例年通りであれば10月に正式発表されることが多いフラッグシップモデルですが早くもPixel 7シリーズのデザインが判明しており、さらにPixel 6の時は中途半端だった本体サイズがPixel 7ではさらに小型化することが判明しています。
詳細は「Pixel 7のディスプレイサイズが判明?僅かに小型化みたい」をご参照下さい。また今年の後半に2世代目のGoogle Tensorを搭載して正式発表されると予測されていたGoogle Pixel NotePadが再び延期されたと予測されています。
詳細は「もう嫌だ。Google Pixel NotePad。また延期されたかも」をご参照下さい。さて今回は7月下旬に発売予定のPixel 6aを購入するべきかPixel 7まで待つべきか簡単にまとめたいと思います。
価格差が重要だけど現時点で不明。
おそらくPixel 6aとPixel 7で悩む方の多くが一番気になるのは価格差がどの程度あるのか。ちなみにPixel 5aは約5万1000円に対してPixel 6が約7万5000円と価格差は約2万4000円。
Pixel 5aとPixel 6の時は搭載SoCによる違いからパフォーマンスに大きな差があることからも価格差がこの程度ならPixel 6を選ぶユーザーが多かった印象です。
ただPixel 6aに関しては初代Google Tensorを搭載とPixel 7の2世代目Google Tensorには及ばないと思いますがそれでも価格帯を考えればPixel 6aでも十分に感じるユーザーが多いと思うので余計に悩ましい。
ただ残念なことにPixel 7の価格に関する情報は記事執筆時点ではありません。原材料の高騰や半導体不足の影響などから値上げされる可能性があり円安が重なる可能性もあります。
ちなみにPixel 6aは相当Googleが頑張ってくれているのか円安の状況でも前モデル対比で2000円程度の値上げに踏みとどまっているためPixel 7も頑張ってくれる可能性があります。
Pixel 5aとPixel 6aは現地価格で据え置き。そしてPixel 7もPixel 6から据え置きになっても最低でも価格差は2万4000円はある可能性があり価格差が広がることはあっても縮まることは割引でもない限りは低いと思います。
なので基準としては価格差に価値を見出せるか。この価格差を見出せるかリーク情報などを元に気になるポイントを確認していきたいと思います。
パフォーマンスの差。
まず最初にパフォーマンスですが現時点で2世代目Google Tensorの仕様は判明していません。
ただPixel 7 Proのプロトタイプのブートログから高効率コアの仕様が判明しておりこの情報からもメインコアは初代Google Tensorと同じくCortex-X1を搭載している可能性がある。
ちなみに事前情報通りであれば初代はSamsungは5nmを採用しているのに対して2世代目はSamsungの4nmを採用としているのでチップが小型化している分処理性能や電力効率は改善します。
ただメインコア自体が仮に同じであればSnapdragon888からSnapdragon 8 Gen 1ほどの違いなし。
おそらくですが2世代目はSnapdragon888以上Snapdragon 8 Gen 1以下くらいになる可能性。ベンチマークスコアで見ればSnapdragon888とSnapdragon 8 Gen 1は20万点近くの差がある。
けど実際に使っていてその差を体感することはほとんどない可能性。となれば初代と2世代目でも体感できるほどのパフォーマンスの差はない可能性。もちろん2世代目で発熱がどの程度改善したのか。
電力効率はどの程度改善しているのか。そして2世代目になったことで新たに何ができるのかなどまだまだ分からない部分もかなりありますが劇的にパフォーマンスが向上することは正直期待できない。
少なくともベンチマークという指標でみた場合は初代でも十分なパフォーマンスだと思います。
あとはユーザビリティに直結する部分である電池持ちや発熱がどの程度改善しているのかSoCだけでは判断することが難しくソフトでどれだけ最適化/制御できているかになってきます。
なので劇的なパフォーマンスの違いは期待できず逆にあったらラッキーくらいの方がいいです。
ボケ感の差。
次にカメラですがPixel 6aのメインカメラセンサーは従来のPixelと同じくIMX363とされています。一方でPixel 7に関して現時点での情報ではカメラセンサーの刷新はないとされておりGN1の可能性。
