Google Pixel 6a。売れるかどうかは不具合をどれだけ減らすことができるか

例年通りであれば10月に正式発表されることが多いフラッグシップモデルですが早くもPixel 7シリーズのデザインが判明しており、さらにPixel 6の時は中途半端だった本体サイズがPixel 7ではさらに小型化することが判明しています。

詳細は「Pixel 7のディスプレイサイズが判明?僅かに小型化みたい」をご参照下さい。また今年の後半に2世代目のGoogle Tensorを搭載して正式発表されると予測されていたGoogle Pixel NotePadが再び延期されたと予測されています。

詳細は「もう嫌だ。Google Pixel NotePad。また延期されたかも」をご参照下さい。さて今回Google Pixel 6aが売れるかどうかは不具合やバグなどソフトの完成度にかかっていると思うので簡単にまとめたいと思います。

Pixel 6の顧客満足度は低い。

海外サイトの調査結果によるとPixel 6シリーズの顧客満足度は残念なことにそこまで高くない。35%近くのユーザーは次に機種変更する際はPixel以外のブランドを選択することが明らかになっています。

他のメーカーで同様の調査をした場合にどの程度の数字になるのか把握していないため今回のPixelの数字が高いのか低いのか不明ですが少なくとも3割以上のユーザーは不満を抱いていることに違いはありません。

海外サイトによるとPixel 6シリーズの顧客満足度が低い理由としては不具合やバグの多さが原因。またその不具合の多さの要因の一つになっているのが独自SoCであるGoogle Tensorという話。

従来のSnapdragonを搭載していたPixelはQualcommと共同してアップデートを開発していたとの話。

そのためアップデートの開発期間もデバックなど含めて十分に確保できていたとされていますがGoogle Tensorを搭載したPixel 6シリーズに関してはQualocommの協力を得られません。

なのでワークフローなどが十分に確立されておらずデバックなども不十分であるからこそバグや不具合が多く配信時期に関しても不安定なのではないかと言われています。

もちろんGoogleが明らかにしたことではないため真意は分かりませんが海外サイトの仮説にも納得できます。ただ3月以降Googleはアップデートを安定させるためか四半期ごとのβ版のプログラムの配信開始。

ベータプログラムが開始以降はPixel 6シリーズの配信時期は他のPixelと同じタイミングで配信。またアップデート後に深刻な不具合が発生する確率もかなり下がった印象を受けます。

なのでGoogleが今後アップデートをどれだけ安定させることができるかがキーになってきますがGoogle Tensorは希望の星でありながらもPixelを不安定にさせるネックにもなり兼ねない。

また廉価モデルであるPixel 6aでもGoogle Tensorを搭載することからも今後登場するPixelは全てGoogle Tensorを搭載することになり今後アップデートにおいてQualcommの協力を得られない。

となるとユーザーからすれば不安が増す要因にもなりかねない。

アップデートが特徴だったPixelがアップデートごとに不具合やバグに悩まされアップデートサポート期間もSamsungに抜かされて特徴が特徴でなくなってきており少なくとも現状を維持できるのかも不透明な状況にあります。

まずユーザーを安心させるには不具合やバグの改善に取り組み本体を安定させる必要があります。

深刻な不具合。

一方で海外のスレッドなどを確認するといまだに完全に解決されていない不具合やバグがありまず一つ目として充電器の問題。一部ユーザーによると初代Pixel Standで充電できない不具合。

ワイヤレス充電の機能自体が故障している可能性もありますがPixel 6シリーズに発生していた充電関連の不具合としては急速充電に対応した電源アダプターじゃないと充電出来ないもの。

ケーブル自体はUSB-Cに対応しているものの電源アダプターの方がUSB-Aのものを使っている人も多い。充電ケーブルがUSB-C/USB-Cの組み合わせじゃないとまともに充電出来ないという感じです。

一番分かりやすいのがGoogle純正の30Wの電源アダプターを購入してそれを使うことです。ちなみに第2世代のPixel Standは電源アダプター部分もUSB-Cを採用しているため初代でダメでも2世代目なら問題なく充電できる可能性はあります。

この不具合は昨年話題になった感じでその後話題にならなかったのである程度改善したのかと思いましたが未だに改善されていない。時代の流れからも仕方ないですが電源アダプターをカットした後にこの問題が起きるのはなんか残念。

