通信関連の特許の問題からここ数年Oppoはフラッグシップをグローバル展開出来ずの状態だったと言われています。ただ無事解決したことからも昨年より積極的にグローバル展開をしている印象で国内でもOppo Find X8を展開しました。
今回はOppo Find X9 Proのグローバル版を購入したので開封しつつOppo Find X8 Proとの比較レビューをしたいと思います。
開封。
まず開封をしていきたいと思いますが化粧箱はシルバーにも淡いグレーにも見えるような色味です。
そして付属品を確認すると電源アダプター。
次にUSB-Cケーブルを確認出来ます。
そしてSIMピンに説明書が同梱されています。ちなみにヨーロッパ向けのモデルだと電源アダプターやケースはカットされていて化粧箱も薄いです。一方で今回購入したのは香港版なのでまだ充実している感じで市場によって異なるので注意が必要です。
そして個人的にやはり嬉しい部分としては専用ケースが同梱されていることで別途不要になります。もちろん市場によりますが香港の場合だと別途純正ケースの取り扱いはないとされています。
そのため純正ケースもしくはサードパーティ製のケースが欲しい場合は別途用意が必要になります。自分はよくアリエクで購入しますがネックな部分としては手元に届くまでに時間がかかることです。
ただ付属品にケースがある場合別途購入したケースが届くまでの穴埋めになるので重宝します。
ちなみに開封時点でスクリーンプロテクターを購入する必要がないのもありがたい部分の一つです。仮に別途用意する場合指紋認証との相性も考える必要があるのでちょっと面倒なのかなと思います。
何より香港版に関しては付属品が充実しているので別途自分で購入した物が届くまでの間の穴埋めとしては十分だと思っており仮に国内版があるとすればここまで充実していない可能性もあります。
デザインを確認。
次に前モデル対比で大きく印象が異なる部分の一つであるデザインを確認していきたいと思います。まず本体上部を確認するとマイクとアンテナスリットのみでOppoによると前モデルの時は上部にIRブラスターなど色々搭載しているのが嫌だとの声を反映させてスッキリさせたとの話です。
そして本体左側面を確認するとショートカットボタンとも言えるSanp Keyを搭載しています。
iPhoneのアクションボタンと一緒でカメラやレコーダーアプリの起動や翻訳機能の起動など何種類かのオプションから選択することが可能でiPhoneのUIにも非常に似ているかなと思います。
そして本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンにカメラコントロールを搭載しています。
最後に本体下部を確認するとUSB-CにマイクにSIMトレイにスピーカーグリルを搭載しています。トレンドになりつつあるショートカットボタンにカメラコントロールを搭載している一方で物理ボタンの配置は一般的なAndroidとほぼ同じでサイドフレームはフラット形状かつマット仕上げを採用しています。
そして本体背面を確認するとフラット形状かつマット仕上げとなっており購入したのはホワイトです。ちなみに香港版だとグレー含めた2色展開で中国だとレッドを含めた3色展開となっています。
Oppo Find X8 Proと比較。
そしてここからは前モデルと比較してデザインがどのように進化したのか確認したいと思います。まず全体的な違いとしてOppo Find X9 Proはディスプレイもバックパネルもフラット化しています。
その結果サイドフレームもよりフラット化して実際に持ち比べた時のフィット感は僅かに悪化しています。
フラットディスプレイを採用しつつも本体サイズがほとんど変わらなかったのはプラスだと思います。
ただ本体サイズがほぼ一緒だからこそフラットになった分フィット感が悪くなったこと実感します。またサイドフレームに関して前モデルはスライド式かつマナーモードへの切り替えが可能な物理ボタンを採用していたのがOppo Find X9 Proではカスタマイズ可能な物理ボタンに変更されています。
一方でカメラコントロールの搭載自体は一緒で物理ボタンではなく感圧式のセンサーも一緒です。ただサイドフレームがよりフラット化されたことで押しやすいデザインに変更されたと思います。
本体背面を確認するとOppo Find X9 Proはフラット化したことでやはり印象が違います。さらにカメラデザインは長年続いたサークル型ではなくスクエア型になったことで印象が違います。
ちなみにカメラバンプ込みで本体の厚みを計測してみると前モデルは12.1mmに対してOppo Find X9 Proは12.7mmとなっておりカメラバンプ込みで地味に厚みが増した感じです。
