個人的にはvivo X Fold+の感触が非常に良かったので先日には現時点でカメラ最強と評価されているvivo X90 Pro+を購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「vivo X90 Pro+ 開封レビュー。かなり使いやすいカメラで世界最強も納得」をご参照ください。
一方で先日には2024年最強クラスのカメラを搭載しているvivo X100 Proの中国版を購入してみましたが期待を裏切らないカメラに仕上がっておりどハマりしています。詳細は「vivo X100 Pro 開封レビュー。今まで使っていて最も楽しいカメラスマホ」をご参照下さい。
さて今回はvivo X Fold 2やHuawei Mate X3など今まで折畳式機種を購入してきて残念に感じる部分について簡単にまとめたいと思います。
出費がどうしても嵩む。
折畳式機種を今まで買ってきた中で残念に感じる部分の一つ目として本体価格が高いことです。コストが非常に高いフレキシブルディスプレイを採用していることに加えブック型はメインディスプレイに加えサブディスプレイを搭載しているためコストは非常に嵩みやすいです。
加えてディスプレイの折り目や耐久性にも影響が出るヒンジの開発にかなりのコストが嵩む。
例えばiPhone 15 ProやGalaxy S24 Ultraはサイドフレームにチタンを採用して話題に。一方でHonorなどはヒンジの耐久性を担保しつつも軽量化をするためにヒンジにチタンを採用。
サイドフレームのようにデザイン的にも分かりやすいわけではない話題になっていませんが折畳式機種にとってヒンジは命だからこそコストをかなりかけているメーカーが多い印象です。
結局ヒンジが薄型化/軽量化出来れなければ本体自体が重く分厚くなると負のループになります。折畳式機種に安さを求めているわけではありませんが近年円安の影響もあってかなり辛いです。
今やフラッグシップの最上位モデルであっても個人輸入で20万円を超えてくる状況の中で折畳式機種は価格が比較的安い大陸版であっても最新機種は20万円をきることはあまりないです。
ちなみにHonor Magic V2が中国で発売されて約4ヶ月ちょい経過して価格が落ちてきた時に購入しましたがそれでも21万円と好きだから仕方ないですが出費がかなり大きい印象です。
またざっくりと見た場合中華メーカーもSamsungも下半期のフラッグシップ扱いになっている。
例えばXiaomiでみると2022年12月にXiaomi 13シリーズを発売して2023年6月頃に折畳式機種となるXiaomi Mix Fold 3を発売しておりvivoで見ると2023年11月にフラッグシップモデルであるvivo X100シリーズを発売してvivo X Fold 3は3月との予測。
中華メーカーは最新SoCの発表に合わせてフラッグシップモデルの発表時期がどんどん前倒し。そのため世間一般的な1月から6月の上半期という軸で動いていないですがフラッグシップを発表してから約半年後に折畳式機種を発表しているため実質折畳式機種は下半期扱いになっている。
2024年の中華メーカーは昨年よりさらに前倒しになっているためなんともですがvivoは3月でHonorやXiaomiは5月頃でOppoなどは8月頃の可能性もあり割と同じ時期に集中しやすいです。
そのため欲しい機種が発表されたとしても各社で被っているため出費がかなり嵩むのがつらいところ。事前情報からもSamsungにHonorにOppoと廉価モデルの開発にも力を入れている可能性がある。
廉価モデルを出せばより多くのユーザーにリーチができると思いますがフラッグシップモデルが安いのと廉価モデルが導入されるのは=というわけでもなく折畳式なら何でもいい訳ではない。
各社出来るだけ据え置きできるように頑張ってくれているとはいえ為替の影響がデカすぎです。
スペックが物足りない。
次に価格の高さと直結してくる部分ですが2つ目としてスペックがフラッグシップモデルより弱い。折畳式機種は特殊な構造からも通常のスマホ対比で内部構造は複雑かつ余裕がありません。
また内部構造に力を入れるとコストがどんどん高くなっていくとジレンマがあるので難しいです。今まで見てきた折畳式をざっくりみるとフラッグシップモデルの無印と同程度という感じ。
基礎スペックの部分に関しては内部スペースの制限があるとはいえ大容量のバッテリーを搭載していたり充電速度に容量構成に大きな差があるわけではなく無印より優秀な場合もあります。
ただスペースをかなり占有してしまうカメラに関してはあまり強いという印象はありません。
ようやく2023年に登場したOppo Find N3でカメラが比較的強い折畳式機種が登場に。センサーサイズは決して大きいとは言えませんが2層トランジスタ技術を採用したLYT-T808を採用したことでセンサーサイズの物足りなさを上手くセンサーの特徴でカバーしています。
とはいえフラッグシップモデルの最上位モデルのようなカメラを搭載しているわけではない。なのに価格で見れば折畳式機種の方が高いと納得できない部分の一つになっている可能性がある。
また気になる部分として中国市場でユーザーの最優先事項が取り回しの良さだとされています。つまり折畳式機種は少しでも薄くて軽い方が良い流れになっておりHonor Magic V2やHuawei Mate X3でデザインは一気に進化しましたがカメラなどはむしろ弱いという流れに。
