そして先日にSonyは新製品発表会を開催してXperia 1ⅤとXperia 10Ⅴを正式発表しており順当なブラッシュアップという仕上がりになっています。詳細は「超絶欲しい。Xperia 1ⅤとXperia 10Ⅴがついに正式発表」をご参照下さい。
また先日にはSonyの新製品体験会に参加させて頂き、短時間とはいえXperia 1Ⅴの進化をしっかり感じることが出来たので今から発売が非常に楽しみです。詳細は「実際を触ったら超やばかった。Sony新製品体験会でXperia 1Ⅴをチェック」をご参照下さい。
さて今回5月下旬より香港でXperia 1Ⅴが発売されたので開封レビューをしたいと思います。
カメラがかなり進化している。
Xperia 1Ⅴの最大の特徴とも言えるのがカメラでメインカメラセンサーは2020年以来の刷新。そしてカメラセンサーを刷新する際に本体のデザインに強く拘っていることを確認できます。
開発者インタビューをみるとSonyの拘りの一つ目は筐体サイズを変えずにカメラセンサーの刷新。筐体サイズを大きくしたりカメラバンプ込みの本体の厚みが増せばより大型センサーを搭載できる。
ただSonyは可能な限りデザインを変更せず世界初の2層トランジスタ画素積層型CMOSセンサーのExmor T for mobileを搭載。
センサーサイズを大きくすればその分取り込める光量が増えますがカメラ部分の占有スペースも増えるためSonyはフォトダイオードとトランジスタを2層に分離することでそれぞれを大きくした結果より多くの光量が取り込めるように進化。
またセンサーサイズ自体も前モデル対比で1.7倍となる1/1.35インチのIMX888を搭載。センサーサイズの大型化に2層トランジスタ技術の採用で前モデル対比で2倍以上の高感度に対応。
つまり本体デザインを変更せず現時点で実現できる最大レベルの高感度性能に対応したことに。まずXperia 1Ⅴと広角/超広角における写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
撮影してきたサンプルは全てXperia 1Ⅳ/Xperia 1Ⅴの順番で撮影しているので予めご了承下さい。
カメラセンサーは一緒ですがソフトが強化されたのか分かりやす違いとしてXperia 1Ⅴは空の白飛びが抑えられていること。
逆光のシーンでの撮影にも強くなっていることを確認できます。
広角で撮影
ちょっと太陽が雲に隠れてしまい照度が異なりますが、Xperia 1Ⅴで撮影した画像の方が解像感が高いことを確認できます。
今回のサンプルを撮影した日は風が強く雲も多かったのでXperia 1Ⅴの方が暗く写っていることが多いです。
ポートレートで撮影してみましたがXperia 1Ⅳの時はちょっと明るく補正されすぎという時が多かったですがXperia 1Ⅴの方がより現実に忠実に撮影できています。
TOFセンサーが廃止になりましたがAI深度推定を新たに搭載しており、ポートレートモードでも被写体をより正確に認識した上で加工できていることを確認できます。
メインカメラセンサーの刷新で描写力が改善していることを確認できます。またセンサーサイズが大型化したことで最短撮影距離が長くなるなどはなくXperia 1Ⅳから変更はないとされています。
大型化センサー特有の被写体に寄れないなどの癖はなく1/1.7インチセンサーと同程度まで寄れる。ただセンサーサイズ自体が大型化したことで接写した場合のボケ感はより改善されています。
次にハードでは進化していない望遠画角ですが前モデルと同様に85mmから125mmの光学ズームを採用。ただSnapdragon 8 Gen 2にキャリブレーションの強化と画質は強化されている可能性。
写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
望遠で撮影。
同じくデジタルズームである2倍で撮影。
光学3.5倍で撮影してみましたがXperia 1Ⅴの方が画質が荒いように感じます。
125mmの光学5.2倍で撮影しましたが興味深いのは色味が多少異なること。
そしてデジタル10倍ズームで撮影してみました。
