Pixel 4a以降対応。3月のFeature Dropが楽しみすぎる理由

先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。

詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回個人的に3月に一部対象のPixelに配信されるFeature Dropが非常に楽しみな理由について簡単にまとめたいと思います。

最後のアップデートが配信。

動画撮影時点でPixel 4a以降のPixelに対して2月のアップデートが配信されていますがBluetoothの接続性の改善などバグや不具合の修正がメインで空間オーディオなど新機能が追加された1月のアップデートと比較すると物足りない。

一方でちょっと驚きだったのが2月のアップデートがPixel 4シリーズに対して配信されたこと。Pixel 4シリーズは2019年10月に発売されておりGoogleの発表からもメジャーアップデートが3回にセキュリティが3年でした。

Googleの告知通り2022年の8月に配信が開始したAndroid13が最後のメジャーアップデートでセキュリティパッチに関しても2022年10月に停止。

ただ開発者からの情報としてGoogleは開発者向けビルドにおいて1月のセキュリティパッチを包括したアップデートがPixel 4のみに配信されることが明らかになっていましたが今回Pixel 4シリーズに対してアップデートを配信。

開発者向けではなく一般ユーザー向けとなっておりPixel 4限定ではなくPixel 4 XLも対象に。2022年10月以来のアップデートとなっており最新となる2月のセキュリティパッチが包括されています。

ただ海外サイトによると最新のセキュリティパッチのみでAndroid 13 QPR1での修正内容は含まれてない可能性があるとしています。

また今回の情報によるとGoogleが今回のアップデートがPixel 4シリーズに対しての最後のアップデートであることを明らかにしたとしているので完全にPixel 4シリーズへのサポートは終了することに。

ただ一方でセキュリティは最大3年としながらも3年4か月サポートしたことになるので今後のPixelのサポート期間の拡張に期待。

Pixel 4シリーズは電池持ちが悪すぎるイメージが強いですがPixel初となる90Hz表示に対応や3D顔認証にMotion Senseに対応など歴代Pixelの中でも進化幅はかなり大きかった方です。

個人的にはデザイン含めてかなり好きなデザインだったのでちょっと寂しく感じてしまいます。

またフラッグシップモデルで背面にガラスを採用している機種の中でPixel 4シリーズは唯一マット仕上げを採用しておりPixel 6シリーズやPixel 7シリーズでは光沢仕上げなのでPixel 4シリーズのデザインは復活しなくてもマット仕上げはPixel 8シリーズで復活して欲しい。

eSIMの強化。

Googleは3ヶ月周期で新機能を追加するFeature Dropを配信していますが前回が12月だったので問題なければ次は3月に配信予定。個人的にはFeature Dropはそこまで気にならないのですが3月に関してはeSIM関連が強化される可能性があるので地味に気になっています。

開発コードから判明していることであり実際に3月のFeature Dropで実装されるかは不明ですがまずPixel同士ならeSIMの転送が非常に簡単になる可能性。

詳細はまだ明らかになっていませんが機種変更のデータ以降の際にeSIM含めて新しい機種にデータを移行することが可能になるかも。

AppleのiPhoneではeSIMクイック転送という感じで簡単にeSIMの移行が可能になってきましたがAndroidの場合はiPhoneのような簡単に移行できるサービスやシステムが現状ではありません。

Googleは今後Androidの標準機能にするかまでは不明ですが少なくともPixel同士なら対応かも。

また開発コードから物理SIMのデータをeSIMへ変換することが出来るようになる可能性があります。

つまりデータ移行の際旧機種に物理SIMが入っている状態であれば新機種の方ではeSIMとして移行することが可能になる可能性がありますがこれはキャリア側が対応するかどうか次第との話も。

ちなみにiPhoneでみるとeSIM クイック転送にiOS16から対応しておりデータ移行の際によく確認しないままSIMを移行したところ気がつけば物理SIMからeSIMに切り替わっていたとiPhone 14シリーズの発売直後にちょっと話題となっていました。

iPhoneでみればOSレベルで対応していることからもGoogleもAndroidの標準機能として考えている可能性は十分にあります。またGoogleはeSIMをより簡単に移行するシステム構築と合わせてPixelにDual eSIMを対応させる可能性があるとしています。

国内でもeSIMに対応している機種はAndroid含めて増えてきましたがDual eSIMに対応している機種となるとiPhoneくらいかなという印象です。

iPhone 14シリーズのアメリカモデルのようにGoogleもPixelからSIMトレイを廃止することを最終目標にしているのかは不明ですがeSIMを強化していることに違いはないと思います。

やはりAndroidでもよりeSIMが使いやすくなるのは嬉しい一方でキャリアによって対応が異なるのは面倒で自分はdocomoユーザーでPixelを扱っていないことからも対応バンド含めて相性が悪いです。

対応バンドはまだしも出来るだけ大手キャリアで出来ることは揃えておいてほしいなと思います。現状仕方ないですがdocomoに関してPixelはeSIMの対象機種に含まれていないため自己責任です。

少なくとも総務省としてはより簡単に乗り換えができるようにeSIMに関して積極的ですが現状だとeSIMに変更したり機種変更手続きのハードルが高いのでGoogleにも頑張って欲しいです。

