昨年の10月頃からRAMやストレージのコストが急騰したこともあり今年の上半期に登場した機種の多くは値上げ直面で低価格帯の機種ほど値上げ幅は小さくてもインパクトはデカいです。
値上がりしたことで購入しにくくなったことに違いはないですがいい機種も地味にいた印象です。今回はXperia 1 VIIIやOppo Find X9 Ultraなど2026年上半期に買って良かった機種について主観的にまとめたいと思います。
Oppo Find N6
まず一つ目の機種としてOppo Find N6でようやくOppoが折畳式機種を国内で初展開です。
折畳式機種が好きな自分にとってPixelやGalaxyなど国内で発売されている機種はもちろん海外で発売されているHonorやvivoも購入することが多く中華メーカーの折畳式機種を購入すればするほどスペックもある程度強い折畳式機種が欲しいという気持ちが強くなります。
その中でOppo Find N6はもちろんストレートタイプのUltraと比較すると物足りないですがOppo Find X9など無印に近いカメラの搭載など、よりハードを求める人にもおすすめしやすい存在かなと思います。
薄いと評価されたGalaxy Z Fold7に近い筐体サイズを採用しながらもバッテリー容量は6000mAhとGalaxy Z Fold7対比で1600mAhも多いことに加え充電速度もかなり速いです。
また筐体を薄型化するために犠牲になった可能性が高いS-PenですがOppo Find N6はOppo AI Penを用意しており専用ケースが必要とはいえスタイラスペンを使いたい人のニーズを満たすなどざっくりといえばGalaxy Z Fold7の上位互換に近いのかなと思います。
SamsungはGalaxy Z Fold7で薄型化するために一部スペックを犠牲にした印象ですがOppoは前モデルの時点で薄かったことからも筐体サイズをほぼ変えずにスペックをより強化したと真逆の対応だったからこそハードの部分ではかなりの差が開いたと思います。
折目の改善よりすごいと思うこと。
また折畳式機種の長年の課題となっているディスプレイの折目ですが目立ちにくいことよりも個人的にすごいと思うのがほぼフラットのままであることで操作にほぼ影響が出ないです。
正直折目って使っている時に大して気にならないので折目を無くすことに莫大なコストをかけて本体価格が高くなるのであれば避けてほしいですが折目が気にならない自分でも折目部分が明確に凹んでいると操作している時にちょっと気になることがあります。
ただOppo Find N6ではこの凹みがほぼなくなったので自分は折目を気になることはないです。OneUIのカスタマイズ性はなくここに拘るのであればGalaxyから離れるべきではないです。
ローカライズは不十分だけど。
Oppo AI自体はGalaxy AIやGoogle AIと比較するとちょっと遅れている印象でカスタマイズ性もそこそこですがAirDrop over Quick ShareやApple製品の連携強化と魅力的な部分もあり自分のようにApple製品を使っている人には重宝する機能です。
国内版に関して言ってしまえばグローバル版に技適をつけただけでローカライズも不十分です。全てをスマホで完結させたい人は別ですが自分はほぼ100%の確率でPixel Watchをつけているので本体でおサイフケータイに対応している必要はなくタッチ決済だけで十分です。
価格は約32万円とGoogleやPixelと比較すると高いですがこれが今年の標準なのかなと思います。つまりGalaxy Z Fold8やPixel 11 Pro Foldも30万円前後になってもおかしくないです。
Google Pixel 10a
次に2つ目の機種としてGoogle Pixel 10aで多くのユーザーにおすすめしやすいです。自分の家族ではPixel化計画を進めておりPixel 10aの日本限定色であるIsai Blueを3台購入しており一台は実母に渡して今後帰省した際に義父もPixel 10aに変更予定です。
また妻はすでにPixel 10 Pro Foldから入れ替えて使っており自分の手元にもある感じです。なので先日Googleさんにご提供頂いたのと合わせると合計4台+通常色が1台ある感じです。
オタクの中ではGoogle TensorのGPU性能が低いとか叩かれていますがほとんどの人はベンチマークスコアの良し悪しよりも実使用において快適に動くかどうかが重要だと思います。
今のミドルレンジは150万点前後が一つの目安でもちろんベンチマークスコアだけで判断は出来ないですがこのスコアを出す機種になってくると日常使いではほぼ不満がなくなる感じです。
またPixel 10aはAirDrop over Quick Shareを初めて標準搭載した機種となっており上位モデルと比較すればもちろん劣りますがGoogle AIを楽しむことが十分に出来ます。
一般層が求めていることにしっかり対応。
