現状最強の折畳式機種。vivo X Fold 2 開封レビュー

先日には折畳式機種としてハード面では最強とも言われているVivo X Fold+を購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Vivo X Fold+ 開封レビュー。今年一番やばいやつがついにきた」をご参照下さい。

個人的にはvivo X Fold+の感触が非常に良かったので先日には現時点でカメラ最強と評価されているvivo X90 Pro+を購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「vivo X90 Pro+ 開封レビュー。かなり使いやすいカメラで世界最強も納得」をご参照ください。

さて今回中国版のvivo X Fold 2を購入したので開封レビューをざっくりとしてみたいと思います。

開封

まず開封をしていきたいと思いますがvivoは通常のスマホでも大きめの化粧箱を採用しており折畳式機種になるとさらに迫力があります。

やはり折畳式機種は本体価格が高いので化粧箱で高級感を感じることができ開封自体を楽しませてくれると満足度も高くなります。

付属品を確認すると120Wの電源アダプター。

USB-Cケーブル。

説明書とSIMピン。

そして専用ケースが同梱されています。同梱されているケースって安っぽいことが多いですがvivo X Fold+の時と同じ高品質。

背面がレザー基調でケースも質感を合わせてくれているの変にサードパーティ製は必要ない。ちなみに純正ケースも別途販売されており同梱品はスタンドがありませんが純正ケースはスタンドありと異なります。

今回は開封までに間に合わせるために本体のカラバリと違いますがブラックを購入してみました。

付属品は本体のデザインに合わせて一部透明という感じですが純正ケースは背面が統一された質感となったおりスタンドがあるのでちょっと便利かも。

ただ正直スタンドは心許ない感じで変に圧力をかけてしまった場合簡単に折れてしまうかも。あと中華メーカーの機種だと多いですがサブディスプレイに保護フィルムが装着済みであること。

自分は中華系の通販サイトで購入するのに抵抗があり国内のAmazonなどでは限定的。そのためアクセサリーを入手しにくいですが同梱品でほぼカバー出来るので別途必要ない。

使っていて地味に欲しくなってきた時にeBayで物色するようにしています。

デザインを確認。

次に本体サイズを確認していきたいと思います。開いた状態だと161.29×143.43×5.95mmで前モデルを確認すると162.0×144.87×6.28~7.40mmと縦横は僅かに小型化した程度ですが本体がかなり薄くなっていることを確認できます。

重さも合わせて確認すると前モデルが311gに対して279.5gと10%近く軽量化。

前モデルの明らかなデメリットは重さでしたがここまで一気に軽量化すると実際に持ち比べても明らかに重さの違いを実感できます。ただHuawei Mate X3の239gを筆頭に250g前後の機種が増えてきている中では重いに違い。

ブック型の折畳式機種を使っている時開いた状態だと両手で持つことが多いのでそこまで重いと思わないですが閉じた状態で片手で使っている時にはかなり重さを実感します。

普通のスマホとしてみた場合に280gオーバーはかなり重いですが手首への負担が変わりました。

そして閉じた状態における本体サイズを確認すると161.29×73.42×13.2mmで前モデルは162.01×74.78×14.91mmなので横幅が1mm程度スリム化された上で2mm程度の薄型化で片手でかなり持ちやすくなった印象を受けます。

少なくとも本体の厚みと重さは折畳式機種特有のサイズ感ですが縦横に関しては大型スマホより持ちやすいくらいで丁度いい。

開いた状態ではそこまでサイズが変わったという印象がないですが閉じた状態では明らかな違い。

本体上部を確認するとvivo X Fold 2はスピーカーグリルとセンサーが一つ削除されています。

右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンで左側面は消音スイッチと特段変わらず。

さらに本体下部もスピーカーグリルにUSB-CにSIMトレイとほぼ物理ボタンの配置は変わらず。

バックパネルを確認する地味に変更されておりvivo X Fold+では背面がレザーの質感で統一。一方でvivo X Fold 2はヒンジに近い部分が縦にガラスと質感が変更されています。

申し訳ないですがなぜこのようなデザインを採用したのかちょっと把握していないです。

またカメラデザイン自体はサークル型と一緒ですがvivo X Fold 2で台座部分がカットです。Vivo X90シリーズとデザインが統一化された感じでカールツァイスのロゴの場所も変更。

台座部分はなくなったとはいえカメラ部分自体はvivo X Fold+対比で大型化しています。ただ面白いと思うのは搭載しているセンサーの数は一つ減っていることです。

フロント部分に関しては大きな違いはなくカメラ部分のデザイン変更と薄型化が大きな特徴です。個人的にはスペック以上に持ちやすくなった印象を受けサイズはほぼ一緒ですが小型化した感覚。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認するとメインディスプレイは8.03インチに120Hz表示に対応とスペック的に見ると前モデルからほぼ変更がない状態に。折畳式機種としてみれば前モデルで最高クラスのスペックとなっていたことからもあまり進化を感じないのは仕方ないのかも。

