先日には今年の10月に正式発表される可能性があるGoogle Pixel 9シリーズのほぼ確定的なデザインがリークしておりフラット化が特徴見えますがiPhoneのデザインに非常に似ています。
詳細は「カメラが超強化?Pixel 9シリーズのほぼ確的的なデザイン判明」をご参照下さい。一方でGoogle CloudにGemini Proを使って強化されたGalaxy AIを搭載したGalaxy S24 Ultraを購入したのでPixel 8 Proと比較してみました。
詳細「AIにほぼ差がない。Galaxy S24 UltraとPixel 8 Pro 徹底比較」をご参照下さい。さて今回はvivo X100 Proなど現時点で発表されている2024年モデルの傾向から今年のトレンドについてざっくりとまとめたいと思います。
バッテリー容量の増加。
まず一つ目としてバッテリー容量の増加でこれは昨年末から予測されていましたがより顕著な流れ。これはサイズ的により大きなバッテリーを搭載するというわけではなくバッテリーのセル密度が改善したことでバッテリーサイズはほぼ変わらずバッテリー容量のみが増える技術になります。
ちなみにvivo X100 Proで見るとvivo X90 Pro+とほほ本体サイズが一緒でカメラ部分が大型化。ただバッテリー容量で見ると700mAhくらい増えており電池持ちに関しても大幅に改善しています。
そして今後登場が予測されているvivo X100 Pro+もプロトタイプで見れば5400mAhのバッテリーを搭載との予測。また技術的には5800mAh程度も可能だと言われており今年は中華系を中心にバッテリー容量が増加。
搭載SoCの電力効率の改善に加えバッテリー容量が増えれば電池持ちが改善する可能性は高くなる。この大容量バッテリーのコストはまだまだ高いと思うのでおそらくフラッグシップを中心に採用。
メーカーによると思いますが来年以降にミドルレンジなども採用してさらに電池持ちが改善する傾向に。
単純に考えれば内部スペースが限定されやすいフラッグシップや折畳式機種の方が恩恵を受けやすい。今年はスペックで見ても分かりやすく進化する可能性があり逆に従来では最大クラスとなる5000mAhのバッテリーを搭載している機種やバッテリー容量に変化がない機種は取り残される可能性。
またバッテリー容量の増加に合わせて充電速度の改善も期待したいところですが中華系を見る限り明確な動きはないですが一方で充電規格であるQi 2対応機種がAndroidからも登場する可能性。
Qi 2はAppleと共同して開発されたと言われており簡単に言ってしまえばiPhoneのMagSafeです。本体にマグネットを内蔵することでマグネットタイプの充電器でワイヤレス充電が可能になります。
充電速度が最大15Wとされているので50Wのワイヤレス充電に対応している中華系がどう動くか。
現時点だと中華系の動きに関する情報がなくSamsungはGalaxy S24シリーズで非対応。さらに今年の夏に発表が予測されているGalaxy Z Fold 6などは開発期間を考えれば間に合う可能性。
ただ内部スペースが制約される折畳式機種でいきなり採用するかは正直疑問と言われています。その中で幹部が前向きな発言をしているのがGoogleでPixel 9シリーズで初の搭載になるかも。
メーカー次第の面があるためなんともですが採用機種が今年の後半にかけて増えていく可能性がある。なのでバッテリー関連でみると今年は大容量化とQi 2対応が大きな動きの一つになる可能性がある。
ディスプレイ輝度の改善。
次に2つ目にディスプレイ輝度の改善ですでに中華メーカーを中心にインフレを起こしています。昨年末に発表されたOnePlus Openで2800nitsでvivo X100 Proではついに3000nitsの大台。
さらに先日発表されたOppo Find X7 Ultraでは4500nitsでHonor Magic 6 Proは5000nitsに対応。少し前までは2000nitsでもすごいという感じだったのが今やピーク輝度とはいえインフレ中です。
おそらく今後も3000nitsを超える機種は数多く出てくる可能性があり今年は一気に高輝度化かも。ただ注意点としてこれら数字はピーク輝度でディスプレイの一部分での計測を基にした数字なので実使用においてはディスプレイ全体を見るわけなのでピーク輝度のままの明るさでは見られないです。
そのためHDR表示や高輝度モードでどの程度の明るさが出ているのかが非常に重要になります。
ちなみに海外サイトを参考にすると現時点でトップクラスなのがiPhone 15 Pro Maxで高輝度モードにおけるピーク輝度が2000nitsに対して自動調節で1800nits程度出ています。
なのでカタログスペックとほとんど乖離がないためかなり明るいディスプレイと感じる可能性。ちなみに暗いと全く感じることがないPixel 8 Proはピーク輝度が2400nitsに対して自動調節では1600nits程度出ておりピーク輝度と乖離していますがかなり明るいディスプレイです。
なのでHDR表示で1600nitsをどう超えてくるかを確認した方が良くOppo Find X7 Ultraもピーク輝度は4500nitsでもHDR表示で最大1600nitsで今後海外サイトのテスト結果待ちです。
繰り返しになりますがピーク輝度は今後スペックでインパクトを出すためにインフレが進む可能性。
ただピーク輝度で判断するのではなくせめてHDR表示で判断するべきで1600nitsもあれば十分。逆に今後HDR表示で2000nitsを超えてくる機種が出てくれば輝度への不満はほぼなくなると思う。
