Pixel 7 Pro 1週間レビュー。安定性が劇的改善で満足度激高

先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。

詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回最上位モデルであるGoogle Pixel 7 Proを約1週間使ったので短期レビューをしてみたいと思います。

発熱は割と抑制されている。

GoogleはPixelを開発する際に80%の人が満足できるデバイスにすると80%ルールを採用。なのでトータルバランスを意識した製品作りとなっており逆に言えば安定性が重要視されます。

まず多くのユーザーが気になるのは発熱で個人的な印象としては前モデル対比でだいぶ改善。

GoogleはGoogle Tensor G2を開発する際に近年消費電力を犠牲にしてパフォーマンスを優先する流れを嫌ってあえて古い世代のコアを採用して電力効率を優先したとされています。

ただGPUはしっかり強化したことでGoogleの得意分野であるAIが活かせるようになっています。

ベンチマークを回してみても自分の手持ちで見れば最大は80万点という感じで100万点が目安となるSnapdragon 8 Gen 1や90万点を超えるExynos2200と比較すると低い。

ただベンチマークが高くてもそのスコアに見合った動作性を実感出来ないレベルまでに来ている。なのでそこまで気にする必要はなくむしろベンチマークがどんなに高くても爆熱の方が多くのユーザーにとって不快に感じると思います。

Pixel 7 Proにベンチマークで負荷をかけると内部温度は40度くらいまで上がりますが外部温度が38度くらいと割と低いです。

もちろんテスト環境によって温度は変わってくると思いますが自分の使用環境でみた場合Snapdragon 8 Gen 1搭載機種やSnapdragon 8+ Gen 1搭載機種と比較しても控えめです。

最近のハイエンドAndroidは発熱が当たり前で機種ごとの違いはパフォーマンスの持続性なので熱くなることは当たり前に近い感じですがその中で比較的抑制されている印象です。

Pixel 7と比較しても筐体サイズの違いからか放熱性に優れている印象で熱くなってもすぐに冷える。

自分は重いゲームをやらないしマップアプリもほとんど使わないからこそ余計かもしれませんがPixel 7 Proは発熱を感じにくく最近買った機種の中でも最もストレスがないように感じます。

ただ注意点ですがミドルレンジを使っていた人や2021年より前のモデルを使っていた人からすればPixel 7 Proの発熱はびっくりすると思います。ただ近年のハイエンドの中ではマシな印象。

電池持ちの改善。

そして2つ目に電池持ちですがやはりPixel 7の時と同様に使い始めてから電池持ちが安定するまで4日は最低でも必要という感じで基本1週間は様子見をしてほしいという感じです。

ただ使い始めたばかりでも自分の使い方だと50%をきる程度でPixel 7より電池持ちがよくここ最近は平均55%前後に留まっていることからも自分の使い方では電池持ちは十分です。

10月の始めからPixel 7シリーズが発売されるまでPixel 6 Proを使っていましたがアップデートが裏目に出ているのか寝る前の電池残量は良くても30%前後でちょっと使うと20%前後。

そう考えるとPixel 7 Proの電池持ちはPixel 6 Proと比較するとめちゃくちゃ改善しています。巷では電池持ちがいいという評価が多かったですが近年のPixelの中ではかなり安定している印象。

海外サイトのバッテリーテストにおいて圧倒的なスコアを獲得しているPixel 5aは自分の使い方だと寝る前の電池残量が70%程度あったので及びませんが体感的には歴代2位のPixel 5と同等かちょっと劣る電池持ちを実現している印象でかなり安定した印象です。

ただ注意点として自分は東京に住んでいて基本平日は在宅で仕事しているためほぼ影響がありませんがまず一つ目として高輝度モードにおける電力効率が他の機種よりもかなり悪い。

海外サイトによると高輝度モードにおける電池の消費が異常に速いと評価しています。そしてもう一つが電波感度でPixel 7シリーズでは刷新されたExynos5300を搭載したことでPixel 6シリーズの時にあった通信関連の不安定さは大幅に改善。

海外サイトによるとPixel 6シリーズではまともに電波掴めなかった片田舎でもしっかり認識。ただその分消費電力は大幅に増加しているとしています。

自分の環境ではなんら問題ないですが海外サイトの評価をもとにすれば地方に住んでいて外でスマホを使うことが多い人にとってPixel 7 Proの電池持ちはちょっと不安が残るという感じかもしれません。

