今年一番ヤバい奴がきた。Oppo Find N3 開封レビュー。サイズ感が最高

先日にはシンガポール版のGalaxy Z Flip 5を購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Galaxy Z Flip 5 開封レビュー。世界で最も売れる折畳式機種」をご参照下さい。

さらに今年Samsungにとって主力機種であるGalaxy Z Fold 5を購入しましたが、やはり折畳式機種の中でカスタマイズ性はピカイチという感じです。詳細「Galaxy Z Fold 5 開封レビュー。現行デザイン集大成に相応しい見事な完成度」をご参照下さい。

さて今回マレーシア版のOppo Find N3を購入したので開封レビューをしつつGalaxy Z Fold 5やOppo Find N2と比較してみたいと思います。

開封。

事前情報によるとOppo Find N3はグローバル展開されないと予測されていましたが実際に蓋をあけてみると一部市場で発売されており多くの市場ではOnePlus Openがカバーしている流れ。

化粧箱はちょっと個人的には独特なデザインに感じ上蓋を開けると斜めになるギミックがあります。

付属品を確認するとUSB-Cケーブル。

67W対応の電源アダプターに説明書という感じです。

また個人的にありがたかく感じるのがケースが同梱されていることで別途アクセサリーが不要。最近OnePlus Open含めてアクセサリーを探していますが正直ろくな物がないという感じ。

OnePlus Openで見れば米Amazonで本体を発売しているのにアクセサリーはほぼないです。だからと言って非常に高価な折畳式機種をアクセサリーなしで使う勇気は自分にありません。

アクセサリーの乏しさは海外スマホを購入する上で一つのネックになってくるので同梱は嬉しい。

純正ケースを購入。

ただ今回純正ケースも合わせて手配することが出来たので確認していきたいと思います。

カラバリはブラックの一色で質感はレザー基調と高級感はそこそこあるという感じです。ただ日本円で5000円以上することを考えるとこれくらいの質感は合ってほしいなと思うくらい。

さら純正ケースと合わせてサブディスプレイ用のガラスフィルムがセットになっています。先ほどの話と重複しますがアクセサリーの選択肢がまとにないからこそありがたい感じ。

一方で途中まで勘違いしていたのですがフロント部分用のケースだと思っていたのはガラスフィルムを貼る際のガイド枠でまさか純正ケースとセットで同梱されているとは思わず。

今後サードパーティ製のアクセサリーが増えるのか不明ですが純正品はありがたい存在です。

ちなみにサブディスプレイには保護フィルムが標準装着されているので必須ではないです。

そして折畳式機種あるあるですがメインディスプレイ用のフィルムの貼り替えはNGです。

デザインを確認。

そしてまずデザインから確認しておきたいと思いますが購入したのはゴールドです。グローバルモデルで見るとレザーを採用したブラックとガラスを採用したゴールドの2色展開。

Oppo Find N2はレザー基調のブラックを購入したので今回はガラス版が欲しいと思いゴールドを選択しました。ちなみに中国版でみると背面にガラスが採用されているグリーン/ゴールドに加えレザーのブラック。

そしてRAM16GB/ROM1TBの特別版としてレザーを採用したレッドの合計4色展開という感じです。

本体を閉じた状態で本体上部を確認するとスピーカーグリルが2つにマイクにIRブラスター。

そして本体側面を確認するとミュートボタンに音量ボタンに指紋認証が統合された電源ボタン。

最後に本体下部を確認するとSIMトレイにスピーカグリルにUSB-Cにマイクとなっています。四隅は丸みを帯びているとはサイドフレームはフラットデザインかつマット仕上げなのがいい。

またヒンジ部分も光沢仕上げではなくマット仕上げとなっているのでかなり高級感を感じます。

前モデルからの変更点。

本体サイズを確認すると開いた状態で本体の厚みは5.8mmで閉じた状態でも厚みは11.7mmです。近年のフラッグシップを見るとデザインの変化を最小限に抑えることでコストカット。