ただ採用されているディスプレイがE5からE6に変更されているため品質は向上しています。

一方でヒンジの改善によって気になるのがディスプレイの折り目ですが改善は見られないです。両機種とも同程度の折り目がついているように見えますが実際に使っていて気になる時は少ない。

開封直後はやはり折り目がほぼない状態に見えますが使っていくと最低限はつく感じです。折り目が気になるのはあくまでも角度をつけてみている時で実際に使う時は正面から見るのでよほど神経質な人以外はそこまで気にならないと思います。

また折り目部分はデコボコに見えますが触った感じは折り目がついているという感じではなくそこまで気にならないと思う。

そしてサブディスプレイを確認するとリフレッシュレートが進化しており可変式に対応。前モデルはシーンに合わせて60Hzか120Hzでの切り替えでしたが可変式で最適化されています。

ちなみにメインディスプレイもサブディスプレイもパンチホールデザインの採用は共通ですが画面占有率がvivo X Fold 2の方が僅かに高くなっているのでベゼルがスリム化されている。

その他Dolby Visonに対応するなど折畳式機種であることを考えると最高クラスです。前モデルと比較して品質の向上に加えサブディスプレイの改善が分かりやすい特徴だと思います。

あと細かい部分として今までビジュアル拡張機能がありましたが新たに動画フレーム補完機能。少なくともサブディスプレイは他の通常のスマホと遜色ないスペックに対応しています。

Vivo X Fold+のディスプレイ輝度を確認しきれなかったですが地味に明るい印象。そのためスペックではあまり変わりがないように感じますが明るい分綺麗で見やすい印象。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認したいと思います。Android13がベースとした独自UIの採用は共通で中国版のためGMSは非搭載です。

ただGoogle Play Storeをインストールできるので基本いつものアプリは使えますがNear By Shareなどに対応していないためPixel Watchのアプリなどは正常に動作せずペアリングすることが出来ないのでアプリによって注意が必要。

またvivo X Fold+はアップデートでLINEなど一部アプリが複製可能になりましたが限定的。ちなみに他の機種で地味に愛用している仕事プロファイルを作成することで実質アプリの複製ができるislandですがGMS非搭載のことが影響しているのか動作が不安定です。

また中国版あるあるですがバッテリー制御がきつめのため設定しないと通知がまともに来ない。よく使うLINEに関しては一度通知がこなくなるとずっとことなくなるので毎朝必ず一度はアプリを開くようにしてつまらないようにしています。

そして設定で直訳ですが折畳式デバイス用という項目が新たに追加されておりオプションの一つとしてタスクバーの表示。Galaxy Z Fold 4などAndroid12L以降の一部機種が対応している機能であると便利です。

そしてフレックスモードですが自分がインストールしているアプリだとNetflixのみ対応。フレックスモードの対応アプリが少ないことよりも気になったのがヒンジの硬さです。

Vivo X Fold+の方が固くて開閉はしにくかったですがヒンジをある程度の角度で止められた。

ただvivo X Fold 2はヒンジが軽くて開閉はしやすいですが90度を超えると厳しい。

自分はあまりヒンジの角度を細かく調節して動画を見ることはありませんがvivo X Fold 2は90度の状態でもちょっと刺激してしまうと180度になるのが気になります。

まだまだ全然使っていないのでこれからじっくり試していきたいとなと思います。

中国ではRAM12GBは共通で256GB/512GBのストレージオプションがあり今回購入したのは256GBモデルでSDカードスロットは非搭載。また空いているストレージを利用した仮想メモリ機能があるので最大で8GB追加できるので合計20GBの状態で使うことが可能です。

そして折畳式機種としては世界初となるSnapdragon 8 Gen 2を搭載しています。発熱具合を調べるために本体を閉じた状態で3回連続でベンチマークを回してみました。

スコア的に見ればvivo X Fold 2の方が高いですがびっくりしたのが発熱です。本体が薄型化したことが影響したのか放熱性が微妙なのか内部温度もかなり高めです。

また計測終了のタイミングで外部温度も計測してみましたがvivo X Fold+は32.7/37.7/39.0度に対してvivo X Fold 2は37.1/40.7/46.1度とかなり熱いです。Vivo X Fold+は少し暖かい程度ですがvivo X Fold 2は明らかに熱いという感じ。

本体が熱いのは放熱性に優れていると捉えることもできますがこれかの時期大丈夫なのか不安。

そしてバッテリー容量を確認すると前モデルから僅かに増加しており何よりの特徴が充電速度。折畳式機種で最大120Wに対応している機種は超限定的でこれだけでも魅力的に感じるかも。

