Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日にSonyはXperia 5Ⅳを正式発表しており望遠レンズの変更はサプライズでしたがXperia 5Ⅲのデメリットをしっかり潰すなどいい感じの進化を遂げています。

詳細は「これは超待望の神機種が正式発表。Xperia 5Ⅳがめちゃくちゃ欲しい」をご参照下さい。さて今回Xperia 5Ⅳの香港版を購入したのでざっくりと開封レビューをしたいと思います。

まずは開封。

まず開封をしていきたいと思います。

Xperia 1ⅣやXperia 10Ⅳと同じで付属品は全てカット。

Xperiaは他のメーカーの機種のようにSIMトレイをあける際にSIMピンも必要ないので説明書くらい。昨年まで海外版は電源アダプターまでしっかり入っていたのがいきなり全カットなのでギャップがひどい。

ただキャリアモデルはないのが当たり前なのでそこまで抵抗を持つ人はいないのかなとも思います。

ちなみにXperia 5Ⅳは有線の場合は30Wでワイヤレス充電は15Wに対応しているので久しぶりの機種変の人は電源アダプターも合わせて見直すことをおすすめします。

自分はAnker Nano II 45Wを継続して使用していく予定です。

一方で記事執筆時点で一番困ったのががフィルムの選択肢がない。届く前にXperia 5Ⅳのフィルムが何かしら欲しかったのですがAmazonでも楽天でも全くなかったので今回はXperia 5Ⅲ用かつ全画面保護用じゃないものを購入。

とりあえず最低限はカバーした感じです。今後国内でも正式発表されればアクセサリーも選択肢が増える可能性が高く自分はSpigenのガラスフィルムとクリアケースを購入予定です。

購入したら改めてレビューもしたいと思います。あとは純正ケースが出たら購入予定なので後日しっかりとまとめたいと思います。

より洗練されたデザイン。

次にデザインを確認していきたいと思います。後日別記事でしっかりと比較したいと思いますが前モデル対比でXperia 5Ⅳは縦横が1mmずつ小型化しており本体の厚みは一緒と重さは増したとはいえ全体的に小型化しています。

ディスプレイサイズが一緒とはいえXperia 5Ⅲ用のガラスフィルムを貼れたということはベゼル自体がほぼ変化はなくサイドフレームがフラットしたことで小型化した感じ。

プレス画像や海外のレビューで確認していましたがサイドフレームがフラットなのはかっこいいです。個人的にはXperia 5Ⅲの丸みを帯びたフレームよりも角張っている方が手に馴染みがよく感じます。

今回購入したのはホワイトでサイドフレームはシルバーでバックパネルは白に近いホワイトという感じ。最近明るい色にハマっていることもありめちゃくちゃ所有欲を満たしてくれる色合いです。

バックパネルはXperia 1Ⅳのように完全にフラットではなくXperia 1Ⅲのような2.5Dガラスを採用。そのためXperia 1Ⅳを小型化したというよりはXperia 1Ⅲを小型化したデザインに近いです。

Xperia 1IIで久しぶりに採用されたフロストガラスですがXperia 1IIの時は指紋が地味に目立つ。

ただ世代を重ねるごとに目立ちにくくなっていましたがXperia 5ⅢはXperia 1IIに近い感じの目立ちやすさでしたがXperia 5Ⅳを結構触ってみても指紋が目立ちにくくなった印象を受けます。

特にブラックなど変に指紋が目立ちやすいと残念な感じですが全色とも目立ちにくくなった可能性。

フロント部分は相変わらずでコンテンツの邪魔になるパンチホールやノッチも一切採用していません。だからといって上下のベゼルがそこまで太いかと言われればそんなこともありません。

一応本体右側面には音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタン。

本体左側面は何もなし。

本体上部はマイクにイヤホンジャック。

そして本体下部はUSB-CとSIMトレイを確認できます。Xperia 1Ⅳと同様に内部スペースを確保するためにSIMトレイは本体下部に移動したと思われます。

良くも悪くもデザインはXperia 5から大きな変化はないですがサイドフレームのフラット化など着実にブラッシュアップされておりSonyは現行シリーズに採用されているアスペクト比21:9のデザインにデザイン言語を定めていませんがこのデザインが一つの完成形なのかもしれません。

