先日にはPixel 7aやPixel Foldが正式発表されましたが何より嬉しいのがdocomoの取扱が復活したことに加えdocomoのバンドに最適化されたことでよりPixelが最強の状態になりました。
詳細は「docomoの取扱開始で最強へ。Pixel 7aやPixel Foldがついに正式発表」をご参照下さい。そしてGoogle Pixel 7aを購入して軽く使ってみましたが、6万円という価格でこの完成度はやはり満足度が非常に高く感じます。
詳細は「Pixel 7a 開封レビュー。6万円で購入できる神機種がやってきた」をご参照下さい。今回は購入してから約2週間Google Pixel 7aを使ってきたので中期レビューをしてみたいと思います。
発熱はやはり気になる。
ここ約2週間使ってきてやはり気になるのは発熱で上位モデルと比較するとやはり発熱がしやすい印象を受けます。
Pixel 6aはPixel 6シリーズでのチューニングがイマイチだったことも影響しているのか廉価モデルでありながらも発熱が抑制されパフォーマンスの持続性の改善と良くなった。
同じGoogle Tensorを搭載している機種と思えない感じでしたがPixel 7aは残念なことに逆。
ベンチマークが全てではありませんがPixel 7シリーズよりハイスコアが低めのことが多い。
またベンチマークの回数を重ねるごとにスコアの下落率も大きいのでPixel 7シリーズよりも早めにスロットルダウンをかけて発熱抑制やパフォーマンスを安定させようとしているのかも。
ただ一方でPixel 7aの分解動画を見るとグラファイトシートのカバー領域は前モデル対比で拡大しているにも関わらず安定しない。またPixel 7シリーズと比較して不十分という感じには見えませんがよく分からないのが4K/60fps撮影がPixel 7シリーズより長時間できる。
ここ近年のPixelは4K/60fps撮影だと10分程度で発熱が原因で強制終了のことが多かった。ただ前回の記事の時15分までは試してみましたが今回30分でも発熱での強制終了はなし。
今後真夏になった時はどうなるか不明ですが表面的に見れば撮影時間の改善は嬉しいところ。
一方でベンチマークで見ると内部温度も上がりやすく放熱のために本体の外部温度も上がりやすいと発熱対策が強化されている印象はそこまでないのに撮影持続時間がなぜ改善したのか不思議という感じです。
ちなみにXperia 1Ⅳの時に散々言われましたが発熱して撮影が強制終了になるのは悪ではありません。
Xperia 1Ⅳの場合はちょっと制限が厳し過ぎたので発熱するとすぐに使えなくなる感じだったので不満も分かりますが発熱しても撮影持続時間が長い=正義ではなくそれだけ本体内部が高温の状態が継続すると故障するリスクが高くなります。
だからこそPixel 7aは内部温度が上がりやすいのに撮影持続時間だけ改善しているのか不思議で放熱性がめちゃくちゃ改善されたということなのか。それともと単純にソフトでの制御を緩くしただけなのか判断することが出来ないです。
前者だった場合は改善なのでウエルカムですが後者の場合はこれからの時期の多用は厳禁です。
個人的にはゲームをガチでやるわけではなくカメラの長時間撮影をする訳でもないので全く問題に感じませんが負荷をかけた時の安定性の面ではちょっと疑問に感じてしまいます。
Google TensorからGoogle Tensor G2に進化したことでCPUやGPUの消費電力が増えた。その結果発熱しやすくなったという印象でPixel 7シリーズほど制御されていない感じです。
今後アップデートで安定する可能性がありますがちょっと現時点だと不思議な部分がある。
バグと電池持ち。
そして以前の動画でもコメントを頂きましたがリフレッシュレートにバグが発生している可能性。
ミドルレンジ向けのSoCを搭載している機種であれば90Hzなどに対応していてもGPUの力不足でゲームなど負荷をかけると90Hzどころか60Hzも出ないことが多々あります。
分かりやすい例としてはPixel 5で発売当初はGPUがソフト制御されていたことに加えSnapdragon765Gとゲーム用のチューニングがされているとはいえリフレッシュレートは控えめ。
ただPixel 7aはGoogle Tensor G2を搭載しておりGPUで見れば他のハイエンドに劣る感じではありませんが90Hz表示のオプションがオンの状態だと不安定になることが多い。
一方で60Hz表示にすると安定することからもリフレッシュレートにバグが発生している可能性。
個人的には90Hz表示に対応しているから90Hzでゲームをやりたいとは思っていません。単純に60Hz表示の方が安定するという逆転現象にちょっと不満を感じるだけです。
60Hzで表示してくれれば十分ですが90Hz表示をオンにすると40Hz前後とかなり不安定です。
単純にバグだったら今後アップデートで改善される可能性があるので安心できますが逆にバグじゃなくて仕様だったら今後アップデートで改善されない可能性があるので心配です。
また詳細は不明ですが一部個体には電池持ちに関する不具合が発生していることが判明しています。自分のチャンネルでもコメントを頂きGoogleに問い合わせをしたところ交換対応になったみたい。
ちょっと調べきれていなくて申し訳ないですが何が原因となっているのか不明です。
不具合やバグは別として先ほどの発熱やパフォーマンスの持続性に自分が実際に感じた電池持ちを考慮するとPixel 7シリーズと同じGoogle Tensor G2を搭載しているとはいえターゲット層が違うチューニングをしているのではないかと感じることもあります。
