Xperiaの過度の発熱問題。搭載SoCだけでは改善しないと思う理由

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。

詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回Xperiaの発熱は搭載SoCだけで大きく改善することはないと思うのでその理由について簡単にまとめたいと思います。

2024年までまつ必要性も。

今年の11月Qualcommはサミットを開催しこのイベントにおいてSnapdragon 8 Gen 2を正式発表と予測されており廉価モデル向けとなるSnapdragon 6 Gen 1も発表される可能性があります。

事前情報においてSnapdragon 8 Gen 2はTSMCの3nmプロセスルールが採用されるとの予測。ただ直近の情報によるとTSMCの4nmを採用しSnapdragon 8+ Gen 1とアーキテクチャが僅かに変更。

従来メインコアが1つにミドルコアが3つに高効率コアが4つのパターンを採用することが多いですがSnapdragon 8 Gen 2はメインコアにCortex-X3/2つのCortex-A720/2つのCortex-A710。

そして3つのCortex-A510を採用すると予測されており2種類かつ2つずつのミドルコアを搭載して高効率コアが3つに変更されておりちょっと異質です。ただ現時点では処理性能や電力効率が改善するのか不明ですがTSMC製であればある程度安定すると思います。

ここ数年Samsungのプロセスルールを採用して製造したSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1はひどい発熱問題に。

よくいえばSoCの発熱が酷すぎて一部メーカーは冷却技術が大きく進化しましたが完全に制御するのは難しくどうしてもユーザビリティは下がります。

真意は分かりませんがネットの情報を見るとSamsungのプロセスノードよりもハズレにならないギリギリの個体が多数出荷されたと製造の問題とこんな意見もありますが一部情報によるとARMのアーキテクチャが発熱の原因になっているとの話。

自分は詳細を把握していませんがARMのアーキテクチャを採用するのは2023年までだとされています。つまりSnapdragon 8 Gen 2はARMですがSnapdragon 8 Gen 3に関してはARMじゃない可能性も。

Appleは独自SoCという強みを活かしてARMと共同してAチップの最適化をおこなっているため発熱がマシ。ただSnapdragonに関しては汎用品のためメーカーの個別の機種に対して最適化することはしない。

ここが発熱の大きな差になっている可能性も。ただA15 Bionicは5nmを採用していることもあると思います。少なくとも2024年に登場する機種から発熱問題は今よりマシになっている可能性があります。

Snapdragon 8 Gen 3に関してQualcommは発熱問題を改善させるためにも近年で処理性能に電力効率と最も評価が高かったSnapdragon835の開発チームを復活させて開発を進めているとの話。

現時点での情報を基に考えると2022年に2023年に登場するハイエンドにあまり期待しない方がいい。

もちろんSnapdragon 8 Gen 3で大丈夫と限りませんが本当に気になるなら待った方が良く逆にいえばSnapdragon 8 Gen 1でもSnapdragon 8+ Gen 1でもそこまで大きな差がない。

発熱の捉え方。

Snapdragon 8 Gen 1が発表された時にDimensity9000の方が発熱が少なくパフォーマンスも高いと評価されていましたが結局のところ搭載機種が増えておらずすでに話題にすらなくなっています。

かなりいいSoCならもっと搭載機種が増えてもいいように感じますが増えないということはその程度かも。またSnapdragon 8+ Gen 1が登場したことで余計に話題になりにくくなったのかもしれません。

やはりユーザーとしては少しでも発熱が少ない方がいい。Xperia 5Ⅳでも本体価格が高くなってもSnapdragon 8+ Gen 1を搭載した方がいいとの声も聞きますがそこまでの差があるのか疑問です。

まず発熱といってもユーザーの捉え方で大きく2種類あると思います。

まず一つは本体が熱くなること。負荷をかければ処理性能が高いハイエンド向けのSoCは熱を持ちやすいです。本体が熱くなりやすいとこの視点で考えるならSnapdragon 8 Gen 1でもSnapdragon 8+ Gen 1でも大して変わらないです。

メーカーによって多少は違うと思いますがSnapdragon 8+ Gen 1のGalaxy Z Fold 4やXiaomi 12S Ultraであっても内部温度は40度を超えるのでSnapdragon 8 Gen 1とほぼ変わらない。

