先日にSamsungはGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4を正式発表しており合わせてGalaxy Buds 2 ProやGalaxy Watch 5シリーズも発表するなど下半期の新製品に関してもかなり充実している印象です。
詳細は「何が変わったのか徹底比較。Galaxy Z Fold 4とZ Flip 4が正式発表」をご参照下さい。また先日には韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入して思うのはパッとした分かりやすい進化はないものの完成度が着実に高くなっていることを実感できる良機種に仕上がっていること。
詳細は「Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?」をご参照下さい。さて今回2022年12月下旬に中国市場で発売されたOppo Find N2を購入したので開封レビューをしてみたいと思います。
開封。
まず開封をしていきたいと思います。化粧箱は中華メーカーの折畳式機種ではよくある横長形状。
思っていたよりも化粧箱の厚みを感じるからか重厚感に加え高級感を感じるのが嬉しいところでやはり安いものではないので化粧箱から楽しめるのはいい。
そして地味に嬉しいのが化粧箱を覆っているビニールのフィルムですが剥がしやすいように取っ手?がついていること。個人的には化粧箱を出来るだけ傷めたくないのですごくありがたいです。
付属品を確認するとUSB-Cケーブル。
67Wの電源アダプターに説明書にSIMピンという感じです。
また個人的に嬉しいのは専用ケースで中華系の通販での買い物に慣れていない自分にとってアクセサリーを入手するのは地味に困難。購入してもすぐ届いたという報告もあればトラブルがあって届かないという声もよく聞きます。
なのでなかなか一歩を踏み出せない感じなので本体に同梱されていればとりあえず最初は必要なし。あとはちょっと落ち着いてきたタイミングでいい物があればいつもeBayなどで購入しています。
環境保護という名目で多くのメーカーが付属品をコストカットしている中中華メーカーには付属品をカットしないという現状の流れは継続してほしく特に高価な折畳式機種は余計にそう思います。
デザインを確認。
次にデザインを確認したいと思います。Oppo Find N2はホワイト/グリーン/ブラックの3色で今回自分はブラックを購入。
Oppo Find N2の大きな特徴の一つとして本体の軽さがありますがブラックがレザー基調ということもあるのか最も軽く233gで他の2色はバックパネルにガラスを採用しているので僅かに重くなり237gです。
折畳式機種として見れば237gでも十分に軽いですが軽さに拘りたいならブラック一択となります。
バックパネルはレザー基調なので指紋は目立たないですがちょっと埃や塵は付きやすいかなという印象で直近でみるとZenfone 9ほどではない感じです。
本体上部を確認するマイクくらい。
本体左側面は何もなし。
そして本体右側面を確認すると音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタン。
そして本体下部にUSB-CにSIMトレイにスピーカーを搭載しています。サイドフレームの材質はアルミなのかフラットな形状のため単純にかっこいいと思います。
ただサイドフレームはかなり指紋が目立ちやすい印象でこれで完全にマット仕上げならよかった。
またスペック上だとサブディスプレイ側の厚みが7.1mmでバッテリー側が7.4mmと厚みが異なりこれはカメラバンプによる差だと思います。
開いた状態の本体サイズは132.2×140.5×7.4mmで縦幅が132mmとかなりコンパクトである一方でスペックほど横長という感じではなく正方形に近い。
折り畳んだ時の本体サイズは132.2×72.6×14.6mmで折り畳むとかなりコンパクトに感じます。
ただ見た目とのギャップというべきか横幅が72.6mmもあるので思っていたよりは持ちにくい。さらにコンパクトに感じるからこそ本体の厚みは気になる。また開いている時は気になりませんが折り畳んだ状態だと233gはかなり重く感じます。
ただこのサイズ感は絶対的な特徴に思えスマホとして使う時は出来るだけコンパクトな方がよく何か調べ物をしたい時は大画面がいいと考えるユーザーの矛盾しているようなニーズをしっかり満たせる機種に感じます。
ただ折畳式機種に大画面を求める人にとってOppo Find N2のメインディスプレイは物足りない。折畳式機種ですが開いた時はタブレットというよりはファブレットに近い印象を受けます。
ちなみに水滴型のヒンジを採用したことで折り畳んだ時にヒンジ付近に隙間が出来ないのは嬉しい。ここに隙間ができるとメインディスプレイ側に塵などが入ってしまうので地味にうざい。
初代の実機を見た時はありませんが2世代目だけでみるとかなりスタイリッシュに感じます。
ディスプレイを確認。
初代に関しては折り目がないと話題になりましたがOppo Find N2をみる限りだとそこまではない。
Oppo Find Nが登場した時はそこまで水滴型ヒンジを搭載した機種がなかったこともあるのかGalaxy Zシリーズと比較すれば確かに目立たないとは思いますが折り目がないとは言えないです。
