Xperiaの強力なライバル。AQUOS R8 pro 開封レビュー。ただ楽しいスマホ

先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

ただ一方で2020年に登場したXperia 1IIで廃止になった純正キーボードアプリがXperia 1Ⅴではついにapkでもインストール出来ないようになっていることが判明しており、一つの時代の終わりを迎えた印象を受けます。

詳細は「Xperia 1Ⅴでついに終焉?あの純正アプリがapkでもインストール不可に?」をご参照下さい。さて今回docomoとSoftBankから発売されたAQUOS R8 Proを購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思いますがキャリアモデルあるあるで同梱物はほぼない状態に説明書に。

SIMピンに変換アダプターとデータ移行用のためのアクセサリーがある感じです。なのでユーザーによっては周辺アクセサリーを用意する必要があるのでちょっと面倒かもです。

ちょっと調べてみても分からなかったのですがUSB PD3.0に対応していることは確認。

最大充電速度まで確認すること出来ませんがAQUOS R7がdocomoのACアダプター08を使用すると100分でフル充電できることを考えるとおそらくですが45Wまではないと思います。

とりあえず充電アダプターに困ったら自分ならキャリアの純正アクセサリーを購入するかも。

そしてAQUOS R8 proも前モデルと同様にフィルムが標準装着されていないので別途必要。超音波式とはいえ画面内指紋センサーを搭載しているので下手な物を選ぶと反応しません。

フラットディスプレイなのでガラスフィルムが良かったですが今回はエレコムのフィルムを購入。とりあえずパッケージや製品名に指紋認証対応と記載されているものの中から選びました。

PET素材でTPUフィルムと比較すると硬いので不器用な自分でもギリ貼れる感じでした。

そして肝心の指紋認証ですが指紋認証の登録自体が爆速すぎてちょっとびっくりしました。フィルムが干渉していない証でもありますが一瞬で登録が終わるのでカルチャーショックです。

とりあえず今回購入したフィルムは全く問題がなかったので一安心という感じです。

AQUOS R7で見ると実質日本専売モデルであったことからもアクセサリーがかなり限定的。今年は少し選択肢が増えてきた印象ですがそれでも個人的には物足りないという感じです。

一応公式ホームページを確認するとサードパーティ製ですがSHARP認定のアクセサリーがラインナップされておりピンと来ない人はこの中から欲しいものを選んだ方がわかりやすいかも。

ちなみに今回合わせてかなり無難ですがエレコムのクリアケースを購入してみました。

取り外しも比較的容易でハイブリット素材なので耐久性とのバランスも安定していると思います。AQUOS自体が純正アクセサリーを用意していないことからもユーザーからすればややこしいです。

折角面白い製品を作っていると思うので合わせて純正アクセサリーも充実して欲しい印象です個人的には20万円前後の機種をケースにフィルムなしで使えるほどの胆力がありません。。

自分はレンズフィルター対応のケースは今回購入せず今後ハマれば購入したいかなと思います。

デザインを確認。

次にデザインを確認していくと本体サイズは161x77x9.3mmで203gとスペックの割には軽め。バックパネルが薄型化されており前モデル対比で52%の軽量化に加えバッテリーの見直しで全体的に軽量化。

背面はマット仕上げとなっており指紋も目立ちにくくブラックの色合いも渋めでカッコいい。あと確認しきれずに申し訳ないですがバックパネルを押すと柔らかいのでガラスではないかも。

Pixel 7aの背面を押している時と同じ感じなのでプラスチックを採用しているのかもしれません。センサー部分にサークル型のカメラを搭載しておりAQUOS R6と比較すればだいぶ洗練された印象。

本体上部を確認するとイヤホンジャックに加えちょっと珍しい感じがしますがSIMトレイを搭載。

ちなみにSIMトレイは表裏型ではなくSIMカードを一枚はめ込むことができるだけです。

そしてSDカードスロットは本体に内蔵されているのでSDカードを直接本体に挿す感じです。XperiaはSIMトレイの背面にSDカードをはめる感じなのでユーザーによっては違和感があるかも。

本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンで本体左側面は特段何もないという感じです。

最後に本体下部を確認するとUSB-CにスピーカーグリルとSIMトレイ以外は他社とほぼ同じです。ちなみにサイドフレームはプロ仕様のカメラで使われている粗目のブラスト仕上げを採用している。

ちょっとザラザラしている感じでカメラとして使う場合にグリップ力を高めているのかも。

フロント部分を確認するとパンチホールデザインの採用で上下ベゼルの太さは不均等です。何より個人的には前モデルと同様にフラットディスプレイを継承してくれたのは嬉しいところ。