仮に情報通りであればカメラソフトでのチューニングの差はあれどPixel 5aとPixel 6の違いを確認することである程度のイメージをすることができる。その上で気になるのは大きく2つです。
まず一つ目としてはカメラ撮影時のボケ感です。Pixel 5aの方がセンサーサイズが小さいためタップしてフォーカスを合わせて撮影した時の加工感はPixel 5aの方が強いかなという印象。
ただポートレートモードで撮影した時はそこまで差がない。ただ逆に被写体や撮り方にもよりますがPixel 6の方がセンサーサイズが大きいため料理などあまりボケて欲しくない時にボケることもある。
なのでそれぞれに癖があり個人的にはPixel 5aのカメラの方が臨機応変に対応できる印象。
ただ2つ目としてPixel 6が大型センサーを搭載しているメリットに感じるのがナイトモードの差。白飛びがしやすいなど悪い癖自体はそこまで改善されていませんが明るさが結構違います。
特に天体写真モードで同じ撮影時間4分だとしてもPixel 6の方が明らかに明るく撮影できます。なので夜空や人物などをよく撮影する人はPixel 6で料理など接写が多い人はPixel 5aという感じ。
ちなみに動画に関して1倍だとあまり差を感じませんが2倍だと明らかにPixel 6の方がいいです。
Pixel 6のカメラは50MPのカメラセンサーですがクロップして12MPで撮影していますが動画の2倍撮影など限られた条件ではクロップせず撮影しているみたいなので差が顕著に出ます。
おそらくPixel 6とPixel 5aの違いがある程度Pixel 6aとPixel 7での違いになると思うのでイメージはしやすくあとはカメラソフトでのチューニングでどうなっているかだと思います。
ちなみにインカメラに関してPixel 7は4K撮影に対応している可能性が高いとの予測。Pixel 6は非対応でPixel 6 Proのみが対応していることからもPixel 7シリーズは最低でもPixel 6 Proと同じカメラセンサーは搭載する可能性。
インカメラの改善も嬉しいところですが一部噂されている顔認証への対応はカメラセンサー自体のDPAFとGoogle Tensorが必須。そのためPixel 7は顔認証に対応することがあってもPixel 6aは今後対応する可能性は低いです。
ディスプレイ輝度の差。
そして3つ目としてディスプレイですが少なくともPixel 7 Proはディスプレイ輝度が改善。
Pixel 6 Proが標準で600nitsに最大で800nitsに対してPixel 7 Proでは800nits/1200nitsに現時点でPixel 7のディスプレイ輝度に関する情報はありませんが同様に改善する可能性。
ちなみにPixel 6aはおそらくですが標準で500nitsで最大で800nitsという感じなのでPixel 7はそれ以上に差があるかもしれません。個人的な印象では屋外で使うなら最低でも1000nitsは欲しいところなのでPixel 7は満たしている可能性がありますが現時点では何ともです。
そして個人的にディスプレイで気になるのがリフレッシュレートの差でPixel 7はおそらく90Hzです。
60Hzと90Hzじゃ大して差を感じないとの声もありますがPixelはOSが最適化さているのかSmooth Displayに対応しているかいないかでやはり違く60Hzの方がストレスに感じます。
高リフレッシュレートに対応した方が電池持ちは悪くなると思いますが自分は電池持ちが悪くても高リフレッシュレートには対応して欲しいと思っておりPixel 6aで残念に感じるところの一つが高リフレッシュレートに非対応なこと。
高リフレッシュレートに対応していればワイヤレス充電が非対応でも十分に我慢できたという感じです。やはりスクロールさせた際の残像が全然違う。
まとめ
まだPixel 6aすら試せていないため不透明な部分もありますが現時点で判明しているPixel 7のスペックを元にまとめてみるとポイントとしてはこんな感じで廉価シリーズであるPixel 6aがGoogle Tensorを搭載したことでスペックに物足りない部分もありますがそれでも十分に魅力。
これで価格が5万円というのも魅力で今後円安が進んでも途中での価格改定はないと期待しています。ただ円安が進みすぎると今後割引される機会は滅多にないのではないかなと思います。
個人的に今年のPixelで悩むならPixel 6aかPixel 7 ProくらいPixel 6aが強く逆にPixel 7の存在は現時点での情報を元に考えるとちょっと中途半端に感じてしまいます。
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