重要なのはピーク輝度とHDR表示がどれだけ乖離していないことで今年もiPhoneが強い可能性も。iPhone 16 Proではそろそろディスプレイ輝度が強化されてもおかしくないので非常に楽しみです。
最大値よりも平均値が高い方が結果的にユーザーは明るいと感じることが多くなると思います。
1インチセンサーの進化。
次にカメラセンサーですが1インチセンサーがより今後トレンドになる可能性が高いと思います。XiaomiとSonyが共同して開発したIMX989は中華メーカーの機種を中心に採用されています。
一方で有名なリーカーによるとOmniVison初の1インチセンサーであるOV50Kが3月に登場予定。事前情報通りであればポルシェデザインを採用したHonor Magic 6 RSRになるとの予測。
コストカットのためかHonorはHuaweiとOmniVisionのセンサーをより積極的に採用している。そのため今後登場する可能性があるHuawei P70シリーズやHauwei Mate 70シリーズでも採用かも。
HuaweiはSony製センサーを積極的に採用していましたがエンティティリストに追加されてから取引が出来なくなったと言われており今後のリスクを減らすために中華系センサーを採用に。
一方でSonyに関してはIMX989の進化版であるLYT-900を今後いくつかのメーカーに提供。
その第1弾としてOppo Find X7 Ultraが世界初の搭載機種として発表/発売されています。IMX989対比でFWCが1.3倍になりダイナミックレンジが大幅に改善した上でロジック回路が22mに。
その結果動画撮影時の消費電力削減に加え4K/60fps HDR撮影が可能と動画性能が底上げ。また2層トランジスタ技術を採用しているためより明るくノイズの少ない写真が撮影可能に。
Xperia 1Ⅴが搭載しているIMX888やOnePlus Openが搭載しているLYT-T808は1/1.43インチでも2層トランジスタ技術を採用したことで一定の条件下で1インチ相当の画質を体現可能になりました。
LYT-900は2層トランジスタ+1/0.98インチなので表現力は1インチ以上になっている可能性が高い。現時点で搭載機種としてはOppo Find X7 UltraにXiaomi 14 Ultraにvivo X100 Pro+の3機種になると言われており今後コストが下がれば中位モデルなども搭載する可能性があります。
また今年の上半期に正式発表が予測されているAQUOS R9 proあたりも搭載する可能性があります。さらにOppo Find X7 Ultraを見る限り超広角にはLYT-600を採用するなどメイン以外の採用。
一部情報によるとXperia 1Ⅵでは望遠含めた全画角で2層トランジスタを採用するとの噂もあります。今年はLYTセンサー搭載機種が増えればより繊細な描写が出来るようになる可能性があります。
センサーサイズ以上の表現ができるようになればカメラ部分の大型化もとめられる可能性も。
アップデートサポート期間の拡張。
最後に4つ目としてアップデートサポート期間がより拡張される可能性があります。従来Pixelが最長のアップデートサポートを提供するという流れでしたがSamsungがかなり尽力。
その結果メジャーアップデートが4回にセキュリティが5年とAndroid最長の期間を提供可能に。Samsungは現在のサポート提供環境を整えるために莫大なコストを要したこと明らかに。
ただ一方でPixel 8シリーズではメジャーアップデート含めて最大7年のサポート提供に変更。近年iPhoneは5年という感じなので2023年時点でPixel 8はスマホで最大となっていましたがSamsungはGalaxy S24シリーズで同じくアップデートサポート期間7年を提供することを明らかに。
この結果中華系もいきなり7年と言わずとも追従する可能性があり今後拡張する可能性があります。アメリカで見るとカルフォニアかどっかの州での法律に合わせて7年に拡張したとの話もあります。
またEUに関しては現在最低でもメジャーアップデートが3回にセキュリティが5年に対応するための法整備の準備を進めており今後メーカーが最低期間を強制される可能性が出てきます。
ちなみに現時点で見るとメジャーが2回にセキュリティ4年のZenfoneやメジャーが2回にセキュリティが3年のXperiaなどは要件を満たしておらず今後強制的に拡張する流れになります。
数年前よりSamsungやGoogleはiFixitと提携して修理コンポーネントや修理キットを発売。さらにGoogleはPixel 8シリーズでよりユーザーが修理しやすい内部構造を採用したとアピール。
このことからも少しでも長くスマホを使えるようにという流れでアップデートの提供も重要になる。最長期間はしばらく伸びない可能性がありますが多くのメーカーで底上げされる可能性があります。
少しでも長く使いたい人にとっては今まで以上に長く使いやすい環境が構築されると思います。
まとめ
今回は直近の動きをみつつ2024年のスマホ市場においてトレンドになることをまとめてみました。以前のような分かりやすい進化がないとはいえ進化している部分はしっかり進化しています。
また今年はどんな面白い機種が出てくるのか今から非常に楽しみで今後の情報に注目です。
PR)購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!
DoCoMoはこちらで! | auはこちらで! |
SoftBankはこちらで! | 楽天はこちらで! |
LINEMOはこちらで! | ahamoはこちらで! |