Xperia 1Ⅳ。実機で確認したらめっちゃ良かった

Android12の配信当時はホーム画面がクラッシュする深刻な不具合が発生していましたが一部地域では3月より配信が開始された修正用のアップデートである程度は修正。

とはいえ指紋認証の不具合など以前より発生している不具合には引き続き悩まされている感じですが復活した事例もあります。詳細は「Xperia 1II。Android12で指紋認証が劇的改善。復活した事例も」をご参照下さい。

また先日にはSonyがXperia 1Ⅳなど今年の新型Xperiaを正式発表。なぜここまで発表時期がずれこんだのか不明ですが今年こそは安定的な供給に期待したい感じです。

詳細は「Xperia 1ⅣとXperia 10Ⅳがついに正式発表。価格やスペックにデザインまとめ」をご参照下さい。さて今回Sonyの新製品体験会に参加してXperia 1ⅣやXperia 10Ⅳの実機に触れてきたので簡単にまとめたいと思います。

Xperia AceⅢ

まずエントリーモデルであるXperia AceⅢから確認したいと思います。Snapdragon480を採用したことで5Gに対応。これでXperiaは完全に5Gに移行した流れに。

また2021年に国内シェア2位に返り咲いた要因の一つがXperia AceIIの販売好調。

auはすでに3Gが終了しましたがdocomoとSoftBankに関しては3G契約者の移行を促すため知名度があるメーカーの機種で安いとキャリアにとってもユーザーにとってもwin-winの機種です。

本体サイズを確認すると140x69x8.9mmで重さは162gと手のひらに収まるサイズ感が魅力。

本体上部。イヤホンジャックとマイクのみ。

本体下部。USB-Cにモノラルスピーカーにマイク。

本体右側面。音量ボタンと電源ボタン。左側面にはSIMトレイのみ。多くのスマホがSIMピンが必要なSIMトレイを採用している中XperiaはSIMピンが不要なのは便利。

前モデルの時はポップなカラバリに筐体がプラスチックとちょっと安っぽさがありましたがXperia AceⅢはマットテクスチャーを採用。さらに採用した色合いも結構濃いめの感じです。

そのため質感に色合いからも実機を確認すると思っていたよりも高級感を感じます。サイドフレームもよりフラットな形状になった上で質感がバックパネルと統一感があるため全体的に安っぽさを感じない。

扱うカラバリはキャリアによって異なりますが個人的にはオレンジ。この質感を採用していることからも傷が目立ちにくいですがGorilla Galass Victusを採用。

またバッテリー容量は4500mAHとスペックを考えれば十分なバッテリー容量となっています。IP68に対応含めいろんな場所で気兼ねなく使いやすく電池持ちもかなりいいと思います。

スマホに興味がないけどちょっとおしゃれかつコンパクトな機種がいい方向けの機種。

初めてのスマホにおすすめで前モデルより1万円近くの値上げになってしまいましたがそれでも5G対応のXperiaが3万円ちょっとで購入できるのは単純に安いと思います。

Sonyさんの話によれば前モデルは売れるかなと思っていたがそれ以上に売れたとしており今回は大手3キャリアから発売されることもありさらに売上が加速するかもしれません。

Xperia 10Ⅳ

次にミドルレンジモデルであるXperia 10Ⅳを確認したいと思います。持った最初の印象は何より軽い。前モデル対比で僅かに小型化したこともあり横幅が67mmであることからも非常に持ちやすい。

本体上部。イヤホンジャックとマイク。

本体側面にSIMトレイ。反対側に電源ボタンと音量ボタン。

本体下部。USB-Cとマイク。スピーカーはフロント部分に搭載。

Xperia AceⅢもそうですがこの筐体サイズでよくこのバッテリー容量が収まるなという印象です。どうしても筐体サイズが小さくなると搭載できるバッテリー容量も小さくなり電池持ちが悪化する。

けどXperia 10Ⅳは筐体サイズが小型化しながらもバッテリー容量は大型化すると矛盾した進化。前モデルはバックパネルが光沢感ある質感に加えポップな色味だったのでちょっと安っぽい。

けどマットな質感を採用したことでポップな色合いを採用しつつも高級感が出ました。ハイエンドには及ばないもののミドルレンジによくある安っぽさはなくてデザインは想定以上。