それこそ下手なミッドハイレンジやハイエンドよりもAIに関しては充実しているかなと思います。デザインにおいてもスペックにおいてもターゲット層にとって無駄に感じる要素を全て排除した感じで何かに突出しているわけではありませんが上手くまとまった機種だと思います。
最大7年のアップデートに対応しており低価格帯の機種を購入する人ほど機種変更サイクルが長期化する傾向が強いことを考えると新機能はともかくセキュリティの面は安心できます。
またカメラ部分が完全にフラットかつ6.3インチとちょっと重いのがネックとはいえ決して取り回しが悪いサイズ感ではなく何よりIsai Blueの色味がめっちゃいいとと思います。
また国内大手キャリアがしっかり扱っておりGoogle Storeで直販版も購入可能です。コスパがいいと言われる機種ほど販路が限定されがちの中でPixel 10aはキャリアでの販売が充実しているからこそ一般層の多くも購入しやすいのは大きなメリットなのかなと思います。
自分の娘が障害を持って生まれたことが転機で妻が転職した先がヘラルボニーで自分は妻が転職した当時にGoogleさんからイベントに呼ばれることがなかったのでまさにPixel 10aは自分にとって奇跡に近い製品で思い出深い以上に端末自体もかなりまとまっていると思います。
繰り返しになりますがオタク向けではなくライトユーザーにとって最適解だと思います。
Nothing Phone (4a) Pro
そして3つ目の製品としてはNothing Phone (4a) Proですが個人的にはPixel 10aよりもデザインやスペックに拘りたい人におすめしやすい製品なのかなと思います。
どうしてもNothingと聞くと安いというイメージがあるのでNothing Phone (4a) Proは高いと感じてしまうかもしれませんが実際に使って約8万円という価格はむしろ安いです。
もちろん好みの部分になりますが歴代Nothing Phoneのスケルトンデザインはその特性上バックパネルは透明にするしかないので言ってしまえマット仕上げを採用出来なかったです。
特にブラックなど本体のカラバリが濃くなるほど指紋が目立ちやすい印象でプレス画像ではめっちゃかっこいいのに実使用においては指紋がちょい目立つと残念に感じていました。
ただNothing Phone (4a) Proはワイヤレス充電非対応が前提だからこそだと思いますがアルミのユニボディを採用しておりサイドフレームとバックパネルの繋ぎ目すらないです。
結局ワイヤレス充電を考えるとバックパネルはプラスチックかガラスの2択が基本になりユニボディを採用しつつワイヤレス充電となればiPhoneのようにくり抜くしかないです。
その中でNothing Phone (4a) Proはアルミで綺麗に纏まっており指紋も目立ちにくいです。
またカメラ部分に従来のスケルトンデザインを採用したことでNothingらしさもあります。デザインは個人的にはかなり好みでパフォーマンスに関しては負荷の高いゲームをやらない自分からすればほぼストレスなく動く感じでカメラに関してもバランスがいい感じです。
もちろん他社のフラッグシップモデルと比較すれば物足りなさを感じますがこの価格帯の機種でズーム性能が強いことに加えテレマクロに対応と汎用性が高いのは魅力かなと思います。
低照度の撮影はまだまだ改善の余地があり動画は4K/30fpsまでとまだまだの部分もあります。
とはいえこの価格帯の機種にフラッグシップレベルのカメラを求めるのは意味がなく何より8万円という価格でカメラはハードでもソフトでもかなり頑張った印象があります。
あとは自分の個体で気になる部分として電池持ちで海外サイトの15時間というスコアは実感出来ず割と大きなデメリットかなと思っていますが結局は使い方次第だと思います。
そんなに電池持ちが悪いはずがないとか公式サイトではこう書いてあるかとコメントを頂きましたが正直知らねぇよって感じであくまでも自分の使い方で判断しただけです。
デザインもカメラも楽しみたい人にNothing Phone (4a) Proはおすすめしやすい印象です。
Oppo Find X9 Ultra
そして4つ目の機種としてOppo Find X9 Ultraで国内では6月18日に正式発表予定です。グローバル発表から2ヶ月のタイムラグがあったことを考えるとおサイフケータイなどローカライズに時間がかかったと期待したいですが現時点ではどうなっているのか不明です。
ちなみにグローバル版を自分が購入した時は約23万円だったのでXiaomi 17 Ultraよりは高いことはほぼ間違いないと思っておりローカライズありなら25万円は見ておきたいです。
ただそれだけの価格になっても個人的には国内版に買い替えたいと思っている良機種です。
どうしてもUltraモデルはカメラが優先されるためスマホとしてのバランスは悪くなりがちです。ただOppo Find X9 Ultraは7050mAhという大容量バッテリーを搭載していることもありますが日常的に使っていて自分の使い方で見れば寝る前の電池残量は70%以上です。