そのためカメラデザインなどは変わって本体サイズ含めて大きく変わることはなかなかないです。ただ前モデルと比較すると大刷新となっており横幅こそほぼ一緒ですが縦幅に大きな違いがある。

前モデルの特徴の一つとして小ささがあったのでデザインの刷新とともに大型化はデメリットかも。一方で大型化したからこそ本体は開いている時も閉じている時もかなり薄型化されています。

個人的に折畳式機種に小ささは求めていないのでOppo Find N3で大型化されたのは嬉しいです。

Galaxy Z Fold 5との比較。

またライバル機種となるGalaxy Z Fold 5と筐体サイズを比較すると縦幅はほぼ一緒。ただ横幅に関してはGalaxy Z Fold 5の方がスリムということもあり全体的に縦長見える。

本体の厚みに関しては開いている場合でも閉じている場合でもOppo Find N3の方が薄いです。閉じている時にGalaxy Z Fold 5の方が持ちやすいですが逆に重さと厚みが気になる。

Oppo Find N3は閉じた状態でも横幅が73.3mmとそこまであるわけではないので持ちやすい。持ちやすさに差はあれどOppo Find N3の方が軽くて薄いので取り回しは優れている印象です。

バックパネルと合わせて比較すると両機種ともガラス+マット仕上げの採用で共通です。

手持ちがどちらとも明るい色なので指紋が目立つ感じではなく個人的には気にならないです。また手持ちのGalaxy Z Fold 5はSamsungオンラインショップ限定のブルーなのでサイドフレームもマット仕上げと質感で見ればほとんど差がないという感じです。

ただ国内版だと限定色がないのでサイドフレームが光沢仕上げで好みが分かれる部分かも。

カメラデザインで好みが分かれるかも。

あとはデザインの好みが分かれる部分としてOppo Find N3のサークル型のカメラデザインです。前モデルはカメラバンプを目立ちにくさせるためになだらかな形状かつ垂直型のデザイン。

またGalaxy Z Fold 5も垂直型のカメラデザインなので完全に好みが分かれる部分だと思います。自分はXiaomi 13 Ultraやvivo X90 Pro+を使っているので全く違和感がないです。

むしろカメラデザインにインパクトがあって好きという感じで全体的に洗練された印象を受けます。Honor Magic V2やHonor Magic Vs2にHuawei Mate X3などOppo Find N3より薄くて軽い機種は存在していますが個人的にはOppo Find N3のサイズ感でも十分に軽くて持ちやすい。

メインディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認するとメインディスプレイは前モデル対比でかなり大型化しています。ただ面白いと思うのはこれだけ本体サイズが違くてもアスペクト比は1:1に近いので正方形よりベゼルの太さやパンチホールの搭載位置などはほとんど一緒という感じで変更はないです。

漫画の見え方の違い。

コンテンツの見え方としてまず少年ジャンプ+を開いてOppo Find N2と比較してみましたが本体が縦向きの場合前モデルは横長のため見開き表示ですがOppo Find N3は1ページ表示になります。

そして本体を横向きにした場合は逆転する感じでOppo Find N3が今度は見開き表示になります。

ちなみに同じく1ページ表示になるように合わせてみましたがOppo Find N3の方が単純にデカい。

合わせてGalaxy Z Fold 5とも比較してみるとアスペクト比からもGalaxy Z Fold 5が縦長。ベゼルの太さなどはほぼ一緒ですがGalaxy Z Fold 5はUnder Display Cameraを採用。

そのためコンテンツはパンチ部分によって欠けませんが解像度が低いので違和感はあります。またUnder Display Cameraなのでインカメラとしての画質は正直実用性がない感じです。

そして先ほどと同じくコンテンツの見え方としてまず少年ジャンプ+を開いてみましたがOppo Find N3はパンチ部分に被らないようにするためか上に太めの黒帯が発生しています。

両機種とも拡大表示は一緒ですがコンテンツの大きさもほぼ同じでOppo Find N3の方が無駄が多い。

そして本体を横向きにしてみるとGalaxy Z Fold 5の方が今度は横長になります。そのため余白が少なく無駄な部分が少ないため僅かとはいえGalaxy Z Fold 5の方が大きく表示。