その他3月のFeature Dropで追加される可能性がある機能としてロック画面のカスタマイズ機能です。現状ロック画面に設置されているショートカットボタンの編集などは出来ませんが開発コードからも今後変更できるようになる可能性が高い。

手持ちで見るとGoogle Homeアプリのみが設置されている。一方で今後は懐中電灯/カメラ/QRコードリーダーなどからユーザーの任意で設定が可能になるとの話。

ただショートカットボタンが変更できるようになることでカメラや懐中電灯が誤タップで起動して電池持ちに悪影響が出ないようにするために現在のタップから長押しに変更される可能性があります。

iPhoneでも同じ挙動なので特段違和感がありません。現時点での情報ではまもなくカスタマイズが可能になるとされていることから3月で追加される可能性が高いように感じますがeSIM関連は不明。

ただ地味とはいえより使いやすくなる可能性があり楽しみでこれがPixelの強みだと思います。

3月のFeature Dropのβ版がAndroid 13 QPR2として開発されておりAndroid13で見ると最後のQPRになる可能性。ちなみにこのQPRはPixel 6シリーズの発売以降バグや不具合が多くてGoogleが新たに作ったβ版で逆にこのQPRがあるからこそPixel 7シリーズなどは安定している。

一部情報によるとAndroid13 QPR2で終了して4月からはAndroid 14のpublicβ版の開発を優先するとの話があります。ただAndroid12の時は6月のFeature Dropのβ版があったので実際にはどうなるのか不明です。

Android14の開発者向けプレビュー版の配信開始。

また例年であれば2月下旬頃に配信が開始する最新Androidの開発者向けプレビュー版ですがAndroid14に関してはすでに配信開始。そのため一部機能を確認することができ一つ目としてはバッテリーセーバーUIの変更。

従来はパッテリーセーバーのオプションを有効化してから拡張オプションを選択することができましたがトグル方式に変更してより簡素化したUIに。またスクリーンオンタイムの確認はバッテリーのオプションから確認できるように変更。

次に2つ目としてはAndroid12Lで実装されたタスクバーですがアイコンがより大きくない。さらにアイコンの下に名称が表示されるようになり視認性に使いやすさが改善しています。

そして3つ目としては接続のオプションにおいてFast Pairの項目が新たに追加されたこと。ただ現時点ではこの項目におけるオプションを確認できないためGoogleが何を意図しているのか不明。

次に4つ目としてDual SIMの最適化で従来ユーザーがデータ通信用に通話用とSIMを指定しますがAndroid14ではデータ通信に設定するSIMに加えバックアップ用のSIMを設定することが可能。

そのためデータ通信用のSIMにおいて接続が安定しない場合にバックアップ用に自動的に切り替え。そして個人的に最も嬉しい機能としてクローンアプリが追加される可能性があること。

現時点でコマンド自体は隠されているためAndroid14の時に実装されるのか現時点で不明。ただ内部コードからもAndroid12の頃から開発されていることが判明していましたがより現実に。

Galaxyのデュアルメッセンジャー機能やHuaweiのツインアプリ機能などメーカーごとに一部アプリの複製機能が搭載されていますが実装されればOSレベルで対応することになります。

中華メーカーは対応機種が多いですがPixelやXperiaなど対応していない機種もいます。

非対応機種は仮想システム系のアプリを利用したりislandのような仕事プロファイルを作成するアプリを使うことで誤魔化してきましたがOSレベルで対応することでかなり使いやすくなる。

これはiPhoneにない大きな魅力の一つでDual SIMで複数のアカウントを同時管理したい場合にかなり重宝される機能です。また今回の情報によると複製できるアプリはメーカー側で制限できる。

現にGoogleはPixelにおいてはYouTubeなどGoogle謹製アプリの複製は制限しています。実装されたらどの程度のアプリが複製することが可能なのか不明ですが個人的には楽しみな機能。

Android14の開発スケジュールは昨年と同じ流れになる可能性があり8月頃に本配信の可能性。

一方でメジャーアップデートが2023年8月に終了予定のPixel 4aがAndroid14まで対応するのか不明の状態でしたが今回配信されたプレビュー版においてPixel 4aは対象外に。

そのため例年通りPixel 4aはアップデートサポート期間内でも残念なことに排除されます。

一方で本配信が開始すれば今度は12月のFeature DropであるAndroid14 QPR1が始まる可能性。Pixel 6シリーズで最も言われた不具合として通信が安定しないことと指紋認証が機能しない。

Googleがどんなにアップデートを重ねても通信関連の深刻な不具合が発生していたのに対してPixel 7シリーズではExynos5300を搭載したことで劇的に不具合が減ったことに加え指紋認証もPixel 6aではハードが強化されておりPixel 7シリーズではセンサーの詳細は不明ですがだいぶ安定したことからもハードがより強化されたのかも。

そのためPixel 6シリーズが悩まされた問題はソフトの問題というよりはハードの問題だった可能性があるのでソフトももちろん重要ですが今後世代を重ねるごとにハードも進化していけばより安定しておすすめしやすい機種になるかも。

まとめ。

今回は3月のFeature Dropが個人的にはかなり楽しみなので新機能の噂をまとめてみました。

毎月丁寧にアップデートを配信してくれるメーカーがほぼない中四半期ごとに新機能が追加される。不具合やバグが多いとしても毎月のアップデートで迅速に修正してくれるのは魅力の一つです。

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