Pixel 7aはPixel 7シリーズ対比で待機状態における消費電力は大幅に改善されています。一方で使うとPixel 7シリーズより消費電力が多い印象で電池が減るのが早いと感じます。
なのでコスパ重視で割とヘビーに使うユーザーからすれば電池持ちが悪く感じる可能性が高い。一方でライトユーザーからすれば使っていない時の方が多く電池持ちが良く感じると思います。
ちなみに海外サイトがバッテリーテストの結果を公開しており76とちょっと衝撃的なスコア。
個人的にはPixel 7よりちょっと悪い程度+待機状態における電力効率の改善で90前後に収まるかなと思っていたのでまさかの80以下でここまでくると電池持ちがいいとは言えない。
バッテリーテストは負荷かけるため使った時の電池持ちはかなり悪いということになります。
ちなみに電池持ちが悪いと散々批判されたPixel 4シリーズよりはちょいましですが近年電池持ちが少しずつ改善してきた中でここまで悪化してしまったのは残念で一般層は使用頻度が少ないためそこまで悪く感じないかもしれません。
ただミドルレンジユーザーの優先度が高いスペックの一つとして電池持ちがありますがニーズには応えられていないもちろん今まで使っていた機種との比較になるとは思いますが客観的に見て100以下は良くない。
iPhoneは基本電池持ちが悪くiPhone 13 Pro MaxとiPhone 14 Pro Maxの電池持ちがめちゃくちゃいいくらいですが今のAndroidのミドルレンジは電池持ちがいい機種が多いです。
Xperia 10Ⅴは175にGalaxy A54が119を獲得している中Pixel 7aは電池持ちは悪く感じる。ちょっとGoogle Tensor G2を搭載していることが裏目に出ている印象を受けてしまいます。
ターゲット層をよりライトに?
あくまでも勝手な推測ですがPixel 7aはYouTubeで機種の下調べをするような層をターゲットにしている感じではなく店頭で店員さんの接客を中心に購入する層をターゲットにしている感じ。
なので個人的にはPixel 6aの時よりさらに一般層というかライトユーザー向けになった感じ。iPhoneは高くて買うのが厳しいけどそこまで興味がある訳ではない層がターゲットなのかも。
前回の記事と重複する部分がかなり多いですが逆に言えばこれ以外は特段気になることがない。また出来るだけ見て下さる人の参考になればと厳し目に評価しているのもあります。
自分のチャンネルを見て下さる人の多くは何方かと言えば一般層よりはオタクよりの方が多くYouTubeである程度下調べをして購入するかどうか決断する人が多いと思います。
またレビューをする際にはその機種の最大条件で出来るだけ評価するようにしています。
例えば電池持ちが気になるならバッテリーセーバーを使うなり5Gをオフにするなり90Hzのオプションをオフにすればいいですが電池持ちを少しでも良くする方法と電池持ちの評価は別軸だと思っているのでレビューの時は何かを改善するための方法は考慮していません。
極論を言ってしまえばスーパーバッテリーセーバー状態にして電池持ちが良いと評価してもほとんどの人にとって参考にならないからです。
個人的にはLINEポコポコ程度しかゲームをやらないためゲームで発熱すると言ってもそこまでではなく電池持ちも寝る前の電池残量が50%程度のことが多いので1日は十分に持つ電池持ちなので問題はありません。
その他スピーカーは音量は物足りないとはいえ音質がしっかり底上げされて使いやすい。
カメラはめっちゃ進化した感じではありませんがカメラセンサーの強化でノイズが低減されGoogleのカメラソフト技術が加わることでミドルレンジクラスでは抜群の安定性があります。
またdocomoを使っている自分からすればPixel 7aでdocomoバンドにフル対応で今まで特段不満に感じたことがありませんがこれからはどこに出かけても安心しやすい。
Google Tensor G2のチューニングとカメラの撮影持続の改善がちょっとよく分からない程度で全体的にかなり満足度が高い仕上がりに感じます。何より直販版で6万2700円の価格設定でこの価格なら十分で仮に10万円だったらもっと文句も出てくるのかもという感じです。
ただスペック上のインパクトはなくなるかもしれませんがフラッグシップと同じ世代のGoogle Tensorを搭載する必要はなくチューニング含め明確に差別化した方がいいかも。
結局同じSoCを搭載しているからPixel 7シリーズが比較対象になって分かりにくいと思います。
一部噂でaシリーズはPixel 7aが最後になると予測されていますが今後廉価モデルを出すならパフォーマンスはもうちょっと抑えて電池持ちの改善と一般受けしやすいようにした方がいい。
そうなると充電を毎日するような使い方をしない親世代などにもっとおすすめしやすいです。
まとめ。
今回はPixel 7aを約2週間使ってきたので中期レビューをしてみました。
ある意味はっきりしたのかもしれませんがスマホを使う頻度が少ない人はPixel 7aでヘビーユーザーではないけどそれなりに使うユーザーはPixel 7を選んだ方がいいかもしれません。
ただdocomoのSIMカードで使いたい人は迷わずPixel 7aを選んだ方がいいという感じです。今後アップデートを重ねて安定していけばもっと満足度が高くなる素晴らしい機種に感じます。
6月に予約が開始するPixel Foldに秋に正式発表されるPixel 8シリーズと非常に楽しみ。
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