最後に最大ズーム倍率となる15.6倍で撮影してみましたが個人的な印象としてズーム画質はそこまで改善した印象は受けません。またカメラソフトの影響なのか色味がちょっと違うのはやはりキャリブレーションの影響なのでしょうか。
またPhotoProやVideo Proも進化しており縦UIに対応したことでより使いやすくなった印象。
縦UIと従来のUIの切り替えはディスプレイの自動回転のようにスムーズに切り替わります。ちなみに自動回転をロックしておいてもカメラに関しては影響は受けず持ち方によって切り替わります。
上記の画像からも画面ロックのアイコンがあるので本体のディスプレイの自動回転とは別個扱いです。
そして個人的に嬉しかったのがめちゃくちゃ重宝しているバースト撮影がさらに進化したこと。従来のXperiaは秒20コマの高速撮影ができたのでカメラキーを5秒押せば100枚撮れました。
Xperia 1Ⅴでは秒30コマの高速撮影に対応したのでカメラキーを5秒押せば150枚撮れます。
また全画角でDPAFに対応しているためリアルタイムトラッキング機能や瞳オートフォーカスと自分の好きな画角でα1クラスの高速撮影ができるのは非常に面白く他の機種にはない強みです。
自分の娘を撮影する機会が多く撮影する際にポーズをとってくれるのであればいいですが4歳の子供が自分の撮りたい画角や構図と撮らさせてくれるはずもないので動いている時にいかに上手く撮れるかが重要となってくる中Xperiaのカメラは非常に自分との相性がいい。
またXperia PRO-Iの時に感じたカメラキーを押してから撮影が開始するまでのタイムラグはなく秒30コマに対応したことで単純に強化されています。
ちなみに最大秒20コマまですがHDRでのバースト撮影にも対応していますが画像処理に時間がかかるため用途は限定的かも。
例えば200枚撮影した後に200枚の画像処理が終了するまでに時間がかかるため次のバースト撮影が使えるようになるまでのタイムラグが発生するという感じで連続使用には向かない。
さらにバースト撮影をする上で重要になってくるのがオートフォーカス性能ですがXperia 1ⅤではTOFセンサーが廃止になりAI深度推定を採用したことでTOFセンサーが苦手とされていた画面の端の被写体などをより正確に認識できるようになりフォーカス性能自体も改善しています。動体の撮影をしたいと思う人にとってはまさに嬉しい進化で自分がめちゃくちゃ求めているカメラです。
そして発表時点で一番勘違いしていたのがナイトモードで従来の低照度撮影と同じく露光時間を長くすることで写真を少し明るくする程度だと思っていましたが今回はしっかり補正。
またXperia 1Ⅳの時は24mmのみ対応でしたがXperia 1Ⅴでは全画角で対応しています。ただ注意点としてはiPhoneのように自動判定でユーザーは任意でオンにすることは出来ない。
このような仕様が採用された理由としては現実をより忠実にというコンセプトが前提で従来だと真っ暗の場所で現実に忠実に撮影すると本当に真っ暗にしか撮れなかったこと。
なのでsony内部で協議した結果EV-1など一定の条件を満たす場合にナイトモードが自動でトリガーされる仕様となっており従来より明るく補正されるナイトモードが採用に。
写真のサンプルを手持ちで撮影してきたのでご確認下さい。
低照度の環境で撮影。
まず18時30頃で夕暮れのタイミングで撮影してみましたがXperia 1Ⅴの方が色味がしっかりしていることに加えフォーカスもしっかりしています。
どちらも通常モードで撮影されておりXperia 1Ⅴの方が僅かに明るいでしょうか。
ここで分かれ道となっておりXperia 1Ⅳは低照度撮影に切り替わりましたがXperia 1Ⅴはナイトモードに切り替わらず。ただ明るさとしてみた場合ほぼ同じくらいという感じに見えます。
この画像で初めてXperia 1Ⅴはナイトモードに切り替わりましたが明るく撮れているというよりはノイズがかなり少ないことを確認できます。
僅かにXperia 1Ⅴの方が明るく感じますが、ある程度光量がある環境だとめちゃくちゃ差がある感じではない。ただこれが人物を撮影するとなると変わってくると思いますが、建物など風景だと明確な進化は見られないように感じます。
ただ夜の公園になると状況がかなり変わってきてXperia 1Ⅴの方が全体的に外灯の白飛びもある程度抑えられています。
