ネット上の評判はあまり良くありませんが後出しだからこそGoogle Pixel FoldはGalaxy Z Fold 5など他の折畳式機種と比較しても違うコンセプトを採用した良機種に仕上がっている印象を受けます。
詳細は「Pixel Fold 1ヶ月レビュー。本当にネットで言われるほど悪い機種なのか?」をご参照下さい。またGoogleはAppleのことを強く意識しているのか期間限定で創立記念セールが復活しておりPixel 7 Proなどが非常に安く購入することができます。
詳細は「Pixel 8登場前最後の大盤振る舞い。創立記念セールがまさかの復活」をご参照下さい。さて今回9To5GoogleによるとフランスにおけるGoogle Pixel 8シリーズの価格が判明したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
フランスにおける価格が判明に。
先日にはヨーロッパにおけるPixel 8シリーズの価格がリークしており驚愕的な値上げに。一方で海外サイトによるとそれら価格はフェイクである可能性が高いのではと指摘していました。
機種名 | ストレージ | 価格 | 現行モデル |
Pixel 8 | 128GB | €874 | €649 |
256GB | €949 | €749 | |
Pixel 8 Pro | 128GB | €1235 | €899 |
256GB | €1309 | €999 | |
512GB | €1461 | – |
まず一つ目の理由としてGoogleはシンプルな価格設定を好む傾向にありヨーロッパやアメリカでは語尾の数字が9になることが多いですが事前情報の価格では統一性がないと指摘。
ちなみに国内のGoogle StoreでみるとPixel Foldが25万3000円と0で統一されています。海外サイトによるとおそらくこの価格はヨーロッパ向けの価格として元々リークではない。
他の地域での価格を単純にユーロに換算したことに加え第3の小売業者が販売する時の手数料が上乗せされている価格の可能性があると指摘しており個人的には現実味があると思う。
情報源を特定させないようにと別の販売地域の価格に換算。さらに換算しているだけなので端数が出たり語尾が9に丸まらないのも納得という感じで先日リークしたヨーロッパの価格はざっくり言えばヨーロッパのユーザーが他国から個人輸入した場合の価格みたいなイメージかも。
そうなってくるとGoogle Storeで販売される価格はもっと安くてもおかしくないことに。そして今回の情報によるとヨーロッパの特にフランスにおける価格がリークしたとしています。
モデル | 容量構成 | Pixel 7 | Pixel 8 |
無印 | 128GB | €649 | €799 |
256GB | €749 | €859 | |
Pro | 128GB | €899 | €1099 |
256GB | €999 | €1159 | |
512GB | – | €1299 |
ベースモデルであるPixel 8は128GBモデルは150ユーロと約23%の値上げで799ユーロとの予測。ちなみにこの価格を単純に計算して約12万6000円になるので高いと批判する人もいます。
ただそれを言ってしまうとPixel 7の時点で約10万2000円なので日本より現時点で高いです。正直この価格を日本円に換算しただけで高いと判断するのは安直すぎて何の参考にもならないです。
次にPixel 8 Proの128GBモデルは200ユーロの値上げと約22%の値上げで1099ユーロです。
Pixel 8シリーズはどちらもベースモデルは約22%の値上げという感じに対してPixel 8の256GBは約14%の値上げでPixel 8 Proの256GBモデルは約16%の値上げと値上げ幅が異なる。
ベースモデルは大幅値上げになるという印象ですが上位モデルはそこその値上げに抑えている印象。ベースモデルを高くすることによって上位モデルにユーザーのニーズを流すようにしているのかも。
また今回の情報でも512GBモデルの存在を確認することができヨーロッパでの発売に期待。この感じだとカラバリは限定されても日本でも512GBモデルが追加される可能性があるかも。
ちなみにフランスにおいて512GBモデルの価格は1299ユーロとなっており高いのか不明で256GBモデルに対して140ユーロの差があるのでストレージにどこまで投資できるかという感じ。
ちなみに同じ上位モデルであるGalaxy S23 Ultraの256GBと512GBモデルの価格差は180ユーロなので本体価格の差もありますがPixel 8 Proの方が割安なのかもしれません。
今回の情報にどの程度の信憑性があるのか不明ですが先ほども触れたGoogleらしい価格設定。この価格が正しいと言われても個人的に違和感がなくフランスで値上げ傾向になるのかも。
価格の優位性は健在。
先ほどの話とも重複しますが単純に現地価格を換算して高い/安いを判断しても参考にならず。まずフランスは標準税率が20%なので日本の消費税10%よりも圧倒的に高いので高くなりがち。
そして世界的にみた場合ドル高の状況でフランスがどのような価格設定がされてきたのか。ヨーロッパにおいてPixel 6のベースモデルは649ユーロにPixel 6 Proの128GBモデルは899ユーロとされており市場によって差がある可能性がありますがPixel 7は価格が据え置き。
ドル高の状況は2022年に始まっていたことを考えるとヨーロッパでは値上げを抑制した。ドル高の状況を今でも継続していることを考えるとPixel 7の価格を据え置きにしたツケがPixel 8シリーズの大幅値上げに繋がっている可能性もあります。
