Xiaomi 13 Pro 開封レビュー。物撮りが捗り過ぎる超楽しいカメラスマホ

Xiaomiは最新のSoCをいち早く搭載することに注力しているのか先日には中国限定でSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したXiaomi 12Sシリーズを中国限定で発売に。

最上位モデルであるXiaomi 12S UltraはリークではほぼありませんでしたがSonyと共同して開発した1インチにIMX989を搭載しており思わず衝動買い。詳細は「Leica x IMX989の実力。Xiaomi 12S Ultra 開封レビュー」をご参照下さい。

また約1年半ぶりの登場なった折畳式機種であるXiaomi Mix Fold 2を購入したのでレビューをしてみました。詳細は「思っていたよりも全然いい。Xiaomi Mix Fold 2の開封レビュー」をご参照下さい。

さて今回中国版のXiaomi 13 Proを購入したのでざっくりと開封レビューをしてみたいと思います。

開封。

まず開封をしてきたいと思います。直近でGalaxy S23の開封をやったこともあり化粧箱は分厚目に感じる。

黒を基調として高級感のある雰囲気です。

付属品を確認していくと説明書。

地味にありがたいクリアケース。

もちろんSIMピンもあります。

そして6Aに対応したUSB-Cケーブル。

最大120Wに対応した電源アダプターが同梱されています。

一時期XiaomiもAppleやSamsungに倣って付属品をカットするという流れにありましたがXiaomi 12シリーズの時はその流れをやめておりガッツリと付属品が同梱されています。

またスクリーンプロテクターも開封時点で装着しているためユーザーからすれば別途アクセサリーを購入する必要もない。考え方次第かもしれませんが同梱されているアダプターなどを使わないから結果環境に悪いと考えるべきなのか。

それともユーザーが必要なアクセサリーを購入するごとにそれらアクセサリーは個別包装されていることからもアクセサリーを買えば買うほどゴミは出るので環境に悪いとも考えることができます。

購入特典でスクリーンプロテクターや純正ケースが無料で貰えるという施策をやるのであれば結果どちらが環境への負荷が高いのかちょっと分からなくなる時もあります。

少なくともXiaomi 13 Proは付属品で一通りカバーすることが出来るので別途アクセサリーの購入は必要ないのかもしれません。

ただ自分は付属品を使うのがあまり好きではないので今回純正のレザーケースを購入しました。

自分がeBayで購入した時はカラバリの選択肢もほとんどなくとりあえず装着できればいいと思い購入。

内側はちょっとツルツルした質感。

レザーケースとして見るとちょっと質感が足りないようにも感じますが自分が重視している取り外しは容易なのでストレスなく使うことができ当面はこのケースで様子見をしていきたいと思います。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思います。本体サイズは162.9×74.6×8.4mmで重さは210gです。6.7インチという大型ディスプレイを搭載しながらもアスペクト比20:9と縦長であることからも片手操作が難しい横幅ではありません。

本体上部を確認すると2つのマイクにIRブラスターを搭載。

左側面は何もなくアンテナスリットくらいで。

右側面は音量ボタンに電源ボタンを搭載しています。

そして本体下部にISMトレイにUSB-Cにスピーカーグリルとお馴染みのパターンという感じです。

サイドフレームはアルミを採用しておりEdgeディスプレイを搭載していることも影響しているのかバックパネルもサイドフレームに近づくつれ湾曲しておりサイドフレーム自体はかなりスリムです。

そして今回購入したのはバックパネルにセラミックが採用されたセラミックブラックです。超光沢仕上げという感じでXperia XZ premiumに採用されていた鏡面仕上げに近い印象を受けます。

なので当たり前ですが指紋はかなり目立つので指紋が気になる人はケースが必須という流れです。また光沢仕上げの機種では仕方ないですが表面がツルツルしているため滑りやすいと思います。

