Sony初の折畳式機種はフリップ型?Xperia Flipはやめておいた方がいい

先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。

詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回Sonyがクラムシェル型の折畳式機種を出す可能性が出てきたので簡単にまとめたいと思います。

一部スペックが判明?

海外のあるユーザーによるとアスペクト比21:9に4Kの表示解像度に対応したフリップ型の機種が開発されていることに言及しており4Kの表示解像度ということからもXperiaの可能性。

このリーカーの信憑性は個人的にはイマイチに感じますがこの情報通りであればSony初の折畳式機種はGalaxy Z Flip 5などと同じくクラムシェル型になる可能性があります。

既存のXperiaがアスペクト比21:9を採用していることからもXperiaとの相性はいいと思う。そして今回の情報によると新しいゲーム体験を取り入れた折畳式機種になる可能性があるとの予測。

この新しいゲーム体験がどのようなものなのか不明ですがゲームに力を入れていることを考えるとハイエンドクラスである可能性があり4Kに対応も合わせて考えるとXperia 1シリーズの派生かも。

ざっくり言えばXperia 1Ⅴを折りたためるようにすればXperia Flipになります。中華メーカーはHuaweiにvivoにXiaomiなど折畳式機種に徐々に力を入れている印象でSamsungは同社の主力機種としているくらい他社より圧倒的に力を入れている感じです。

さらにスマホメーカーとして見れば弱小なGoogleですら折畳式機種市場に参入しています。

今後折畳式機種がトレンドになるかは不明ですがラインナップに折畳式機種がないメーカーは厳しくなっていく可能性があり実際に製品が発売されるか不明とはいえAppleが折畳式機種を発表する前に動いておかないと折畳式iPhoneの後ではかなり厳しい状況になると思います。

今回の情報では残念なことにXperia Flipの登場時期などに言及しておらず噂の域を出ない。ただSonyが仮に折畳式機種を出すのであればすでに開発を開始していないと遅いくらいです。

懸念点がかなり多め。

またXperia Flipにおいて気になる部分として一つ目としてアスペクト比21:9の採用。通常のスマホで見ればXperiaくらいしか採用していないなど分かりやすい特徴になっています。

ただOppo Find N2 Flipやvivo X Flipなどクラムシェル型は地味に採用しています。そのためアスペクト比21:9を採用した場合既存のXperiaと相性がいいとは思いますが他社製品と比較した場合普通のアスペクト比でデザイン上での差別化には繋がらない可能性。

デザイン上の差別化で重要になってくるのがサブディスプレイですが今回の情報では言及なし。

Oppo Find N2 Flipのように縦長にするのかvivo X Flipのように横長にするのか。それともGalaxy Z Flip 5のように背面上部は出来るだけサブディスプレイにするのか不明。

コンテンツの最大化からも既存のXperiaはアスペクト比21:9を採用した上でノッチやパンチホールデザインを採用しないと強い拘りがある感じですが折畳式機種ではどうなるのか。

おそらくですがアプリの最適化はそこまで強く意識してくると思えないので既存のXperiaと同じく縦長もしくは横長でアスペクト比21:9を採用するのか16:9あたりを採用するのかも。。

次に2つ目としてディスプレイの折り目で現状折り目がない折畳式機種は存在していないです。今後技術が発達すれば完全に折り目が出来ないディスプレイにヒンジ構造を作れるのか不明です。

素人目で見れば物質である以上折り曲げれば物に折り目や癖がつくのは避けられないように見える。先日Xiaomi Mix Fold 3が正式発表されましたがディスプレイ自体の耐久性の改善に加えヒンジ構造を大きく見直した結果ディスプレイの折り目はよりつきにくなったことを明らかに。

とはいえ実機を見ても折り目がそれなりにあるので完全になくすのは厳しいのではないかなと思う。先ほどの話と重複しますがコンテンツを最大化するためにパンチホールやノッチを採用しない。

そのような強いこだわりがあるメーカーがディスプレイの折り目を許容できるのか正直疑問です。折畳式機種に採用されているディスプレイもUTGの採用で耐久性の改善に加え品質も改善。

そのため発色よく明るく見やすいディスプレイに進化していると思いますが折り目部分でやはりコンテンツは歪むという感じなのでSonyが許容できるのか正直疑問が残ります。