好みの問題もあると思いますがサイズ感的にも質感的にも想像以上に良かったです。おそらくスペックで見れば電池持ちはさらに改善していると思いますが確認できず。

一方で実機に触れたら確認したかったポイント。1つ目としては操作性です。前モデルと同じく60Hz表示にRAM6GBと一緒ですがSoCはsnapdragon695に強化されたことでSoC的にみれば処理性能は15%程度改善。

実際に触った感じとしてはもたつきがかなり改善。あくまでもテスト機でプリインストールされているアプリしかない状態でしたがサクサク動く感じ。

次に2つ目としてはカメラのシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグ。Xperiaの場合はミドル以下になるとタイムラグがひどく前モデルも地味にタイムラグがあり手振れに。

何枚かサンプルを撮影した感じだと許容範囲。会場が薄暗い感じでしたがそれでも改善を感じれました。あくまでも短時間しか触っていない印象でですが現行モデルよりさらに普通になった感じ。

今までよりもストレスなく普通に使える感じで購入後にしっかり確認したいと思いますが自分が気にしていた部分が改善されていることを確認できたので想定以上に良かったです。

ちなみにスピーカーに関してはモノラルで今回はステレオより360 Reality Audioを優先したみたい。

Xperia 1Ⅳ

そして最後にハイエンドモデルであるXperia 1Ⅳを確認したいと思います。完成度がやはり高い。

より洗練されたデザイン。

何より最初に確認したかったのが色合い。一応パープルで予約していましたがアイスホワイトの質感を確認したくてウズウズしていました。最近シルバーとか明るめの色でありつつマット仕上げを組み合わせることで高級感を感じる色が好き。

今回実機を見てホワイトもかなりいい感じ。

本体上部。イヤホンジャックにマイク。

USB-CにマイクとSIMトレイ。

本体右側面は音量ボタンに電源ボタンにカメラキー。SIMトレイが本体下部に移動したことで本体左側面は何もなし。

噂通り今後シルバーが出るとなった時にホワイトとシルバーは自分の中で同じ系統の色味なのでなんか飽きるかなという思いもありますがホワイトの質感がかなり良かったのでとりあえず予約はホワイトでしなおしました。

またバックパネルに関してXperia 1Ⅲはサイドフレームよりちょっとだけ高さがあります。そのため落とした時にバックパネルが先に割れるということもあったみたいなのでXperia 1Ⅳでは完全にフラットに改良しています。

そのため現行モデルと比較してバックパネルが先に割れる確率を下げることに。またカラバリに関して国内で人気があるのは明るい色みたいです。

今回で見ればホワイトが人気が出る可能性があり。ちなみに中国などアジア圏ではパープルが人気。そしてヨーロッパなどでは無難なブラックが人気としておりちょっと想定外だったので興味深い。

筐体サイズは一緒ですがXperia 1Ⅳはサイドフレームがよりフラットになったこともあるのか手にフィットする感じでかなり持ちやすくなっている印象でこれは正直スペックでは分からない。

ちなみに筐体サイズが一緒のためXperia 1ⅣにXperia 1Ⅲの純正ケースをつけてみましたが装着不可でアクセサリーの使い回しはできません。理由としてXperia 1Ⅳはバッテリーを増加。

そのためカメラ部分が前モデル対比で左に僅かによっておりサイドフレームの形状の違いも含め着けられないので一応注意が必要です。ただ自分のようにXperia 1Ⅲからの乗り換える人は限定的だと思います。

オーディオの改善。

今回体験会においてあったデモ機はXperia 1ⅢとXperia 1Ⅳで出来るだけ同じ音量になるように調節しておりパーセントで同じにした場合はXperia 1Ⅳの方が大きく何より音質が明らかに改善しています。

スペック的には低音が15%程度改善しているとしており個人的には分かりにくいかなと思っていましたが実際に確認するとはっきりと改善しておりエンジニアの方達も気合い十分です。

またスピーカーだけではなくイヤホン接続時でも改善。WH-1000XM5で視聴してみましたが音がより鮮明で輪郭がよりはっきりした感じでスピーカーもイヤホンもその恩恵を受けられる。

物欲が刺激されないように触れないでおこうと思ったのにWH-1000XM5との組み合わせを体験してしまったらもうどっちも買うしかないと思っちゃいます。

ちなみに音圧が強化されたことも影響しているのか再生している曲によってはXperia 1Ⅲより僅かに共振が強くなっている印象でしたがXperia 1IIほどではない感じです。

