事前情報では大幅に値上がりすると予測されていたPixel 8aですが実際に蓋を開けてみると国内のGoogle Storeにおいては僅か3000円程度の値上げでGoogleもかなり頑張った。
今回はGoogle Pixel 8aを購入したので開封レビューしつつGoogle Pixel 7aと改めて比較してみたいと思います。
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開封。
まず開封をしていきたいと思いますが白を基調としたシンプルな化粧箱はいつも通りです。
また付属品を確認するととSIMピン。
次に変換アダプター。
そしてUSBCケーブルいつも通りで電源アダプターは同梱されていないので購入を検討しているユーザーには純正が分かりやすい。
ガラスフィルムを購入。
そして開封と合わせてやっておきたいのがガラスフィルムの装着でSpigenのものを購入。専用の貼り付けガイド枠が同梱されているので本体にガイド枠を設置した状態でフィルムを合わせるだけと不器用な自分にとってめちゃくちゃありがたいアクセサリーという感じです。
器用な人はガイド枠など必要ないと思いますがPixel 8aのディスプレイはGorill Glass 3なので耐久性が優れているとは言えないので不安な人は何かしらのフィルムを貼った方がいい。
またゴミでも入らない限り気泡が多少残っても数時間で消えるので心配ないと思います。
デザインを確認。
そして今回購入したのはベイでPixel 8aは新色であるアロエ含めた4色展開となっています。個人的にはPixel 7aがブルーだったので色味を比較する意味でも今回はベイを購入しました。
ちなみに海外サイトのアンケート結果を見るとアロエが一番人気でベイが2番人気です。
まず本体上部を確認するとマイクの搭載は一緒ですアンテナスリットの場所も一緒です。
本体左側面はSIMトレイで本体右側面には音量ボタンと電源ボタンが搭載されていることを確認。
最後に本体下部を確認するとスピーカーグリルにUSB-Cの搭載と物理ボタンは一緒とも言えます。またサイドフレームはマット仕上げを採用しているので大きな違いはない感じです。
そして本体サイズを確認すると152.1×72.9×8.9mmでPixel 7aと比較してもほぼ一緒です。スペックを見てもほとんど差がないと思っていましたが実際に比較してもほとんど差がないです。
またPixel 8aは188gと僅かに軽量化されていますが実際に比較してもほぼ一緒に感じます。ただPixel 8aは四隅部分が丸みを帯びたことでデザイン自体がかなり柔らかい雰囲気になった。
そしてデザイン上でPixel 8aの大きな進化点としてはマット仕上げを採用したことで質感向上。
Pixel 7aはバックパネルが光沢仕上げなので指紋が目立ちますがPixel 8aはほぼ目立たず。全体的に丸みを帯びたことに加えマット仕上げを採用したことでかなり雰囲気が違います。
Pixel 8aの方がカラバリ合わせてより女性受けしやすい感じでデザイン性を意識したのかも。
また自分は理解しきれていないのでがPixel 7aは高温で成形された3D複合素材カバーガラスを採用。一方でPixel 8aはGorilla Glass 3を採用したカバーガラスと製品ページに記載されている。
そのため耐久性の部分では大きな違いはなく一つ言えるのはどちらも耐衝撃性に弱い可能性があります。
ケースを購入。
なのでケースがおすすめで一つ目はSpigenのクリアケースで本体のデザインも楽しめる。
装着感はかなりキツめで取り外しもかなり硬いですがこれなら落としたりしてもケースがはずれて結果本体を保護してくれないみたいなことを起きにくく個人的に迷ったらSpigenです。
そしてPixel 7aの時は購入特典として限定ケースが付属していたこともありPixel 5aあたりから純正ケースの評判があまり良くなったですが今回2つ目として久しぶりに純正ケースを購入。
プレス画像がリークした時に質感がよさそうと思ったので今回は迷わず購入した感じです。
割とごつい感じですがケース自体が30gなので見た目ほど重いという感じでなく装着感もいい。
またケースの取り外しもしやすいので個人的には購入して良かったなという感じです。
一方でMagSafe対応のケースなどもありますがPixel 8aはワイヤレス充電における速度が遅い。そのため急いで充電したい時は有線になると思うので今回マグネットタイプはパスしました。
何よりベイの色味は想定以上に良くこの価格と考えればかなり質感は高めだと思います。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイですが6.1インチに表示解像度はFHD+にアスペクト比20:9と変更はないです。
ディスプレイ輝度の改善。
