昨年にはそのデザインと薄さが登場で大刷新となった折畳式機種であるXiaomi Mix Fold 2を購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「思っていたよりも全然いい。Xiaomi Mix Fold 2の開封レビュー」をご参照下さい。
また2022年は搭載機種が限定されていたIMX989ですがついに上位モデルにも搭載されるようになったのでXiaomi 13 Proを購入して開封レビューをしてみました。詳細は「Xiaomi 13 Pro 開封レビュー。物撮りが捗り過ぎる超楽しいカメラスマホ」をご参照下さい。
今回は香港版のXiaomi 13 Ultraを購入したので開封をしつつトップクラスのカメラの実力を試してみたいと思います。
開封。
元々Xiaomi 13 Ultraは購入予定でしたが誘惑に負けてXiaomi 13 Proを購入してしまったので今度はXiaomi 13 Ultraを我慢しようと思っていたら結局誘惑にまけて購入してしまいました。
まず化粧箱を確認すると付属品が充実しているからこそ分厚目なことに加え黒を基調しており重厚感も感じます。
付属品を確認すると90Wの電源アダプター。
USB-Cケーブル。
SIMピンに説明書が同梱されています。
また専用ケースが付属されているのも嬉しいですがスクリーンプロテクターが標準装着。なので中華系のサイトで購入するのが苦手な自分にとって最低限揃っているのは嬉しいところ。
さらに今回本体の購入に合わせて純正のケースも合わせて入手することができカラーは一色です。本体のカラバリに合わせて多色展開だったら嬉しかったのですがこればかりは仕方ないです。
純正ケースということもありフィット感は抜群で取り外しも楽と個人的にはありがたいです。
Xiaomi 13 Proの時は純正ケースとはいえシリコンケースを選んだのでちょっと安っぽかった。ただ高い分レザーケースは質感が高く満足度も高いのでカラバリに不満がない人はいいかも。
デザインを確認。
なんだかんだXiaomi Mi11 UltraにXiaomi 12S Ultraと最上位モデルを買ってきており特にXiaomi 12S Ultraはデザインがかなり好きでしたがグローバル版がなかったのが残念。
ただXiaomi 13 UltraでもXiaomi 12S Ultraに近いデザインを採用しており悪くない。本体サイズを確認すると163.18×74.64×9.06mmで最上位モデルの中では標準的なサイズ感です。
また227gであることからもGalaxy S23 UltraやiPhone 14 Pro Maxなどの最大クラスよりは横幅もスリムで僅かに軽く取り回しはしやすいかなという印象。
最初はカメラ部分にかけて本体も緩やかに厚みが増しているデザインはどうなのかなと思っていましたが実機でみると悪くないです。
ただカメラ部分込みで本体の厚みをみると15mm近くありカメラバンプのみで6mmとかなりあります。カメラバンプの印象を少しでも和らげるために今回のようなデザインを採用したのかもしれない。
そしてXiaomi 12S Ultraの時に気に入っていたカメラレンズ周辺の金のリングは継続です。
また面白いと思うのが背面部分全部がレザー基調となっておらずサイドフレームが背面側と一体化。
本体上部を確認するとマイクが2つにリモコン代わりとなる赤外線エミッターを搭載。
右側面は特段何もなく左側面は音量ボタンに電源ボタンとボタンの配置は絶妙です。
また本体下部にUSB-CにSIMトレイにスピーカーグリルと物理ボタンの配置はいつも通りという感じ。サイドフレームは本体のカラバリと同色となっておりマット仕上げだからこそ高級感を感じる。
さらにフラットになっているからこそ実際の持った時に湾曲しているよりは持ちやすい印象です。
今回購入したのはメインカラバリとなっているグリーンで海外サイトのレビューを見て気になった。最初は中国版限定のカラバリを購入しようと思っていましたがグローバル版が出たので購入。
ちなみに中国においてレギュラー色は3色で限定色として3色の合計6色展開となっています 。
またグローバルモデルはブラック/グリーンの2色展開最上位モデルでありながらカラバリが豊富なところが魅力でSamsungのように限定食もグローバル展開してほしいところです。
デザインは発表当初はちょっとピンと来なかったですが実機を見ると想定以上にいいという印象です。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイですが6.7インチで表示解像度は3200×1440の2KでHDRやDolby Visionに対応。個人的にEdgeディスプレイを採用しているところはちょっと気になりますがスペックてんこ盛りです。
原色に忠実な色表現となっており発色も非常に良くYouTubeなどを見ても非常に見やすい印象。正直ディスプレイに関してはスペックはすごいけど実際に見てもよく分からないレベルに到達。