ディスプレイ輝度の改善。

そしてディスプレイですがXperia 1Ⅲと比較すると50%程度改善していますがはっきり分かる。会場が薄暗いというのもありますが手持ちのXperia 1Ⅲと比較しても明らかに違いました。

屋外での環境では不十分な明るさかもしれませんが屋内では十分という感じです。同じXperiaの4Kのディスプレイでも明るくなるだけで相当見やすくなりより鮮明に感じます。

カメラの進化。

そしてディスプレイ輝度の改善で恩恵を受けていると感じたのはカメラです。とりあえずプレビュー画面が見やすくなったことに加え撮影後の写真も綺麗に感じます。

短時間しか試せなかったこと。さらにデモ機はファームウェアが最終バージョンではないため画質が今後変わるため今回はサンプル画像は持って帰ってこなく気になる部分だけ試しました。

まずXperia PRO-Iの時に個人的にネックになっていたのがシャッターボタンを押してから撮影が開始するまでのタイムラグでしたがXperia 1Ⅲではタイムラグなく撮影できるので安心。

また自分は見落としていましたがHDRでのバースト撮影に対応しており画質も向上しています。

ただHDRでバースト撮影した場合撮影中はラグがありませんが処理して保存されるまでのタイムラグがあるためすぐに撮影した画像は確認できない感じです。

またPhoto ProとVideo Proではズームのインターフェイスが異なりPhoto Proに関しては従来と同じく画角ごとをタップで切り替え。ただ85mm以上はシームレスに切り替えが可能。

そのため24mmと85mmではシームレスに切り替えができません。ちなみに最大倍率は15.6倍です。

そしてVideo Proに関してはPhoto Proとは異なりシームレスなズームの切り替えが可能です。ビデオ撮影は画角を変えるために都度撮影を中止するというのを防ぐためにシームレスに。

ただ写真に関してはビデオのように連続撮影がないので今回仕様が分かれた感じに。またPhoto ProにおいてP/S/Mモードに関してはノイズリダクション非対応は従来通り。

何よりSonyがずっとやりたかったことが全ての画角で同じ使い方ができるようにすること。

Xperia 1Ⅳでは全ての画角でリアルタイム追跡機能やバースト撮影に4K/120fps撮影が可能。望遠レンズが小型化したと話題になっていますが読み出し速度とピクセルビッチを優先して今回のセンサーを採用したとしています。

何より全ての画角で同じ使い方ができることが優先。また画質に関してはデモ機を使う限りではネットで言われているほどひどい感じでもなくあとは製品版でしっかりと評価するしかないという感じだと思います。

ちなみにカメラセンサーを選ぶ際に拘りがあるかと質問したらSony製が相性がいいとのこと。

そしてVideo Proではアカウントの紐付けなどが必要ですが例えばYouTubeのアカウントを紐付けしておけばVideo Proで撮影している動画をそのままライブ配信ができます。

ライブ配信がより身近なものになる。ただ気になるポイントとしては発熱がどうなのか。Xperiaに限らずSNSアプリでのライブ配信機能を使えば本体はかなり発熱する感じ。

なので長時間撮影かつライブ配信は向かない可能性。ちなみにシューティンググリップを使っている場合に限りエンデュランスモードを使えるので発熱しても強制終了しにくくなる。

発熱対策。

またカメラに限らず発熱対策としてはアプリなど含め消費電力の改善を主軸にしたとしています。消費電力が大きければ電池が減るのが早く発熱もしやすくなる流れとなります。

そのため消費電力をソフトで抑えることで発熱の抑制と電池持ちの大幅な改善に繋がったかも。ただデモ機では発熱は確認できませんでした。

また発熱対策に関してハード面で見るとグラファイトシートを装着している面積を増やしたとしておりハード面では放熱を強化。そしてソフト面で発熱を対策した感じであとは負荷をかけた場合にどうなるのか気になる。

また最後にSIMトレイは従来のハイブリット型ではなく表裏型を採用しています。片面にSIMカードを入れて片面にSDカードを入れられるのでeSIM含めて3つ共存可能です。

Dual SIMの仕様に関しては直販モデルの物理SIM2枚が物理1枚にeSIM1枚になっただけとの話。そのためさらに確認した方がいいと思いますがDSDVに対応しているのかもしれません。

まとめ。

今回は実機を触る機会を頂けたので気になるポイントを中心に確認してみました。やはり実機を触れてしまうと思うのは早く手元に欲しくなって色々と試したくなります。

何より所有欲を満たしてくれるのがXperiaの最大の良さであり早く発売してほしい。

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