これは他の機種でもユーザーの住環境や生活スタイルによって電池持ちに違いが出てきますがPixel 7 Proの場合は他の機種と比較してもちょっと消費電力が多いという感じだと思います。

少なくとも自分のライフスタイルだと1世代でここまでよく進化したなと思うくらい改善。

ディスプレイの改善と不満。

指紋認証が改善しており顔認証にも対応したことでPixel 6 Proの時点でほとんど不満がありませんでしたがPixel 7 Proでは更に快適。

またディスプレイサイズの違いからなのかPixel 7と比較してディスプレイがより明るく感じ日常使う上で自動調節でもほとんど暗いなと思うシーンがなく屋外で高輝度モードになれば十分に見やすいディスプレイになる印象。

あまりPixelのディスプレイは話題になりませんがしれっと海外の評価機関などで高評価を獲得したりするのでGoogleもそこまでアピールしませんが拘って開発している可能性。

ただディスプレイにおいてやはり不満に感じるのがEdgeディスプレイを採用していることです。

自分の手の大きさだと子供の寝かしつの際に片手でKindleなどを見ていると手のひらがEdge部分に干渉してしまった上手くページを捲れないことがあるので気になります。

個人的にEdgeスタイルは片手操作の際に干渉やアクセサリーが限定されるなどメリットを感じない。少しでも横幅を抑えるために採用しているのか不明ですが単純にフラットにしてほしいです。

充電の不具合。

また不具合やバグに関して手持ちのPixel 7のように一部アプリの挙動がおかしいみたいなアプリの不具合は自分が使っている範囲ではありません。ただ一つ気になったのはPixel Standでの充電。

最初Pixel Standに設置した場合初期設定が必要で初期設定が完了すれば問題なく使えます。ただある時しっかりと設置できてなかっただけなのか異常に発熱してるけど充電は出来ていない。

またその後位置合わせをすると充電を開始しますが数秒程度で充電が終了するの繰り返し。なのでワイヤレス充電はやめて有線で充電しようと思いましたが充電出来ないという現象が発生。

本体が発熱していたことで制御されていただけかもしれませんがなんかPixel Standとの相性が悪いのではと感じちゃいます。少なくとも海外のユーザーは最初の初期設定が正常に終了することが出来ず結果充電も出来ないという不具合が発生しているみたいです。

自分の手持ちでみれば3回程度充電出来ない現象が発生しましたが直近で見れば問題なしの状態。Pixel 6シリーズの時も充電に問題を抱えていたので今後様子見という感じです。

カメラの傷。

あとケースなしで使っている自分が悪いですがカメラ部分のアルミフレームがポリッシュ仕上げの影響なのか思っていたより傷がつきやすい印象。ケースをつけて使う人はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが自分みたくよく取り外す人はカメラ部分のフィルムを買ってもいいかも。

まとめ。

カメラに関しては相変わらずの安定性でポートレートモードにおける最短撮影距離も短くマクロモードに頼らなくても自分の撮りたい画角で撮れるので満足度は高いです。

ズームに関しては強化されたとはいえ望遠画角のフォーカスが甘めに感じることに加え普段高倍率ズームを使わないことからもそこまで重宝している感じではありません。

一方でフォーカス精度が甘いとはいえボケ感のあるシネマティック撮影にも対応したことで自分の中でPixel 7 Proのカメラは理想のカメラにまた一歩近づいた印象です。

デザインも最初は光沢仕上げのためガラス特有の安っぽさが気になるのかなとおもっていましたが指紋も目立ちにくくカメラ部分にもアルミフレームが採用されたことで全体的に高級感が増した。

大型モデルが好きな自分にとってPixel 7 Proのサイズ感は問題なしという感じです。

まだまだこれからゆっくり使っていく必要がありますがPixelが好きな自分にとって現時点で最上位モデルであるPixel 7 Proの満足感は非常に高くPixel 7 Proと一緒ですが前モデル対比でデメリットがしっかり潰され安定性が改善したからこそ満足度が高いと思います。

少しでもいいPixelを使ってみたいと思う人にはPixel 7 Proをぜひ使ってほしいです。

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