Pixel 9とPixel 9 Pro。現時点であまり期待すべきではない3つのこと

先日には今年の10月に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9シリーズのほぼ確定的なデザインがリークしておりフラット化が特徴見えますがiPhoneのデザインに非常に似ています。

詳細は「カメラが超強化?Pixel 9シリーズのほぼ確的的なデザイン判明」をご参照下さい。一方でGoogle CloudにGemini Proを使って強化されたGalaxy AIを搭載したGalaxy S24 Ultraを購入したのでPixel 8 Proと比較してみました。

詳細「AIにほぼ差がない。Galaxy S24 UltraとPixel 8 Pro 徹底比較」をご参照下さい。さて今回先日リークしたPixel 9シリーズのデザインを基にあまり期待出来ないことについて簡単にまとめたいと思います。

軽量化には期待出来ず。

まず一つ目としてデザインから推測できることとして軽量化にあまり期待できない状況です。Pixel 9の本体サイズを確認すると152.8×71.9×8.5mmで本体自体は0.2mm薄型化。

Pixel 8 Pixel 9
本体サイズ 150.5×70.8×8.9mm 152.8×71.9×8.5mm
重さ 187g ?

ただ縦幅が2mmに横幅が1mm程度伸びているのでざっくり言ってしまえば大型化しています。また本体が薄型化したとはいえカメラバンプ込みの厚みは12mmと現行モデルから変わらずです。

Pixel 8が187gであることを考えると大型化した分重くなってもおかしくなく190gを超えるかも。

Pixel 8 Pro Pixel 9 Pro
本体サイズ 162.6×76.5×8.8mm 162.7×76.6×8.5mm
重さ 212g

ちなみにPixel 9 Proの本体サイズを確認すると162.7×76.6×8.5mmなので現行モデル対比でほとんどサイズが変わっていないことからも逆に重さはほとんど変わらない可能性があります。

Pixel 8 Proは212gなので215g前後に収まる可能性はありますが軽量化には期待できない。とはいえPixel 8 Proは各社の最上位モデルと比較すると220g以内なのでまだマシな方です。

なのでそこまで悲観する必要はないと思っており現行モデルと同程度なら御の字という感じ。一方でPixel 9はGalaxy S24やiPhone 15と比較すると僅かに大きい上で圧倒的に重い。

やはり小型モデルを求める人にとってサイズ感と同時に重さもかなり気になる部分だと思います。となるとPixel 9は出来るだけ重くしないことを優先するべきで重くなるとイメージが悪くなります。

おそらく質感とのバランスを考えるとバックパネルはプラスチックではなくガラスを採用するかも。またこれ以上重くする素材選びをするとは考えにくいのでサイドフレームやカメラフレーム部分をアルミからステンレススチールに変更するとは考えにくいので材質は維持される可能性があります。

一方で現時点で全く情報はありませんが軽量化できる可能性があるとすればチタンの採用です。先日にはサイドフレームにチタンを採用したPixel 9シリーズのコンセプト画像が公開。

iPhone 15 Pro MaxやGalaxy S24 Ultraのようにチタンを採用すれば質感は改善するかも。一般的なチタンの特性として軽量化や耐久性の改善が期待できますがそもそも論として現行モデルがどの素材を採用しているかによっても大きく影響を受ける可能性があると思います。

iPhone 15 Proのサイドフレームは従来ステンレスを採用していたのをアルミ変更している。その上で表面をチタンでコーティングしていると言われていますがGalaxy S24 Ultraはもともとアルミフレームを採用していた上でおそらく表面をチタンでコーティングしている。

コストの問題を考えるとサイドフレーム全部がチタンで構成されているとは考えにくいです。

実際のところは不明ですが仮にiPhoneと同じく表面をコーティングしているからか前モデル対比でほとんど軽量化しておらず仮にPixel 9シリーズでチタンを採用してもiPhone 15 Proシリーズのような劇的な軽量化にはならないのではないかなと思っています。

個人的にはそこまで心配していませんがPixel 9はちょっと気になる人が多いのかなと思います。

パフォーマンスの改善。

次に多くのユーザーがきにしている部分だと思いますが処理性能の改善に期待できず。現時点Google Tensor G4の詳細は判明していませんがコードネームはZuma Proです。

ちなみにGoogle Tensor G3のコードネームはZumaとされており派生バージョンという感じです。海外サイトによると初代Google TensorのコードネームがWhitechapelに対してGoogle Tensor G2のコードネームはWhitechapel Proであることが判明しています。

初代と2世代目は同じくSamsungの5nmプロセスルールを採用しておりアーキテクチャも一緒です。CPU部分で見るとクロック数が変更されたくらいでGPUはしっかり強化された感じです。

Googleが明らかにしている通り発熱対策を優先した結果で最適化は進んだかもしれませんが進化はほとんどしていない状況でGoogle Tensor G3とGoogle Tensor G4もコードネームからほとんど進化しておらずマイナーアップデートになるのではないかなと予測されています。