背面にセラミックでディスプレイにGorilla Galass Victusが採用されているとはいえ落とせばもちろん傷がつく可能性も運が悪ければ破損します。

ただ自分はブラックで鏡面仕上げに近い機種はおそらくHUAWEI P40 Pro+以来だった思うので懐かしく感じる。自分自身マット仕上げの方が好きでマット仕上げが採用されている機種ばかり購入していたので今回は逆に新鮮味を感じます。

何よりカメラバンプが派手ですがカメラ部分が黒いからこそセラミックプラックとの相性もよく正面からみている限りでは思っていたほどカメラバンプは気にならないという印象です。

ディスプレイを確認。

そしてディスプレイを確認していきたいと思います。6.73インチにアスペクト比20:9で表示解像度はWQHD+で初期設定ではFHD+になっています。

HDR10+に対応していることに加えDollby Visonに対応しておりYouTubeなどを再生しても十分に綺麗なディスプレイを搭載している印象を受けます。前モデル対比でディスプレイの大きな進化点としてはディスプレイ輝度の改善で最大で1900nitsに対応。

海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると手動調節で最大527nitsで自動調整もしくはサンライトブーストのオプションをオンにすることで1253nitsを表示することが出来たとしています。

少なくとも屋内で使う分には自動調節で使って屋外で直射日光が強い環境であれば高輝度モードをオンにして使えばそこまで問題ないように感じます。

またGalaxy S23 Ultraと比較すると常夜灯の暗い環境でGalaxy S23 Ultraは自動調節だとちょっと明る過ぎだなと感じることがありますがXiaomi 13 Proはそれなりに暗さになるため自動調節がより優れている印象を受けます。

そして可変式の120Hz表示に対応しておりTwitterやChromeなどでも十分に滑らかにスクロールできる。また可変式だとサクサク感が足りないと思う人にはアニメーションを高速にすることでよりサクサクに。

ディスプレイにおいては現状最高クラスのスペックとなっており逆に特段言及することがないです。

中華スマホあるあるで動画を表示する際に色味がコテコテになることがありますがXiaomi 13 Proを短期間使っている限りでは以前のようなコテコテ感はあまりなくより忠実に色を表現している印象です。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認したいと思います。今回購入したのは中国版のRAM12GB/ROM256GBモデル。実際に購入したのは年明け前だったと思いますがグローバルROMが出るまで寝かしておいた感じです。

ようやくMWC2023でグローバルモデルを発表したことでグローバルROMが出たので焼いた感じです。

大陸版のままの方が何かとメリットが多いですが自分はそこまで玄人ではなくやはり日本語で使えた方が楽でGoogle Play Store含めたGMSが標準搭載されていた方が使いやすく感じます。

容量構成の話に戻ると空いたストレージを利用してRAMの容量を増やせる仮想メモリにも対応しており初期設定の段階で3GBに設定されておりあとは5GBと7GBから選択でき最大でRAM19GBになります。

また大容量のRAMを活かして例えば仕事用とプライベート用で分けて使えるセカンドスペースも魅力でめちゃくちゃだと思うのがデュアルアプリ。

Galaxyで見れば一部SNSアプリしか複製できませんがXiaomi 13 Proの場合はほとんどのアプリが複製。

他の機種であればLINEをアプリ複製機能で複製できても自分が唯一やっているLINEポコポコは複製できず結果islandに頼っていましたがXiaomi 13 Proで使う場合は標準機能でそのまま複製できるので個人的にはかなり便利に感じます。

Android14ではアプリ複製機能が標準搭載される可能性があるのでどのような仕様になるのか楽しみ。そしてSDカードスロットは非搭載で最新となるSnapdragon 8 Gen 2を搭載しています。

発熱を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

スコアで見ると126万点前後で十分でそれ以上に驚きなのがこのスコアをほぼ維持していること。一方で内部温度を確認すると回数を重ねるごとにじわじわ上がっていき最大で44度。