何よりOppoによるとカメラコンポーネントを小型化出来たからこそデザインを変更できたとしていますが、何よりバッテリー容量を増やすために内部スペースを最適化した結果なのかなと思います。
個人的にはOppo Find X9 Proのカメラデザインの方が好きで何より質感が堪らないです。ちなみに防水/防塵はIP68に加えIP69にも対応していることからも水中撮影もすることが出来ます。
気になる部分としては重くなった上でフィット感が悪いのでスペック以上に重く感じることです。良くも悪くも1世代前のiPhoneに似たデザインになりましたが最新世代同士なら似ていないです。
ディスプレイを確認。
そして次にディスプレイですがデザイン部分とも重複する部分としてフラット化したのは個人的に大きいです。Oppoによるとベゼルは1.15mmとしていることからも現状世界でトップクラスのスリムさを実現しています。

耐久性の部分として前モデルはGorilla Glass 7iだったのがOppo Find X9 ProではGorilla Glass Victus 2に刷新されており耐衝撃性よりスクラッチ耐性が改善した感じです。
そしてスペック部分でみるとフラットディスプレイになったとはいえインチ表示だとサイズは一緒です。また表示解像度は僅かに違いがありますが画素密度でみれば一緒で120Hz表示も一緒です。
コンテンツの表示を比較。
とりあえずコンテンツの表示を確認するためにyoutubeを再生してみたところそこまでの差はない印象を受けます。あくまでもデフォルトの設定で自分の目だとOppo Find X9 Proの方が僅かに暖色寄りに見えます。
ディスプレイ輝度を確認。
そしてディスプレイの見やすさに直結する部分としてディスプレイ輝度で前モデルは海外サイトを参考にすると自動調節で1333nitsでOppo Find X9 Proは自動調節で1175nitsとなっています。
ただアルバムアプリを開いて計測したところ1803nitsとしておりこの明るさなら十分だと思います。
一応実際に屋内で比較してみたところほとんど差がない印象を受けますが屋外でカメラのサンプルを撮影してきた時は前モデルの方が明らかに明るい印象でしたが天気がイマイチだったので今後再度確認が必要なのかなと思います。
また前モデルから変わりはありませんが濡れた手でもディスプレイが反応するスプラッシュタッチに対応しておりOppo Find X9 Proは最低1nitまで暗くすることが可能と目にも配慮しています。
正直スペックで見れば分かりやすい違いがあるとはいえず単純にフラット化したのが大きいです。もちろん表示するコンテンツやシーンによりますが個人的にはより明るく見やすくなった印象です。
基礎スペックを確認。
そして基礎スペックを確認するとOppo Find X9 ProはColorOS16を標準搭載しています。アップデートサポート期間は市場によって異なる可能性がありますが基本は前モデルと一緒です。
AIマインドスペースが便利。
そして先ほどのSnap Keyですがボイスメモやテキストに画像などなんでも保存することが可能なAIマインドスペースに対応しておりAIが保存されたデータを整理整頓してくれる感じになります。
これはNothing Phoneで実装されているessential Keyに近い役割なのかなと思います。
Oppo AIを確認。
またグローバル版であればGeminiに対応しておりGemini Liveやかこって検索にも対応しています。その他写真関連でみるとPixelでいう消しゴムマジックや編集マジックに類似した機能を実装しています。
さらに反射除去などPixelにない機能もある上に新機能としてベストテイクの類似機能も実装しています。
Apple製品との連携性。
そして中華メーカーの中でもOppoがかなり力をいれている分野としてApple製品との連携性です。Apple製品側にO+Connectという専用アプリのインストールが必要ですがiPhoneなどとAirDropに近い感覚でデータを共有したりMacにOppo Find X9 Proの画面をミラーリングも可能です。
データ共有は今まで地味に使ってきましたが自分は今iPhoneがサブ機なのでより嬉しい機能です。
容量構成を確認。
そして容量構成に関して前モデルと一緒ですがグローバル版は512GBモデルの一択となっています。ちなみにSDカードスロットは非搭載ですがSDカード自体に非対応というわけではありません。
また空いたストレージの一部を使った仮想RAMに対応しており最大12GBなので合計28GBまで拡張することが可能です。そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回して負荷をかけてみました。
発熱とパフォーマンスの持続性を確認。