個人的には40度を超えてくると大して変わらない印象です。なので長時間何かやっていても本体が出来るだけ熱くなってほしくないという意味での発熱ならSnapdragon 8+ Gen 1に期待しない方がいい。

一方で発熱してもパフォーマンスが長時間安定するという意味ではSnapdragon 8+ Gen 1は改善。もちろん搭載機種にもよりますがSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1搭載機種よりも安定しているとの評価が多いです。

特にゲームをやるユーザーにはパフォーマンスの持続性は重要です。やはりSnapdragon 8 Gen 1の方が発熱が原因でパフォーマンスの持続性が良くない感じです。

ただ搭載機種がどんどん安定するようになっているのは搭載SoCだけの差ではないと思います。あくまでも個人的な印象としてはSoCだけで改善すると思っている人があまりにも多い気がします。

このことからもXperiaでもSnapdragon 8+ Gen 1以降を搭載すれば改善するとの声も多いです。

ただ個人的にはSnapdragon 8+ Gen 1やSnapdragon 8 Gen 2を搭載することで改善することはあっても劇的な改善はないと思っておりむしろSoC以外の要素が非常に重要だと思っています。

Xperiaの発熱対策。

SamsungはSnapdragon 8 Gen 2では消費電力と発熱の抑制をメインにGalaxy S23シリーズでチューニングすると予測されておりSnapdragon 8 Gen 2は逆にいえば発熱問題がないわけではない。

Xperiaに関してもXperia 5Ⅳではどうなるのか不明ですが現状のままでなら今後も引きずる可能性。Xperia 1Ⅳでは発熱対策として発熱の原因となる消費電力をソフトで抑制しています。

なので本体の内部温度が上昇するとリフレッシュレートを制限するなど消費電力が多い機能を制限。発熱してもある程度安定させようというよりは発熱の原因を出来るだけ抑えようというチューニング。

なのでソフトでの制御が厳しくなると例えばカメラが短時間の撮影で発熱による強制終了などが起こる。中国版では熱制御のアルゴリズムの最適化でだいぶ安定してきた感じみたいですがそれでも不安です。

例えばSamsungはGalaxy S22 Ultraで最大クラスのベイパーチャンバーに加え新素材を採用。冷却システム自体を大幅に強化した上で賛否両論があれどGOSで制御してパフォーマンスの安定化。

Xperia 1Ⅳの場合はグラファイトシートの面積が多少を多くなったみたいですが他のメーカーの機種のようにハードで冷却対策はほとんどしておらず放熱対策をちょっと強化しただけであとはソフト。

なので今後ハードで冷却対策を強化して始めて他のメーカーの機種に並べるという感じになります。自分のようにゲームをやらない人間ならXperia 1Ⅳでも発熱で何か困ることはあまりありません。

真夏はカメラも短時間しか使えないなど不便は確かにありましたが屋内ではそこまで困ることはない。ただゲームミングスマホとして使えることもアピールしていることからもパフォーマンスの持続性は重要。

今年の秋以降にゲーミングキアが発売予定ですが結局のところ外付けのアクセサリー頼みです。

今後Snapdragonが世代を重ねるごとに発熱が落ち着いていけば今のチューニングでもある程度安定。ただ逆に言うとSoCの発熱のしやすさに大きく振り回される形になるのでユーザーからすれば世代によって当たりハズレが激しい印象になります。

結局のところSnapdragon 8 Gen 1でもSnapdragon 8+ Gen 1でも発熱のしやすさがめちゃくちゃ違うという感じではなくXperiaの現状のソフト中心の発熱対策ではどちらにせよ不安定でSnapdragon 8 Gen 2でも不安定のままかも。

なので個人的にはSoCでどの機種がいいとか選ぶのではなくゲームをやりたい人は自身で発熱対策のアクセサリーを購入しするくらいの感覚でいた方がよくSnapdragon 8+ Gen 1に固執する必要性なし。

まとめ

Xperiaが好きな自分にとって今の現状は非常に残念で特にProシリーズはしっかり対策して欲しい。特にXperia Proではめちゃくちゃ対策されていたのにXperia PRO-Iではそこまでではない感じ。

Xperia 1シリーズもそうですがやはりプロを意識したモデルにするならパフォーマンスの持続性が重要でここがしっかりと改善しない限りはなかなかプロに使ってもらうのは難しい感じがします。

購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG