Xperia 1Ⅳが過去最大クラスの値下げ。ただ中途半端にケチるべきじゃない

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回Sony StoreにおいてXperia 1Ⅳが過去最大クラスの値下げが行われたので購入するのはありなのかまとめてみたいと思います。

大幅な値引き。

2022年の9月中旬に発売されたXperia 1Ⅳの直販モデルですがキャリアモデルが19万円に対して少し安めの17万5000円の価格設定。発売直後はキャッシュバックキャンペーンが行われていましたが定価の見直しは発売から約半年なし。

ただ今回Sony Storeにおいて2万5300円の大幅値下げ。2ヶ月から3ヶ月に一回1万円の値下げという感じでしたが今回はしばらく値下げがなかった分一気に値下げ。

今回の値下げによって一括価格が14万9600円と15万円以内に収まったことでかなり印象が違います。またXperia 1Ⅳ Gaming Editionも合わせて値下げされており16万3900円で購入可能になりました。

ちなみに36回分割払いの場合は初回が6100円ですが2回目以降は月々4100円で分割手数料も無料です。そして残価クレジットの場合実質24回の分割で初回は5600円ですが2回目以降は5000円で2年後に端末を返却することで残価2万9000円が免除されます。

Xperia 5ⅢやXperia PRO-Iが値下げされた時も同じく感じましたがXperia 1Ⅳはキャリアモデル含めればまもなく発売から1年を迎えるとはいえ発売から3年で約3万円でしか引き取ってくれないのはかなり寂しく感じてしまいますよね。

正直まだまだ値下げの余地があると思いますが狙っていた人にとって今回の値下げは嬉しいところです。今後従来通り3ヶ月周期でジワジワと値下げされていくのか夏頃まで値下げがないのかなんともです。

ただXperia 1Ⅳはメジャーアップデートが2回にセキュリティアップデートが3年であることが明らかに。

現時点であとメジャーアップデートが1回にセキュリティアップデートが2年ちょいしかないのに値下げを待って購入を待つとアップデートサポート期間はどんどん短くなるというジレンマがあります。

少しでも長く使うことが前提であれば値下げを待つのをほどほどにして購入しちゃうのがありだと思います。

Xperia 1Ⅴを待つべし。

先日にはXperia 1Ⅴのほぼ確定的なデザインがリークしておりこのリークしたタイミングを考えると例年と同じく4月から5月頃の正式発表になるのではないかなと思います。

言い換えればXperia 1Ⅳはまもなく型落ちになりますが安くなったとはいえ今から購入するのはありなのか確認したいと思います。正直なところ5万円程度の価格差であればXperia 1Ⅴの発売を待った方がいいと思います。

一つ目の理由としては先ほどの話と重複しますがアップデートサポート期間が単純に長いからです。

現時点でXperia 1Ⅴのアップデートサポート期間が不明ですが従来通りであればメジャーが2回にセキュリティが3年と当たり前ですがXperia 1Ⅳから発売が1年遅い分Xperia 1Ⅴの方が1年長いです。

残念なことにSonyはいつになってもアップデートサポート期間を伸ばしてくれない。

ユーザーから見れば不満があると思いますが文句を言っても改善される訳ではないのでサポート期間にユーザーが合わせる必要があり長く使いたいならXperia 1Ⅴの発売月に購入してMaxまで使うのがいい。

キャリアモデルであればスマホお返しサービスを使うとそれなりの価格で引き取ってもらえるので発売から1年経過していてもアップデートサポートがきれる2年後に返却するのがありですが直販版は残価タイプだと引き取り金額がかなり渋いので正直微妙。

そして2つ目の理由としては発熱と電池持ちです。

Galaxy S23 Ultraを実際に使って思うのがSnapdragon 8 Gen 2でSoC自体が発熱しにくくなりチューニングもしっかりしてあげることで電池持ちが大幅に改善されることがしっかりと証明されました。

Samsungの場合は今までExynosとSnapdragonと2つのモデルがあったため最適化しきれなかったのか不明ですがここまで電池持ちが良くなるのかと思うくらい電池持ちの改善を実感することが出来ます。

Xperia 1Ⅳは海外サイトのバッテリーテストを100を獲得しておりXperia 1シリーズでは過去最高。またXperia 5IIに迫るスコアを獲得しており電池持ちがいいというイメージが強いiPhoneで見るとiPhone 14やiPhone 14 Proよりスコアが高いです。

ただXperia 1Ⅳでは発熱対策がソフトに依存しすぎた結果不十分だったことからもSnapdragon 8 Gen 2の搭載などハード面でより強化。その上でソフトでしっかりチューニングをすることが出来れば電池持ちはさらに飛躍する可能性がある。

同じくSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているvivo X90 Pro+を使っていても4700mAhのバッテリー容量であることを考えると電池持ちはかなり頑張っている。