ただ気になる部分としては本体が縦向きでも横向きであってもディスプレイの折り目が目立つこと。

YouTubeの見え方の違い。

次にYouTubeをOppo Find N2と比較してみましたが関連動画含めてOppo Find N2の方が多め。

そして本体を縦向きの状態で全画面表示してみましたがOppo Find N3の方が僅かに大きい程度。

次に本体を横向きにした状態で全画面表示にしてみましたがOppo Find N3の方が明らかに大きい。

最後に本体を横向きのまま全画面表示を解除してみましたが先ほどと今度は逆という感じです。

次にGalaxy Z Fold 5と比較してみましたが情報量はそこまで変わらずコンテンツの大きさに違い。

次に本体縦向きのまま全画面表示にしてみましたがOppo Find N3の方が僅かに大きいという感じです。

そして全画面表示のまま本体を横向きにしてみましたがGalaxy Z Fold 5の方が僅かに横長のため僅かにコンテンツが大きいという感じですがほぼ一緒で表示するコンテンツによると思います。

最後に全画面表示を解除してみましたが表示できる情報量としてはほぼ一緒という感じになります。

ディスプレイ輝度の違い。

次に確認したいのはディスプレイ輝度でOppoの公式発表によるとピーク輝度で最大2800nitsです。ただ海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると手動調節はちょっと暗めです。

前モデル対比でスペック上では僅かな改善という感じで実際に比較してもほとんど差がない。

ちなみに自動調節の場合もスペック上ではほぼ一緒で実際に比較してもほとんどがないという感じ。あくまでもピーク輝度ではしっかり改善していますが実使用の面ではほとんど改善していない。

そしてGalaxy Z Fold 5とも比較してみると手動調節に関しては及ばないという感じです。屋内で使う分には差を感じることはほとんどないかもしれませんが屋外だと差を実感するかも。

一方で自動調節に関してはほとんど差がないので自動調節で暗いと感じなければ自動調節がいい。

実際に屋内で比較する限りではほぼ差を感じないので屋外でない限り困らないと思います。

リフレッシュレートの違い。

メインディスプレイにおけるリフレッシュレートは3機種とも120Hzに対応しているので快適。ただ個人的な印象としてはOppo Find N2はサクサクというかちょっとカクカクしている印象。

またGalaxy Z Fold 5と比較すると滑らかさがちょっと足りないかなという印象を受けます。とはいえ比較したらとの話で単体で見る限りは十分に快適なディスプレイだと思います。

サブディスプレイを確認。

次に変化が大きいサブディスプレイを確認していくと前モデルからアスペクト比が変更。Oppo Find N2はベゼルレスデザインが流行り始めた頃のアスペクト比でちょっと懐かしい。

何方からと言えば横長の部類でコンテンツもちょうどいいサイズ感で表示されます。一方でOppo Find N3は今のトレンドに近い20:9を採用しており持ちやすさと一度に表示できる情報量のバランスを上手く両立しており個人的には20:9の方が好きです。

やはりOppo Find N2は縦幅もコンパクトであることからも情報量がちょっと少ない印象です。

また先ほどと同じ少年ジャンプ+でOppo Find N2と比較してみましたが意外にもほぼ一緒です。単純にOppo Find N2の方が余白が少ないことからもコンテンツの大きさがほぼ一緒という感じ。

YouTubeを再生してみるとOppo Find N2の方が僅かに横長のためコンテンツが僅かに大きい。ただ一度に表示できる情報量としてはほとんど一緒という感じでほとんど無駄がないように見える。

そして全画面表示にしてもOppo Find N2の方が黒帯が少なくコンテンツの大きさはほぼ一緒です。

Galaxy Z Fold 5のサブディスプレイ。

そして合わせてGalaxy Z Fold 5も確認していくと先ほどまでと真逆でかなり縦長です。Xperiaの21:9がかなり縦長と批判される中でそれ以上となる23:9を採用しています。