Edgeディスプレイを採用して横幅を抑えたとしても今度はアクセサリー選びが困難になる。

デザイン全体で見れば質感はかなり高めでAQUOS R5Gから使ってきてだいぶ洗練された印象。スペックの割には重く感じないですが横幅があるため片手操作はちょっと厳しいかなという印象。

あとは前モデルの時のようにカラバリは2色くらい用意しても面白かったかなと思います。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認していくと6.6インチで表示解像度は2730×1260で最大240Hz表示。今や最上位クラスは120Hz表示に当たり前に対応していますがが他社とはちょっと違います。

設定からなめらかハイスピード表示及びゲーミングメニューの登録ゲーム設定をオンにしたアプリでは120Hz表示に加えて黒のフレームを挟むことで実質240Hz表示に対応している感じ。

なのでゲーミングメニューからアプリを一応登録してあげてみましたが何でもありな感じです。

公式ホームページに記載をみる限りではオプションでなめらかハイスピード表示をオンにしてゲーミングメニューで設定することで一部アプリは恩恵を受けるとしていますが実際に登録自体はほとんどのアプリができるためどのアプリまでが恩恵を受けているのか不明。

正直ゲームアプリのみ恩恵を受けることができると思っていた方が分かりやすいかも。

そしてもう一つが動画フレーム補完機能で動画の種類やアプリによってはアップコンバードがされない可能性がありますがゲームをそこまでやらないユーザーは動画の方が恩恵を受けるかも。

何よりTwitterやChromeをスクロールする上では十分に快適であることに違いはないです。ゲームや動画以外の部分では可変式120Hzで表示されているくらいのイメージがいいのかも。

また中華スマホやiPhoneが採用しつつあるDolby Visonにも対応しており文句なし。個人的にはAQUOS R6以降ディスプレイの色味が濃く感じるのでこっちの方が気になるかも。

さらにピーク輝度ですが最大2000nitsに対応しており明るめで非常に見やすい印象。実際にどの程度の輝度が出ているのか不明ですがHDR表示で1000nits以上は出ているかも。

平均値がかなり明るいという感じなので屋内でも屋外でもそこまで困る印象はないかもです。その他一定の光量の条件で前モデル対比ブルーライトが50%近く低減しているとの話。

ディスプレイはスペックで見ればそこまで進化している印象は受けませんが十分なレベルです。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認していくとAndroid13を標準搭載でアップデートサポート期間はメジャーアップデートが3回にセキュリティアップデートが最大5年とかなり頑張っている。

アップデートサポートはコストがかなりかかると思うので頑張ってくれるのは嬉しいところ。ちょっと詳細を把握してないくて申し訳ないですがアップデートの配信はキャリア経由なのかSoftBank版に関しては最大5年まで対応してくれるのか個人的にはちょっと疑問です。

通信関連で見ればミリ波に物理SIM+eSIMのDual SIM対応と他社と同程度には対応しています。国内ではSoftBankとdocomoから発売していますが対応バンドは共通という感じです。

アップデートサポート期間が本当に同じであればSoftBank版の方が価格が安くていいかも。そして容量構成はRAM12GBにROM256GBで最新規格となるUFS4.0にしっかり対応しています。

また最新となるSnapdragon 8 Gen 2を搭載しておりベンチマークを3回連続で回してみました。

歴代AQUOSは発熱対策が不十分という感じですが今回は新たにサーモマネジメントシステム採用。メインカメラ部分のアルミフレームを中心に放熱をするので基本はカメラ部分が熱くなる仕様に。

SHARPの発表によると熱発生量は最大30%削減しており表面温度は最大で8度下がっています。ちなみにこのような仕様を採用した理由としては防水防塵と放熱性を両立させるためとの話。

スコアで見ると120万点前後とSnapdragon 8 Gen 2搭載機種が150万点前後でることからも。ちょっとスコアは低いという感じ内部温度を見ると40度超えないように制御しているように見える。

これは近年のAQUOSでは同じように制御がされておりAQUOS R8 proは比較的安定している印象。ちなみに計測終了に合わせて外部温度も計測してみましたが37.1/37.6/38.5度と控えめです。

カメラ部分含めて計測してみましたが本体温度がそこまで熱くなるという印象はないです。長時間負荷をかけた状態ではどうなるか不明ですがベンチマークではそこまで不快にならない。

