先日にはPixel 7aやPixel Foldが正式発表されましたが何より嬉しいのがdocomoの取扱が復活したことに加えdocomoのバンドに最適化されたことでよりPixelが最強の状態になりました。
詳細は「docomoの取扱開始で最強へ。Pixel 7aやPixel Foldがついに正式発表」をご参照下さい。そしてGoogle Pixel 7aを購入して軽く使ってみましたが、6万円という価格でこの完成度はやはり満足度が非常に高く感じます。
詳細は「Pixel 7a 開封レビュー。6万円で購入できる神機種がやってきた」をご参照下さい。さて今回国内では7月中旬以降の発売予定となっているGoogle Pixel Foldの注意点について簡単にまとめてみたいと思います。
価格は極端に高いわけではない。
直販版の25万円ち価格でみれば高いですが購入特典としてストアクレジットが5万円分貰えるので実質20万円程度で購入できる。こう考えるとGalaxy S23 UltraやXperia 1Ⅴなど最上位モデルと同等の価格帯になるので折畳式機種だからといって特段高い訳ではない。
またiPhone 14 Pro Maxと比較しても同等で折畳式機種は各社最上位扱いにしている場合が多く価格がプレミアム価格になるのは仕方ない。
またキャリアモデルに関してもdocomoで見ればいつでもカエドキプログラムの対象で2年後に返却することで実質負担金をかなり抑えて購入することが可能かもしれません。
ただ一般的なイメージとして価格が高くなればなるほど使いやすく安心して長く使えるイメージがあると思います。
Pixel Foldなど折畳式機種はまさに逆に存在で正直これからのプロダクトで技術が成熟しておらず原価コストが高いから本体価格も高いと通常のハイエンドよりユーザーを選ぶ流れになっています。
ディスプレイの耐久性。
あくまでも今回は直販版を基準に見ていきますが一つ目としてディスプレイの耐久性です。
サブディスプレイに関してはGorilla Glass Victusを採用していることからPixel 7などと多くのハイエンドモデルと同程度の耐久性なのでそこまで心配する必要はなく壊れる時は壊れる。
一方でデリケートになってくるのがメインディスプレイで公式サイトでは保護プラスチック層を組み込んだ超薄型ガラスと表記されていますがちょっと調べてもよく分からない感じです。
Samsungの買収した企業が持つ超薄型ガラスであるUTGが他の折畳式機種と同様に採用だと思う。ただUTGを採用しているとしてどこに保護プラスチック層があるのか気になるところです。
折畳式機種が登場した当初はUTGは実装されておらずディスプレイの表面はプラスチックでした。そのためディスプレイの手触りも通常のスマホと異なり悪く耐久性もかなり不安があった。
ただUTGが採用されるようになって耐久性がかなり改善して手触り自体も違和感はほぼないです。ガラスを折り曲げても割れないと考えるとヒンジ含め今の技術はすごいなと感心します。
とはいえ通常のスマホのディスプレイのようにはいきません。かなりデリケートであることに違いはなくPixel Foldは耐久性の問題からスタイラスペンに非対応でユーザーが勝手にサードパーティのものを使って破損させた場合保証対象外。
また偏見かもしれませんが女性に多い印象がある指の腹の部分でタップするのではなく爪の方でタップすると傷がつく可能性も。さらにPixel Foldの詳細は確認出来ませんが使用環境における温度もデリケートなイメージ。
冬は特に寒くなる韓国においてGalaxy Z Foldのディスプレイの破損報告は地味に多い。通常のスマホでも推奨温度ではありませんが氷点下などではディスプレイが破損する可能性。
折り曲げられるディスプレイと最新の技術を採用しているからこそ耐久性はイマイチです。最大の特徴でもあり最大のデメリットになっており故障するリスクが高いことは覚悟しておくべき。
ただ今まで自分は折畳式機種を使ってきましたがディスプレイの破損に遭遇したことはないです。