トップスコアで見ればOppo Find X9 Proの方が圧倒的ですが2回目になるとほぼ一緒のスコアになっていることを確認することが出来ます。
計測終了ごとに外部温度を計測してみたところ前モデルは39.1/41.1/42.8度に対してOppo Find X9 Proは40.9/44.1/44.1度と実際に持ち比べても明確に発熱に違いがあります。
ちなみに他社ですがvivo X300 Proの時も同様でDimensity9500は発熱がちょっとしやすい印象です。そして持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。
今度はスコアがほとんど一緒で安定率に関しても98%以上と正直驚異的なスコアを記録しています。ちなみに計測終了後に外部温度を計測したところ前モデルは39.6度でOppo Find X9 Proは38.2度と僅かに発熱していない感じでAuTuTuの時とは安定性も発熱もかなり印象が違います。
自分はゲームをやらないため何ともですが前モデルよりは発熱しやすい印象を受けます。
バッテリー関連を確認。
次にバッテリー関連ですが大きな特徴としてバッテリー容量が前モデル対比で大幅に増加しています。筐体サイズがほとんど変わらない状態で1500mAh近く増量出来たことを考えると恐ろしいです。
そして肝心の電池持ちですが海外サイトのテスト結果を参考にすると前モデルは15時間18分に対してOppo Find X9 Proは21時間57分と驚異的なスコアで現時点で最も電池持ちがいい機種です。
ちなみに電池持ちがいいiPhone 17 Pro Maxが17時間58分であることを考えると圧倒的です。
あくまでもこのスコアは同サイトのテスト項目における結果なのでユーザーの使い方次第では印象が変わる可能性があり今後じっくり使っていて自分の使い方に合っているかの見極めは必要かなと思います。
にしても20時間を超える機種が出てくると思っていなかったの電池持ちの改善が著しいです。そして充電速度に関して前モデルは充電開始30分で70%でフル充電に要した時間は53分です。
一方でOppo Find X9 Proは充電開始30分で54%でフル充電に67分と所用時間は長くなりました。
とはいえバッテリー容量が1500mAh近く違うのに15分程度の違いしかないので十分かなと思います。何より電池持ちが全然違うので電池残量が同じ50%でも実質使える時間は地味に違うと思います。
またAirVOOQにも対応してマグネット内蔵のケースが必要とはいえ最大50Wで充電が可能です。個人的に中華メーカーの中で一番最初にマグネットを内蔵するとすればOppoなのかなと今後に期待しています。
その他を比較。
そして生体認証に関してOppo Find X9 Proは中位モデルでありながらも超音波式についに対応しました。前モデルは光学式だったとはいえ認証速度は十分で不満だったのが指紋認証をする場所でした。
ただOppo Find X9 Proでは真ん中よりちょい下になったので個人的にはだいぶ認証がしやすいです。そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。
前モデルは音が少しこもって聞こえる感じですがOppo Find X9 Proでは改善した印象です。
カメラを確認。
最後にカメラを確認していきたいと思いますが前モデルと同様にカメラコントロールを搭載しています。ダブルタップでカメラを起動に加えカメラ起動時に長押しでライトニングスナップの使用が可能です。
また横にスライドさせることで倍率の調整なども可能ですが搭載位置が相変わらず中途半端です。本体縦向きを想定しているのか不明ですが横向きだと内側過ぎて個人的にはちょっと押しにくいです。
なのでカメラ起動時に使うことはあってもシャッターボタン代わりに使うことはあまりないです。

そしてカメラセンサーは地味に変更されておりメインカメラセンサーは前モデル対比で大型化しています。
超広角に関しては変更がありませんが望遠に関しては大型超高画素望遠を一つ搭載しています。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
今回のサンプルはOppo Find X8 Pro/Oppo Find X9 Proの順番になっているので予めご了承下さい。
Oppo Find X9 Proは加工感は割と強めのままですが、色味はより現実に寄せようとしているのかなという印象です。
広角で撮影。
少なくとも上記のサンプルだとセンサーサイズの違いはほぼ実感出来ません。
一方で接写してみましたがOppo Find X9 Proの方がセンサーサイズが大型化した影響か被写体に寄りにくいです。