水滴型のヒンジを採用している機種では大体こんな感じかなという印象で正直特別感はないです。ちなみに折り目が完全に消えれば欲しいという声をよく聞きますが折り目が完全に消えることはおそらくないのではないかなと思う。
そもそも現時点でも電源がきれている状態で斜めから見ない限りそこまで気にならない。
Galaxy Z Fold 4でも正面から見て使っていればそこまで気にならないレベルです。ただ折り目部分はちょっと指がひっかかる印象はあるので音ゲーなどをやるユーザーによっては気になるかもしれない。
少なくともOppo Find N2を軽く触ってみて自分の使い方ではほとんど気にならないです。合わせてメインディスプレイを確認したいと思いますが7.1インチで表示解像度は1920×1792で最低1Hzからの可変式120Hz表示に対応しています。
またディスプレイ輝度は最大で1500nitsとされておりスペック的に見れば十分だと思います。
ただ一方で気になったのがコンテンツの表示です。まず上記の画像はYouTubeのトップを表示した画像になります。
次にYouTubeの個別動画を再生中の画面になります。
そしてYouTubeを全画面表示にした場合です。YouTubeやGoogle PhotoなどGoogle純正のアプリは全画面表示に切り替えなくてもある程度最適化されている印象です。
ただそれ以外のアプリは最適化されている感じではなく全画面表示にすることでようやくサイズが一致。
まず標準のアスペクト比16:9で少年ジャンププラスの漫画を表示した画像です。
次に全画面表示に切り替えた場合見開き表示になります。
そして自動回転をオンにして縦向きにすると表示解像度が下がるため結果見開きではない分大きく表示されます。一方で動画に関しては全画面表示にした上で縦向きでも横向きでもほとんど変わらない印象。
自分は画面がクルクル回転するのが嫌なこととあまりサイズ感が変わらないなら横向きで固定にして使うと思います。
あとはTwitterやChromeなど想定していたことですが横長に近いアスペクト比を採用のためコンテンツは縦に潰れる感じで一度に表示できる情報量はそこまで多くないという感じです。
簡単にアプリ上でアスペクト比を変更できれば楽ですが一度全画面表示に変更してしまうと設定からしか変更ができなくなるのがちょっと不便という感じ。
またアプリによってはアスペクト比を変更することでバグることもあるので全てのアプリを全画面表示という感じにはいかないのがちょっともどかしいかなという印象です。
アスペクト比の変更を設定以外で簡単に変更することができたら使い勝手はかなり違うのではないかなという印象です。
そしてサブディスプレイを確認すると5.4インチで表示解像度は2120×108に最大120Hz表示に対応。メインディスプレイは可変式ですがサブディスプレイはコストカットなのか可変式ではないです。
また最大輝度が1350nitsなのでメインディスプレイと同様に十分な明るさに感じます。ちなみに耐久性においてメインディスプレイはSamsungのUTGを採用しておりガラスに近い質感。
さらにGorilla Glass Victusを採用しているのでサブは普通のスマホを変わらない感じです。
ディスプレイに関してはスペック以上に実際に使って見て見やすいなという印象ですが一方で表示するコンテンツによってはアスペクト比の問題からも癖があるという印象です。
基礎スペックを確認。
そして基礎スペックを確認していきたいと思います。OSはAndroid13をベースにしたColorOS13です。前モデルはAndroid12自体がスキップされるとちょっと異質な対応だったのでOppo Find N2もAndroid14がスキップされてもおかしくないです。
また中国版のためGMSは非搭載となっています。
最初に日本語を選択できたことからも設定は順調に進めることができ今回は専用アプリを使ってPixel 7 ProのデータをコピーしたためGoogle Play Store関連のアプリも自動で移行完了。
一部アプリは移行できなったとはいえ手動でインストールすればいいだけなのでかなり楽でした。ただデータ移行に50分とかなり時間がかかったので個人的にはちょっとびっくりした感じです。
一方で大陸版はNear By Shareなどが搭載されていないためアプリ経由でペアリングするPixel WatchやGalaxy Watchはペアリングが出来ないので結局使うことが出来ないです。
ただこれは大陸版を使う以上仕方なしです。またOppoの大陸版はタスクキルがはやはり厳し目で今回の記事ではしっかりと設定しきれていないですが後日設定した上でまとめたいと思います。
そして個人的にはDimensityを搭載するよりはマシだと思ったのがSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。電力効率に大きな差があるなら別の話ですがSnapdragon 8 Gen 2に強い拘りはないです。
個人的には同じくSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しているvivo X Fold+でも十分な性能なのでとりあえずベンチマークを3回連続でまわしてみました。