また可変式120Hz表示に対応しており1Hzまで下がるので電力効率も最大限最適化されています。
ちなみに海外サイトによると常時表示ディスプレイがオンの場合は30Hzで表示しており写真など静的なコンテンツは10Hzで表示。また最小リフレッシュレートはディスプレイ輝度に影響を受ける。
一方で分かりやすい部分としてXiaomiは最大2600nitsとディスプレイの明るさをアピールしています。最近はディスプレイ輝度も分かりやすいスペックとしてインフレしていますが最大数値はピーク輝度である可能性が高いこと。
海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると手動調節で492nitsで自動調節で1200nitsとGalaxy S23 Ultraとほとんど一緒な感じです。ディスプレイの一部分のみを計測した場合最大で2600nitsですが日常使う場合は高輝度モードで最大1200nits程度と認識しておいた方がいい。
iPhone 14 Pro Maxが高輝度モードで1800nits程度でることからもXiaomi 13 Ultraは実使用においては見劣りしますが一部機種のディスプレイが明るぎという感じでXiaomi 13 Ultraでもそこまで困ることはない。
逆に実使用の範囲でディスプレイ輝度を強化しすぎると電池持ちやディスプレイの焼き付け問題に。少なくとも自分がサンプルを撮影しにいった時では特段見にくいという感じではありませんでした。
真夏の直射日光下のシーンであれば見にくいかもしれませんがそんなシーンでスマホを見たくないです。
あと慣れの問題なのかXiaomi特有の癖なのか不明ですがEdge部分の反応が悪いことが多いです。反応が良すぎると誤反応に繋がるため難しいところですがスワイプする時に反応しないことが多い。
これは同じくEdgeディスプレイを採用した機種と比較してもストレスに感じることが多いです。慣れと割り切るべきなのかチューニング不足なのか正直何とも言えないところで個人的にはストレス。
基礎スペックを確認。
基礎スペックを確認していくと今回購入したのは香港版でGMSが標準搭載なのは嬉しいところです。今まで中国版を何回か使ってきましたがやはりグローバル版があるなら自分はグローバル版が楽。
vivo X90 Pro+などグローバル発売されてない機種と比較すると地味ですが大きな差に感じます。
RAMは12/16GBでROMは256/512GB/1TBの3モデル構成となっており今回購入したのは香港版なのでRAM12GB/ROM512GBモデルの一択で中国版のみ豊富な容量構成があるという感じです。
また空いたストレージを利用した仮想メモリに対応しておりSDカードスロットは非搭載ですがストレージはUFS4.0と最新の規格に対応しており個人的には十分。
そしてSnapdragon 8 Gen 2で負荷をかけるためにベンチマークを3回連続で回してみました。
スコアで見れば150万点前後とかなり安定している印象ですが1回目の時点で内部温度が40度に。結果3回目では49度まで上がったことを考えると他の機種と比較しても内部温度がかなり上がりやすい。
また外部温度も合わせて計測してみましたが38.7/41.2/43.5度とかなり上がります。1回目終了時点でかなり不快な熱さになり2回目終了時点で触っているのが厳しい熱さという感じ。
Xiaomi 13 Ultraは独自技術となる環状冷却ポンプを採用して放熱性をより強化していますが初期設定の段階でもめちゃくちゃ熱くなって心配するくらいですがそれだけ放熱をしっかりしている。
ただGalaxy S23 Ultraやvivo X90 Pro+などと比較すると圧倒的に熱くなりやすい印象で発熱自体は悪くないことですがこれだけ発熱するとユーザーの評価が分かれるところだと思います。
そしてバッテリー容量は5000mAhで海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると108を獲得。ちなみにXiaomi Mi11 Ultraが95でXiaomi 12S Ultraが93であったことを考えると電池持ちは改善していますがXiaomi 13 Proは115なので電池持ちが悪い。
今後検証する必要がありますがXiaomi 13 Proはスコアの割には自分の使い方だと電池持ちがいいという印象は全くなくXiaomi 13 Ultraもスコアほど電池持ちの良さを実感できない。
自分の使い方だと寝る前の電池残量は40%以下のことが多くカメラをちょっと使った日は30%以下になることも多々ある。この前は久しぶりに電池残量が一桁になったので自分の使い方で見れば悪く感じてしまいます。
Galaxy S23 Ultraを使ったことからも電池持ちの評価に対するハードルが高くなったかもしれませんが少なくとも自分の使い方だと決して良いとは言えずそれなりに使う人は1日持たないと思う。
