先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。
一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。
詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回Xperia関連の情報に精通しているZackbuks氏がXperia 1Ⅵのアスペクト比に言及しているので簡単にまとめたいと思います。
アスペクト比が変更される可能性。
Weibo上で定評のあるリーカーによると次期Xperiaのアスペクト比は21:9から19.5:9に変更。さらに表示解像度は4Kから2K+に変更されるがデザインの考え方自体は変わらずとコメント。
少なくとも4Kという単語が出てきたことからもXperia 1シリーズもしくはXperia Proシリーズ。近年SonyはXperia PROシリーズを出していないことを考えるとXperia 1Ⅵを示唆している可能性。
その上で一つずつ確認していきたいとおもいますがまずアスペクト比を変更する意味があるのか。現行モデルはアスペクト比21:9を採用していることからも縦長やリモコンとよく批判されます。
ただ一方でメリットを確認すると横幅が抑えられておりXperia 1Ⅴで見ても横幅が僅か71mmです。Xperia 1Ⅴは6.5インチのディスプレイを搭載しながらも6.1インチのiPhone 15やGalaxy S24など他社の無印と同程度の横幅に抑えられているからこそ持ちやすくなっています。
次に2つ目のメリットとしてSonyがコンテンツを最大化するためと言っている通り映画などアスペクト比21:9を採用したコンテンツを余白や黒帯なしで見ることが出来る貴重な機種です。
一方でデメリットの一つ目としては21:9に対応したコンテンツは限定的で多くのコンテンツでは余白や黒帯が発生することが多く結果コンテンツが他社の機種より小さく表示されることが多い。
そして2つ目として横幅がスリムであるからこそ文字含めコンテンツが小さく表示されがち良く言えば一度に表示できる情報量が多いですが悪く言えば小さくて見にくいという感じです。
なのでディスプレイの見やすさを改善するにはアスペクト比を変えずディスプレイサイズの大型化。もしくはアスペクト比を変更するという感じになり今回の情報通りであれば後者になります。
今回の情報では残念なことにディスプレイサイズに言及していませんが添付されている画像を確認する限りインチ表示では現行モデルの6.5インチより小型化している可能性も考えれます。
もちろんディスプレイサイズ次第ですが横長のアスペクト比を採用することで横幅が増します。結果現行モデルの取り回しの良さが悪化する可能性があり個人的には微妙に感じます。
またアスペクト比を変更することでコンテンツの表示は大きくなる可能性がありますが結局映画含めて全てのコンテンツで基本余白や黒帯が発生するようになると中途半端に感じる。
個人的には結局何がしたかったのかと思っちゃう感じで拘りを捨てたのかと感じてしまいます。
表示解像度も変更。
次に表示解像度に関してですが今回の画像をみる限りディスプレイは実質大きくなっています。その上で表示解像度を現行モデルから特段変更しなければ画素密度は下がるので2Kになってもおかしくない感じで今回の情報通りであればXperia 1Ⅴからほぼ変更されずかも。
ちなみにSonyはXperia 1ⅤにおいてSID規格にもとづいて3840×1644で4Kとアピールしています。ただアスペクト比21:9で見た場合5120×2880はないと4K扱いにならないとの話もあります。
つまりXperia 1Ⅴは4Kと言われていますがアスペクト比21:9に最適化されていないため結果SID規格に基づいて4K扱いですが見方を変えると現時点で4Kもない可能性があります。
ちなみに認識違いなら申し訳ないですがXperia 1Ⅲは当初120Hz表示に非対応との噂があった。その理由としてSnapdragon888は4Kの表示解像度の場合最大60Hzまでしか対応していない。
ただ実際にXperia 1Ⅲでは120Hzに対応していますがこれはQualcommが規定している4Kの表示解像度にXperia 1Ⅲの解像度が満たしていないからであって実際にSoC基準で見ればXperia 1Ⅲの表示解像度はWQHD+扱いだったから対応できたとも言われていますが詳細は不明。