ただ一方で着実に進化している部分もあり一つ目としてはディスプレイ輝度でPixel 8aはHDR表示で1400nitsでピーク輝度は2000nitsとスペックで見ればPixel 8と一緒です。
またミドルレンジの中でもトップクラスの明るさに対応した感じで大きなアドバンテージです。ちなみにカメラのサンプル撮影をしにいった時はめちゃくちゃ明るい感じでもなく暗くもない。
またPixel 8と改めて比較してみたいと思いますがPixel 8シリーズの時と同じ印象です。
少なくともオールシーンで見やすい可能性があり暗くて見えないと困ることはほぼないと思う。一方で屋内で実際に比較してみるとPixel 7a自体がミドルレンジの中で悪くないこともありそこまで差があるという感じではなくやはり評価が分かれるとすれば屋外での使用頻度です。
リフレッシュレートの強化。
次に2つ目としてPixel 8aは最大120Hzのリフレッシュレートに対応していることです。Pixel 7aの時点で90Hzに対応していたこともありPixel 8aはよりサクサク感が強めに実際に比較すればPixel 8aの方が残像が僅かに感じにくいですがそこまで差がある感じではない。
個人的にはPixel 7aでも十分に快適に感じるのでPixel 8aの120Hzはあまり優位性を感じない。いまだiPhoneですら無印は60Hzに対応しているので90Hzでも十分に快適に感じると思います。
その他現時点で採用しているディスプレイの素材などは不明ですが一緒の可能性もあります。
YouTubeなどを再生してみるとHDR表示の場合Pixel 8aの方が明るく感じる時はありますが発色の良さや見やすさなどでそこまで大きな差があるという感じではないように感じます。
ただミドルレンジはディスプレイでコストカットすることが多い中Pixel 8aはしっかり仕上げた。
基礎スペックを確認。
そして基礎スペックを確認していきたいと思いますがPixel 8aはAndroid14を標準搭載。またメジャーアップデートも最大7年に拡張されたことで仮に今Pixel 7aを購入した場合にPixel 8aの方が最大3年長く使える一方でキャリアの保証に対しては正直微妙なところ。
ちょっと調べた感じだとキャリアの修理受付は大体発売されてから5年前後のことが多いです。そのため最大7年使おうと思ってもキャリアの修理受付がその前に終了する可能性があり。
交換機がなくなった場合も他の機種と交換になると思うので保証の部分はキャリア泣かせかも。ただGoogleの提携店舗においての修理は実費になると思いますが発売日から7年は修理できるかも。
何よりサポート期間を最大限使えるかは別として少しでも長い方がいいならPixel 8aになる。
またPixel 7aの時は違かったかもしれませんがPixel 8aはQRコードでのデータ移行が可能。あと現時点でeSIMを使っていないため何ともですがeSIMの転送機能にも対応している可能性。
ちなみに物理+eSIMのdual SIM構成でユーザー次第ですがDual eSIMにも対応しています。
容量構成を確認。
そして容量構成を確認するとRAMは一緒でストレージも128GBと一緒ですが公式サイトを見るとPixel 8aは256GBモデルも存在していることになっていますが現時点で購入することは出来ず。
今後追加されるのかGoogleの誤植なのか不明ですが追加されてもオブシディアンのみかも。またRAM8GBに対応していますが今後Pixel 8のようにGemini Nanoの統合があるか不明です。
発熱とパフォーマンスの持続性。
そしてPixel 8aはTensor G3を搭載しておりベンチマークを3回連続でまわしてみました。Pixel 8aは開封初日にベンチマークを計測していることもあり最適化も終了しておらず。
そのためベンチマークを回すには悪条件なのであくまでも参考程度に見てほしいですが一応100万点を越えた一方でPixel 8 Proは120万点近くまでいくので控えめです。
一方で内部温度をみるとPixel 8aの方が僅かに上がりやすという印象を受けますがスコアでみるとパフォーマンスの持続性はPixel 7aより悪化しているようにも見える。
また計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがPixel 7aは35.2/35.4/36.2度。一方でPixel 8aは34.6/35.8/36.6度で内部温度の割には熱くなりにくい。また放熱の仕方が異なるのかPixel 7aほどサイドフレームが熱いと感じにくいです。
今後しっかり様子見をしていきたいと思いますが発熱を可能な限り抑制している印象。
バッテリー関連を確認。
バッテリー関連を確認するとPixel 8aは4492mAhなのでPixel 7a対比で僅かに微増です。電池持ちに関しては開封したばかりなので現時点では何ともですがあまり良くない印象です。