一方で有線の場合は最大90Wでワイヤレスの場合は最大50Wに対応。海外サイトを参考にすると充電開始30分で91%でフル充電に要した時間は40分と中華メーカーの機種の中では普通という感じ。
ただGalaxyやiPhoneなど充電速度が速くない機種と比較すると圧倒的という感じです。ここも考え方次第でiPhone 14 Pro MaxやGalaxy S23 Ultraは充電速度が遅いけど電池持ちが圧倒的に良いので充電頻度をそもそも減らせる。
一方で中華メーカーの多くは充電速度は速いけど電池持ちがあまり良くないことが多くユーザーの評価が分かれる部分だと思う。スコア的に見ればXiaomi 13 Ultraの電池持ちも1日は持つので充電速度にあまり拘りはありません。
そしてIP68に対応しておりイヤホンジャックは非搭載。生体認証は2Dの顔認証に加え画面内指紋センサーを搭載。詳細は把握していませんが中華系で超音波式を採用できるのはvivoのみとされています。
そのためXiaomi 13 Ultraは光学式を採用していますが十分にチューニングされている印象です。ただ高照度の環境や指が感想している状態だと認証がしにくくなるので注意が必要になります。
そしてスピーカーですが以前のようにHarman/Kardonコラボのスピーカーを搭載していません。ただステレオスピーカーは健在でDolby Atmosにも対応しているのでスペック的には十分です。
音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量自体はかなり大きめで音質は軽めと相変わらずのXiaomiという感じのスピーカーです。
カメラを確認。
そして最後にカメラですがメインカメラセンサーは前モデルと同じ50MP/1インチのIMX989を搭載。
Xiaomi 13 Proも同様に採用していますが大きく異なるのが絞り機能に対応したことでユーザーが撮影シーンに合わせてF1.9かF4.0で調節することが可能でボケ感を多少調節できること。
大型センサーを搭載している機種のデメリットとしてボケ感が強くですぎることがあるので絞り機能に対応したことでユーザビリティが上がる。そして超広角に2つの望遠レンズは同じIMX858を採用しており画角の切り替えの際に色味に統一性を持たせることにメリットがあります。
一つ目の望遠は75mmで光学3.2倍ズームで2つ目の望遠は120mmで光学5倍に対応しています。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
今回のサンプル写真はライカバイブラントモードとHDR濃いめのモードで撮影してきました。白飛びもしっかり抑制されており分かりやすい写真が撮れている印象を受けます。
広角で撮影。
F値に関しては手動で固定することも出来ればオートで本体に任せることもでき今回はオートで撮影。一応確認として絞り機能に対応しても最短撮影距離にはほぼ変わらないという感じです。
個人的には撮りたい画角より一歩引いてあげた方がフォーカス精度があがる印象で無理に寄って撮影した時の方が失敗する確率が高く大型センサー特有の癖の一つだと思います。
ポートレートで撮影。
デフォルトで撮影。
マスターレンズ35mmで撮影。
同様に50mmで撮影。
75mmで撮影。
最後に90mmで撮影してみましたが画角的にも35mmか50mmが使いやすいなという印象です。ただ他の機種のようにモード選択とは別にズーム倍率だけデフォルトだけでもいいので変更できたらよかったなという印象。
望遠で撮影。
何回一枚目の写真はレンズ切り替えがしくったのか全体的にぼやけた写真に。1/2/5/10/30/60/100/120の順番で撮影しており、10倍まではかなり汎用性が高いように感じます。
また日常生活で100倍とかで撮影するシーンはほぼありませんが60倍までは何とか許容範囲という感じです。さらに嬉しいのが思っていたよりも手ブレはしっかりきく感じです。
ナイトモードで撮影。
ちょっと今回のサンプルで一番びっくりしたのが上記の画像でほとんどの機種はゴーストが発生するのにほぼ発生していない。さらに白飛びもかなり抑制されており、かなり頑張っているなという印象です。
ただベタ塗りのような色味になることがあるので気になる人は気になるかも。
最後に真っ暗の状態になってしまうと白飛びは発生しやすくもうちょい改善に期待したいという感じですが全体的にかなり進化したなという印象です。
まとめ。
今回は中国版のXiaomi 13 Ultraを開封してみましたがスペック的にワクワクする機種の一つでグローバル市場で発売される機種と考えるとより有力な選択肢になってくると思います。
個人的にはvivo X90 Pro+のグローバルモデルが出れば最強に感じましたが結局でることなくXiaomi 13 Ultraが欲しくなったという経緯もあります。一時期と比較すれは破竹の勢いはなくちょっとシェアが伸びにくい状況になっている中グローバル市場にも力を入れてくれるのが嬉しい。
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