個人的には久しぶりに小型モデルを触ったこともありめちゃくちゃ持ちやすく軽いのが第一印象です。

汎用性が大幅改善したディスプレイ。

次にディスプレイを確認して行きたいと思います。サイズや表示解像度などは長らく変わっていません。おそらくコストの問題ですが個人的に嬉しいのがトレンドである可変式120Hz表示に非対応なこと。

可変式の方がリフレッシュレートを細かく制御できるためディスプレイにおける消費電力を抑制できます。

ただ個人的には可変式対応機種を使っていると非常に滑らかなことに違いはありませんがヌルヌルでサクサク感がちょっと足りなく可変式非対応の機種と比較すると表示が遅く感じることがあります。

電池持ちがひどいままならまだしもXperia 1ⅣやXperia 5Ⅳでは電池持ちが安定したきたことからも可変式に変に拘らなくていいのかもしれません。新機能としてはリアルタイムHDRドライブに対応。

YouTubeを再生してみても発色が非常に良くディスプレイサイズに不満を持たなければ十分に見やすい。そしてディスプレイで何より進化したと思うのがディスプレイ輝度です。

ちなみに海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると手動調節で最大660nits前後で自動で970nits前後です。前モデル対比で手動調節の場合は2倍以上で自動調節の場合は1.5倍近く明るくなっていました。

他のメーカーの機種を使ったことがある人はそこまでだと思わないと思いますが歴代Xperiaを使っていたユーザーからすればこの明るさはめちゃくちゃ明るいと感じると思います。

Xperia 1Ⅳの時でもめちゃくちゃ感動しましたがXperia 5Ⅳでも改めて感動できる感じです。ちなみにスペックでみれば他のメーカーの最上位モデルやiPhoneには及ばないです。

ただ屋内で使う分には十分なディスプレイにようやく対応してくれたなという印象を受けます。

ちなみにクイックメニューにおいて現在スタンダードモードで表示しているのかクリエイターモードで表示しているのか確認できるので分かりやすい。

また写真や動画を確認する際のGoogle Photoがクリエイターモードに対応しているので屋外でも比較的明るめで表示することが可能になっています。

本体のサイズ感を求める人はディスプレイサイズや見やすさはそこまで優先度が高くないと思います。ましてXperia 5Ⅳはアスペクト比21:9なので横幅が狭いのでコンテンツは小さめに表示されます。

ただ一方でディスプレイ輝度の改善でユーザビリティは大幅に改善しており前モデルと別物に感じます。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認していきたいと思います。通信関連を確認するとミリ波は非対応です。ちなみにミリ波の整備も着々と進んでいますがSub-6と大きく違うのはスポット展開ということです。

例えば品川区全部がいずれカバーされるという展開ではなく人が集中しやすい品川駅周辺などをカバー。そのため極端ないい方をすれば人がかなり集まるところに早々いかない人はミリ波の恩恵は受けにくい。

現時点でかすりもしないユーザーは正直ミリ波はそこまで重要視する必要はないかなと思います。

香港版は物理のDual SIMでeSIM非対応ですがキャリアモデルはおそらくeSIM+物理のDual SIM構成。今後登場する可能性がある直販モデル含めて今後のXperiaは基本eSIMと物理のDual SIM構成かも。

容量構成はRAM8GBで今回購入したのは256GBモデル。キャリアモデルはおそらく128GBモデルでSDカードスロットはいつも通り搭載。そして搭載SoCは話題となったSnapdragon 8 Gen 1を搭載。

Snapdragon 8+ Gen 1の方が良かったという声も多かったですがまもなく型落ちです。なのでSoCに拘りたい人は来年登場する第五世代に期待した方がいいと思います。

