の違い。

最初に大手キャリアを使っている人で面倒な人は今使っているキャリアで買うのが分かりやすい。ただ直販版という選択肢があるからこそ余計悩ましくなっている印象を抱きます。

まずキャリアモデルの違いを確認していきたいと思いますが一つ目としてキャリアアプリとロゴ。どのキャリアモデルも最低限のキャリアアプリは入っている可能性が高くdocomoはひどいかも。

一方でキャリアロゴに関してはdocomoがひどい一方でSoftBankは全くないという感じです。

次に2つ目として対応バンドですがキャリアロゴがキャリアアプリが嫌なユーザーがauやSoftBankのキャリアモデルを選ぶのはありなのかと考えている人もいると思いますが残念なことにdocomo専用とも言えるn79とB21に非対応であること。

一応B21は東京などB3非対応地域の地方都市で4Gの通信速度をより高速化するための補助的なバンドです。またn79に関しては現時点で見るとdocomoの半分の5Gエリアはn79で整備されていることからざっくり言えばdocomoの5Gエリアの半分で5G通信が出来ないということになります。

これは以前のPixelでもよく言われたことですが正直ユーザーの住環境次第なので何ともです。影響をほぼ感じていない人もいれば恩恵を受けている人もいると思うので大丈夫とも言えない。

ちなみにauとSoftBankのモデルはN79とB21非対応であることからバンド潰しをしていると思う人もいるかもしれませんが実質docomo専用と言えるので最初から対応していない。

ただdocomoモデルと直販版は最適化させるためにn79などを追加している感じであって逆にauやSoftBankモデルは最初から対応していない感じでバンド潰しにはならないと思います。

何よりフルにバンドの恩恵を受けたいのであればdocomoユーザーがauやSoftBank版の本体を買ってまで使う必要はないように感じます。

そして3つ目としてカラバリと販売方法でauとdocomoはブラック/シルバーの2色展開で実店舗及びオンラインショップでの取扱。一方でSoftBank版はブラックのみかつオンラインショップ限定で販路は限定されています。

ただSoftBank版はXperia Streamがセットとなっており欲しい人には嬉しいバンドルです。

価格 一括価格 プログラム利用時
docomo 21万8680円 実質12万2320円
au 21万240円 実質12万6960円
SoftBank 19万8000円 実質10万8000円

キャンペーンなどの価格は考慮しませんが一括価格で見るとSoftBank版が最も安い。さらにプログラム利用時の実質負担金でみてもSoftBank版が最も安いと価格が目立ちます。

今までSoftBank版はプログラム利用時の実質負担金を安くみせるために一括価格は大手キャリアの中で高い傾向でしたが今回は両方とも安い上でXperia Streamまでセットです。

なので実質負担金で見ればSoftBank版が大手キャリアの中で圧倒的に安いことになります。

ただ注意点として4つ目にアップデートサポート期間。価格的にもSoftBank版がいいと思うかもしれませんがアップデートサポート期間が圧倒的に短いかもしれません。

基本SoftBankはアップデートにコストをかけたくないのかメーカー主導でアップデートをしてくれるiPhoneとPixelを推している感じ。Sonyが公式発表していないため何ともですが従来通りであればメジャーアップデートが2回でセキュリティアップデートが最大で3年。

ただSoftBank版はメジャーアップデートが1回でセキュリティアップデートはほぼない感じ。

とりあえず一年程度使えればいいと思う人は別ですがそれ以上使いたいとなった時にSoftBankのアップデートサポートはちょっと杜撰なので自身での対処が必要になります。

とりあえずキャリアモデル同士でのざっくりとした違いとしてはこんな感じです。

キャリア版と直販版の違い。

次にキャリアモデルと直販版の違いはざっくりと確認していきたいと思います。まず一つ目として容量構成でキャリアモデルがRAM12GB/ROM256GBに対して直販版はRAM16GB/ROM512GBと強化。

ただRAMに関してはあまり差を実感する可能性は低く単純にストレージに差があると考えた方が分かりやすいかも。XperiaはSDカードスロットを搭載しているため本体のストレージはそこまで要らないという声もよく聞きます。

ただ本体ストレージの処理速度とSDカードスロットの処理速度には大きな違いがあります。そのため保存する際の失敗を防ぐための制限やRAWデータは本体にしか出来ないなども。

またSDカード自体が不具合の原因になる可能性もあり個人的には絶対正義と言えないです。

よほど写真や動画を保存して頻繁にSDカードを取り替えながら使う人やXperia自体を機材として撮影シーンに合わせてSDカードを交換しながら使う人などは別として自分が最低限保存しておきたいデータ容量は本体ストレージで確保しておいた方がいいです。

またSDカードを定期的に買い替えている人は別ですがハードのため経年劣化する可能性。なので256GBで足りるかはユーザー次第ですが本体ストレージもかなり重要だと思います。

