vivo X90 Pro+ 開封レビュー。かなり使いやすいカメラで世界最強も納得

  • 2022年12月12日
  • Vivo

先日には韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入して思うのはパッとした分かりやすい進化はないものの完成度が着実に高くなっていることを実感できる良機種に仕上がっていること。

詳細は「Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?」をご参照下さい。また先日には折畳式機種としてハード面では最強とも言われているVivo X Fold+を購入したので開封レビューをしてみました。

詳細は「Vivo X Fold+ 開封レビュー。今年一番やばいやつがついにきた」をご参照下さい。さて今回現時点で世界最強のカメラを搭載していると評判のvivo X90 Pro+を購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思います。自分にとってvivoの通常のスマホの購入は初めてでちょっとびっくりしたのが化粧箱の大きさで他社と比較すればだいぶ大きめです。

ただその分化粧箱からも高級感を感じて所有欲を満たします。

そして付属品を確認すると地味にありがたいのが専用ケースが付属しており今回購入したのがレッドということもあり付属ケースもレッドと統一性がありしかもレザー基調の質感のため高級感を感じます。

今や付属品をいかにカットするかの流れのなかケースが付属していないのが当たり前なのでここまでしっかりとしたケースが入っているのは嬉しい。

そして最大80Wの電源アダプター。

次にUSB-Cケーブル。

そしてSIMピンに説明書という感じでこの辺はいつものお決まりという感じです。日本国内であまり流通していない海外スマホだとアクセサリーも気軽に入手出来ないことが多い。

さらに海外サイトを利用するとAmazonのように即日届くわけでもなく欲しい時にないことが多い。なのである程度の付属品でカバーできるのは非常にありがたい。

ちなみに初期フィルムも最初から装着されており今回Amazonでテキトーなクリアケースは購入しましたがそれ以外は特段購入していません。環境のために付属品をカットしたと理由にしているメーカーが多いですが結局はコストカットが目的で中華スマホを中心に充実しているのはありがたいです。

デザインを確認。

執筆時点では中国でのみしか発売されておらず今回購入したのは中国版のレッドです。ブラックと合わせて2色展開でどちらもレザー基調となっており高級感を感じます。

今回レッドを選んだ理由は単純に手持ちにあるvivo X Fold+とお揃いにしたかったからです。

筐体サイズを確認すると164.3×75.2×9.7mmと6.7インチのディスプレイを搭載した機種として見れば普通のサイズ感で特段持ちやすくも持ちにくくもないですが厚みが9.7mmは地味に分厚い。

しかもカメラバンプ以外でこの厚みなのでカメラバンプ込みでみるとかなり分厚い方です。

本体上部を確認するとマイクくらい。

本体左側面は特段なし。

本体右側面は音量ボタンに電源ボタンを搭載。

本体下部にはスピーカーグリルにUSB-CにSIMトレイとマイクとぎっしりです。重さに関しては221gと結構重い方ですがGalaxy S22 UltraやiPhone 14 Pro Maxよりマシ。

ただこの2機種と比較するとまだ持ちやすいため重さもずっしり感じます。最近までvivo X Fold+を使っていたこともあり正直この重さでもかなり軽く感じます。

バックパネルはレザー基調なので当たり前ですがガラスを採用している機種と比較すれば指紋は全く目立たず変にザラザラしている感じでもないので汚れがつきやすいとかもないです。

中華メーカーのスマホは上位モデルにレザーモデルを採用するのがちょっとしたトレンドです。

また特徴的なサークル型のカメラデザイン。IMX989を搭載しているXiaomi 12S UltraやAQUOS R7は中央にカメラが配置されていますがvivo X90 Pro+はちょっと左寄りです。

テーブルなどにおいても思っていたよりガタつかないですが気になる人は気になると思います。

フロント部分はパンチホールにEdgeスタイルを採用とある意味お決まりのパターンです。

vivo X90 Pro+は画面内指紋センサーを搭載しているので初期フィルムがなかった場合は地味にアクセサリー選びに苦戦するタイプで自分が愛用しているSpigenから出ることもない。

だからこそ初期フィルムが最初から装着されているのは非常にありがたい感じです。ちなみにvivo X Fold+を使っているとサブディスプレイ側の初期フィルムは地味に傷がつく。

ちょっと柔らかめのフィルムなのかもしれないのでアクセサリーが入手しやすくなるまでは丁寧に使ってあげた方がいいかなという印象。デザインとしては好みがかなり出やすいと思う。

特に背面中央のシルバーのラインはユーザーによって評価が分かれるように感じます。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認すると6.78インチの有機ELディスプレイでアスペクト比は20:9です。さらに表示解像度は3200×1440なので2K+に対応しておりDolby Visionにも対応。