仮に初代と2世代目と同じような違いしかないのであればアーキテクチャはほとんど一緒の可能性。

一方でGPUはしっかり底上げすることでAI関連機能をしっかり強化すると考えることもできる。ちなみにSamsungはExynos2400で新しいパッケージング技術を採用しており薄型化に成功。

その結果電力効率も改善した上で発熱も抑制されているので同じパッケージング技術を採用かも。少なくともGoogle Tensor G3はSamsungのExynos2300をベースにしたと言われています。

一方でGoogle Tensor G4はExynos2300がベースなのかExynos2400がベースか不明です。Google Tensor G2の開発時に消費電力に問題を抱えていたCortex-X2をスキップ。

古いCortex-X1を継続したことで他のアーキテクチャの刷新もできなかったと言われています。

さらにその当時Samsungは4nmプロセスルールを採用した半導体の製造に苦戦している状況だった。このことからもGoogleはリスク回避のためにアーキテクチャの刷新を見送った可能性がありますが現状だとそのリスクを回避できる可能性もありExynos2400をベースにしている可能性もある。

となればミドルコアが5つと異質な構成は継続するかもしれませんがCortex-X4を採用するかも。またSamsungの第3世代の4nmプロセスルールを採用して思っていた以上に進化するかも。

ただ繰り返しになりますが現時点でどちらに転ぶかは判断できない状況であることに違いはない。仮にExynos2400をベースにしているのであれば発熱回避含めてベンチマークスコアはSnapdragon 8 Gen 2程度でSnapdragon 8 Gen 3には遠く及ばない可能性も十分にある。

ベンチマーク自体が底上げされてくれば今まで以上にゲームもより快適になる可能性はあります。ただ他社の最上位機種と比較するとパフォーマンス不足に違いはないのかなと思います。

電池持ちはあまり期待出来ない。

そして3つ目として期待もしたくなるけどあまり期待もできないのが電池持ちです。本体デザインから見るとバッテリー容量は最新技術を採用したバッテリーを採用していない限りバッテリー容量が極端に増える可能性は低いという感じで本体の薄型化を考えると現状維持が妥当。

正直Google Tensor G4の仕上がりとGoogleのソフトのチューニング次第という感じです。自分はPixel 4シリーズからPixelを触るようになりましたがそれ以降で電池持ちが最も安定していたのはPixel 5a 5GでQualcommのSnapdragonを採用した最後の機種です。

それ以降Google Tensorに切り替わってPixel 6aやPixel 7など電池持ちがそこそこの機種は地味にいますがPixel 5aほど電池持ちが良いとはっきり言える機種は登場していない。

Pixel 5a 5GはSnapdragon765Gを搭載していたのでミドルレンジ向けのSoCです。そのため発熱もしにくくパフォーマンスもそこまで高くないこともあるのか電池持ちがいい。

やはりGoogle Tensorはハイエンド向けSoCに近いせいもあるのか処理性能が高い分消費電力も多くて電池持ちが悪いという感じなのかバッテリー容量やディスプレイの品質はPixel 8 Proの方がよくても電池持ちはかなり劣るという感じになっており物足りないです。

Google Tensor G4で電力効率がどの程度改善するのか不明ですがあまり期待出来ない状況。

一方でGoogle Tensor G3よりも圧倒的にパフォーマンスが高いDimensity9300を搭載しているvivo X100 ProやSnapdragon 8 Gen 3を搭載しているGalaxy S24 UltraはPixel 8 Proより圧倒的に電池持ちがいいという状況で全てをSoCのせいには出来ない。

ただSamsung製とTSMC製では大きな壁があるかもしれませんが現時点ではなんともという感じ。Google Tensor G5からTSMSCの3nmプロセスルールを採用すると予測されており化けるかも。

何よりGoogle Tensor G4ではよほどのことがない限り電池持ちの改善はあまり期待出来ない。

もちろん期待できることも。

あくまでもデザインや一部噂を基に期待できないことをまとめてみましたが近年のスマホはスペックだけで推測しきれないところが多いので非常に楽しみな部分もかなり多いです。

Pixel 8シリーズのメインカメラセンサーはGNKを採用していると言われていますがGN1が生産終了したから変更されたとも言われており刷新と捉えるべきなのか保守的なのか不明。

仮にGoogleが刷新と認識していないのであればPixel 9シリーズでは刷新される可能性も。

また一部情報によるとPixel 9 Proは可変絞りを搭載しているともいわれているのでそもそもPixel 9とPixel 9 Proのメインカメラセンサーが異なりPixel 9はGNKでもPixel 9 Proはより大型であるGN2を採用してるなんて流れになっている可能性もあります。

今後Android15のβ版の開発が開始すればより中身のリークが増えてくる可能性があります。

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