Oppo Find X9 Proには及ばないですが自分の使い方なら3日は持つ電池持ちと超安定です。またAIマインドスペースがお気に入りでAirDrop over Quick Shareに対応しています。
もともとカスタマイズに拘っておらずAIに関しては物足りないならPixelに任せればいいです。
そしてカメラですがデュアル望遠で役割を明確にしたからこそ使いやすくなった印象です。スペックの割にはちょっと?って思うとこもありますが光学3倍の望遠の使い勝手がいいです。
手ぶれ補正が強いので動画も気軽に撮れることに加えレビューの時は公平性を保つために使わないですがフィルターの中に自然があるので自分は自然に切り替えて撮影している感じです。
また雰囲気を出した撮影をしたい時はフィルターは使わずマスターモードで撮影します。
今まではマスターモードの色味がポートレートモードで使うことが出来ないのがデメリットの一つに感じていましたが光学3倍の望遠が1/1.28インチとデカいので光学ボケでいけます。
マルチスペクトルセンサーを搭載した上により自然な色味で撮影できるとアピールしているのでXperiaに近い雰囲気になるかと思いきやそんなことはなくデフォルトのままだと正直そこまで好きではないですがちょっと設定するだけでかなり自分好みの写真が撮れる感じです。
何より打率が高いカメラを搭載した機種でありながらもスマホとしてのバランスもいいです。国内版が出たら買い替えたいところで国内版用にアクセサリーも買い揃えている感じです。
Xperia 1 VIII
最後に5つ目の機種としてXperia 1 VIIIで個人的には想定以上という印象です。もともとXperiaが好きということもありXperia 1 VIIIが出ればお気に入りになると思っていましたが歴代Xperiaをみるとどうしてもカメラに物足りなさがありました。
昨年は超広角が刷新されたことで歴代と比較すれば広角との画角差がだいぶなくなりましたがまだスペックの割には白飛びがしやすかったりノイズが地味に多いという印象でした。
またXperia 1 VIIIでみれば望遠が刷新されたことで全画角での画角差が改善されることはある程度想像が出来ましたがセンサー自体が変わらなかった広角も超広角も改善しました。
他社と比較した時に広角ですら白飛びなどが気になるシーンでもXperia 1 VIIIではだいぶ改善されておりSonyが具体的に言及していないため何ともですがRAW状態における重ね合わせ技術を採用したことが大きいのかアルゴリズムの見直しが入ったのかそれともSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用して画像処理が強化されたことが大きいのか不明ですが明らかに改善しており画像処理が改善されたからこそ望遠の良さも引き立っている印象です。
また前モデルと比較すればボケモード使用時の最短撮影距離やフォーカス精度も改善した印象で取り回しがよくなっており歴代と比較すると打率が上がった印象を受けます。
何を撮るかによりますが自分は娘を撮ることが多いのであまり補正が入ると顔が変わっちゃうのでだからこそXperiaのカメラを重宝していますが今までは不安定でした。
もちろん中華系のUltraには及ばないですが今まで以上に出番がかなり増えるかなと思います。
エンタメデバイスに留まらない。
何より今まではカメラは動体撮影主軸であとはエンタメデバイスとして使うことが圧倒的に多かったですがXperia 1 VIIIはエンタメデバイスに留まらない感じになりそうで楽しみです。
持ち前のオーディオの強化など前モデルより改善されておりエンタメデバイスとしても進化していますがカメラが底上げされたのが本当によくAIカメラアシスタントも面白いです。
先ほどのOppo Find X9 Ultraと比較すれば打率という部分では地味に違うと思います。またOppo Find X9 Ultraのマスターモードはかなり色味がいいため風景を撮る時には重宝していますが娘を撮る時はXperia 1 VIIIで撮るなど特色に合わせて使い分けしています。
価格が23万円と高いことに違いはないですがいい意味で期待を裏切ってくれたので例年以上にいい買い物ができたと思っており今後手元に届く国内版が今から非常に楽しみです。
まとめ。
今回は今年の上半期に購入した機種の中から個人的に良かった機種についてまとめてみました。
今年登場する機種は大きく2つ分かれており一つは値上げを極力回避した結果中途半端な進化で中途半端な値上げになるか、値上げ回避を諦めて積極的に進化した結果しっかり値上げの2つで個人的には後者の方が惹かれやすくPixel 10aの価格据え置きはちょっと異質だと思います。
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