何が変わったのか徹底比較。Galaxy Z Fold 4とZ Flip 4が正式発表

2月10日にSamsungは事前情報通りGalaxy S22シリーズとGalaxy Tab S8シリーズを正式発表。リークがあまりにも酷過ぎて全く新鮮味がないイベントでしたがようやく発表されたことになります。

詳細は「迷走なのか。進化なのか。Galaxy S22正式発表。スペックにデザインに価格総まとめ」をご参照下さい。さて今回SamsungがGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4を正式発表したので何が変わったのか簡単にまとめたいと思います。

Galaxy Z Flip 4

まず最初に今年のGalaxy Zシリーズの売り上げに大きく直結するGalaxy Z Flip 4から確認。デザインを確認するとぱっと見は前モデルから大きな変更がないように感じてしまいます。

ただ筐体サイズをみると僅かに小型化しておりサイドフレームはよりフラットになった印象。一方で僅かに重くなっており正直なところデザインの新鮮味は全くない印象です。

カラバリに関してもレギュラー色は同系統の色味ですが何方かと言えばコラボモデルに力をいれている。

 

また前モデルの時もありましたがユーザーが任意のオプションから好きな色の組み合わせができるBespoke Editionが強化されておりGalaxy Z Flip 4に関しては発売地域も拡大するとしています。

またバックパネルに関してはGorilla Glass Victus+が採用されておりGalaxy S22シリーズでも採用されているアーマーアルミニウムで本体の耐久性はワンランク向上している感じです。

ただデザインの進化はほぼなくコストカットのためなのかこのデザインが終着点なのか気になる。

ディスプレイを確認。

そしてディスプレイについて確認すると基本は一緒でサブディスプレイに関しても事前情報では僅かに大型化すると予測されていましたが実際にはディスプレイサイズや表示解像度も一緒です。

ただ改善されたUTGが採用されているため本体全体での耐久性も改善しています。またヒンジ自体が改善されていることからディスプレイのシワや折り目がほぼ目立たない感じに。

正直ぱっと見の印象は一緒ですがディスプレイの折り目では簡単に見分けができるかもしれません。

さらにヒンジを一定角度でとめることができるフレックスモードは健在という感じです。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認していきたいと思います。自分が把握している限りの話ですがPixel以外のスマホで初めてAndroid12Lを搭載している機種に感じます。

ただ今後既存のGalaxy Zシリーズに関してもAndroid12Lが配信されできることは一緒になるかも。SDカードスロットは非搭載ですが発売地域によっては512GBモデルと大容量モデルが追加に。

またSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しておりSnapdragon888と比較すれば発熱や電池持ちは改善している可能性がありますがバッテリー容量に関しても前モデル対比で400mAhと大型化。

Samsungの公式発表によれば最大で4時間程度電池持ちが改善しています。電池持ちが改善したのは単純に嬉しいところですが前モデルの電池持ちが悪すぎたということもあるので過度の期待は禁物。

ただバッテリー容量の大型化に合わせて有線もワイヤレスも充電速度が改善されているのは嬉しい。

その他側面に指紋認証やIPX8などは変わらずという感じで公式発表だけでは分からないですが発熱がどの程度抑えられておりその上で電池持ちが体感でどの程度改善しているのか気になる。

カメラを確認。

またセンサーの詳細は不明ですがメインカメラセンサーはDPAFに対応しておりフォーカス精度の改善。一方で超広角とインカメラに関してはオートフォーカスに非対応。

ただフレックスモードなどその形状を有効に使うことでメインカメラでもセルフィーを使いやすいのが大きなメリットです。価格に関しては128GBモデルが$999で前モデル対比で据え置き。

256GBに関しては$1059ですがSamsung USAにおいて無料アップグレードキャンペーンが行われているため128GBと同じ価格で256GBモデルを購入可能。そして512GBモデルが$1179となっています。

デザインと価格が優先のモデルのためマイナーアップデートにすることで価格を抑えつつデザインをより強調するためにコラボモデルやBespoke Editionを強化したのかもしれません。

Galaxy Z Fold 4

次に最上位モデル扱いとなるGalaxy Z Fold 4から確認したいと思います。

デザインを確認。

まずデザインにおいて前モデルと比較しても大きな違いはないように感じ分かりやすい違いとしてはカラバリ。日本では未発売だったシルバーがGalaxy Z Fold 4ではサンドとなっており前モデルのグリーンがグレーグリーンとちょっと青みがある緑に。

そしてブラックに関しては色合い含めて大きな変更がないように感じる。また一部地域ではSamsungオンラインショップ限定のカラバリであるブルゴーニュを購入することも可能です。

Galaxy S22 Ultraでも採用されているブルゴーニュがGalaxy Z Fold 4でも採用される感じです。ただぱっと見の違いはなくても歴代Galaxy Zシリーズを使ったことがあるユーザーにとっては嬉しい改善が施されています。

本体サイズを確認すると開いた状態と閉じた状態において僅かに薄型化。

ただ閉じた状態において横幅がほぼ一緒でありながらもサブディスプレイのアスペクト比が変更に前モデルは25:9だったのに対してGalaxy Z Fold 4では23:9となっていることから僅かに横長。

Xperiaのアスペクト比21:9でもかなり縦長と批判されていたのにGalaxy Z Fold 3はもっと縦長。現にユーザーから不満も多かったですが23:9に変更されたことでディスプレイがより大きく表示。

