Xperia好きから見た2022年モデルはどうだったか。ちょっとぶっちゃけてみた

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回Xperia 1ⅣやXperia 5Ⅳなど2022年モデルについて感じたことを簡単にまとめたいと思います。

保守的に感じたラインナップ。

まず今年のラインナップを確認すると個人的にはちょっと保守的に感じてしまいました。グローバル市場ではXperia 10ⅣにXperia 5ⅣにXperia 1Ⅳで日本市場限定でXperia AceⅢが発売。

今の尖ったコンセプトを体現しているのはXperia 1Ⅳのみという感じでぶっ飛んだ機種がほしい自分からすれば今年のXperiaは6月時点で終わってしまったような印象です。

2021年には2つのXperia PROが発売されたこともありますが余計に寂しく感じます。多くの市場のユーザーからすれば今年はXperia 1ⅣかXperia 5Ⅳの2択に感じたと思います。

2022年モデルの共通点としてはGoogle Assistant専用ボタンの廃止/フラットなデザイン/電池持ちの改善という感じで好きな人に刺さるような共通点ではなくスマホとしての使いやすさの部分での進化になります。

もちろんユーザーからすれば尖ったコンセプトがありつつもスマホとしてより使いやすくなった方が満足度は高くなると思います。ただ個人的にはスマホとしての使いやすさよりもコンセプトをより尖らせて欲しかった。

逆に今年の進化点が自分にはあまり刺さらなかったというのももちろんあると思います。

ゲームやビデオをそのままライブストリーミングする機能やレコーディング機能であるMusic Proなどハマる人にはハマる機能だと思いますが自分にとってはハマらなかった。

自分が重宝している部分で見ればバースト撮影が全画角できるようになった上でHDR撮影も可能。またvideography Proに対応したことでビデオ撮影が非常にしやすくなりましたが新たなアプリに対応したという感じでハードが進化したという印象は受けません。

おそらくSonyは今年の第四世代では進化よりも完成度を優先させたんだと思います。

使っていて面白いとは思うもののちょっと保守的に感じてしまう部分がありXperia 1Ⅲからさらにコンセプトが尖って面白いという感じではなく全体的に使いやすくなった感じ。

Xperia 1シリーズやXperia 5シリーズは結局のところ一般ユーザー向けモデルなのでXperia PROシリーズでは今度は何をやらかしてくれるんだろうと期待していましたが新機種なし。

今のスマホの進化自体が以前のような分かりやすさがないのは仕方ないですが高価格化も重なり結果批判が増えるのは仕方ないです。何よりSonyには他のメーカーが逆に出来ないことをしっかりやってほしいと思っており販売台数が最優先ではないXperiaだからこそできること。

今後Xperia PROシリーズがどうなるのかは不明ですが仮に後継機種を出さないならXperia 1シリーズはどんなに価格が高くなってももっとぶっ飛んだシリーズにしてほしい。

逆にXperia 1シリーズが保守的になってしまうとその年のモデルが保守的になってしまう。

価格は安くするべきじゃない。

次に批判の的になっている価格ですが個人的には変に安くする必要はないと思います。

もちろん安い方がより多くのユーザーに買って貰えると思いますが安さを意識すると好きな人にとことん好きになって貰えるようにとのコンセプトと相反する可能性があります。

本体価格が20万円近くと金額が大きいためより批判されやすいですが例え1000円でも一緒です。例えば100均で済むものを自分が好きなものであれば1000円くらいコストをかける人もいます。

これは物に限らず食べ物でも一緒だと思います。自分が好きな物には興味がない人と比較してより投資をする人が多いのと一緒だと思います。自分で見ればスマホが好きなので10万円でも20万円でも投資をしますが一方で服には興味がないので一着1万円するような服には躊躇します。

何に興味を持って何に投資をするかは人それぞれの話でありSonyはスマホが好きかつXperiaのコンセプトが好きな人のみをターゲットにしているだけの話で簡単です。

スマホで10万円や20万円に高いと感じるかはユーザーのスマホへの優先度の違いの話であり少なくとも高いと感じる人をSonyはターゲットにしていないというだけの話に感じます。

最近の最上位モデルを見れば確かに一括価格が高いことに違いはないとおもいますが逆に高いと批判している人はどんな買い方をしているのかちょっと気になります。

以前自分のチャンネルでアンケートを取らさせて頂いた時は半数近くの方が一括で購入している。一括で購入しているユーザーならまだ分かりますが全体的な統計で見れば一括購入は1割程度。