次に2つ目として直販版はミリ波に非対応であることですがこれはユーザーの住環境次第です。基本的に現状の整備体制を見ると人が多く集まる駅やスタジアムなどを中心に整備。

ミリ波は通信速度がめちゃくちゃ速くなるというメリットがある一方で電波の通りが悪いです。

そのため通信速度を上げたい部分に集中的に配備するという感じでSub-6は通信速度がめちゃくちゃ速くなることはないですが電波の通りがいいため集中的な整備が必要ない。

このことからも普段人が集まるような場所にいることが多い人はミリ波の恩恵は受けやすい。一方で職場や学校などミリ波が整備されにくい環境ではその恩恵を受けにくい可能性が高い。

これは今後数年経っても大きく変わらない可能性が高く自宅でも時が経てばミリ波の恩恵を受けるような感じにはなりにくいです。あくまでも全国を網羅的にカバーするのはSub-6でピンポイントで使えるのがミリ波。

逆に言えば今ミリ波の恩恵を受けていない人は今後もミリ波の恩恵を受けにくい可能性が高く正直なくてもそこまで困らないと思います。正直ミリ波にかなり拘っているのは日本のキャリアくらいで他の地域はそこまでではない。

アメリカでは特殊な事情からミリ波も整備されているためミリ波の重要性が違いますが日本は整備状況を考えるとそこまでではない。

そして3つ目として限定のカラバリがあり直販版のみ3色目としてグリーンが用意されています。これはユーザーの好み次第ですが今回から追加された新色がまさかの直販版限定になるというのは驚きでした。

4つ目としてはdocomoのn79やB21など国内のバンドには幅広く対応しているのでdocomoのユーザーも問題なく使えますがキャリアごとのキャリアアグリケーションは何ともです。

そして5つ目としてキャリア独自のサービスは使えない可能性が高く分かりやすいのは伝言メモや留守番電話サービスなどです。キャリアのサービスに依存している人ほど本体価格など関係なくキャリアモデルを購入した方がいいと思います。

最後に6つ目としてサポート体制でキャリアモデルは実店舗の数だけサポートして貰えますが直販版は実店舗では直営店という感じになるためかなり限定的で実質はオンラインがメインになってきます。

ただSony Storeで購入すればXperiaケアプランに加入できるのでキャリアと遜色なく同程度の価格で保証サービスを受けることが出来るのでそこまで不便という感じではないです。

直販版一択。

初めて2020年に直販版が販売された時はキャリアモデルとのタイムラグがひどかったです。

Xperia 1シリーズで見れば大体キャリアモデルの発売から4ヶ月後という感じでしたがXperia 1Ⅳでは約3ヶ月に改善してXperia 1Ⅴでは約1ヶ月と大きく改善しています。

個人的に今までレビューのためということもありますが海外版/キャリア版/直販版という流れ。ただタイムラグがここまで改善すると海外版の次に直販版を選べるとメリットがデカいです。

自分は出来るだけケースなしで使いたいのでキャリアロゴは嫌でよく海外版を使うことからキャリアアプリも正直鬱陶しく感じてしまいます。鬱陶しいだけならまだしも以前はキャリアアプリが原因の不具合も発生していたのでそうなってくると正直最悪です。

そしてミリ波は必要だと思っておらずミリ波対応の分少しでも安い方がいいかなと思っています。

直販版は19万4700円とSoftBank版のXperia Streamのバンドルセットと比較すれば実質負担金は及びませんがSoftBank版のようにアップデートが1回という可能性は低いです。

また確認がとれていないのでキャリア版と直販版の違いのところで言及しませんでしたが香港版が対応していることからおそらく直販版は撮影持続モードに対応している可能性が高い。

Xperia 1Ⅴの時はdocomo版のみ潰されていましたがau版が潰されているのは確定です。そうなってくるとSoftBank版と直販版のみが対応している可能性があります。

Xperia 1Ⅴではカメラ撮影時における消費電力の改善で長時間撮影が大幅に改善しています。

ただ真夏になってきた時にどこまで耐えられるのか不明でガチで撮影したい人にとっては撮影持続モードに対応していた方が安心と自分は保険としてあった方がいいと思っています。

出来ればXperiaに限らずキャリアモデルを買いたくない人間なのでXperia 1Ⅴはキャリアモデルとのタイムラグの改善からも迷わず直販版の予約をしたという感じです。

まとめ

今回はXperia 1Ⅴの国内における価格がようやく出揃ったので改めてまとめてみました。全然一般的になってはないですが直販版が購入しやすい環境が構築されるのは嬉しいところ。

またキャリアモデルは割引などは法律によって制限がありますが直販版は関係ないのが魅力。Xperia 1Ⅴで直販版がどの程度売れるのか非常に楽しみでさらに勢いに乗ってほしいです。

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