Photo ProのBasicモードとAモードに関しては画像重ね合わせ技術が採用されていることもあり、手持ちで撮影した場合の手ブレもある程度補正されるのでXperia 1Ⅳの低照度撮影より明らかに撮影しやすくなっています。
今まで夜の撮影は正直諦めていましたがナイトモード対応と画像重ね合わせ技術により汎用性がめちゃくちゃ改善しました。これで三脚なしでもある程度撮影できるようになった感じです。
そして自分が一番気になっていたのがSonyのαシリーズなどで採用されているS-Cinetoneに対応。カラーグレーディングがプリセットされている感じでユーザーが撮影前に任意で選択可能。
色味というか撮影モードを選択する機種は他にもありますがXperia 1ⅤはSonyの色味を体現。
NTで撮影。
VVで撮影。
FLで撮影。
INで撮影。
SHで撮影。
Xperiaの良さとして現実をより忠実に撮影した後ユーザーが自身に好みに合わせて編集しやすい。ただ全てのユーザーが撮影後の写真や動画を編集したいという感じではありません。
その中でS-Cinetoneに対応したことで撮影後の編集の手間をある程度省けるというメリット。
何より動画においてはボケ感がなくてもよりシネマティックが撮影することになり個人的にはCinema Pro専用機能ではなくvideo Proにも対応しているのでかなり使いやすい感じでした。
Video Proのオート撮影でS-Cinetoneにしておくだけで誰でも簡単にシネマティックに撮れる。
デザインを確認。
あまり進化していないと言われるカメラですがXperia好きにとってはめちゃくちゃ進化してる。
今まではコンセプトがデジカメ寄りという感じですがハードが底上げされた上でAIとカメラソフトが進化したことでXperia 1Ⅴはよりデジカメライクの写真や動画が撮れるようになった。
一方でカメラがこれだけ進化しているのに本体サイズは前モデルからほとんど変わっていません。僅かに厚みが増して僅かに重くなっていますが正直誤差のレベルで取り回しに影響は出ないです。
一応本体上部を確認するとイヤホンジャックにマイクで本体左側面は特段なしという感じです。
本体右側面は音量ボタンに指紋認証が統合された電源ボタンと物理ボタンの搭載位置は一緒。
最後に本体下部を確認するとUSB-CにSIMトレイでSIMトレイは同じく表裏型を採用しています。
全体的にみると物理ボタンの搭載位置など大きな変更はないですが部変更されており一つ目は本体の質感でサイドフレームにXperia PRO-Iのようなスリットが入っていることを確認できる。
Xperia PRO-I対比で見ればかなり細かいので悪く言えば手へのフィット感が軽減されている。ただグリップ感はかなり増しており本体を横持ちで撮影する時に滑りにくくするための変更。
そしてバックパネルに独自のテクスチャーが採用されており記事でお伝えしにくいですが見た目で分かりにくくても実際に触ってみるとかなり独特の質感を採用していることを実感。
背面もサイドフレームもグリップ感が増した上でXperia 1ⅤはGorilla Victus 2を採用。
そのため耐久性自体も改善しており落としにくくかつ落としても少し安心できるように配慮。
2つ目としてはカメラデザインが変更されており従来と同じく垂直型のトリプルレンズカメラを採用。ただXperia 1Ⅴはレンズ一つ一つが独立したデザインに変更され金属フレームの採用でデザイン性の改善に加え堅牢性の改善。
また従来カメラ上部にあったRGB-IRセンサーと24mmカメラの下にあったTOFセンサーはAIでカバーできるようになったので廃止に。さらにLEDフラッシュは24mmカメラの下に移動してその隣には新たな単指向性のマイクを搭載。
VLOG monitorを利用したセルフィー動画の撮影などよりユーザーの声を精細に録音できるように。
そして3つ目としてはLED通知ランプが廃止に。上部のベゼル幅などは変わらないですが内部スペース的には今まで限界で頑張って搭載していたみたいですが今やLED通知ランプを搭載機種はほとんどなくランプがあることで待機状態における消費電力の悪化の懸念などから廃止。