そして気になる3つ目として4Kの表示解像度に対応することですが折り目と相性が悪いこと。加えて4Kの表示解像度に対応した上でそれなりのディスプレイ輝度に対応するとなると消費電力が多いので電池持ちに悪影響。

Galaxy Z Flip 5で見ると3700mAhと小さめでvivo X Flipは4400mAhでOppo Find N2 Flipは4300mAhと機種によってばらつきがある。ただ現行のXperiaで見れば5000mAhのバッテリーを搭載していることからも小型化する可能性。

最近のXperiaは電池持ちがかなり安定しているとはいえバッテリー容量が減少すれば悪化かも。おそらくハイエンドクラスであれば120Hz表示に対応する可能性があり4Kであれば燃費が悪い。

クラムシェル型は内部スペースの問題からも大型バッテリーを搭載している機種が少ないこともあり電池持ちがあまり良い機種がいないことからもXperia Flipの電池持ちもちょっと危険です。

リークしている情報が少ないため何ともですが現時点では不安要素しかないという印象です。

Sonyのコンセプトに反する?

またブック型ではなくクラムシェル型を先に採用するのか個人的にはちょっと不明という感じ。Xperiaのコンセプト自体が何方かと言えばニッチ向けに対してクラムシェル型は万人向け。

コンパクトというデザインを最大限売りにしている製品とXperiaの相性が悪いようにも感じます。個人的にはまだGalaxy Z Fold 5などブック型の方が相性が良さそうな感じがします。

オーディオに拘りがあるSonyだからこそスピーカーを強化したり通常のXperiaは出来なくても大型ディスプレイを搭載したXperiaとしてディスプレイをアピールする機種にしても面白い。

クラムシェル型は内部スペースの問題からも大型バッテリーを搭載するのが難しいことに加えカメラセンサーも小型化されやすいなど例えXperia 1Ⅴと同じサイズを採用したとしてもXperia 1Ⅴよりスペックが制限される可能性が高い。

また価格面で不利になることが多い中でクラムシェル型でも決して安くない可能性が高い中どのようにバランスをとるのか気になるところ。

もちろん今後本当に発表/発売するとなれば絶対購入すると思いますが個人的にはハマらないかも。Galaxy Z Flip 5を使ってみて自分にはその良さがよくわからなかったのでPixelやXperiaから出ない限りは今後買うことがないと思うくらい全くハマらなかった感じです。

Xperia 1Ⅴのサイズ感で持ち運びに困っていない人であれば折畳式機種である必要がない。そもそもセルフィーを多用することがなければカメラスペックはイマイチでその割には高い。

ブック型であればミニタブレットとしてコンテンツをより大きく表示して楽しめますがクラムシェル型だと開いた時のサイズ感は通常の大型モデルという感じで普段大型モデルを使っているので自分にとってはハマる要素がほとんどなかったかなという印象です。

個人的にはクラムシェル型を20万円で出すなら拘り抜いたブック型を40万円で出してほしいくらい。

クラムシェル型はデザイン重視という感じで一般層向けですが国内の価格で見ればオタク向けです。そしてオタクにとって見ればスペックが強くないことからもあまりハマる要素がないという感じ。

アメリカでは$999とそこまで高くないからこそバランスがいい製品なんだと思いますが国内でみるとターゲット層と価格が一致していない製品に感じてしまい中途半端に感じる。

コアなファン層獲得に重きを置いているSonyにとってクラムシェル型はやはり相性が悪いかも。

Xperiaタブレットの復活はあれどいまだに出てこないことに加え8インチ前後のタブレットがほしいという声をよく聞くことからもメインディスプレイが8インチ程度のブック型を出した方がタブレットの復活を望んでいるユーザーのニーズも上手く取り込める可能性がある。

今回の情報にどれだけの信憑性があるのか不明ですがブック型が出るなら喜んで買う感じでクラムシェル型が出るとなるとちょっと躊躇してしまうという感じです。

まとめ。

何よりSonyが折畳式機種を出すのであればAppleが発表する前しかチャンスがないと思う。このタイミングを逃してしまうとどんなにいいものを作っても厳しい結果になってしまう。

ただSonyまでも参入することになれば折畳式機種にチャンスがあると考えているメーカーがそれだけ多いということで折畳式機種が好きな自分にとっては非常に楽しみな未来になります。

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