Xiaomi 12S UltraはSnapdragon 8+ Gen1でも最高で45度は超えていたので多少は改善されています。ちなみに計測ごとに内部温度を計測しましたが34.3/38.1/39.4度と特に3回目の計測中は本体も地味に熱くサイドフレームがより熱く感じるからこそユーザーによっては不快に感じるかも。

ただスコアが安定していることからも発熱対策を強化した結果パフォーマンスの持続性はより改善している印象。またバッテリーに関して4820mAhと地味に大型で有線の場合は最大で120Wで充電することが可能でワイヤレス充電も現状最大となる50Wに対応。

Xiaomi 13 Proは発熱防止のため画面がオフになっている時のみに使えるブースト充電モードに対応。

このオプションがオンになっている時のみ最大となる120Wで充電が可能で海外サイトを参考にすると僅か15分で81%まで充電可能で22分でフル充電が可能。

ちなみにブースト充電モードをオフにしても27分で充電できることを考えるとめちゃくちゃ速いです。

そして電池持ちに関して最適化がまだ終了していないため何ともですが開封初日の評価としては電池の減りがかなり速い印象です。一方で海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると115のスコアを獲得しています。

ちなみに前モデルが74であったことを考えると大幅に改善しており電池持ちがいいと評判のGalaxy S23が101でGalaxy S23+が108なので上回っておりGalaxy S23 Ultraの126には及ばない。

少なくとも2022年モデルで見れば100以上のスコアを獲得したハイエンドが限定的だったのでその中で115のスコアはトップクラスなので今後使い込んでいけばかなり安定するのかもしれません。

そして最上位モデル以外では初となるIP68に対応しておりイヤホンジャックには非対応。

生体認証はインカメラを利用した2D顔認証に加え光学式の画面内指紋センサーを搭載しています。

あまり詳細な事情を把握していませんが中華メーカーではvivoのみしか超音波式を使えないみたいで光学式というのがちょっと残念ではありますが十分にサクサク認証してくれるのでストレスはないです。

そして音量を50%に設定してスピーカーテストをしてみました。音量に関しては十分な大きさという感じですが音質に関してはちょっとぼやけている印象です。

直近でGalaxy S23 Ultraを使っていたこともありスピーカーの音質はまだまだ物足りない印象です。

カメラを確認。

そして最後のカメラを確認していきたいと思います。メインカメラは1.0型/50MPのIMX989で望遠は1/2.76インチの50MPのJN1で超広角も同じくJN1を採用。

ただ望遠レンズに関しては75mm/F2.0のライカフローティングレンズを介して光学3.2倍/テレマクロに対応しています。

何よりXiaomi 13 Proの特徴がテレマクロでマクロモードに対応している機種の多くは超広角を使用していますがXiaomi 13 Proは望遠レンズを使用していることでマクロかつボケ感ありで撮影可能。

またライカとコラボしてからより鮮やかな表現をするバイブラントとより色に忠実なオーセンティックの2つのモードがありオーセンティックモードで写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

オーセンティックモードにした上でAIもオフにすればもっと現実に忠実な色味になる可能性もありますがAIがオンの状態でもかなりいい感じです。むしろXiaomiの機種って感じが全くしないくらいの色味に感じます。

広角(1倍)で撮影。

超広角で撮影した時と比較すると色味はちょっと派手になった印象でしょうか。

またマクロモードをオフにして接写してみましたが最短撮影距離は長いものの意外とフォーカスは合いやすい印象です。

ポートレートで撮影。

ポートレートでも撮影してみましたがフォーカス精度もかなり優秀で撮影がしやすい印象です。

ズームで撮影。

Xiaomi 13 Proは光学3.2倍にデジタル70倍ズームに対応しておりまず5倍で撮影。

次に10倍で撮影してみましたがこの時点でちょっと荒さが目立つかなという印象。

30倍で撮影。

50倍で撮影。

最後に70倍で撮影してみましたがとりあえずスペックでは対応しているという感じで実用性はありません。あくまでもXiaomi 13 Proはテレマクロに特化した感じでズームに拘りたいなら今後登場する可能性が高いXiaomi 13 Ultraに期待した方が良さそうです。