個人的には常時表示ディスプレイで代用できると思っているのでそこまで不満はありません。
またいつも通りフロント部分はフラットディスプレイにパンチホールデザインは採用せずスッキリ。何よりカメラにデザインがしっかり進化した上でサイズ感がほとんど変わらないのがすごい。
それだけSonyにとってサイズ感を変えず進化させることがが前提の開発だったのかも。サイズ感が変わらなかったからこそXperia Streamが併用できるなどメリットもあります。
あと悩ましいのはカラバリで今回はグリーンを購入しましたがブラックもいい感じです。国内で見ればグリーンは直販版限定でグリーンが欲しい人は必然的に直販版一択になる。
独自テクスチャーの採用で色味自体は深い色味に抑えることで光の変な反射を抑えつつ高級感あり指紋も目立ちにくく深い色合いが似合うグリーンとブラックが個人的には印象的でした。
基礎スペックを確認。
次に基礎スペックで気になる部分を確認していきたいと思いますが一つ目としてサポート期間。Sonyからの公式発表はありませんがおそらくメジャーが2回にセキュリティが3年に対応の可能性。
単純に一年遅く発売されたXperia 1Ⅴの方がアップデートサポート期間は長いです。Sonyとしては市場に合わせてサポート期間を検討しているとしていますが日本国内で見れば他社のように4年や5年は不要と考えているのかも。
直近の市場分析レポートからもSIMフリーの市場シェアは僅か8%しかないことが判明しておりほとんどのユーザーはキャリアで買っている。また最近は端末価格が高いことからもdocomoで見ればいつでもカエドキプログラムの提供。
2年後に返却もしくはキャリアによって異なりますが36回分割か48回の分割払いの選択肢。
またSony Storeにおいて36回払いを提供していることからも統計的には2年後の返却もしくは36回の分割払いで購入している人が多いと考えると最大で3年満たせばユーザーのニーズを満たす。
市場調査でユーザーの機種変更サイクルは平均4.3年とされていますがおそらく同じ機種を4年以上使うユーザーが20万円クラスのスマホを買う可能性はかなり限定的だと思います。
となるとサポートにコストを回すよりもその他の部分にコストを回す方が合理的なのかも。
ミリ波対応の有無。
次に2つ目としてはミリ波でキャリアモデルは対応ですが直販版は非対応でユーザー次第。基本ミリ波用のアンテナはいまだ高いとされており対応しているか否かで1万円程度の価格差。
自分はミリ波の恩恵を受けるような生活スタイルではなくミリ波の整備状況を考えると今後10年経ったとしても変わらないのでミリ波非対応で十分だと思っています。
またキャリアモデルはミリ波用のアンテナスリットがあるので個人的にはちょっとマイナスです。自分はミリ波よりも直販版のRAM16GB/ROM512GBの方が恩恵を受けやすいと思うので直販一択。
発熱は改善しているのか。
そして3つ目として発熱で負荷をかけるためにベンチマークを3回連続で回してみました。注意点としてベンチマークアプリがアップグレードされたことでスコアが全体的に高めです。
最新バージョンでSnapdragon 8 Gen 2搭載機種は150万点前後が一つの目安です。Xperia 1Ⅳは最新バージョンでも最初からやる気がないのかハイスコアでも90万点ちょい。
最終的には70万点近くまで落ちておりスコア的にみるとちょっと物足りなく感じます。
内部温度を見るとXperia 1Ⅳは40度を起点にスロットルダウンをかけている感じですがXperia 1Ⅴは41度という感じ。ただXperia 1Ⅴもスコアで見ると発熱してから不安定で最終的に40万点近く下落しているのでパフォーマンスの持続性という面では何ともです。
ちなみに計測終了のタイミングで外部温度を計測しましたがXperia 1Ⅳは38.2/39.0/38.1度でXperia 1Ⅴは36.5/37.6/37.1度と室内が24度くらいの環境で試した感じだとXperia 1Ⅴは全体的に暖かい感じでしたがXperia 1Ⅳはそれなりに熱いと感じ方に大きな差を実感。
そして消費電力が20%抑えられたことで大幅に改善されたと噂の長時間撮影ですがとりあえずFHD/60fpsに4K/60fpsに4K/120fpsで負荷をかけてどの程度撮影できるの試してみました。