そして最も深刻な不具合とされているのが通信関連の不具合。ただこれはユーザーによって症状が違い例えばあるユーザーは通信そのものが出来ずWi-Fiに接続していない限りデータ接続も通話も出来ない。

また多かった症例としては通話が一時的に使えなくなるけどデータ通信は出来るという感じです。不具合としてはどちらも深刻ですが前者の方が不具合が発生していることに気づきやすい。

後者に関しては通話することがなければデータ通信は出来るので不具合に気づきにくいという感じ。あるユーザーの例えがわかりやすく後者はまるでデータ専用のSIMカードを入れていると表現。

少なくとも3月のアップデートである程度は改善されたとしていますがそもそも原因は不明。

アップデートで改善している個体も存在することからソフトの問題とも考えることができる一方である海外サイトは搭載されているSamsungの5Gモデムが原因なのではないかとも指摘しています。

ただ仮にハードが問題の場合でGoogleが認めた場合はリコール問題に発生する可能性があるのでGoogleがハードの問題と認める可能性は低い。

ただ仮にSamsungの5Gモデムが原因だとすればPixel 6aやPixel 7シリーズも搭載している可能性が高いので同様の問題を引き起こす可能性。少なくともこの2つの深刻な不具合は基本全個体で発生しないくらいにしないと厳しいところです。

日本国内ではPixelのシェアは高いとは言えませんがスペック的にも価格的にもあまり競合がいない。ただアメリカではSamsungがPixelと被る感じなのでPixelユーザーが他に乗り換え先がある感じ。

Pixel 6aの懸念点。

そして海外では早くもPixel 6aの開封レビューが公開されているため問題点も判明しています。その一つがPixel 5aの時からそうですが4K撮影は発熱が原因ですぐに強制終了になる問題。

個体差がある可能性もありますがこの現象はPixel 6aでも同様に発生しているとされています。正直Pixel 5aの時はSnapdragon765Gを搭載しているためそこまで発熱しやすいSoCでもない。

本体の発熱対策のせいなのかミドルレンジでダメなら発熱がしやすいGoogle Tensorを搭載しているPixel 6シリーズやPixel 6aが同様に発熱が原因で終了してもおかしくないと感じです。

現時点でPixel 7シリーズの発熱対策に関して情報はありませんが2世代目のGoogle TensorはSamsungの4nmを採用していることからも嫌な予感はします。

Pixel 6aのベンチマークスコアはPixel 6シリーズと同程度であることが判明しているためソフトで制御していません。

SoC以外でGoogleがどのように制御しているのか不明ですが筐体サイズが小さくなった分排熱が苦手になっている可能性もありカメラに限らず発熱はしやすい可能性があります。

また発熱がしやすければ電池持ちにも影響が出る可能性があるので電池持ちも過度の期待は禁物です。

あと気になるのはPixel 6aが発売されたタイミングではAndroid13の本配信は開始していない。ただ順調にいけば8月には本配信が開始するとされているので発売してすぐに配信される可能性。

Pixel 6シリーズもそうですがGoogle Tensor搭載機種への初めてのメジャーアップデート。Pixelに限らずどの機種であってもメジャーアップデート後はバグや不具合が発生しやすいです。

ただGoogle Tensor搭載機種が今まで不安定で毎月のセキュリティアップデートでも不具合を起こしていたことを考えるとメジャーアップデートに関しては慎重になった方がいいとは思います。

流石にGoogleも入念に準備をしているとは思いますがだからといって全くないとは言えない。自分は配信開始したら即アップデートすると思いますが慎重派の人は避けた方がいいと思います。

XperiaとかGalaxyであれば基本グローバルモデルの方が先に配信されるためある程度の情報を集めることができますがPixelの場合は基本タイムラグがないため情報が少ない状態でのアップデート。

まとめ

個人的にPixel 6aはめちゃくちゃ楽しみですが不具合やバグがどうなっているかは気になります。自分はよほど深刻じゃない限りはそこまで気にしませんが不具合やバグが多いとおすすめしにくい。

価格的にもパフォーマンス的にもGoogleの真骨頂という感じなのでおすすめしやすい機種にしっかりと仕上がっていて欲しいように感じます。今までの負の流れを払拭してほしいくらいです。

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