テレマクロで撮影。

そして最大の特徴とも言える75mmのテレマクロですが今回ポートレートで1倍に3.2倍の順番で撮影してみました。

もちろん被写体にもよりますが75mmで撮影した方がちょっと暗くなりがちです。とはいえ75mmでもボケ感含めて十分な写真を撮ることができ物撮りが楽しくなる機種に感じます。

人物を撮影。

そして自分の中でスマホのカメラに求めることとして最も優先度が高いのが動体の撮影でブランコにに乗っている娘をひたすら撮影してみましたが通常撮影にしろポートレートにしろ結果的には75mmで撮影した方が上手く撮れている写真が多かったです。

1倍だと狙ったタイミングからずれていることも多々あり上手く撮れたなと思っても手ブレが発生している感じでしたが75mmの方がまだ失敗が少ない印象です。

ただブランコほど連続で動いていない場合は状況がかわり1倍でも十分に撮れる。

撮影シーンが異なるため何ともですが75mmで撮影した場合は全体的に濃いめかつ暗めという印象。ただ先ほどのブランコと同様に被写体が動体でもしっかり撮影できることが多いという印象です。

なので使い分けが重要に感じます。

ナイトモードで撮影。

手持ちかつナイトモードで撮影してみました。

無理に明るく補正している印象はなく白飛びもまあまあ抑えられている方だと思います。ただ上記の画像にように強い光源だとフレアにゴーストが発生していることを確認でき今後どれだけ改善できるのか気になるところです。

また夜において75mmの実用性がどの程度あるのか3.2倍でも撮影してみました。上記の画像のように照度がある程度あり被写体も大きければ普通のズーム撮影として使うことは可能。

ただ被写体が小さくなると厳しく三脚がないと上手く撮るのは難しいのかなという印象。とはいえこれも夜の公園と繁華街では大きく異なると思います。

ちなみにある程度の光量がある場所で最初が3.2倍で撮影して2枚目が1倍で撮影してみましたがノイズ含めてかなり違うことを確認できます。少なくとも1倍撮影はどんどんよくなっている印象でズーム撮影は普通という感じでしょうか。

純正イヤホンを購入

またようやくXiaomi 13 Proのレビューを始められるぞというタイミングで国内で純正となるXiaomi Buds 4 Proが発売されたので勢いで購入しました。

付属品を確認するとUSB-Cケーブル/説明書/イヤーキャップという感じで化粧箱の厚みの割にはシンプルに感じます。

全くチェックしてなかった製品なのでスペックどころかデザインすら分からない状態で購入しましたがフロント部分は光沢仕上げでそれ以外の部分は背面含めてマット仕上げて面白い質感を採用。

また今回購入したのがブラックということもありXiaomi 13 Proとカラバリと一緒で所有欲が高い。

充電はUSB-Cでワイヤレス充電にも対応しておりイヤホン自体のデザインはAirPods Proに似ています。ざっくり使った印象としては音質は高音か低音のどちらかに特徴があるというよりはバランス型。

一方でノイキャンに関しては物音や車の音などはそれなりに抑えてくれますが人の声は地味に広いやすいかなという印象ですがまだまだ試しきれていないので今後しっかり試したいと思います。

まとめ

今回はXiaomi 13 Proを購入したので開封レビューをしてみました。最近中国版の機種ばかりを使っていたのでカメラが面白いかつグローバル対応モデルがようやく出てきてかなり嬉しい感じです。

一方で国内市場ではライカのラインセンスの問題からXiaomi 13シリーズは発売出来ないとの話なのでどうしても欲しい人は海外版を購入するしかなく自分は今回もまめこさんの所で購入しました。

これから特にカメラを中心にじっくり使っていきたいと思います。

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