ヒンジの耐久性。
そして2つ目としてはヒンジの耐久性と保証です。折畳式機種にとってディスプレイと同じくらい重要なのがヒンジでPixel Foldは水滴型ヒンジを採用しながらもIPX8に対応したのはすごい。
折畳式機種でも防水性能に対応している機種はGalaxy ZシリーズとHuawei Mate X3くらいでまだまだ限定的な中でよく対応したなと思います。一方でスペックからも防塵に対応していない。
防塵対応のスマホであっても自らスマホを砂の中に埋めるようなことはしないと思います。
現状防塵に対応した折畳式機種は存在しておらず通常のスマホでは壊れないシーンであったとしても折畳式機種はヒンジ部分に何か異物が入ってしまうと最悪故障する可能性があります。
ちなみに初代Galaxy Foldはヒンジ部分にチリなど異物が入ってヒンジが故障した挙句ディスプレイまで破損するという現象が発生したため発売直前に発売延期になった過去があります。
Samsungはヒンジ部分に簡単言えばブラシが装着されており開閉に合わせて異物を押し出す仕様。Pixel Foldでも同様のことが行われているのか不明ですが水には強くても異物には弱いです。
特に外で使うことが多い人は要注意という感じでディスプレイの破損までいくとかなりの痛手です。
ちなみに海外サイトによるとGoogleはヒンジが180度に開くとアピールしているが180度に完全に開かせるには地味に力がいるとヒンジの問題を実機を触った上で指摘しています。
Pixel Foldはフレックスモードに対応する上でヒンジは段階的に角度調節が可能になっている。ただ角度調節する際に流体摩擦を使用しているからスムーズに180度まで開かないとしています。
これは正直不具合とは言えず仕様と捉えるべきかもしれませんがユーザーからすれば不安になる。また他の折畳式機種ではしっかりと開くことができることからも改善の余地も十分にある。
ディスプレイにヒンジに耐久性の懸念があるからこそ重要になってくるのは保証期間です。Google Storeで見ると保証期間は1年となっており個人的にはちょっと短いかなという印象。
機種によりますがGoogleの正規修理代理店で見るとPixel 7aが2万3980円でPixel 7 Proは4万480円とめちゃくちゃ高いという感じではありませんが折畳式機種になるとちょっと違います。
ちょっと古い情報しか見つかりませんでしたがGalaxy Z Fold 3のdocomoでの修理料金は8万2170円と海外でも保証なしの場合10万円前後のことが多いので相場という感じです。
結局折畳式機種のメインディスプレイが破損した場合ハイエンドが1台買えるくらいの金額を負担。自分は迷わずGoogle Storeで購入しますが保証が気になる人はキャリアモデルも加味するべきで本体価格は直販版より高いですが万が一があった場合は逆に安く済む可能性もあります。
また耐久性を考慮するとキャリアの返却プログラムを利用して2年くらいで返すのもありです。何より他のスマホよりも耐久性に懸念があるので保証はしっかり確認した方がいいです。
スペックが控えめであること。
そして3つ目として最上位モデルの扱いであっても通常のスマホよりスペックが抑えめであること。例えばバッテリーに関して内部スペースの問題からも両面に小型のバッテリーを2つ搭載。
中華スマホの一部は充電速度をあげるために小型バッテリーを2つ搭載していることもありますが基本通常のスマホはバッテリーを1つ搭載しています。それだけ逆に言えば内部スペースに制約があり最上位クラスが5000mAhのバッテリーを搭載している一方でPixel Foldは4821mAhです。
折畳式機種の中では大きい方に部類されますがディスプレイサイズが大きいにも関わらず通常のスマホよりもバッテリー容量が少ないとなれば電池持ちも懸念事項の一つになります。
ちなみにSnapdragon 8+ Gen 1以降多くのスマホの電池持ちが改善傾向にありますが折畳式機種の中で最も電池持ちがいいのはGalaxy Z Fold 4で海外サイトのバッテリーテストを参考にすると101で通常のスマホと比較すると普通という感じで今やいいとは言えないスコアです。