もちろん少しでも薄くて軽い方がいいとは思いますが価格は高いままでスペックが微妙になると結局コスパが悪いというイメージがどんどん強くなっていってしまう可能性があるかもしれません。
何よりカメラを中心に物足りないスペックがあるので可能であるならサイズ優先のモデルとスペック優先のモデルみたくvivo X Fold 3シリーズのような展開をしてほしいように感じます。
今後スペック優先モデルのカメラが最上位モデルと同等になってくるならより納得しやすくなる。
お気に入りのアクセサリーが見つかりにくい。
そして折畳式機種自体がニッチなので仕方ないですが3つ目としてアクセサリーの選択肢が微妙。国内でも販売されているGalaxy ZシリーズやPixel Foldに関してはSamsungとGoogleなのでまだ選択肢があるように感じますが中華メーカーの機種になると選択肢が減る印象を受けます。
ハイエンドモデルでもしっかり売れるiPhoneのような訳にもいかずメーカーも消極的なので個人的に中華メーカーの折畳式機種を購入した時のアクセサリーが一番困ります。
サードパーティ製に関してはピンとくるものがほとんどないので結局は純正頼りになります。またHonor Magic V2にOppo Find N3などワイヤレス充電非対応の機種も地味にいます。
そうなるとアクセサリーの選択肢はさらに限定され本当にお気に入りのものを見つけるのが大変。
今後廉価モデルなどが出て一般層に幅広くリーチするようになれば通常のハイエンドなみにアクセサリーが拡大していくのか不明ですが現状だとアクセサリーは妥協することが多いです。
折畳式機種は通常のスマホと比較すればデリケートな存在であることに違いはありません。なのでアクセサリーはより重要となってきますが選択肢がないのは使う上での楽しみも減ります。
また防水機能に対応している機種は増えてきたとはいえ防塵に対応している機種は皆無です。通常のスマホよりも本体価格が高いということは万が一があった場合の修理費用も嵩みやすい。
やはり維持費という面ではかかりやすいですがアクセサリーの選択肢があまりないのでカバーもしにくいのでユーザーの使い用途が限定されやすいのはネックになるかもしれません。
コスパという言葉で安易に判断すべきではない。
もちろん機種ごとにメリットやデメリットがありますが今回は折畳式全体で見た場合に残念だと思う部分をまとめてみましたが個人的に今まで購入して後悔を感じたことはないです。
また今はどハマりしていますが自分がしっかり使うようになったのはGalaxy Z Fold 3の時。それより前に買ったGalaxy Z Fold 2やHuawei Mate Xsの時はそこまでハマらずでした。
Galaxy Z Fold 3で防水に対応したことでより安心して使えるようになった上で安定性が改善。そしてvivo X Fold+を購入してからどんどん折畳式機種にハマっていった感じです。
なので自分は一つの機種で折畳式機種にハマらなかったので折畳式機種が好きになる可能性がある人も何台かと購入してみて使ってみないと分からないかもしれません。
逆に折畳式機種にハマらない人は1台でも使って見ればすぐに判断できるかなと思います。
また耐久性が懸念されますが通常のスマホと比較すると劣ることに違いはないです。ただタブレットにそこまでの耐久性を求めている人はそこまでいないのではと思います。
Galaxy TabシリーズにしろiPadにしろ下手したら折畳式機種より曲がりやすい可能性がある。なのでよく折畳式機種を買うならiPhoneとiPadを買った方がコスパがいいと言われますがタブレットも条件を揃えるために最上位を購入すれば結局同程度の価格になってくる可能性も。
自分は今までそれなりに折畳式機種を購入してきましたが故障に遭遇したのは1台のみです。またその1台も自分の使い方の問題ではなく初期不良だったので保証で無償で交換してもらえた。
自分は通常のスマホだろうと折畳式機種だろうとどちらも丁寧に使うようにしています。なので結果的にどちらが壊れやすいという感じではなく耐久性も極端に劣っている印象はないです。
ただ製品寿命としては折畳式機種の方が短い可能性が高くメンテナンスはこまめにする必要がある。
結局面倒なことが多くてもそれ以上に大画面をどこでも気軽に楽しめるのが大きなメリット。また移動中などは折りたたんだ状態で運ぶと思うので万が一落としても通常のスマホとそこまで大きく変わるという感じではない可能性があり自分はスマホショルダーで持ちはこんでいる。
iPad miniサイズのディスプレイを通常のスマホと同等に持ち運べるのはかなり楽です。iPad miniをスマホショルダーで持ちはこぶ人がいないようにタブレットと折畳式機種は違う。
結局この大画面にハマるかとどうかであり価格やスペックで分からない部分が最大の魅力です。そのためコスパという安易な言葉で折畳式機種の良さを測ることはできないと思います。
まとめ。
今回は折畳式機種を今まで買ってきて気になった部分についてまとめてみました。世代を重ねるごとにグローバル展開される機種が増えているのが嬉しいところで今年は国内のラインナップ拡充にも期待したいところでOppo Find N4はぜひ出て欲しいと思います。
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