まだ最適化も終了していないですが発熱を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。合わせて外部温度も計測しましたが1回目終了後は40.2度/2回目終了後は38.4度で最後は37.8度。

発熱に関して気になったのは1回目は一部分がかなり熱い/2回目は外部温度がちょと低いけど全体的に熱いので結果1回目より熱く感じる。そして2つ目はパフォーマンスの持続性です。

2回目が終了時点で内部温度が41度と高めの状態で3回目のテストを連続でしましたがベンチマークの進行率が28%のところでアプリが強制終了。これが3回連続で繰り返で発生しました。

ただ触った感じ放熱が早く4回目で外部温度がちょっと下がって最後まで計測できた感じです。Xperia 1Ⅳの時は内部温度が高くなるとリフレッシュレートを制限するして消費電力を抑える。

ベンチマークが途中で落ちることはありませんでしたがXperia 1Ⅳはアプリが強制終了。今後しっかりと試す必要性がありますが長時間のゲームは最悪途中で落ちる可能性があります。

とりあえず発熱はしやすい印象でこれから外気温が下がるためまだマシかもしれません。ただ来年の夏はXperia 1Ⅳと同様に苦戦する可能性が高く何より発熱が気になる人は避けた方がいい。

これがSnapdragon 8+ Gen 1を搭載していたとしてもグラファイトシートだけでは限界がある。

そしてバッテリー関連ですがこの筐体サイズでありながらも5000mAhと大型バッテリーを搭載。前モデル対比で小型化してバッテリーが大型化はすごいです。また有線の場合は最大30Wに対応。

30Wに対応した充電器でフル充電に約1時間30分の時間を要する感じです。そして地味に嬉しいのがワイヤレス充電に対応。今まではなくても仕方ないと諦めていましたがようやく対応したことで個人的には嬉しい。

ちなみに充電速度は最大で15Wでそこそこのスピード。個人的にはディスプレイ輝度の改善にワイヤレス充電の対応だけでも汎用性爆上がりです。

電池持ちに関しては評価が出来ませんが海外サイトのバッテリーテストを参考にすると116です。前モデルが100だったので大幅に改善 また神機種だったXperia 5IIが102なので大幅に改善。

おそらくですが今年のハイエンドモデルの中でXperia 5Ⅳ以上のスコアを獲得する可能性がある機種はiPhone 14 PlusとiPhone 14 Pro Maxくらいかなという感じでかなり優秀な方です。

これからしっかり使って試していく必要がありますが電池持ちはかなり安定していると思います。

そして生体認証は指紋認証。認証速度も認証精度も問題ない感じで認証の際のフィードバックはXperia 1Ⅳと同じく「コト」って感じで独特です。ただそこまで不快感はありません。

また音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。今回は他の機種と比較していませんが単体で聞いた印象としては音量は小さめです。

またXperia 1Ⅳと同じチューニングという感じで従来のステレオ感が強調された音というよりはサラウンド感を重視した音という感じで音の輪郭がはっきりなので好みが出ると思います。

また海外サイトによると共振は改善されているとの話でしたが確かに前モデル対比で改善。ただ気にならないレベルに改善したかといえばそうではなく気になる人は気になるレベルです。

音量が50%程度でもこの程度感じるのでもっと音量をあげた時はかなり気になるかもしれません。ざっくり基礎スペックをまとめるとスピーカーは着実に進化したけど好みが出る音質。

そして電池持ちはかなり優秀だけど発熱はかなりひどい感じで電池持ちが改善しただけでもマシです。

カメラを確認。

最後にカメラを確認したいと思います。SoCと同様に大きな話題となりましたがペリスコープ非搭載。Xperia 5Ⅳでは60mmの望遠レンズを搭載しており光学式2.5倍に対応。それ以上はデジタルズームで最大7.5倍です。

その他全画角での秒20コマのバースト撮影や4K/120fps撮影に対応。Videography Proにも対応で撮影中に画角を変更することができるシームレスズームに対応するなど分かりやすくなっています。