実際に目で見た風景よりも暗く撮影されていますが、Oppo Find X9 Proの方がまだ明るく補正されているので現実に近いのかなと思います。
ポートレートモードで撮影。
先ほどの接写の時と一緒ですが1倍だとOppo Find X9 Proの方が被写体に寄りにくい印象を受けます。
フォーカス精度には大きな違いがなにように感じます。
次に2倍で撮影してみました。
1倍の時と比較すると2倍の方がサクサク撮れる印象を受けますが、Oppo Find X8 Proとほぼ違いがないという感じです。
そして3倍で撮影してみました。
ちなみにOppo Find X9 Proはポートレートモードにおいて最大は3.6倍ですが、Oppo Find X8 Proは6倍まで撮影が可能です。
マクロで撮影。
とりあえず超広角を利用したマクロモードで撮影してみました。
僅かにOppo Find X9 Proの方がファーカスが合わせやすい印象を受けます。
次にテレマクロ(3倍)で撮影してみました。
取り回しはそこまで変わらないですが背景処理や色味がより自然になっていることを確認することが出来ます。
望遠で撮影。
まず光学となる3倍で撮影してみました。
次に10倍で撮影してみましたがOppo Find X9 Proの方が明るく補正されています。
次に20倍で撮影してみました。
そして30倍で撮影してみましたがOppo Find X9 Proの方が色味は安定しているとはいえ補正感が強めです。
次に40倍で撮影してみました。
50倍で撮影してみましたがOppo Find X9 Proの方が一環して明るい印象を受けます。
最後に100倍で撮影してみましたが両機種とも補正が強めで大きく崩れることはない印象を受けます。ちなみに60倍からAI望遠ズームがオンになりますが、補正が強いからこそセンサーの差を実感しにくいのかなと思います。
光学倍率で撮影。
まずは3倍で接写してみました。
Oppo Find X9 Proの方がフォーカス精度が安定している印象を受けます。
次に3倍のまま中距離撮影をしてみました。
やはりOppo Find X9 Proの方が明るく撮れている印象を受けます。

次にOppo Find X8 Proにとっては光学でOppo Find X9 Proにとっては光学相当となる6倍で撮影してみました。
かなりいい勝負ができている印象を受けます。
次に6倍のまま中距離撮影をしてみました。
ちょっと空の色味に違いがありすぎにも感じます。
超広角(低照度)で撮影。
次に低照度の環境で手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきました。
強い光源がある場合だとOppo Find X9 Proの方がまだ白飛びが抑制されている印象を受けます。
広角(低照度)で撮影。
Oppo Find X9 Proは超広角でも広角でも簡単にフレアが発生する印象です。
また噴水の照明にかなり色が引っ張られているのも気になります。
望遠(低照度)で撮影。

まずは2倍で撮影してみましたがOppo Find X9 Proは派手にフレアが発生しています。
次に光学となる3倍で撮影してみましたがOppo Find X9 Proは意外にもフレアが発生せず。
そしてOppo Find X8 Proにとっては光学でOppo Find X9 Proにとっては光学相当となる6倍で撮影してみました。

最後に10倍で撮影してみましたがOppo Find X8 Proは補正して誤魔化している感じでOppo Find X9 Proの方がまだマシです。何よりチューニング不足が否めない感じで今後のアップデートによる改善に期待です。
ちなみに夜の動画においてもOppo Find X9 Proは強めのフレアが発生します。
まとめ。
今回はOppo Find X9 Proの香港版を購入したので開封しつつ前モデルと比較してみました。個人的にはより好みのデザインに進化した上でカメラに電池持ちの改善は嬉しいところです。
ただカメラに関しては現状だとチューニング不足が否めないので今後の改善に期待したいです。あくまでも主観ですが最近のOppoは中華メーカーの中ではかなり無難にまとまっている感じです。
ただiPhoneやGalaxyと比較すると際立った特徴がありスペックと使いやすさのバランスが絶妙かなと思います。
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今回もまめこさんのところで購入しており自分が購入した時は約17万円と想定よりは安かったです。何よりかなり楽しみしていた機種の一つなので今後じっくりと使っていきたいと思います。
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