つまりほとんどの人が分割で購入していることになります。

キャリアのプログラムに限らず直販モデルも似たようなプランを提供しているので高いと思えば上手く利用すればいいだけ。またXperia 1ⅣはないですがXperia 5Ⅳに関しては一部店舗で実質24円で販売されています。

2年後の端末の返却があるとはいえ実質24円で購入できるものが高いと評価されれば逆にいくらなら安いと思えるのか正直気になります。

以前と異なりキャリアモデル以外にも購入方法がある中料金プランも多種多様なので上手く組み合わせれば月々の料金も抑えることが可能の中で高い高いと文句をばっかり言っている人は現状を上手く活用出来ていないだけかも。

ちょっと話はそれましたが好きなものに積極的に投資する人をターゲットにしており価格優先する人がターゲットではない。なので個人的には価格を無理に下げる必要がない。

結局価格を下げられたとしても限界がありそれでスペックが中途半端になるのが一番の最悪。

現時点で2023年モデルの価格がどうなるか不明ですが仮にシェアを伸ばしたいならXperia AceシリーズやXperia 10シリーズの値段を下げて上位モデルを値上げするくらいでちょうどバランスがいいように感じており変に妥協することだけは避けてほしいところ。

カメラは維持するべき。

そしてカメラに関してですがどんなに批判されたとしても今後も貫いてほしいところです。Xperiaのカメラはデジタル一眼であるαシリーズのコンセプトを継承して強化されています。

ただSony自身も明らかにしていますがXperiaがαシリーズの代わりになるとは思っていない。良くて入門機扱いでαシリーズのセカンドカメラ的な立ち位置になってほしいとしています。

少なくともSonyとしてもXperiaと一眼では明確な差があることを認識していることになります。ハイエンドXperiaのカメラは用途限定で特化している印象で今のトレンドとは違います。

実際に使っていて感じるのは高照度の環境で被写体が動体の撮影に最適化されていて逆にこれ以外の用途では正直中途半端です。カメラソフトの問題なのかハードの問題なのか白飛びや黒潰れがしやすいので風景などでも撮影条件が悪くなれば上手く撮るのが難しい。

単純に露光時間を長くする低照度撮影に対応していますが他の機種でいうナイトモードには対応していないためとにかく明るく撮りたいなら三脚に固定してマニュアルで撮影。

また低照度の環境になれば被写体が動体の撮影でもより厳しいという感じになります。そもそもXperia自体のコンセプトが尖っているのにカメラだけ万人向けということはない。

とりあえず動くものをしっかり撮りたい人向けのカメラを搭載しておりかなり限定的です。

自分は今年興味がある機種は出来るだけ購入してきましたが動き回る娘を綺麗に撮りたいというニーズを満たすことができたのはXperiaとPixelくらいです。

もちろん他の機種でも上手く撮れることはありますがXperiaとPixelに比べれば失敗する確率はかなり高いという感じ。これはメーカーそれぞれがカメラに何を求めているかが違うので当たり前といえば当たり前です。

Sonyに関しては高速オートフォーカスやバースト撮影と一眼ユーザーがカメラ選びの際に優先する部分をXperiaでもしっかり強化しているだけでこれが差別化にも繋がっています。

気軽にスマホのカメラで撮影したい人は他の機種を選んだ方がいいと思います。補正力が他社と比較すると控えめなのでオートで撮るにしろ最低限の知識は必要に感じます。

多くのスマホはどんな人がとっても最低限担保された写真が撮れますがXperiaの場合は下手な人が撮れば本当に下手な写真になるし上手い人が撮ればしっかりしたものが撮れます。

Xperiaのカメラの使いやすさを知ってしまうと他にほぼ選択肢がないので維持してほしい。少なくとも万人向けを考え始めたらXperiaのカメラの批判はさらに増えると思います。

まとめ

縦長やめればもっと売れるとかよく言われますが逆になぜXperia Xシリーズは失敗したのかそもそもアスペクト比だけで売上がそこまで大きく変わるような単純な話でもない。

個人的にXperiaはもっとユーザーを篩にかけて絞ってもいいような気がします。基本万人向けにしたところで他社と差別化することが出来ずより売上は低迷すると思います。

少なくともコアファンだけは一切離さないくらいの尖ったコンセプトにしてほしいです。

購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG