Google Pixel 7aを購入して軽く使ってみましたが、6万円という価格でこの完成度はやはり満足度が非常に高く感じます。詳細は「Pixel 7a 開封レビュー。6万円で購入できる神機種がやってきた」をご参照下さい。
ただ一方で上位モデルであるPixel 7とはスペック上で差別化できておらず、ユーザーにとって非常に分かりにくいので分かりやすいラインナップがGoogleの今後の課題に感じます。
詳細は「Pixel 7aは本当にコスパ最強?価格崩壊中Pixel 7と比較レビュー」をご参照下さい。さて今回Android AuthorityがGoogle Pixel 8シリーズのカメラセンサーに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
Pixel 8のカメラ。
以前Googleは同じカメラセンサーを採用し世代を重ねる度によりソフトの最適化を進める方針。ただPixel 4でカメラ部門のトップがやめたことも影響したのかPixel 6では大規模な刷新。
また自分がやりたいことのために同じカメラセンサーに固執しない流れに変更しています。その中で事前情報からもPixel 8シリーズはスタッガードHDRに対応するために刷新との予測。
現行モデルが採用しているGN1はスタッガードHDRに非対応のため刷新は妥当な流れです。そして今回海外サイトがGoogleの内部情報からカメラセンサーが判明したとしています。
まず標準モデルであるPixel 8ですが直近の情報ではトリプルレンズカメラになるとの噂。
ただ今回の情報を確認する限りではデュアルレンズカメラで確度の高いリーカーが公開したレンダリング画像においてもデュアルレンズカメラとなっていることからもほぼ確定です。
メインカメラセンサーは事前情報通りとも言えますがSamsungのGN2を採用との予測SamsungのGNシリーズで最も大きくセンサーサイズは1/1.12インチとPixel史上最大。
一方で中華メーカーの多くはSonyのIMX989を採用しているので1インチがトレンドに中華メーカーと比較すると僅かに小さいですがIMX989を除けば最大クラスのサイズです。
国内で発売される機種もしくは予測されている機種で見るとGalaxy S23 Ultraは1/1.3インチでXperia 1Ⅴは1/1.35インチでiPhone 15 Pro Maxは2年連続で同じセンサーを搭載するとの予測があるので1/1.28インチを採用。
なので1インチを搭載するAQUOS R8 Pro以外でトップクラスのセンサーと大型センサーを搭載した機種の仲間入りという感じです。
何より他社の標準モデルでこのサイズのセンサーを搭載している機種はほぼなく中華スマホもXiaomi 13やvivo X90などは1インチではないためスペックでもかなりインパクトがあります。
決してGN2自体は新しいセンサーではなく搭載機種も少ないですがスペックでは強烈です。
ただ超広角に関しては12MPのIMX386を搭載すると予測されておりPixel 6と同じセンサーを採用。インカメラに関しても現行モデルと同じくSamsung製の10.8MPのセンサーを採用との予測。
このことからもDPAFに対応しているので顔認証自体は継続する可能性が高いと思われます。一時期メインカメラセンサーもPixel 8 Proと異なるという噂があったのでGN2の搭載はいい。
Pixel 7aと明確な差別化にもなるので価格が高くなっても魅力的な仕上がりになりそう。
Pixel 8 Proのカメラ。
次に上位モデルであるPixel 8 Proのカメラについて確認していくとメインは同じくGN2です。カメラセンサーの画素数は現行モデルと一緒なのでピクセルビニングの採用で解像感の強化。
またスタッガードHDRの採用でHDR用に処理されるフレーム間の遅延が減少する結果歴代Pixelの弱点であったゴーストやフレアが軽減されキャプチャープロセスが高速化される。
さらにHDR+機能への対応や動体の撮影の改善にもさらに期待することができます。何より現行モデル対比でセンサーサイズの大型化で約35%多くの光量を取り込むことが可能なので低照度環境含めより明るくノイズが少なく撮影できる可能性が高いと思います。
一方でPixel 8も共通で気になるのがレーザーオートフォーカスが廃止でTOFセンサーを搭載。
詳細な知識がなくて申し訳ないですがSamsungはGalaxy S20 Ultra以降108MPのセンサーを採用した際センサーサイズの大型化のデメリットとして被写体に寄れずフォーカスも甘め。
結果TOFセンサーを廃止してレーザーオートフォーカスに切り替えたことでポートレートでも被写体にかなり寄れるようになりましたがPixel 8シリーズではSamsungと逆の流れです。
今回の情報通りであればセンサーサイズの大型化でPixel 7よりさらに最短撮影距離が長くなる。
Pixel 6シリーズ以降はレーザーオートフォーカスを採用したことで撮影体験があまり変わらないようにしていたのかと思っていましたがTOFセンサーへの切り替えでどうなるか。
個人的にはちょっと不安の方が強く最短撮影距離が長くなれば使い勝手は悪くなります。こればかりは実際に使ってみないと分からない部分ですが覚悟しておいた方がいいのかも。
レーザーオートフォーカスの廃止で他の1インチセンサーと同じくデメリットを抱える可能性。
ちなみに今回の情報だとPixel 6シリーズ以降はシングルポイントのTOFセンサーが搭載と指摘。
正直自分の認識違いがあるかもなので何ともですが今回の情報ではPixel 8 ProのみTOFセンサーが進化するとしており従来と異なり8×8に対応することでフォーカス性能が大幅に改善との予測。
ちなみにPixel 8でもTOFセンサーは継続採用ですがセンサーの進化はしていないとしています。
一方で超広角に関しては刷新されPixel 7aのメインカメラセンサーと同じくIMX787を採用する可能性。64MPと高画素であることに加え1/1.7インチと超広角センサーとしてみれば大きい方です。
Googleは広角と超広角で同時に撮影して被写体の顔にピンとを合わせる顔フォーカスや望遠レンズが必要ない低倍率ズームで合わせて撮影した上で合成とズームの画質の改善に。
超広角センサーの立ち位置はかなり重要になってきているからこそ大胆な刷新なのかも。単純に超広角が強化されれば顔フォーカスもズーム画質もさらに改善される可能性があります。
ただ気になる部分として視野角が0.56倍から0.49倍に変更されたことも影響しているのかPixel 7 Proが対応していたマクロ撮影に対応していない可能性があるとしています。
あくまでも開発中だからなのか不明ですが海外サイトによると現時点で無効化されているとの話。もちろんですが仮にマクロ撮影が廃止された場合なぜ廃止されたのか理由までは不明です。
何よりPixel 7シリーズでも異なる超広角センサーを搭載されていましたがPixel 8シリーズはより差別化されておりPixel 8 ProはSamsungのGM5と現行モデルと同じセンサーを採用。
光学5倍に対応とされており最大ズーム倍率もおそらくですが30倍と変わらない可能性。ただGoogle Tensor G3によってAI超解像ズームが進化すればズーム画質は改善するかも。
また先日にPVがリークしましたが新たに追加されたセンサーは温度計センサーであることに言及。写真撮影にも使用できる完全なサーマルカメラではないかとの噂もありましたが今回完全に否定。
あくまでも用途は体温含む高精度の非接触温度測定に使用され他の目的やカメラに使われず。なので温度計センサーが搭載されることによってカメラが進化することはないとしています。
カメラソフトも進化。
また今回の情報ではカメラソフトにも言及しており一つ目としてGN2の採用で8K/30fps撮影。ただ注意点としてGoogle Cameraアプリ自体は4K/60fps撮影までしか対応していない。
このことからも8K撮影に対応するかどうかは現時点で判断できず個人的には正直不要です。そもそも8Kで撮影できたところで8K対応のディスプレイを持っている人が限定的なので。
次に2つ目としてアダプティブトーチという新機能に対応しており撮影しているシーンやその他の入力に合わせてフラッシュの強弱を動的に調節。なので露出オーバーを防ぎ何よりフラッシュを使用した場合の低照度のでの写真撮影がさらに改善するとしています。
そして3つ目としてセグメンテーションAWBでAIを使用してシーンを様々に分割して画像の特定の部分に選択的な異なる処理が可能になるとしておりSnapdragon 8 Gen 2は実装。
また4つ目としてPixel 7シリーズで実装されたシネマティックですがボケレベルの調節が可能。
まだ現時点で不明な部分が多く今後Android14やGoogle Cameraアプリのβ版からカメラに関する情報が判明する可能性がありますがセンサー自体は今回の情報でほぼ確定かも。
何より心配なのがメインカメラセンサーが大型化したことによるデメリットをどうカバーするか。基本最短撮影距離が長くなりボケ感が強くなり過ぎになりますがどうなるのか不明です。
また事前情報からも2024年においてPixel 9シリーズは3モデル構成になるとの予測。
噂では新たに6.3インチクラスのProモデルが追加されると予測されているので個人的にはPixel 8シリーズではさらに共通化を進めてPixel 8aが発表されない代わりにPixel 9として追加することでバランスをとるのかと思っていましたがPixel 8シリーズではより区別化。
現行モデルよりも更にカメラに拘るユーザーはPixel 8 Pro一択という感じになりそうです。望遠レンズやインカメラは変わっていないですが超広角の差は地味に大きくなる可能性がある。
特に望遠レンズを搭載しないPixel 8は低倍率ズームの改善が重要になってきますがPixel 8 Proの方が5倍以下でもかなり優秀という感じになるのかもしれません。
とはいえPixel 8でも無印としてみれば他社に遜色ないカメラスペックになりそうで楽しみです。
まとめ
今回はPixel 8シリーズのカメラセンサーに関するリークが出てきたのでまとめてみました。
実際に使ってみないと分からないですが個人的にはスペックだけでもPixel 8 Proを早く使ってみたくこれだけカメラがしっかりと進化しているなら15万円でも十分に買う価値あり。
おそらく現行モデルより高くなりますが世界情勢をみれば安くする必要性がないので仕方ない。逆に値上げされた時にPixel 8シリーズがどの程度売れるかの方が非常に楽しみです。
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