また内部スペースの問題からもカメラにも影響が出やすくPixel Foldは立派なカメラバンプがありますがメインカメラセンサーは1/2.0インチとPixel 7aより小さいセンサーを採用。
個人的にはGoogleのカメラソフトがあるため心配していませんがスペックだけで見ればしょぼい。また望遠も搭載して光学5倍にデジタル20倍にズームに対応しているとはいえペリスコープではない。
センサーサイズ自体も大きくないので画像処理次第ですがとりあえず搭載している感はあります。
Vivo X Fold 2は折畳式機種の中でスペックは最強クラスですがvivo X90 Pro+と比較すると正直見劣りする感じで各社価格は高いけどスペックは控えめというジレンマは解決できず。
せっかく新しい機種を購入するなら少しでも良いスペックを搭載した機種がいい人には向かない。
使ってみないと分からない良さが多いけど高い。
最後にに4つ目として使ってみないと分からない良さが多いけど買うにも高いこと。折畳式機種ではディスプレイサイズが大きいためマルチタスクがかなり使いやすくなる。
複数のアプリをフローティング含めて開けるのはもちろん分かりやすいのはカメラアプリとGoogle Photoの同時使用で画面半分で写真を撮影して画面半分で撮影した写真をすぐに確認。
またサブディスプレイをプレビュー画面として使うことでリアカメラを使ったセルフィーが可能。その他フレックスモードで動画視聴はもちろんインカメラを利用したビデオ通話やセルフィー。
またフレックスモード時にリアカメラを使うことも出来るのでスタンド入らずで撮影可能。
あと今年の秋以降の対応ちしていますがGoogle翻訳の両面利用などGoogleらしい機能もあると説明を聞けば分かりやすいものが多いですがその良さは実際に使ってみないと分からないことが多い。
基本ユーザーは今の使い方に満足している場合はそれ以上のことは実際に使ってみるまでは求めない。ディスプレイサイズも7.6インチとスペックで見た場合タブレットとしてはかなり小さい。
そのため中途半端と感じる人が多く折畳式機種に高いお金を出すならタブレットを買えばいいと考える人も多くこの絶妙なサイズ感やサブディスプレイとメインディスプレイをシーンに合わせて切り替えて使える便利さは実際に使ってみないと分からないのでおすすめしたくなりますが高い。
またGoogleはAndroid12L以降タスクバーの実装など折畳式機種にOSを最適化させていますがアプリの最適化はGoogle純正アプリが中心でサードパーティ製は追いついていないのが現状です。
なので最適化されていないアプリは単純にスマホ版を拡大表示しただけになります。今後改善していく可能性がありますがソフトやアプリが完全に追いついてないのもネックになる。
やはり通常のスマホに慣れてしまっている場合何かしらの不便が発生する可能性がある。
まとめ
今回はPixel Foldを購入する前に必ず確認してほしいことについてざっくりまとめてみました。ざっくり言えば通常のスマホと比較してハードもソフトも完成度はまだまだ低いです。
ただそれでも新しい技術に触れてみたいとか新しい使い方をしてみたいとかリスクよりも興味感心の方が上回る場合はおすすめで自分はリスクを承知した上で絶対購入します。
Appleが折畳式機種を出すまで市場の流れが大きく変わることはないとおもいますがそれまでにGoogleやSamsungには技術を成熟させて完成度をどんどん高めていってほしいです。
何よりGoogleが折畳式機種を出すこと自体に大きな意味があると思っており楽しみです。
購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!
DoCoMoはこちらで! | auはこちらで! |
SoftBankはこちらで! | 楽天はこちらで! |
LINEMOはこちらで! | ahamoはこちらで! |