Galaxy S23 Ultra 開封レビュー。派手さを捨ててひたすら完成度を高めた機種

先日には韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入して思うのはパッとした分かりやすい進化はないものの完成度が着実に高くなっていることを実感できる良機種に仕上がっていること。

詳細は「Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?」をご参照下さい。そして先日には今年のSamsungの命運を占うGalaxy S23シリーズが正式発表された一方で進化幅が少なくちょっと物足りなく感じます。

詳細は「Galaxy S23 正式発表。前モデルから進化がちょっと乏しいかも」をご参照下さい。さて今回韓国版のGalaxy S23 Ultraを購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思います。例年と同じく黒を基調とした薄い化粧箱ですが昨年までは機種名にS22くらいの記載しかありませんでしたが今年は本体のデザインが記載されています。

ちょっと梱包のされ方も昨年と異なっておりカメラバンプに配慮した設計になっているのかも。

また例年通り付属品はスリム化されておりUSB-Cケーブルに説明書にSIMピンという感じです。電源アダプターが廃止されて久しいですがブラジルなど一部地域では今でも同梱されています。

また開封のタイミングで合わせてやっておきたいのがスクリーンプロテクターを貼ってしまうこと。

日本のAmazonでもすでに購入可能ですが自分が欲しいタイミングではなかったので米AmazonでSpigenのNeo Flexを取り寄せしました。画面内指紋センサーにEdgeスタイルの機種に関して自分は迷わずこのフィルムを購入しています。

Galaxy S21シリーズまでは開封時点でフィルムが装着されていましたが特許の問題からGalaxy S22シリーズでは廃止になっておりGalaxy S23でもなし。Neo Flexは水貼りタイプなので装着する難易度は不器用な自分にとってはかなり高めです。

ただ貼り直しが可能かつ2枚入りなので予備があると考え自分はいつも失敗してもいいと思って気楽に装着するようにしています。

貼り付け直後はあまり綺麗な感じではありませんが1日も経てば綺麗消える感じです。個人的な印象としては出来るだけしっかりと水をかけてあげることがあまり苦労せず貼り付けるためのコツかなと思っています。

ちなみに指紋認証を設定する前にフィルムを貼るなら気にしなくていいですが指紋認証を登録した後にフィルムを貼り替えた場合は再度指紋認証を登録することがおすすめで気になる人は複数回登録しておいた方がいいと思います。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思います。本体上部を確認するとマイク穴程度で本体左側面はなし。

本体右側面を確認すると音量ボタンと電源ボタンとボタンの配置自体は前モデルから特段変更なし。

一方でGalaxy S23 Ultraは前モデル対比で30%もフラット化したことでサイドフレーム部分がより太くなっていることからGalaxy S22 Ultraと比較するとかなり厚みが増した印象に。

実際に持って比較してもGalaxy S23 Ultraの方が厚みを感じ個人的には持ちにくくなりました。

そして本体下部を確認するとS-PenスロットにUSB-CにSIMトレイにスピーカーグリルといつも通りです。

今回購入したのはメインカラバリとなっているグリーンで思っていたよりも鈍い緑という感じです。マット仕上げを採用しており指紋は目立ちにくいこともありやはり質感はかなり高めの印象です。

ちなみにレギュラーは4色展開で日本で発売される可能性は低いですがオンライン限定カラバリも。前モデルと比較すると本体サイズはほとんど変わっていませんが僅かに横幅とも重さが増したため取り回しは悪化しています。

ただカメラ部分のリングやサイドーフレームのデザインの変更などかなり細かい部分ではしっかりブラッシュアップされていることを確認できますが新鮮味はありません。

このデザインがもう完成形と考えるべきなのかコストカットと考えるべきなのかはユーザー次第です。ちなみにバックパネルはGorilla Glass Victus 2を採用したことでAndroidの中で耐久性は最上級。

ディスプレイを確認。

そしてディスプレイを確認したいと思います。前モデルと比較するとディスプレイの進化はほぼなし。執筆時点でスペックでは確認できない部分がありますがスペックはちょっと寂しいかなという印象です。

大きな違いとしてはデザインとも重複する部分ですがディスプレイがよりフラット化したこと。

Samsungの発表によると今回のフラット化によってディスプレイ表面積で見るとフラット化した部分が3%増えたとしており実際に触った感じだとユーザーが日常使う範囲の部分はほとんどフラットという感じでEdgeディスプレイを採用しているとはいえほとんど気にならない。

自分はS-Penを使わないため何ともですがディスプレイのフラット化でS-Penユーザーからすればより使いやすくなったかもしれません。また片手操作する際のEdge部分による誤反応は減った印象。