この時点で申し分ないディスプレイですがディスプレイは最新世代となるE6を採用しておりLTPO4.0に対応した可変式120Hz表示に対応しているため電力効率も優れている。

さらに最大1800nitsとかなり明るめのディスプレイに1440HzでのPWM調光にも対応。現時点でのスマホの中で最高クラスのディスプレイスペックに対応しているという感じです。

ちょっと色味に関しては中華スマホあるあるの濃いめなのかなとも思っていましたがそこまでコテコテという感じではなくYouTubeなどを再生しても十分に綺麗に見れます。

また画面内指紋センサーを搭載していますがおそらくQualcommの3Dセンサーを搭載。最新世代のものを搭載しているのか不明ですがそれでも認証速度に認証精度は十分に感じます。

直近ではPixel 7シリーズを使っていたこともありやはり光学式と比較すると超音波式はかなり快適でヘタな物理式の指紋認証よりも快適に認証をしてくれるという感じです。

また光学式の欠点の一つである高照度の環境で認証がしにくいということも超音波式はないです。何より認証範囲も広くディスプレイがついていなくても認証できるので楽で顔認証にも対応。

とりあえずスペックのオンパレードとなっておりスペックが高い分もディスプレイ輝度など含めて見やすさは十分です。さらにディスプレイサイズが大きいことに加え横幅もしっかりとあるためアスペクト比が縦長とはいえコンテンツもしっかりとした大きさで表示できます。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックですが標準搭載としてAndroid13をベースとしたカスタムUIを搭載。ちなみに今回購入したのは中国版なのでGoogle Play Storeは標準搭載されていないです。

なので初期設定の際にvivoアカウントにログインした状態でV-AppStoreでChromeなどGoogle純正のアプリをインストール。その際にGoogle Play Storeもインストールするとポップアップ表示が出るので合わせてインストールすればほぼいつも通り使える感じです。

またvivo製品は日本語にも対応しておりちょっと癖が強い中華フォントからも変更可能です。

ただ注意点としてグローバル版と異なりNear By ShareやFast Pairなどが非対応であることがおそらく原因でアプリを通してアクセサリーとアペアリングが不可。

ちなみにPixel Watchは専用アプリが正常に動作しないためペアリングも出来ません。一方でペアリングモードがあるPixel Buds Proなどとは普通にペアリングができます。

なのでこれが嫌な人は今後出る可能性が高いグローバル版の登場を待った方がいいと思います。

今回は初めてEasy Shareを使ったのでデータ移行もGoogle関連アプリ含めて基本以降出来たのでかなり楽でChromeなど一部アプリは移行できなかったので手動でインストールした感じです。

そして容量構成は今回購入したのはRAN12GB/ROM256GBで上位モデルに512GBモデルもいます。また空いたストレージを利用して仮想メモリを構築できるので実質RAM20GBという感じ。

さらにvivo X90 Pro+は世界初のUFS4.0に対応しており読み出し/書き出し速度が改善。SDカードスロットは非搭載で中国版はSIMトレイが表裏型のDual SIM仕様になっています。

そして本来であればXiaomiが世界初のSnapdragon 8 Gen 2搭載機種を発表予定でしたが発表が延期になってしまったことに加えvivoが発売日を延期しなかったため世界初に。

とりあえずベンチマークを3回連続で回してみました。

開封初日に計測しているのでベストの状態ではありませんがそれでもベンチマークスコアは128万点とちょっとびっくりです。また3回目のスコアも変わらずなのでパフォーマンスの持続性はかなり優秀なのかもしれません。

内部温度を確認すると3回目では最高温度が42度となっているためSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1搭載機種と比較すると変わっていませんがびっくりしたのが外部温度です。

計測が終了するごとに温度を計測してみましたが31.7/34.7/37.1度と内部温度の割にはそこまで熱くなっておらず地味に熱くなるけどそこまで不快ではないという印象です。

発熱対策としてペイパーチャンバーがゲーミングスマホ以上となる8900mm2と最大クラスで放熱性能は現行の機種の中ではトップクラスです このこともあるのか発熱で不快になりにくい。

ただ自分はガチのゲーム勢ではないので高負荷を長時間かけたら印象が変わるのかもしれない。バッテリー容量に関しては4700mAhで有線の場合は最大80Wでワイヤレスの場合は50Wに対応。

初期設定も完全に終わっておらず通知もまだまともに来ない状態であくまでも初期設定にカメラやスピーカーなど各種テストをした感じとしては電池はめちゃくちゃ減る感じです。

ただ今後通知の設定をアプリごとにオンにしたとしても合わせてバッテリーの最適化が進む。なので開封時点よりは電池持ちが落ち着く可能性が高いです。何より使ってあげないと電池持ちが安定しないのはちょっと面白いですよね。