ちなみに今回は本体を折り畳んだ状態でベンチマークを回してみましたがスコアは105万点前後で安定している感じでスコア的に十分。内部温度を確認すると2回目で38度近くまで高くなっていますが3回目では36度くらいまで下がる。
スロットルダウンさせていればスコアがもっと落ちてもおかしくないのですが安定していることからパフォーマンスの持続性と発熱の抑制はかなり頑張っている印象を受けます。
またテスト終了のタイミングで外部温度も計測してみましたが31.4/36.1/35.5度と熱くないです。実際に触ってみてとも熱いの手前くらいで不快に感じることはなくちょっとびっくりしました。
筐体サイズが小さいためもっと温度が上がるかなと思いましたが思っていたより熱くならない。
ゲームをやらないため長時間負荷をかけた場合どうなるか不明ですがSnapdragon 8+ Gen 1でも十分という感じでSnapdragon 8 Gen 2を搭載していないからといって気にする必要はない印象。
むしろ今まで触ってきて一番熱く感じたのが充電をしている時という感じで普段は気にならないです。バッテリー容量は4520mAhで最大で67Wで充電可能ですがワイヤレス充電非対応なのが残念です。
電池持ちに関しては初期設定に各種テストした感じではそこまで悪くないという印象です。電池持ちは最適化が進めば地味にいいのではと思うくらいで今後しっかり試したいと思います。
ただ一方でワイヤレス充電に非対応なのがちょっと残念で筐体サイズを考えると厳しいのかも。
そして生体認証は顔認証と指紋認証の両方に対応しておりどちらも十分に快適に使えます。個人的には指紋認証が電源ボタンの位置にあるので持つ際に合わせて認証できるから指紋認証を使っている割合の方が高いです。
またイヤホンジャックにSDカードスロットはなしで水滴型のヒンジを採用していることからも防水/防塵には非対応となっています。
次に音量を50%に設定してスピーカーテストをしてみましたが音量はしっかりとしていますが音質はかなり軽めというか低音がはっきりしていない印象。ただ筐体サイズの割にはまだ音量がはっきりしていたのでよかったようにも感じます。
ベンチマークスコアで見れば安定しており発熱もそこまでひどいという印象は受けない。そして今後使っていて電池持ちが安定しているならおそろしく安定した折畳式機種になるかも。
カメラを確認。
最後にカメラですがリアカメラは50MP+48MP+32MPのトリプルレンズカメラを搭載しています。望遠レンズに関しては光学2倍程度であることからも正直おまけ程度くらいの感覚だと思います。
写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
まず超広角で撮影してみました。
青空が見えるけど雲がかなり多めとちょっと中途半端な天気でしたが全体的に暗めという感じです。実際に見えている景色より暗めで思っていたより補正されないんだなという印象。
晴れた日は問題ないと思いますが天気が微妙な日はちょっと評価が分かれるかもしれません。
広角で撮影。
次に広角で撮影してみました。超広角と異なり明るさはしっかり底上げしてくれる印象です。何より中華スマホのコテコテな感じになるかと思いきや現実に忠実な感じです。
オートマクロをオフにして接写してみましたがいい感じのボケ感で撮影ができます。センサーサイズを考えるとびっくりするくらいいい雰囲気で撮れました。
ポートレートで撮影。
次にポートレートの1倍で撮影してみました。思っていたより思っていたより寄って撮影ができます。ただプレビュー画面では全体的にもっとぼやっとしている感じでしたが撮影後にしっかりと画像処理されている印象。
そのためプレビュー時だとちょっと撮影しにくいかもしれません。
次にポートレートの2倍で撮影してみました。ボケ感はそれなりに出ていますがフォーカスがちょっと甘い印象を受けます。
望遠で撮影。
次に光学2倍で撮影。
次にデジタルズームとなる5倍で撮影してみました。
次に10倍で撮影してみました。正直ズームに関しておまけ程度で被写体によりますが5倍程度がギリギリ実用範囲という印象です。10倍になるとノイズだらけで個人的には使う気にはならないです。
そして最大となる20倍で撮影してみましたが画質は残念な感じです。
困ったのがレンズの内側が曇っていて広角でまともな撮影が出来なかったこと。ただカメラ部分を指で温めてあげれば改善したので安心しました。近年購入した機種でカメラ部分が曇ったり結露したりすることが一度もなかったのでちょっと今回は焦りました。
初めてハッセルブラッドのカメラを使いましたが中華スマホなのかと思うくらい自然な感じ。ただそこまでカメラに強い折畳式機種ではないかなという印象で手軽に撮影できるそこそこのカメラを搭載している印象です。
まとめ
今回は今年最初の開封レビューとしてOppo Find N2をざっくりとレビューをしてみました。今回もTwitterで話題のまめこさんのところで購入しており自分が購入した時は19万円ちょっと。
残念なことに現時点での情報だとOppo Find N2は中国市場以外で発売されないとの話。折畳式機種の中でも上手く差別化できている機種に感じるので海外展開も考えてほしいところです。
思っていたより小さくて思っていたより使いやすいという感じで今後じっくり使いたいと思います。
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