ちなみにGoogleは日本市場においてかなり価格を頑張ってくれていますがPixel 7は前モデル対比で7700円でPixel 7 Proは前モデル対比で7700円と共通で値上げされていることを確認できます。
逆に言えばPixel 7シリーズの時点で値上げされているのでフランスほどの値上げはないかも。ちなみに税率が違うため何ともですが仮にフランスと同程度値上げされたと仮定するとPixel 8は23%の値上げなので10万1475円でPixel 8 Proは22%の値上げなので15万2889円。
2割の値上げは考えにくいですがこの価格帯になってくると安いとは言いにくくなる。ちなみにライバル機種であるGalaxy S23とiPhone14の無印と最上位同士で価格を比較。
モデル | 容量構成 | Pixel 8 | iPhone 14 | Galaxy S23 |
無印 | 128GB | €799 | €1019 | €849 |
256GB | €859 | €1149 | €909 | |
最上位 | 128GB | €1099 | €1479 | – |
256GB | €1159 | €1609 | €1259 | |
512GB | €1299 | €1869 | €1439 | |
1TB | – | €2129 | €1679 |
Pixel 8の価格でもちょっと高くなったなという印象でしたがGalaxy S23よりは50ユーロ安い。またGalaxy S23 Ultraと比較しても100ユーロ近くは安いということを確認できます。
また執筆時点ではiPhone 15が発表されていないためiPhone 14シリーズと比較すると価格差が雲泥の差という感じでPixelの価格を見た後にiPhoneの価格を見ると高過ぎに見えます。
あくまでもフランスでの価格かつ公式ストアにおける直販版の価格で比較しておりキャンペーンなどは一切考慮していないとはいえPixel 8で値上げされても優位性がかなりある。
iPhoneの価格までいってしまうと価格どうこうというよりはブランド力で売れている感じ。逆に価格差があまりないGalaxy S23シリーズが強力なライバルになるという感じでしょうか。
とはいえキャリアの販促次第では売れ方なども地域によっては変わってくると思います。おそらく日本でもそうなると思いますが多少の値上げが行われても価格の優位性はある可能性
逆にフランスほど値上げされない地域であればもっと価格の優位性が強くなると思います。執筆時点での為替で見るとおそろしいことになっていますが国内での価格は頑張ってほしい。
販促を強化する可能性。
リークしているスペック通りであれば大幅な進化になる可能性があるPixel 8シリーズですが今回の情報通りであればスペックの進化に合わせてそれなりの値上げが行われることになる。
ただ今回の情報によるとGoogleは値上げのインパクトを緩和するために実質負担金を下げるかも。国内で見ればストアクレジットを増額したりPixel Watchなど予約購入特典をつける可能性。
また分かりやすいのは下取りの強化でPixel 7シリーズの予約購入期間キャンペーン時はPixel 6シリーズやPixel 4シリーズが6万円近くで下取りしてくれると大盤振る舞いでした。
仮に国内での価格も高くなるのであればPixel 7シリーズやPixel 5の下取りを頑張るかも。あとはユーザー次第だと思いますが購入特典として何かもらえる方がいいのか。
それとも現状のようにストアクレジットがいいのかは好みが出るところで自分はGoogle Storeでよく買い物をするのでストアクレジットの方がありがたいなと思っています。
結局すでに持っている物が購入特典になると重複するだけで個人的には要らないと感じ。また購入特典を売却するのにも手間がかかりそこまでしてお金が欲しいという感じにもならない。
昨年と同じであればストアクレジット+下取り強化が予約購入特典になる可能性が高いかも。自分はPixel Foldを購入した時のストアクレジットが約10万円分に加えPixel 7シリーズを下取りに出して購入する予定なので実質負担金がそこまでない状態で購入できるかもしれない。
例えばPixel 8を10万円でPixel 8 Proは15万円と仮定した場合に合計で25万円です。Pixel 7シリーズの下取り金額が仮に昨年と同じく6万円だと仮定すれば合計で12万円。
もちろん期待しているだけで実際とは相違すると思いますが3万円くらいで2台購入できるかも。あとは購入特典としてストアクレジットでもつけば実質0円になる可能性もあります。
なので自分はPixel Watch 2だけ完全に自己負担で購入するという感じのイメージです。ちなみにPixel Buds Proには新色が追加すると予測されていることからも後継種は出ない。
その他目ぼしいアクセサリーなどが出なければ購入予定はないので今年も安くすむかも。結局近年のGoogleの施策を見ると予約購入特典期間内に購入するのが一番安いという感じ。
まとめ。
今回はフランスにおけるPixel 8シリーズの価格が出てきたのでまとめてみました。市場によって差があれど値上げは仕方なく値上げされてもまだ十分に安いと思います。
今後もPixelだけが値上げになるとは考えにくいので価格の優位性は当面続くのかもしれません。あとは噂通りであればTSMCに切り替わるPixel 10シリーズのタイミングでどうなるのか。
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