そして防水防塵はIP68でイヤホンジャックは非搭載。生体認証は超音波式指紋センサーに加えインカメラを利用した2D顔認証に対応しています。

そしてステレオスピーカーに対応しており音量50%に設定してテストをしてみましたが自分の設定ミスなのかと思うくらい音量が小さくてびっくり。他の機種と同じような感覚の音量設定だとvivo X90 Pro+の方が明らかに音量が小さいなという感じです。

Snapdragon 8 Gen 2が優秀なのか本体の発熱対策が優秀なのか不明ですがベンチマークでみる限りでは発熱は改善しており特に持った時の印象がここ近年の機種とかなり違います。

カメラを確認。

そしてvivo X90 Pro+を購入した最大の理由として世界トップクラスのカメラを搭載していること。

メインカメラセンサーは1.0型のIMX989で超広角は48MPのIMX589でポートレート専用として50MP/50mmのIMX758に望遠レンズはペリスコープで64MP/90mmの画角でポートレート撮影可能。

超広角レンズ以外は光学手ぶれ補正に対応しており望遠レンズは最大で100倍の撮影に対応。個人的に興味があるのが3つの画角でポートレート撮影ができることとキャプチャ力が優秀。

そしてカールツァイスレンズを採用しておりカールツァイス寄りの色味になる撮影モードもあり写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まず超広角で撮影。

思っていたより色味がキツいという印象はありません。

広角(1倍)で撮影。

次に1倍で撮影してみました。最初はかなり条件が悪く逆光で撮影の際まぶしくディスプレイすらまともに見えない状況で撮影しましたがそこまでフレアが発生しておらず白飛びも発生していないのはすごいです。

超広角と比較しても色味はあまり変わらず統一性があって使いやすいです。

ポートレートで撮影。

次にポートレートで撮影してみました。まずは1倍で被写体とかなり離れていますがそれっぽく撮影できています。

次に2倍で撮影してみました。思っていたよりもしっかりボケ感が出る感じ。

そして最後に3.5倍で撮影。ズーム+ポートレートでこれだけ鮮明にとれつつ、しっかりボケ感も出ているので十分に感じます。ただ逆に被写体が小さい場合だと無理に寄って撮影するとフォーカスがかなり甘くなりがちです。

あとは1.0型センサーのため最短撮影距離は長めなので接写をしたい場合はマクロかズームです。

ズームで撮影。

次に1倍で撮影してみました。

次に2倍で撮影してみました。

そして5倍で撮影してみました。この時点ではノイズが増えたり明確な画質の劣化を確認することが出来ないのがすごいです。

そして10倍で撮影しました。被写体が大きいということもありますが画質がそこまで劣化しておらず黒潰れもしていないとかなり優秀に感じます。ただ試しに50倍で撮影してみましたが画質は厳し目。

何より1倍から10倍程度であればかなり汎用性の高いカメラを搭載しているように感じます。

そして個人的に気になっていたキャプチャ力でvivoの発表によればメインカメラセンサーは動体が被写体でも撮影がしっかりとできるとアピール。まず子供がブランコに乗っている時に撮影してみました。

シャッターボタンを押してから保存されまでのタイムラグがほとんどないため狙ったタイミングで撮影しやすい。

次に1倍でポートレートで撮影してみましたがこれだけ撮れれば個人的には十分。

また3.5倍でもこのレベルで撮影できるので汎用性が高い。

ただ失敗する時もあり分かりやすいのが上記の画像です。なんか切り取りに失敗したみたいな感じになります。ただ思っていたよりも失敗することはなく動体が被写体でも使いやすいカメラに感じます。

低照度撮影。

次に手持ちでナイトモードで1倍で撮影してみました。ほとんどの写真が露光時間2秒くらいという感じです。肉眼だと真っ暗の環境ですがそれでもかなり明るく補正される感じです。

また十分な光量がある環境では雰囲気のある写真を撮影することも可能。

光量があれば接写もいけますが光量が足りないとフォーカスが全然合わないという感じです。

最後にフレアもゴーストも発生しやすい最悪の条件ですがフレアはほとんど確認できず白飛びも最小限。そしてゴーストも発生していますが最小限という感じで低照度撮影は今年試した機種の中でもダントツのトップという印象です。

まとめ。

今回はTwitterで話題のまめこさんのところで購入しました。価格は自分が購入した時は約15万円ともっと高いと思っていたので意外と安くて助かったという感じです。

何せvivo製品は2021年にやらかしたせいで荷物のみだけの空輸は出来ないとハードルが高い。なので今回まめこさんも輸入の際に人員を出して手荷物として輸送している感じです。

まだまだ試し切れていませんが第一印象としてはかなりいい感じでこれは来年登場が期待されているグローバル版の発売が非常に楽しみという感じでまずは中国版をしっかり使います。

日本で発売される可能性はないと思いますがグローバル版が出るならかなりの狙い目に感じます。

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