ただ初期設定の時はめちゃくちゃ熱くなったので今後見極めが必要かなと思います。

バッテリー容量は前モデルと同じく5000mAhで充電速度は不明ですがワイヤレス充電にも対応。またXperiaのHSパワーコントロールを皮切りに今やGalaxyも対応している給電システムに対応。

充電時に発生する発熱を抑制するために給電にしつつ電池切れを防ぐことが出来るのでゲームをガチでやりたい人にとってはありがたい機能でバッテリーの劣化防止にもなる。

開封したばかりなので電池持ちを評価するのは難しいですが思っていたよりは全然減らないです。開封から初期設定に各種テストをするとひどい機種は40%近く電池を消費しますがAQUOS R8 proは30%弱という感じで開封初日にしてはまずまずかなという印象を受けます。

ただ歴代AQUOSを見ると過度の発熱をしない限りはそこまで電池持ちが悪いイメージがないです。またイヤホンジャックを搭載でIP68に対応でもちろんおサイフケータイにも対応しています。

生体認証はインカメラを利用した顔認証に加え超音波式の画面内指紋センサーを採用しています。

特段言及がないため前モデルと同じくQualcommの3D Sonicを搭載している可能性が高い。認証範囲が広いことに加え認証速度が爆速でフィルムを間違えなければかなり快適です。

そしてあまり強いイメージがないスピーカーですが音量を50%に設定してテストをしてみました。

あくまでも個人的には中音域にフォーカスしたスピーカーという印象を受けますが悪く言えば他の機種と比較しても音がこもったように聞こえる。これは高音域が物足りないからそう感じるだけかもしれませんが想定以上にいいけど他社と比較すればトップクラスではない。

カメラを確認。

最後にカメラを確認していくと非常に割り切っており1インチの実質シングルレンズカメラ。前モデルとハードは一緒であることが判明しているのでSonyのIMX989を継続採用しています。

なので前モデルと同様にセンサーの一部をクロップして使っており画素数が4720万画素に。

センサーは変わらないです撮影時の光の強さや色味を計測する14chスペクトルセンサーを採用。ホワイトバランスの精度向上に加え撮影時のレスポンスの改善など使い勝手の改善に貢献。

またRGBの色情報だけで見ると撮影シーンを正確に認識できないことがあることからもRGBとスペクトルセンサーの情報を組み合わせることで色味をより正確に表現するとしています。

とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

0.7倍で撮影

あくまでも1眼構成なので専用のセンサーではなく倍率を変えて撮影している感じです。全体的に安定している感じで逆にカメラセンサーが一つだからこそ安定しているのかもしれません。

思っていたよりも白飛びもせず、割と撮影しやすいかなという印象です。

1倍で撮影。

また全体的に言えることで色味は割とXperia寄りである一方で暗いシーンだと暗いままでこれはXperiaよりも暗く感じることがあるのでライカっぽいというべきなのか好みが分かれそう。

大型センサーを搭載しているので光量はより多く取り込めているはずなのに肉眼よりかなり暗いという印象です。

接写をしてみましたがやはり最短撮影距離は長めです。ただ思っていたよりは撮りやすかったです。

ポートレート撮影も同様に最短撮影距離が長め。犬や猫など動物を被写体にした場合は強化されたみたいですが、植物に関しては以前とあまり変わらないという感じです。

1倍/2倍/3倍の順番で撮影しており、最後は最大ズーム倍率となる6倍で撮影しています。望遠センサーがないのでズーム性能はあまり芳しくなく1倍で撮影するのが基本メインになると思います。

何より分かりやすいカメラという感じで1倍でバンバン撮影したい人にとっておすすめです。自然な色味で撮れることに加え大型センサーの強さを活かしている感じです。

ただポートレートなど使いにくい部分もあるので癖の把握は必要かなとも思います。何よりここまで割り切っているからこそ分かりやすく使っていた楽しいカメラに感じます。

まとめ

AQUOS R7は趣味をとことん楽しむというコンセプトの元で開発された結果非常に高価に。なので今回からは価格を抑えたAQUOS R8を新たに追加して2モデル展開に強化されています。

ちなみにAQUOS R8 Proはスーバーフラッグシップモデルとして最上位モデルを継承。何よりニッチとはいえ際立ったコンセプトを継続採用してくれているのがありがたいところ。

本体価格は約20万円と非常に高価でやはりユーザーを選ぶ機種に違いはないです。ただ個人的には1インチセンサーのみで勝負というのが非常にわかりやすく面白いと思います。

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