どうしてもXperia 1Ⅳだと発熱した際に電力効率が悪化して電池の減りが速くなりますがハード面で底上げされたら印象が変わる。

ただ逆にSonyがSnapdragon 8 Gen 2以外で発熱対策をしてこなかったら正直失望します。Xperia 1Ⅲの時から2年連続で発熱がしやすくこのままSoCとグラファイトシート依存なら先がないです。

Snapdragon 8 Gen 2など今のハイエンド向けSoCはパフォーマンスが高すぎるので発熱はします。逆にいえばどんな使い方をしても発熱しないハイエンドモデルなんて存在しないと思った方がいいです。

ただ現状のXperiaだと日常使いでも発熱することがあり外気温が高くなるとより発熱しやすいです。少しでもストレスなしで使いたいと思うならXperia 1Ⅴの登場を待った方がいいです。

逆にXperia 1Ⅳでガッツリ使いたいならXperia Streamやシューティンググリップを買うべきです。

プレミアムモデルとしての立ち位置。

個人的にXperia 1Ⅳは2022年のメイン機種にはしませんでしたが高頻度で触っているので気になっている部分を合わせて確認したいと思います。まず発熱がひどいと言われていますが自分の使い方では特に今の時期は全く気にならないです。

自分の使い方で唯一発熱するのは調子に乗って娘をHDRバースト撮影をひたすら連続でした時くらいです。真夏は本体を持っているだけでも熱くなる時がありましたが他の機種も一緒で個人的にはそこまで発熱でストレスに感じたことはありませんでした。

一方でXperia 5Ⅳとの比較にもなっちゃいますが自分の用途で見ればXperia 1ⅣはXperia 5Ⅳを見た後だとプレミアムモデルとしてちょっと物足りなく感じてしまい一つ目の理由としてはスピーカーです。

2022年モデルは以前のようにステレオ感を意識したチューニングというよりはサラウンド感を意識したチューニングに変更されており特にXperia 1ⅣはXperia 1Ⅲと比較すると完全に好みが分かれる。

ただXperia 5Ⅳではサラウンド感を意識しつも音量も音質もしっかりしておりすごいとの一言です。この筐体サイズで共振をここまで抑えた上でよくここまでまとめたなという感じでXperia 1Ⅳと比較してもXperia 5Ⅳの方が個人的には圧倒的に好み。

イヤホン接続時における体験は両機種で共通であることからもスピーカーが優秀な方が自分の用途にあっておりXperia 5Ⅳの完成度が高すぎたのか不明ですがXperia 1Ⅳが物足りなく感じる。

そしてカメラに関して自分の使い方だと可変式光学ズームはちょっと使いにくくアップデートで改善されたとはいえ画質が正直イマイチです。24mmの次が85mmまで飛んでしまうため画角差がありすぎることに加え光学ズームの範囲とはいえ85mmでも画質が際どい感じ。

自分の用途だと125mmで撮ることはあまりありませんが画質が微妙。ポートレートで撮るには125mmは使いにくく85mmだと画質がちょっと物足りないという感じ。

また動体が被写体の場合だと可変光学ズームよりワンタップで光学ズームを切り替えられた方が楽。なので結局85mmと125mmしか使わなくなるのでこれだとXperia 1Ⅲの方が画角的に使いやすかった。

一方でXperia 5Ⅳは望遠レンズとして考えるとイマイチですがポートレート専用レンズとして光学2.5倍と考えると非常に分かりやすい。また24mmから60mmだと画角差的にも丁度いい感じです。

Xperia 1Ⅳの圧倒的な強みとしては4Kディスプレイですがそれ以外の部分だとXperia 5Ⅳの方が自分の用途に合っておりXperia 5Ⅳの方がさらに電池持ちがいいので安心して使える。

また従来のXperia 5シリーズの丸みを帯びたデザインは好きではありませんでしたがXperia 5Ⅳでは角ばったデザインに変更されキャリア限定とはいえ限定カラバリが用意されるなど魅力が多い。

Xperia 1Ⅳはプレミアムモデルとして登場しているからこそ絶対的な存在であって欲しかった。ただXperia 5Ⅳの方がしっかりまとまっており価格も安いとXperia 1Ⅳがちょっと中途半端な立場に。

まとめ。

今回はXperia 1Ⅳの直販モデルが大幅値下げされたので簡単にまとめてみました。Xperia 1Ⅳが一つの完成形と見ることもできますがXperia 5Ⅳの方が完成度が高くて使いやすい。

Xperia 1シリーズの立ち位置が2022年モデルで見ると揺らいでいるので2023年モデルではプレミアムモデルとしてXperia 1Ⅴをしっかりとまとめてきて欲しい感じです。

個人的には中途半端にケチるのであればXperia 1Ⅴを待った方がいいと思います。

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