自分の用途でみるとディスプレイが進化したと捉えるべきなのかデザインが進化したと捉えるべきなのかちょっと何とも言えない感じです。

ただ個人的には今回の変更でEdge部分に実用性はなくむしろユーザビリティを下げる原因だったと捉えることもでき中途半端に残すなら横幅ましても完全にフラットにして欲しかった印象です。

完全にフラットになればディスプレイの耐久性をより改善しやすくアクセサリーも選びやすくなりますちなみにディスプレイにもGorilla Glass Victus 2を採用しているため耐久性はしっかりと改善。

6.8インチにアスペクト比19.3:9を採用していることもありコンテンツは大きめに表示され見やすい。スペックで見れば進化がなくても元々のレベルが高いので十分に満足して使えるレベルだと思います。

可変式120Hz表示に対応しておりTwitterやChromeでもより滑らかに表示できます。ただ他の機種と比較するとOneUIが原因なのか可変式が原因なのかちょっと動作性が遅く感じることも。

そしてディスプレイと合わせて確認しておきたいのが生体認証で顔認証と指紋認証に対応。顔認証に関しては2Dということもありテキトーにやっても爆速でセキュリティも高くないので重要なのは指紋認証の方です。

海外サイトの情報によると搭載されている指紋センサー自体は変更なし。ただGalaxy S22 Ultraの時から爆速で認証できてストレスがなかったので個人的には問題なし。

少なくとも現時点で画面内指紋センサーを搭載している機種の中では最高クラスの安定性だと思います。Galaxy S23 Ultraに関しても少なくとも自分の指紋では何のストレスもなく認証ができます。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認していきたいと思います。Android13がベースのOneUI5.1が標準搭載。今回購入したのはRAM12GB/ROM256GBモデルでお馴染みの容量構成でSDカードスロットは非搭載。

海外サイトなどで話題になっていますがGalaxy S23シリーズのシステム容量が他のAndroidと比較するとかなり多めでヨーロッパやアメリカ向けのモデルは60GBも占有されているとしています。

ちなみにPixel 7 Proは15GBでXperia 1Ⅳも20GBなのでGalaxyがかなり多く感じますが手持ちのGalaxy S22 Ultraでも同様に60GB占有されているので気をつけるのは128GBモデルがあるGalaxy S23のみという感じでしょうか.

何もデータを入れてなくても最初から60GBは使われていると思っていた方が分かりやすいです。

搭載SoCはSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyです。通常のSnapdragon 8 Gen 2と比較するとCPUのクロック数がより速くGPUも強化されています。そして負荷をかけるためにベンチマークをGalaxy S22 Ultraと合わせて3回連続で回して見ました。

今回はGOSをオンにした状態にしていますがGalaxy S22 Ultraは回数を重ねるごとにスコアがかなり落ちている印象を受けますがGalaxy S23 Ultraに関してはギリギリ踏みとどまっている。

スコアで見れば120万点前後と十分ですがそれより気になるのが発熱で今回計測終了のタイミングで外部温度も計測 Galaxy S22 Ultraは34.4/39.2/43.3に対してGalaxy S23 Ultraは32.1/36.4/40.7度とベイパーチャンバーの表面積が拡大したことも影響しているのか抑えめです。

少なくともベンチマークを3回回した程度では不快になるような熱さにはならず改善を実感できます。何よりGOSも標準搭載されているので最大パフォーマンスよりも電池持ちなど安定性を求める人は有効化しておいた方がいいと思います。

バッテリー容量は5000mAhに有線の場合最大で45Wで充電可能。スペック上で見ると充電速度は変わっていませんが海外サイトを確認すると充電速度はより高速化。

ただ数分程度の差しかなく25Wで充電する場合は前モデル対比で遅くなっていることが判明。個人的にはそもそも45Wと劇的に速い訳ではないので充電器を新たに購入するのはちょっと気が引ける。

電池持ちに関しては現時点で評価できず Galaxyはバッテリーの最適化が進むまで電池持ちがかなり悪いので今後1週間近く使えば安定するかも。

ただ海外サイトのバッテリーテストを参考にすると126のスコアを獲得しておりハイエンド部門の中では最も電池持ちがいい機種へと大躍進です。スクリーンオンタイムだとまだiPhone 14 Pro Maxの方が優秀みたいですが電池持ちはしっかり改善。

事前情報通りそれだけSamsungはSnapdragon 8 Gen 2の最適化に尽力したことになります。そして音量を50%に設定した上でGalaxy S22 Ultraと比較してみました。

事前情報でも低音が改善されていると予測されていましたがまさにその通りで音質の改善。今まで音量が大きかったけど音が軽かった印象でしたがGalaxy S23 Ultraではだいぶ改善。