今後しっかり試す必要がありますがスペック上で見ればあまり良くなっている可能性は低いです。そして充電速度に関しては改善しておらず有線は18Wでワイヤレスで7.5Wです。
ちなみに海外サイトを参考にするとPixel 7aは充電開始で30分で36%でフル充電に1時間57分です。Pixel 8aはバッテリー容量が微増しているので充電時間も僅かに遅くなっているかも。
ただターゲット層を考えれば充電速度を気にするユーザーはそこまでいないと思うので問題ない。
その他。
その他防水防塵はIP67でイヤホンジャックなしで生体認証はインカメラを利用した顔認証です。また光学式画面内指紋センサーを共通搭載しており実際に比較してみると自分の指紋で試してみる感じだとほとんど差がない感じで既存機種で相性が悪かった人ほど改善を感じるかも。
そして音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量は両機種とも大きいとは言えませんが僅かにPixel 8aの方が大きいかなという印象。また音質に関しても改善していることを確認でき地味ですが個人的には嬉しい進化です。
その他6月のFeature Dropで追加されると予測されていますがUSB-Cケーブルを介して外部出力機能にPixel 8aは対応する可能性がある一方でPixel 7aは別途アクセサリーが必要。
またアメリカで展開されているFind My DeviceにおいてPixel 8aは電源オフの状態でも一定時間内であれば検索することが出来るなど地味にハードの優位性があると思います。
カメラを確認。
最後にカメラですが詳細は確認出来ていないとはいえハード面で見れば一緒の可能性が高いです。ただ公式サイトを確認するとPixel 7aはデュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカスの記述があるのに対してPixel 8aはないのでもしかしたらカットされている可能性がある。
一方でPixel 8aは最大8倍の超解像ズームに対応しておりPixel 7aは非対応という感じでとりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
今回のサンプルはPixel 8a/Pixel 7aの順番になっているので予めご了承下さい。
ほとんど差がないように感じますが僅かにPixel 8aの方がシャドーが濃く感じることがあります。
広角で撮影。
本当に僅かですがPixel 8aの方が表現力が改善しているように見えます。
接写をしてみましたがフォーカス速度にフォーカス精度とほぼ同じという印象です。
やはり僅かですがPixel 8aの方が現実をより忠実に描写しているという感じです。
ポートレートで撮影。
そして思わぬ変更点としてポートレートの倍率でPixel 7aは最低1倍から撮影できますがPixel 8aは最低1.7倍からとなっています。今回のサンプルは1.7倍で撮影していますがやはり1倍の方が個人的には撮影しやすい。
Pixel 7aが1倍ということもありPixel 8aよりフォーカス精度が優秀に感じます。
次に2倍で撮影してみましたが一転してPixel 8aの方がフォーカスを合わせやすい印象です。
ただ画質という面ではあまり大きな差がない印象を受けます。
望遠で撮影。
最初に2倍で撮影。
次に5倍で撮影してみましたが大きな差はない印象です。
最後に8倍で撮影してみましたがPixel 8aの方が僅かに優秀に感じます。とはいえ正直なところカメラに明確な差があるという感じではなく、今回は低照度のサンプルを撮影していませんが、差があるとしても夜の可能性。
少なくともこの程度の差をターゲット層が気にするかと言えば気にしないと思います。またGoogleはPixel 8aでGoogle AIをアピールしていますがPixel 8aのみベストテイクに音声消しゴムマジックに編集マジックにウルトラHDRに対応しており差別化されています。
編集マジックは今後Pixelユーザー以外も使えるようになるのでそこまでの心配の必要はないです。
まとめ
今回はPixel 8aを購入したので開封レビューをしつつPixel 7aと比較してみました。ターゲット層であるライトユーザーにとってそこまでささる進化はないかなという印象です。
ただGoogle Storeで見れば価格差が僅か3000円に加え期間限定で2万円分のストアクレジットをもらえることあり手持ちの機種を下取りに出すのであれば実質費用はもっと抑制できます。
Pixel 8aの購入特典が魅力的に感じる人はとりあえず買っちゃうのはありかなと思います。何よりスペックをしっかり底上げした上で3000円程度の値上げに踏みとどまったのはすごい。
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