持ちやすさには絶対的な優位性がありますがコンテンツが小さく表示され文字入力もしにくい。少なくともSamsungはサブディスプレイで何かすることをあまり想定していないデザインに感じる。

個人的に折畳式機種はメインディスプレイとサブディスプレイの使い分けが重要だと思っている。その中でGalaxy Z Fold 5のサブディスプレイは正直なところ要件を満たしていないです。

そして先ほどと同じく少年ジャンプ+でコンテンツを表示してみましたが明らかに差があります。Galaxy Z Fold 5の方が横幅スリムということもあり上下に余白が多くなり全体的に無駄が多い。

次にYouTubeを再生してみましたがGalaxy Z Fold 5の方が一度に表示できる情報量は多い。ただ肝心のコンテンツは小さめなのでこの状態だとあまり実用性がないかなという印象です。

ちなみに全画面表示にもしてみましたがOppo Find N3の方が大きく単純にみやすいかなという印象。2800nitsというピーク輝度だけで見ると残念な感じになりますがフラッグシップに遜色ない。

ディスプレイを搭載していることに違いはなく個人的には十分に明るくて見やすいと思います。

折畳式機種特有の機能を確認。

次に折畳式機種特有の機能を確認していきたいと思いますが一つ目としてはディスプレイの折り目。3機種とも共通してメインディスプレイにはSamsungのUTGを採用していますが折り目に差がある。

Oppo Find N2と比較するとOppo Find N3は手触りも折り目もしっかりと改善しています。

そしてGalaxy Z Fole 5と比較すると雲泥の差でなぜSamsung製のUTGでここまで差がでるのか。世代を重ねるごとに改善しているとはいえSamsungはかなり遅れ気味に対してOppo Find N3は現状世界でトップクラスで折り目がかなり目立ちにくい機種に仕上がっています。

ヒンジの開閉。

そしてヒンジの開閉ですがどの機種ともヒンジの段階的な調節は可能ですがOppo Find N3は120度あたりから180度あたりの角度調節は出来ない感じでOppo Find N2ではできるからこそ残念。

ただ90度以下だとしっかりと角度調節ができる感じ開閉自体は硬くも柔らかくもない感じです。

Galaxy Z Fold 5は開閉が一番硬い感じでその代わり角度調節がしっかりできるという印象。ちなみにメーカーの公式発表によるとGalaxy Z Fold 5は20万回の開閉が保証されていますがOppo Find N3は100万回の開閉が保証されており耐久性の部分では5倍の差がある感じです。

ただ結局のところユーザーの使い方次第でOppo Find N3が先に壊れる可能性もあります。

フレックスモードを確認。

フレックモードに関してデフォルトで対応しておりよく使うアプリとしてはカメラくらいです。ただこれは多くの折畳式機種が対応していることからも特別感があるわけではありません。

とはいえインカメラを使ったビデオを通話する人やタイムラプラスの撮影などには使いやすい。

一方でちょっと嬉しかったのがAmazon Prime Videoも最適化されているとはいえませんがとりあえず対応していることでPixel Foldのように上半分で表示されるのでみやすい。

Oppo Find N2のように全画面表示されないだけでも個人的にはありがたいかなという印象です。

ただGalaxy Z Fold 5はオプションで強制的にほとんどのアプリで対応させることができます。そのため汎用性は劣りますが個人的にはYouTubeとAmazon Prime Videoが対応していれば十分。

マルチタスク機能を確認。

そしてマルチタスク機能ですが意外と中華系で非対応機種が多いのがタスクバー機能です。Oppo Find N3は直近で開いたアプリを最大3つまで表示できますがGalaxy Z Fold 5は4つです。

そしてマルチタスク機能は非常に面白く今まで使った機種の中でも個人的にはかなり使いやすい。

慣れるまでは逆に使いにくいかもしれませんが二本指で画面半分を割るように下にスワイプで起動。縦に2分割してもアスペクト比20:9くらいで表示されている感じで個人的には丁度いいです。