カメラを確認。

そして最後にカメラですがカメラセンサーで見れば望遠レンズのみ据え置きであとは全部変更。特に大きな進化となるのがメインカメラセンサーでGalaxy初の2億画素に対応しています。

まず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まずGalaxy S23 Ultraの超広角で撮影してみました。

次にGalaxy S22 Ultraで撮影してみましたがGalaxy S23 Ultraの方が全体的に暗め。

そしてGalaxy S23 Ultraで撮影してみました。

次にGalaxy S22 Ultraで撮影してみましたがやはりGalaxy S22 Ultraの方が明るめ。ただGalaxy S23 Ultraの方が暗く感じる一方で無理に明るく補正させておらず色味に関してもより自然になっています。

広角で撮影。

次にGalaxy S23 Ultraで広角で撮影してみました。

そしてGalaxy S22 Ultraで撮影してみました。

次にGalaxy S23 Ultraで撮影してみました。

そしてGalaxy S23 Ultraで撮影してみましたがGalaxy S22 Ultraの方が色の誇張がある感じです。

次にGalaxy S23 Ultraでポートレートモードで撮影してみました。

Galaxy S22 Ultraでも同様に撮影してみましたがGalaxy S23 Ultraの方がフォーカス精度が改善した印象を受けます。またこの写真でもGalaxy S23 Ultraの方がより自然に近い色合いをしています。

望遠で撮影。

次にGalaxy S23 Ultraで5倍で撮影してみました。

同様にGalaxy S22 Ultraでも5倍で撮影。

そしてGalaxy S23 Ultraで10倍で撮影。

Galaxy S22 Ultraで同様に10倍で撮影。

Galaxy S23 Ultraで30倍で撮影。

Galaxy S22 Ultraで30倍で撮影。

最後にGalaxy S23 Ultraで100倍で撮影。

Galaxy S22 Ultraでも同様に撮影してみましたが今回のサンプル画像ではあまり差を感じることはできませんでした。

Galaxy S23 Ultraで30倍で撮影。

そしてGalaxy S22 Ultraで撮影してみましたが文字になると明らかに改善していることを確認できます。今回のサンプルで確認する限りはそこまで改善したという感じではなく自分は30倍などで撮影することがほぼないのでほぼ恩恵を受けることがありません。

むしろ今まで派手な色味が好きではありませんでしたがGalaxy S23 Ultraでは全体的に落ち着いた感じなのでより自分好みの色味になった方が嬉しかったです。

低照度で撮影。

次にGalaxy S23 Ultraのナイトモード/1倍で手持ちで撮影。

次にGalaxy S22 Ultraで撮影。

次にGalaxy S23 Ultraで撮影。

そしてGalaxy S22 Ultraで撮影。フレアやゴーストはほとんど変わりがないように感じます。

次にGalaxy S23 Ultraで撮影。

最後にGalaxy S22 Ultraでも撮影してみましたが全体的にGalaxy S22 Ultraの方が明るく感じる時が多いです。

アクセサリーを購入。

またGalaxy S23 Ultraに合わせて購入したアクセサリーも確認したいと思います。ケースは全部で3種類購入しており一つ目としてはSpigenのクリアケースで米Amazonで購入しました。

言っちゃえばただのクリアケースですが大きな特徴としてはMagSafeに対応していること。

Androidの多くが対応しているQiの次世代もAppleのMagsafeと似た感じなので今後よりMagsafeが使えるアクセサリーが増えるのかも。

そして2つ目としては純正のレザーケースで本体の色と合わせてグリーンを購入しました。

何だかんだレザーケースをGalaxy Sシリーズでは購入したことがなかったので興味本位です。

そして3つ目は買い替え予定の香港版に合わせてパープルの純正フリップケースを購入しましたが香港版がきたら開封をしたいと思っています。

そして買うか買わないか悩んでいましたが思い切って購入したのがGalaxy Watch 5 Proです。

合わせてSpigenのガラスフィルムも購入したので最初に装着して出来るだけ綺麗に使いたいです。

折角買うなら電池持ちがいいGalaxy Watch 5 Proを購入しようとちょっと高いですが決断しました。まだ何も設定もしていないので今後Galaxy Buds 2 Proと合わせて使っていきたいところです。

まとめ。

今回はGalaxy S23 Ultraの韓国版を購入したので開封レビューをしてみました。何か大きく進化したという感じではなく電池持ちなど安定性が改善して完成度が増した印象です。

またカメラに関しても2億画素が目立ちますが低照度含めた画質と解像感の底上げという感じです。国内でも発売される可能性が高いですがあとは20万円以内に収まるのか気になるところです。

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