外部温度()内はXperia 1Ⅳ | FHD/60fps | 4K/60fps | 4K/120fps |
15分経過時点 | 36.6(42.7) | 35.8(43.3) | 41.1(44.6) |
30分経過時点 | 38.6(44.5) | 38.3 | – |
45分経過時点 | 39.3(45.3) | 38.4 | – |
60分経過時点 | 38.1 | 39.3 | – |
Xperia 1Ⅳは撮影開始8分で警告が表示され15分経過時点で外部温度が42度オーバーと熱い。結果ギリギリ1時間持たずという感じで撮影テストが終了してから1時間放置して次のテスト。
4K/60fpsになると撮影開始5分で警告が出て16分20秒で撮影終了で外部温度は45.1度。一方でXperia 1Ⅴは1時間持ったことに加え外部温度も39.3度なので持続性が大きく違う。
最後に4K/120fps撮影ですがXperia 1Ⅳは撮影開始2分で警告が出て3分39秒で撮影終了。Xperia 1Ⅴは18分31秒まで撮影できたことを考えるとかなりの差があることを確認できます。
あくまでも今回のテストはスタンドに立てて定点を撮影しているため日常的な使い方ではもっと撮影時間が短くなると思いますがXperia 1Ⅴではめちゃくちゃ改善されています。
ちなみにカメラテストごとの電池消費量をまとめると以下のようになります。
FHD/60fps | 4K/60fps | 4K/120fps | |
Xperia 1Ⅴ | 21% | 22% | 10% |
Xperia 1Ⅳ | 26% | 8%(16分20秒で撮影終了) | 4%(3分40秒で撮影終了) |
ちなみにXperia 1Ⅳが撮影終了時点での消費電力を見ると4K/60fps撮影の場合は7%で4K/120fps撮影では2%とやはりXperia 1Ⅴの方が消費電力が少ないことを確認できます。
ただ一方で使い始めて最適化も終了していないため今後の見極めが必要ですが夜子供の寝かしつけで1時間前後Kindleを読んでいる時やLIEポコポコを10分程度やった時はXperia 1Ⅳより明らかにXperia 1Ⅴの方が熱くなっており電池の消費も早い感じです。
あくまでも初期設定が完了して3日目の評価ですが現時点で日常使いの方が不安に感じる。少なくとも発熱自体はXperia 1Ⅳ対比で大幅に改善していますが、不快になるような熱さにならないだけで負荷をかければ本体は熱くなります。
ハイエンドなどどの機種でもそうですが発熱しない機種なんてありません。
電池持ちは改善しているのか。
4つ目として電池持ちですがバッテリー容量は同じですがXperia 1Ⅴはより最適化されています。
海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとXperia 1Ⅳが100に対してXperia 1Ⅴは115と電池持ちが良かったXperia 5Ⅳと同程度まで改善されており単純にすごいです。
Xperia 1Ⅳは寝る前の電池残量が50%前後のことが多くちょっとでも触る時間が多くなると30%以下になることがあるので電池持ちは安定していません。ただXperia 1Ⅴは数日だけ試した感じだと最適化が終了していないことの影響もあると思いますがスコアほどの良さはない。
発熱した時の電池の減りはかなり早くLINポコポコを10分弱で4%近く減ることもあります。
一方で待機状態において夜の10時から翌朝7時と約9時間放置してXperia 1Ⅳは7%減りましたがXperia 1Ⅴは2%と待機状態における電力効率は大幅に改善していることを確認できます。
なので最適化が終了した時にどれだけ安定するのか楽しみで現時点ではXperia 1Ⅳより悪いです。
ちなみに充電速度は海外サイトのバッテリーテストを参考にするとXperia 1Ⅳは充電開始30分で47%まで充電可能でフル充電に要した時間は1時間42分でXperia 1Ⅴは充電開始30分で50%でフル充電には1時間37分僅かに改善していますが正直誤差のレベルでアドバンテージにならない。