アプリの複製機能を確認。

その他アプリの複製機能としては全てではなくLINEなど主にSNSアプリの一部が対応している感じ。Androidではislandのようなアプリを使えば実質複製できますがデフォルトでの対応は嬉しい。

また設定を見逃していたら申し訳ないですがホーム画面のアプリ配置はサブもメインも共通化。なので単純にサブディスプレイ2ページ分がメインディスプレイで見開き表示される感じです。

個人的には別々にする必要がないと思っていますがGalaxy Z Fold 5の方が汎用性が高い。

メインからサブへの連携性を確認。

そして多くの折畳式機種はサブディスプレイからメインディスプレイの切り替えは円滑にできる。ただ逆のパターンは機種によってで一部機種は連携性がないのでアプリ表示がおかしくなる。

Oppo Find N3はメインディスプレイを閉じた後に3つのオプションから表示可能で下からスワイプすることで継続を選択していますが使わない時は画面がそのままオフになるだけ。

Galaxy Z Fold 5はアプリごとに継続するか選択できる一方で一律の設定ではないので面倒。またメインディスプレイからサブディスプレイに切り替えた時はアプリをリロードした方がいい。

そのため設定していないと都度リロードが入るGalaxy Z Fold 5は良くも悪くもという感じ。

アプリごとの表示設定を確認。

ちなみにアプリは基本拡大表示となっておりアプリごとに設定可能なので最低限に対応。自分がよくやるLINEぽこぽこは拡大表示だとバグるのでいつも手動でなおしている感じです。

カスタマイズで見ればGalaxy Z Fold 5の方が細かい部分まで対応しているので汎用性が高い。ただ個人的にはOppo find N3でも十分なほど対応している感じで特段困らないです。

基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認していきたいと思いますがOppo Find N3はAndroid13の独自UIです。アップデートサポート期間はGalaxy Z Fold 5と同じで折畳式機種の中では最長クラスです。

ただメインディスプレイのフィルムが浮いてくる可能性などを考慮するとアップデートのサポート期間より修理などハードの対応が充実しているかの方が重要で通常のスマホと意識する部分が違うと考えた方が分かりやすく国内で発売されているGalaxy Z Fold 5の強み。

ちなみに発売地域によりますが両機種ともDual SIMに対応しておりeSIMとの組み合わせが可能。注意点として国内版のGalaxy Z Fold 5は物理のDual SIMには非対応です。

容量構成を確認。

容量構成を確認するとOppo Find N3のグローバル版はストレージオプションが一択です。また空いているストレージを利用して仮想のRAMを追加することが可能で4GBから最大12GBまで。

なので仮想と組み合わせることで最大RAM32GBになるのはちょっと恐ろしいところです。512GBもストレージが必要ないと思う人はその分RAMに振っておいては方がいいかもしれません。

一方でGalaxy Z Fold 5は執筆時点で直販版は存在しておらず今後追加されるか不明です。キャリアでみるとauとdocomoから発売されており256GBモデルは実店舗でも購入可能。

ただ512GBモデルはオンラインショップ限定で1TBはauオンラインショップ限定となっています。ちなみにSDカードスロットは両機種も非搭載で使いたい場合は変換アダプターが必要です。

パフォーマンスと電池持ち。

そしてOppo Find Nシリーズは型落ちの世代を採用する傾向にあり今回はSnapdragon 8 Gen 2を搭載。またOppo Find N3にはハイパフォーマンスモードとバランスモードがありデフォルトはバランスモードになっています。

とりあえず発熱の程度を調べるために本体を開いた状態でベンチマークを3回連続で回してみました。

スコアで見るとバランスモードということもありOppo Find N3は前モデルからほとんど変わらず。

トップスコアという面でみるとGalaxy Z Fold 5ですが気になる部分として発熱のしやすさです。Oppo Find N3は余裕を持たせていることもあり内部温度も前モデルより低い上でスコアが高い。

一方でGalaxy Z Fold 5は1回目で40度を超えており最高で44.5度とかなり発熱しています。合わせて計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがGalaxy Z Fold 5は42.0/45.8/46.0度。