Xperia Z5 premiumで初めて4Kに対応しましたがXperia 1でアスペクト比が変更。
ただ画素密度は大きく変わらなかった結果Xperia XZ2 premiumなどは800ppi程度あるのにXperia 1シリーズでは600ppiと画素密度で見れば大きく下がっており今回の情報にある2K+に下がるというのも現行モデルから画素密度をほぼ変更しないからこそ4Kに足りなくなるかも。
Sonyとしてはアスペクト比21:9に4Kを最適化させなかったことを考えると電池持ちとのバランスを考えた可能性もありXperia 1Ⅵでも同様に電池持ちとのバランスを考えたのかも。
何よりコンテンツで見るとほぼ全てで余白や黒帯が発生することになり表示解像度で見ても今まで4Kで見れた動画などが2Kでしか見れなくなるため全てが中途半端になる可能性があります。
さらにSonyは4K/60fpsや4K/120fpsで撮影した動画をそのまま本体で確認できる唯一の機種とアピールしていましたが今回の情報通りであれば全てが中途半端に出来なくなる可能性があります。
今回の情報を見て個人的には終わりの始まりが始まったのかなとちょっと思ってしまったくらい。
目的が全く見えない。
結局現時点でSonyがなぜアスペクト比や表示解像度を変更するのか目的が見えないです。
より内部デザインを効率化して大型バッテリーを搭載したり大型カメラセンサーを搭載するなど抜本的な改革のために必要なことなのか アスペクト比をより普遍的にすればディスプレイ輝度も改善できると言われており現行のデザインでは上手くいかないみたいですが発熱対策のためにベイパーチャンバーを搭載を優先した結果本体のデザインを大きく見直す必要があったのかなど。
アスペクト比21:9に4Kの表示解像度と実用面で意味があったのかと言われれば微妙なところです。ただだからといってより普遍的な仕様にしてしまえばXperia Zシリーズの時みたくなる可能性。
ネットでは縦長をやめたら買うとか縦長に対して批判的な声がかなり多いのも事実ですが例えばXperia 5Ⅳで初めてワイヤレス充電に対応した時ワイヤレス充電が搭載されたから買ったとの声を聞いたこともなく結局少数派の声が大きいだけで対応してもしなくても大きな影響はないです。
いまだに小型モデルが欲しいとの声をよく聞きますがiPhone miniやZenfoneがそこまで売れていないのが答えでコンパクトモデルのニーズはかなり限定的であることの裏付けです。
たらればを言う人ほど結局は改善されたとしても買わない人が多いので声を拾う必要はない。何よりSonyが今回の情報通りであれば何を目的にデザインを変更するのか気になるところです。
また一方で気になるのが命名規則で現行シリーズはアスペクト比21:9の採用が大きな特徴です。つまりアスペクト比が変更されるのであれば特徴がなくなるので命名規則も変更される可能性。
さらに命名規則が変更されるのであればXperia 10シリーズやXperia 5シリーズのデザインも変更される可能性があり全体的に大きな転換期という感じになるのかもしれません。
ちなみに同じリーカーによるとXperia 5series R.I.P 2024とweiboに投稿しています。R.I.Pは日本語でご冥福をお祈りしますという意味に近いですがスラングとしてみると大切なものがなくなったりした時にとても残念という意味で使うこともあるとしています。
単純にこの投稿を見ると2024年で終わりなのかもうないのか不明ですがXperia 5シリーズは終焉が非常に近い存在の可能性がありデザイン変更を合わせると15周年記念どころではないです。
Xperia 1ⅥにXperia 10Ⅵで普遍的なアスペクト比の採用で他社との差別化がしにくくなり本体価格も高いとなればXperiaを選ぶ必要がよりなくなるのかで売上は厳しくなるのかも。
まとめ。
個人的にはユーザーに媚びない今のSonyの姿勢が非常に好きなので今回の情報は残念です。あくまでも一眼ユーザーなど拘りの強い人からのフィードバックをもとに製品開発を進めてほしい。
何より今回の情報通りであれば今年のXperiaは大きな転換期になるのかもしれません。
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