ただ何より電池持ちが改善していることは明白でXperia 1Ⅳの時点でも相当頑張ったという印象でしたがXperia 1Ⅴでは電池持ちがいい機種に仲間入りしてきたので単純にすごいです。
その他
その他イヤホンジャックに指紋認証の防水防塵はIP68と前モデルから大きな違いはありません。
指紋認証は側面に搭載されていることからも相変わらずしやすく顔認証があった方が便利かもと思いますがインカメラを利用した2D顔認証だとセキュリティの問題から見送ったかも。
ただSonyの内部では検討されているみたいなので今後対応する可能性があります。そしてSonyのエンジニアの方が毎年拘って開発しているスピーカーですがXperia 1Ⅴは新しいアンプの採用に加えチューニングも強化されたみたので音量50%で比較してみました。
Xperia 1Ⅳは音の輪郭がちょっとぼやけている感じで全体的に籠った感じにも聞こえますがXperia 1Ⅴでは低音がより強化され音の輪郭がはっきりしており籠った感じもないです。
僅か1世代で大幅に改善した上でこのレベルまでくるとすごいとの一言に感じます。基礎スペックにカメラと全体的にブラッシュアップしたけどサイズ感に大きな変更はない。
逆にSonyが考えるXperia 1シリーズの最大限の大きさがXperia 1Ⅴのサイズ感なのかも。少なくともスマホとしても底上げされておりXperia 1Ⅳの不満点が見事に解消した。
Xperia 1ⅢやXperia 1Ⅳなど発熱世代のユーザーにもおすすめしやすい印象です。
アクセサリーを確認。
ディスプレイ自体は大きく進化しておらず6.5インチに表示解像度は4Kで120Hz表示に対応。何より進化したカメラで撮影した動画や写真をXperia本体で最大限楽しめるのがありです。
正直進化する余地がないレベルまで来ておりあとは可変式120Hz表示に対応するかどうかです。
最後に合わせて確認しておきたいのがアクセサリーでXperia 1Ⅴの化粧箱は従来より環境を意識したパッケージになっており付属品に関しては極限まで来て何もないです。
なので久しぶりに機種変更をするユーザーは電源アダプターは30W以上のものを購入した方がいい。
また香港版を購入した時は諦めていましたがSpigenのXperia 1Ⅴが早くも発売されていたのでので早速購入して使ってみましたが専用のガイド枠にはめて合わせるだけなので非常に簡単。
またXperia 1Ⅴは画面内指紋センサーを搭載しているわけでもないので相性などもなく以前発生していたタッチ感度の悪さなども自分の個体でないので文句なしの状態です。
さらに香港版を購入した時に購入特典として純正のスタンド付きケースをもらえました。
カメラ部分のデザインが変更されたことでカメラ部分にぴったり合わせてカバーされています。
またカメラ用途を意識しておりスタンド部分がちょっと膨れていることでグリップがます。さらにスタンドも進化しており従来は横使用のみでしたが縦仕様に対応するなど汎用性が高い。
個人的に従来の純正ケースは純正というブランド的な側面で購入している部分が多くサイドフレーム部分があまりカバーされずケース込みで持ちやすさに影響が出ないなと付加価値もありましたがXperia 1Ⅴ用はブランド以外の付加価値がかなり強化された印象。
高いことに違いはありませんがXperia 1Ⅴは純正を選んでおくのが一番分かりやすい印象。
まとめ
今回はXperia 1Ⅴの香港版を購入したので開封レビュー兼Xperia 1Ⅳとの比較レビューをしてみましたが実際に使ってみるとXperia 1Ⅳからめちゃくちゃ進化しています。
Xperiaが好きな人にとって待望の進化を遂げた印象で使っていてめちゃくちゃ楽しいです。個人的にはXperia 1Ⅳを使っているユーザーこそXperia 1Ⅴの良さが一番わかると思う。
なのでXperia 1Ⅳからの買い替えもありだと思っておりスマホとして完成度が高い。あとはこれから真夏を迎えるにあたったってどのような挙動になるのかしっかり試したい。
今回はTwitterで話題のまめこさんのところで購入しましたが直販版が出たら買い替え予定。今後もしっかり試して何か気になった部分があれば続報記事を出したいと思います。
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