Oppo Find N2は40.2/41.6/42.3度でOppo Find N3は34.2/35.1/35.2度という感じ。実際に持ち比べをしてもGalaxy Z Fold 5だけ圧倒的に熱くなっておりOppo Find N2はそれなりに発熱している感じに対してOppo Find N3は暖かくなっていることすら分からない程度。

あくまでもベンチマークでみるとOppo Find N3は発熱が圧倒的にしにくいという感じです。

一応合わせてパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testを実施。発熱の程度で想像はつきましたがGalaxy Z Fold 5はスコアは高いけど安定率が48.7%と低い。

一方でOppo Find N3はトップスコアは劣るけどハイスコアの時間が長く安定率も66.6%と高い。今回の結果で判断すればOppo Find N3の方がパフォーマンスの持続性も優れていることになります。

ただゲームなどでは評価が変わってくる可能性もあり本体を閉じた状態でも結果が変わるかも。ちなみに海外サイトによるとハイパフォーマンスモードはCPUのパフォーマンスが僅かに向上。

ただスロットルダウンするのも速くなりパフォーマンスの持続性にも影響を及ぼすこと。さらに勝手にオフになることからも信頼性がなくおすすめは出来ないとしています。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連を確認するとまず前モデル対比でバッテリー容量は僅かに増加しています。またSnapdragon 8 Gen 2を搭載したことで電力効率が改善したので電池持ちはしっかり改善。

ブック型ではXiaomi Mix Fold 3が117と驚異的なスコアを獲得していますがそれ以外の多くは100前後という感じでOppo Find N3の電池持ちは良くも悪くもないという感じに収まる。

何よりディスプレイサイズが大型化した上でここまでスコアが単純に伸びたのはすごいです。ここ数日使った感じとして最適化も終了していないですが電池持ちはあまり良いという印象ではない。

ただ今後安定してくる可能性がありますが最近のハイエンドのような安定性は期待出来ないと思う。ちなみにOppo Find N2は充電開始30分で87%でフル充電に要した時間は41分を記録。

一方でOppo Find N3は充電開始30分で80%でフル充電に要した時間は42分とほとんど一緒です。バッテリー容量が増えたことを考えるとOppo Find N3の方が平均充電速度が速いのかも。

合わせてGalaxy Z Fold 5は充電開始30分で50%でフル充電に要した時間は1時間24分です。Galaxy Z Fold 5はワイヤレス充電に対応していることがメリットですが充電速度は遅いです。

その他を確認。

その他Oppo Find N2では防水防塵非対応でしたがOppo Find N3ではIPX4に対応。なので雨や水飛沫がかかる程度であれば大丈夫ですが水没させるのはアウトという流れ。

一方でGalaxy Z Fold 5はIPX8に対応しているので水に沈めても大丈夫という感じになります。ただ注意点としてIPX8に対応してもお風呂や海にプールなどで使えないのは一緒です。

生体認証に関して3機種とも共通してインカメラを利用した2D顔認証と側面に指紋認証。側面に指紋認証が搭載されているので認証しやすく感度や速度はそこまで差を感じません。

そして音量を50%に設定してスピーカーテストをしてみました。音量に関してはGalaxy Z Fold 5が圧倒的に大きいですが音のバランスが悪く感じる。再生するコンテンツにもよるかもしれませんがOppo Find N3の方がバランスよく聞こえる。

スピーカー自体は前モデルからもしっかり改善されているのは個人的に嬉しいところです。

カメラを確認。

そして最後にカメラを確認したいと思いますが前モデル対比で広角と望遠が刷新されています。どちらともセンサーサイズが大きくなっており広角に関してはXperia 1Ⅴなどが搭載している世界初の2層トランジスタ技術を採用したIMX888を搭載しているので描写力は改善している。

一方でGalaxy Z Fold 5と比較するとセンサーサイズで見ればOppo Find N3の方が大きい。Galaxy Z Fold 5はコストカットのためかセンサーが弱めなので余計に差がついた印象です。

とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはOppo Find N2/Oppo Find N3/Galaxy Z Fold 5の順番になっており、真ん中を中心にどのような違いがあるかで見てもらえると分かりやすいと思います。

Oppo Find 3が最も黒潰れがしにくく繊細の表現ができている印象を受けますが、Galaxy Z Fold 5と比較するとフレアが入りやすい印象を受けます。

広角で撮影。

接写してみましたがフォーカス精度はどの機種も正直物足りないです。ポートレートとはまた違いますが背景のボケ感がいかにも加工という印象で、割とOppo Find N2が安定しているようにも見えます。

前モデルと比較すると変に色が濃い印象は消えましたが、Galaxy Z Fold 5と比較すると木の部分の色味で好みが分かれるかもしれません。

ポートレートで撮影。

次にポートレートの1倍で撮影してみましたが3機種とも共通して被写体にそこまで寄れない感じ。また普段Oppo製品を使っていないことから癖を把握しておらずOppo Find N3が最も撮りにくい印象でした。

今回の3機種の中ではGalaxy Z Fold 5のフォーカス精度が最も優れている印象で比較的撮りやすかった印象です。

ポートレート/2倍で撮影。

2倍だとOppo Find N2が対応している倍率の問題もありますが安定している印象。

やはりOppo Find N3のフォーカス精度がちょっと甘めという印象でしょうか。

望遠で撮影。

最初に2倍で撮影してみましたがOppo Find N2が最も安定している印象。

次に3倍で撮影してみましたが画質はGalaxy Z Fol 5とOppo Find N3がマシにみえ色味で好みが出そうです。

 

5倍になるとペリスコープを搭載しているOppo Find N3が際立っている印象。

次に10倍で撮影してみましたがOppo Find N3はノイズが少ない一方で被写体がちょっと暗めに撮れる感じです。

15倍になってくるとOppo Find N3だけがかなり安定している。

次に20倍で撮影してみました。

Oppo Find N2は最大20倍までなので最後の30倍は残りの2機種で撮影してみましたがOppo Find N3もノイズが多いとはGalaxy Z Fold 5よりは優秀で折畳式機種の中でズーム性能はかなり安定している印象を受けます。

そしてちょっとびっくりしたのは最大120倍に対応していることですが上記の画像からも画質はかなり残念という感じでスペック上対応しているだけという印象。

超広角(低照度)で撮影。

Oppo Find N2が思っていたよりも明るく補正される印象。ちなみにOppo Find N2はナイトモードが選べますがOppo Find N3は自動でトリガーされる感じで、ユーザーが任意でオフにできる感じです。

この画角だとGalaxy Z Fold 5が一番安定している印象を受けます。

広角(低照度)で撮影。

Oppo Find N3は思っていたよりも手ブレがしやすい印象です。

なぜかOppo Find N3のみ外灯が白飛びしています。

強い光源を撮影してみましたが3機種とも意外と頑張ってくれています。

望遠(低照度)で撮影。

まずは2倍で撮影してみました。

次に3倍で撮影。

最後に5倍で撮影してみましたがOppo Find N3がやはり安定している印象です。

まとめ。

今回はマレーシア版のOppo Find N3を購入したので開封レビューをしてみました。今回もTwitterで話題のまめこさんのところで購入しており価格は約28万円という感じです。

グローバル市場で発売されている貴重なブック型の折畳式機種で気になる人もいるかも。またHonor Magic V2のグローバル版が待てずにOppo Find N3を購入する人もいるかもです。

何よりこのサイズ感の折畳式機種を待っていたと思う人が多い可能性があり自分はお気に入り。そしてグローバルモデルもしっかりと展開してくれたのが超重要ポイントだと思います。

これでバンドの最適化した上で日本でも発売すればそれなりに売れるのではないかなと思います。それこそオンラインかつ1000台限定で多少割高でも欲しい人はとびつくと思う。

完全とは言えませんが今年使ってきた折畳式機種の中でもトップクラスに満足度が高い機種です。

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