また文字入力含めてかなりしやすくなると思います。スペックでは大した差を感じと思いますが使ったことがあるユーザーからすれば不満点の一つが改善。

また閉じた状態での横幅が一緒なのにディスプレイ自体が横長になっているのはヒンジがよりスリム化した結果となっています。

Samsungは昨年よりヒンジの改善が注力事項であることを明らかにしており今回でしっかり改善。また重さに関しても260g程度になってくれば通常のスマホと比較すればまだまだ重いですが折りたたみ式機種の中ではかなり軽い方になってきます。

またGalaxy Z Fold 4のバックパネルはGorilla Glass Victus+を採用しているため前モデル対比で耐久性の改善も施されています。デザインだけで見ると新鮮味はないですがユーザビリティの方は大幅に改善されています。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認したいと思いますがスペック的にみれば大きな違いはないです。先ほどの話とも重複しますがメインディスプレイはサイズは一緒でもアスペクト比が変更に。

また改善されたUTGを搭載しておりSamsungの発表によれば20万回以上の折りたたみでも破損せず。さらにディスプレイを開いた状態でも破損しにくくなったとしていますがこれは状況によります。

個人的には外気温によって表面に装着されているフィルムが浮くなりダメになりやすいイメージがある。なのでこの辺がどの程度改善されているのかスペックだけだと分からないので気になるところです。

ちなみにメインディスプレイには前モデルから引き続きUnder Display Cameraを搭載。

画素数などは変更がありませんが画素密度が変更されており目立ちにくくなった一方でインカメラとしてみた場合に画質の改善と地味ですがしっかりと嬉しい進化もしています。

またヒンジの改善とUTGの改善に伴いディスプレイの折り目やシワは僅かに目立ちにくくなっています。

サブディスプレイに関してもアスペクト比の変更でそれに伴い表示解像度も僅かに変更されています。これはスペックだけだと分かりにくい部分なので早く実機で試してみたいという感じです。

またGorilla Glass Victus+を採用しておりバックパネルと共に耐久性は最高クラスです。ただGalaxy S22 Ultraを参考にすると引っ掻き傷などには強いですが落下には弱いイメージなのでGalaxy S22 Ultraと同じ傾向なのか。

それとも筐体の設計で傾向も違うのかは気になります。

また防水規格はIPX8に対応しておりディスプレイとバックパネルの耐久性が改善した分本体全体で見た時の耐久性は改善しておりそれで薄型化に軽量化というのはすごいですよね。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックにおいて確認したいと思います。アップデートサポート期間はメジャーが4回にセキュリティが5年と共通なので単純に後から出たGalaxy Z Fold 4の方がサポートが長いです。

容量構成は基本一緒でSDカードスロット非搭載も一緒。ただGalaxy Z Fold 4は発売地域によってGalaxy Zシリーズ最大となる1TBに対応。そしてSnapdragon 8 Gen 1+を搭載しておりパフォーマンスの改善であと発熱がどうなのか。

こればかりは実際に試してみないと分からないですがSnapdragon888を搭載していた前モデルでもゲームなどをやらない限りはそこまで発熱がひどいということがなかったので心配していません。

バッテリー容量や充電速度に関しては特段変更がありませんが電池持ちはどの程度改善されているのか。Snapdragon888とSnapdragon 8+ Gen 1ではそもそも電力効率自体に大きな違いがあります。

さらに発熱のしやすも違ってくるとなるとGalaxy Z Fold 4の方が電池持ちがいい可能性が高い。ましてディスプレイ周りのスペックに大きな差がないからこそ電池持ちの改善に期待したくなります。

前モデルの時は電池持ちがかなり厳しいという感じだったのでせめてスコアで90くらいは欲しい。その他ステレオスピーカーや電源ボタンに統合された指紋認証などは一緒なので最大の違いはSoCです。

カメラを確認。

そして最後にカメラですがメインカメラセンサーが刷新されており50MPと大幅に高画素化。動画撮影時点でセンサーの詳細は明らかになっていませんがおそらくセンサーサイズも大型化してる。

また高画素化したこともありGalaxy Zシリーズで初となる8K/24fps撮影にも対応しています。一方でズーム機能も改善されておりスペックだけで見てもズーム倍率は雲泥の差で画質も改善。

あとはどうしてもGalaxy S22 Ultraなどと比較された時に画質や使い勝手の良さがどうなのか。最近のGalaxyは高画素化してからシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグがある。

この辺がどうなのか気になるのとレーザーオートフォーカスがないけど被写体の認識精度がどうなのか。どうしてもポートレート使用時は最短撮影距離が長めになりますがどうなっているのか気になります。

また価格に関してアメリカでは256GBモデルが$1799と価格が据え置き。512GBモデルに関してはGalaxy Z Flip 4と同様に無料アップグレードプログラムが提供されており通常は$1919ですが$1799で購入可能。

また1TBモデルは$2249となっておりかなりお高い感じです。ただこの世界情勢の中価格を据え置きにできたのはすごいですよね。

まとめ。

すでにFCCの認証情報からもauとdocomoからそれぞれGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4が発売される可能性が高くGalaxy Z Flip 3の14万円にGalaxy Z Fold 3の約24万円から円安の状況の中でどの程度の値上げになるのか気になるところ。

また今回のイベントではGalaxy Buds 2 ProとGalaxy Watch 5シリーズも発表されており個人的にGalaxy Buds 2 ProはGalaxy Z Fold 4の予約特典になりそうでGalaxy Watch 5はおサイフケータイに対応しているのかかなり気になるという感じです。

これで非対応であればPixel Watchにアドバンテージがありそう。アメリカなど一部市場では8月26日より発売され日本でも10月頃の発売に期待したいところです。

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