ちなみに中国ではワイヤレス充電が最大50Wまでと規制されているためこれ以上は速くならない。充電速度が早ければ電池持ちは悪くても構わないと考えるかはユーザー次第なところですが。

Snapdragon 8+ Gen 1は搭載しているとはいえvivo X Fold+の電池持ちは悪い。ここ数日だけ使った印象のため今後しっかり使っていく必要がありますが電池持ちは改善かも。

Vivo X Fold+はYouTubeをちょっと見ただけでも5%前後簡単に減りましたがそんな感じはない。

生体認証はインカメラを利用した顔認証に加え超音波式指紋センサーを2つ搭載しています。

他の折畳式機種は側面に指紋認証を搭載していることがほとんどですがvivo X Foldシリーズはメインディスプレイとサブディスプレイにそれぞれ搭載しておりかなり贅沢です。

また詳しい理由は把握していませんが超音波式指紋センサーを搭載できるのは中華メーカーでVivoのみとされており今後規制が変わらない限り他の中華メーカーは光学式のままです。

その他イヤホンジャックなしでちょっと残念なのが防水/防塵規格に対応していないこと。

そして音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量がかなり大きくなった印象がある一方で音質自体はあまり改善された印象はないです。

ちょっと音の軽さが気になっていましたが残念なことに後継機種でも改善されていない。現状折畳式機種のスピーカーだと自分が試した範囲ではGalaxy Z Fold 4が一番です。

カメラを確認。

最後にカメラを確認したいと思います メインカメラセンサーはIMX866を採用したことでセンサーサイズが僅かに大型化しており折畳式機種の中ではトップクラスのセンサーサイズです。

一方でカメラ構成は変更されておりざっくり言えばペリスコープが廃止になった感じです。

なのでvivo X Fold+は光学5倍/デジタル60倍ズームだったのに対してvivo X Fold 2は光学2倍/デジタル20倍ズームと望遠性能を重視している人にとっては残念な感じに。

一方で自分にとってはズーム性能よりポートレートの方が重要なので個人的に劣化とは思わない。写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

ここからのサンプル画像は基本vivo X Fold+/vivo X Fold 2の順番で撮影しています。

どちらもツァイスナチュラルカラーで撮影していますが色味が大きく異なります。

超広角だとvivo X Fold 2の方がちょっと色味が派手という感じでしょうか。

広角で撮影。

面白いのが広角になるとvivo X Fold 2の方がより忠実な色味になって派手さが控えめとなっています。

ちょっとコントラストに差がある印象ですが、単純に接写しただけでこれだけのボケ感が出るのはいいところ。

このシーンだとほとんど差がないように感じます。

ポートレートで撮影。

まずは1倍で撮影してみました。

次に2倍で撮影してみましたvivo X Fold 2の方がよりはっきり撮影できている印象を受けます。

望遠で撮影。

vivo X Fold 2にとっては唯一の光学ズームでほとんど差がない印象を受けます。

vivo X Fold+にとって光学ズームとなる5倍で撮影しましたがvivo X Fold 2もデジタルズームの割には頑張っている印象。

10倍で撮影してみましたがここまでの倍率になるとその差は一目瞭然です。

vivo X Fold 2にとって最大となる20倍で撮影してみましたがどっちもどっちという感じでvivo X Fold+がペリスコープを搭載しているとはいえそもそもそこまで画質が良いという印象は受けません。

ナイトモードで撮影。

vivo X Fold 2の方がより自然な感じに撮影できている。

ライトアップされている色にもってかれているのかvivo X Fold 2の方がちょっと赤っぽく見えます。

今回は一倍で撮影していることもあるのかvivo X Fold 2の方がセンサーサイズが大きい分ノイズが少なく撮れている印象で撮影時間もvivo X Fold+より短いことが多いです。

あと地味に大きな差としてプレビュー画面でvivo X Fold 2は明るく補正されているため非常に撮影がしやすかったです。

まとめ

今回はvivo X Fold 2の中国版を購入したのでざっくりとですが開封レビューをしてみました。

現状折畳式機種の中でスペック面は最強クラスですがGalaxy Z Fold 4のようにソフト面が強いという感じでもなくHuawei Mate X3のように薄型軽量+防水という感じでもない。

ただカメラ優先の人にとってかなり魅力的でライバルがPixel Foldになるかもしれません。今回も毎度お馴染みまめこさんのところで購入しており自分が購入した時は23万円くらいです。

目立った分かりやすい進化が薄型化で折りたたんだ状態では明らかに持ちやすくなった。ただそれ以外の部分は順当なスペックアップという感じであとはカメラをどう評価するかだと思います。

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