写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

16mmで撮影。

まずは超広角で撮影してみました。

このアングルだと白飛びもせずしっかりと撮影できています。

24mmで撮影。

次に24mmで撮影してみました。逆光の環境でしたが空は白飛び気味です。

次に接写してみました。風がそこそこ吹いている状態で被写体が結構揺れていましたがそれでもしっかりと描写できています。

やはり調整なしだとシーンによってはちょっと暗めという感じでしょうか。実際に見えているシーンよりちょっと暗い感じです。

望遠で撮影。

Xperia 5Ⅳではペリスコープが非搭載になり光学式2.5倍でAI超解像ズームで最大7.5倍と望遠がかなり不安に感じているユーザーも多いと思います。まず2倍で撮影。

次に2.5倍で撮影。望遠サンプルの中では唯一の光学式ズームです。2.5倍程度ということもあり画質は十分に感じます。

次に2.9倍で撮影。

そして3.5倍で撮影。

次に4.4倍で撮影。

次に5.2倍で撮影。被写体にもよりますが個人的には4.4倍まで限界かなという印象です。

そして最大ズームである7.5倍で撮影。正直こんなものかなという感じ。

次に倍率だけ変えて画角はできるだけ同じになるように撮影。まずは光学2.5倍で撮影。フォーカスが結構合わせにくいというか手ブレがちょっと発生しやすい印象。

次に2.9倍で撮影。

そして最後に4.4倍で撮影。望遠は光学手ぶれ補正に対応しているとはいえ今回のサンプルを撮影した印象では手ブレが発生しやすい印象です。これはXperia 1Ⅳと比較する必要がありますが被写体の認識精度がちょっと甘いのもあるかもしれません。

低照度で撮影。

次に三脚に固定した上でPhoto Pro/MモードでIOS/Autoにシャッタースピード8秒で撮影してみました。

照明の白飛びを考えるとこれ以上シャッタースピードを長くするのは難しいですがユーザーによってもっと明るくできることもできれば暗くすることもできるのが醍醐味です。

最後は三脚固定で低照度撮影をしてみました。露光時間が長くなるとはいえマニュアル撮影よりは全体的に暗くなりがちです。ただ白飛びなどは最低限に抑えられている印象です。

やはり低照度の環境だと三脚が必須でマニュアルも必須。これを面倒と捉えるのか楽しいと捉えるのかでユーザーの評価が分かれるところです。じっくり撮りたい人ほど楽しいと思います。

ちなみにカメラサンプル撮影中の発熱ですがそこそこ発熱していた感じで長時間の撮影は厳しいのではないかなという印象です。

またXperia 1Ⅳの直販モデルでは実装されていますがXperia 5Ⅳの香港版には撮影持続モードが搭載されているのでBluetoothリモコンなどとペアリングすることでより長い時間の撮影が可能。

Xperia 1Ⅳのキャリアモデルは非対応だったのでXperia 5Ⅳのキャリアモデルも非対応かも。これは新たに実装された機能ではなくキャリアモデルで潰された機能の一つという感じです。

まとめ

今回はXperia 5Ⅳの香港版を購入したので開封レビューを急足ですがしてみました。丁寧な梱包に迅速な配送と話題のまめこさんのところで購入。

自分が購入した時は約14万円でした。国内での価格はいくらになるか不明ですがおそらくキャリアモデルは14万円前後が一つの目安に。ライバルとなるiPhone 14 Proのキャリアモデルは大体17万5000円でそれよりは安いと思います。

個人的には発熱は想定通りで発熱が気になる人は他がどんなに良く感じても買わない方がいいです。iPhone 14 Proシリーズも発熱がひどいと評判ですがおそらくXperia 5Ⅳの方がひどいと思います。

カメラに関してはペリスコープ非搭載になりましたがXperia 1シリーズとの区別がよりはっきりして分かりやすい。個人的には負荷をかける使い方をしないためXperia 5Ⅳの発熱でも上手く付き合っていけると思います。

何より国内発表が楽しみで海外版の感触がいいので発表されたら即予約をしたいと思います。

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